| 【発明の名称】 |
こねぎ等の苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】安倍 隆司
|
| 【要約】 |
【課題】こねぎ等の苗移植に関して、作業が軽減するように、苗箱の削減を目的にねぎ苗移植機の開発をした。
【解決手段】ポット式の苗箱に対して、ばらまき及びすじまきで育成して、総数を削減して、箱苗を移植する全自動移植機を開発することで、機械による箱苗植え付けをして、いつそうの労力の削減ができるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗箱にバラまき及びスジまきで、育成されたねぎ苗を苗台■にのせ、爪■で苗■を分割して、溝堀り板■で出来た溝に、爪■で分割ねぎ苗を運び、ねぎ苗爪開放直後に、倒伏防止ローラー■で、ねぎ苗を一瞬固定し、土戻し板■で土を溝にもどして、ねぎ苗の根部分を固定して、土鎮圧ローラー■でねぎ苗の根部分両側を鎮圧し、ねぎ苗の移植が出来る装置で、ねぎ等の箱苗を分割し、畑に移植させることで、苗箱数を激減させることができることを特徴とする苗移植機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は畑地に移植用の溝を堀ながら、構内に沿ってねぎ苗を移植するための苗移植機の構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 ポット苗移植型式機械の場合は、特開平7−298723や特開平8−130931及びみのる式田植え機を利用した移植機、特許第1037406号のチエーンポットの移植器、畑地で育成した苗を移植する平2−43445や平3−62367があるが、いずれも、苗箱の量が多いい問題と苗取り時間がかかる問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 10アールに必要な苗箱は、みのる式全自動移植機では、一箱に448個のポット穴があるものを使用する場合。条間15センチ、株間約5センチで計算すれば、約66条カケ100メートルで作付け全長6600メートル、約295箱必要である。チエーンポットの場合一箱264個穴を使用して、一箱で植付長約13.5メートルで10アールに必要な苗箱は約489箱である。ハウス50アールの農家で年5連作として、みのる式の箱で年間7375箱、チエーンポットの場合年間で12225箱必要となるので、小ねぎが移植に取り組めない理由の一つであり、中ねぎが多くの労力を必要とする作業である、そこで、箱数削減を主目的に本発明は考案したもので、そのために、全自動箱苗移植機の開発が必要であった。 【0004】 【課題を解決するための手段】 箱数を減らすには、一箱の空間を無駄にしないことであると思える、では、ポットとポット間は、空間で無駄ではない空間と、無駄な空間を稲の苗箱を参考にすると、ポット箱とばらまき箱の比較すれば、約二倍の箱をポット箱は必要としている、ポット苗の利点もたくさんあるが、田植えの主力は、ばらまき箱である。そこで、技術的にも進んでいる、箱苗用田植機を元機にして、植え付け地の泥と土の違いを考えて、下記のような、構造の装置を田植機に追加及び交換することで、畑地用のねぎ類等の移植機として使用可能となり、箱数を削減することもできて、特殊でない田植機及び苗箱を使用することで、経済的単価となりえるため、単価的にも使用可能になる。。 【0005】 【作用】 日本の農業は稲作中心で推移し、技術的にも稲作機械が発達している、ねぎ生産農家位の小規模では、機械の開発費や原価が高くなり、実用化できる機械の開発が遅れている、そこで、稲作用に開発された機械や資材を利用することにした、使用機種は乗用四条田植機を元機として使用した、本発明の最大の目的は苗箱数を削減することで移植作業に必要な苗管理と苗箱運搬の労働力削減と移植作業をすることで、年間の作付け回数を上げ増収を目的とする。既存の田植機を利用することで、既存の関連資材が利用でき、単価的に実用化できる、特に作業の機械化は労力削減のため不可欠である。そこで、植え付け地が泥と土の違いがあるので、田植機のフロート部分を変更して、畑地使用に適した移植装置に変更した、作り替えた部分はチエーンポット簡易移植器や従来よりある方法であるが、苗を移植爪で分割する構造の田植機による畑作作物の定植作業機械はねぎのように、細長く、根切れに対して強い作物でなければ、定植事に枯れてしまうので、作物の種類は限定される移植機、移植方法である。 