| 【発明の名称】 |
移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】蔵 屋 芳 明
【氏名】伊 藤 尚 勝
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| 【要約】 |
【課題】土崩れを発生させる不具合をなくし、移植作業で移植孔(20)が崩れて苗(16)が埋没するのを防ぐ。
【解決手段】揺動自在な車軸ケース(4)を介して機体に走行輪(5)を昇降自在に装設させ、畝(10)に苗(16)を植付ける移植機において、前記車軸ケース(4)の角度を検出して車高を制御するように構成したことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 揺動自在な車軸ケースを介して機体に走行輪を昇降自在に装設させ、畝に苗を植付ける移植機において、前記車軸ケースの角度を検出して車高を制御するように構成したことを特徴とする移植機。 【請求項2】 車高を調節するレバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は整形器によって形成した畝にたばこ苗などを植付ける移植機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、苗載台のトレイから取出爪によってたばこ苗を取出し、開孔爪によって畝上面に移植孔を形成してたばこ苗を植付ける技術があるが、畝上面にセンサを当接させて車高を検出させた場合、センサによって移植孔が崩れてたばこ苗が埋没する不具合がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、揺動自在な車軸ケースを介して機体に走行輪を昇降自在に装設させ、畝に苗を植付ける移植機において、前記車軸ケースの角度を検出して車高を制御するように構成したもので、畝上面にセンサを当接させる従来技術のように土崩れを発生させる不具合をなくし得、畝上面に形成する移植孔に苗を入れる移植作業で移植孔が崩れて苗が埋没するのを容易に防止し得るものである。 【0004】また、車高を調節するレバーを設けたもので、畝の高さに応じて車高を変更し得、苗の育成または土質などに適した高さに畝を形成して移植し得ると共に、一定畝高さに対して苗を植付ける移植孔の深さを前記レバーによって変更し得、苗の大きさなどに適した植深で移植し得るものである。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図であり、エンジン(1)を搭載する本機フレーム(2)にミッションケース(3)を固定させ、ミッションケース(3)両側に左右車軸ケース(4)を揺動自在に取付け、左右車軸ケース(4)に左右後輪(5)を軸支させると共に、本機フレーム(2)前部に左右車軸フレーム(6)を揺動自在に取付け、左右車軸フレーム(6)に左右前輪(7)を軸支させ、エンジン(1)によって左右後輪(5)を駆動してマルチフィルム(8)を被せた畝(9)を跨いで走行させる。また、エンジン(1)によって駆動する油圧ポンプユニット(10)と、全ての前後輪(5)(7)を同一方向と同時に昇降させて車高を変更する油圧昇降シリンダ(11)と、左右の前後輪(5)(7)を相反方向に昇降させて機体の左右傾きを変更する油圧ローリングシリンダ(12)を、本機フレーム(2)に設けると共に、前後の車軸ケース(4)と車軸フレーム(6)を昇降ロッド(13)によって連結させ、油圧力によって本機フレーム(2)を昇降させて車高を変更し、また本機フレーム(2)を左右に傾斜させる。 【0006】さらに、本機フレーム(2)に苗台フレーム(14)を連設させ、苗台フレーム(14)に苗載台(15)を装設させ、たばこ苗(16)を入れたトレイ(17)を苗載台(15)に載せると共に、縦送り及び横送り移動させる苗載台(15)のトレイ(17)から取出爪(18)によって1株分の苗(16)を取出し、取出爪(18)の苗(16)を下方の開孔爪(19)に供給し、開孔爪(19)によって下方の畝(10)上面に移植孔(20)を形成して苗(16)を植付ける。 【0007】また、苗台フレーム(14)後部に操向ハンドル(21)を連設させ、走行変速レバー(22)、サイドクラッチレバー(23)、昇降レバー(24)、ローリングレバー(25)、アクセルレバー(26)、植付クラッチレバー(27)などを、操向ハンドル(21)に取付け、歩行作業を行うと共に、エンジン(2)上面側を覆うボンネット(28)周辺に複数の予備苗台(29)と空トレイ台(30)を設け、予備苗台(29)のトレイ(17)を苗載台(15)に補給し、苗載台(15)から回収する空トレイ(17)を空トレイ台(30)に載せる。 【0008】さらに、図3、図4に示す如く、前記ミッションケース(3)に植付ケース(31)を連結させ、植付ケース(31)両側に左右ロータリケース(32)を回転自在に軸支させ、左右ロータリケース(32)に左右クランクアーム(33)を介して左右植付アーム(34)を連結させ、左右植付アーム(34)に左右爪フレーム(35)を介して前後爪軸(36)(37)を取付け、開孔爪(19)を形成する前後爪体(38)(39)を前後爪軸(36)(37)に固定させ、エンジン(1)動力によってロータリケース(32)を一方向に回転させ、左右ガイドレール(40)の案内によって植付爪(