【0006】 【実施例】元機となる田植機は井関農機等の、歩行用田植機及び乗用田植を使用するので、田植機に関する、動力、動力伝達装置、苗送り装置、苗移植爪、等の田植機が本来兼ね備えている機構は、図面及び説明はしない、特に関連する部分のみを図面にして、この発明の実施例を図面に基ずいて詳細に説明すると、田植機部分は、苗台■苗移植爪■で新規追加部分は、溝深さ、植え付け深さ調整板■溝掘り板■爪開放時点の苗倒伏防止ローラー■土戻し板■植え付け後の鎮圧ローラー■で構成されている、苗■は植え付け時点の移植爪開放後のものである。 【0007】 幅30センチ長さ60センチの苗箱に、土の代わりに稲苗生育時に使われる、既存のマットを使用する、これは、稲とねぎの根の出方が異なり、ねぎの場合土を抱えてしまうほど根が発生しないため、土ではねぎ苗を、箱から取り出して、苗台に乗せるときに、バラバラになる可能性があるのと、定植地が泥でないため、水分の関係で移植爪に土が付き、だんご状態になり、作業不可能になるので、移植爪に付着しにくい材料を使用する必要がある。 【0008】 では、この苗箱の場合に前記ポット式と同一条件で、定植した場合の苗箱数は、一箱で800株として40メートル、10アールで165箱必要である。それぞれの50アール農家で年5連作で、年間箱数量で対比してみれば、チエーンポットの場合12225箱、みのる式の場合で7375箱、本発明の箱の場合4125箱で箱数の削減は目的を達したと思われる。 【0009】 移植作業の自動化ができてこその箱削減なので、移植機について説明する。苗台■に約20センチ位のねぎの苗を乗せ■田植機の機能をそのまま利用して、移植爪■で苗を分割、運搬、開放定植するが、定植地が土のため、爪がねぎ苗を開放したときに、ねぎ苗の底が土表面に着くように、移植爪の幅より、広い溝堀り板■で溝を作り、その溝にねぎ苗を定植する、溝深さ調整は田植機の機能と深さ制御板■で調整する。 【0010】 移植爪■より開放定植されたねぎ苗は、溝に置かれただけで、土戻しの時進行方向に押し倒されることが考えられるので、埋め戻し時の苗固定として倒伏防止ローラー■で苗を一瞬固定して、土戻し板■で溝を掘って出来た土をねき苗株間に埋め戻す、そして、溝掘り板■の最後部を苗土の高さだけ少し長くして、苗土の上方より、土が戻り苗を動きにくくする、その後、土押さえローラー■でねぎ苗根部分の土を鎮圧する、これで定植が終わる、条間を狭くすねには、現行移植作業機では、条間の間をもう一度移植して、条間を狭く植え付けるしか出来ない。 【0011】 苗台■移植爪■に対して、深さ制御板■溝掘り板■倒伏防止ローラー■土戻し板■土鎮圧ローラー■等は田植機が乗用タイプと歩行タイプでは進行方向が異なるので、位置関係が正反対になる、本図面は乗用タイプのものである。 【0012】 溝掘り板は移植爪が溝の中に苗を運べる、幅で必要以上広すぎないこと、前後に動いて深さを調整して、左右にはずれない構造である必要がある、基準となる位置は移植爪と溝堀り板の最後部で、その交わり部分を大きくずれないようにする、倒伏防止ローラー■は移植爪の上下により、溝掘り板内で前後に動くような構造である。 【0013】爪により苗を溝に置く作業は、深さと位置が一定しているので、苗移植爪の前で穴開け爪の装置を付ければ、溝掘り板は不要となり、前方に倒れるねぎ苗も、溝でなく、穴なら倒伏しにくく、倒伏防止ローラーも不要となる、しかし、現行の田植をかなり改造しなければならないので、コスト面で無理があるが先には一考したい。 【0014】 【発明の効果】 移植機は近年、種類の異なる機種が出ているが、いずれも、ポット型式の物で、中規模の農家には、労働力の一層の増加となり、育成箱の数を聞いただけで、手が出ない状態である、育成箱数を削減することで、労力的に移植栽培が出来る可能性が少し出来てきた、これは、箱の土入れ、種まき、芽だし、育成、本畑の雑草処理、育成苗の運搬、定植機械の性能、定植機械の価格等一連の諸条件が限定労力の中で上手く行けば、生産量の増加、収入の増加等が期待できる、発明は田植機と畑用移植器の組合せ、であるがその発明効果の期待するところは、ねぎの定植作業が現在のねぎ栽培管理より、少しだけ手間がかかっても、それ以上の効果、発芽不良防止、雑草抑制効果、回転数増加による収量増加等、ねぎ生産農家の今後の経営方針を変えることができると確信している。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】595118858 【氏名又は名称】安倍 隆司
|
| 【出願日】 |
平成10年12月21日(1998.12.21) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2000−184809(P2000−184809A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月4日(2000.7.4) |
| 【出願番号】 |
特願平10−378286 |
|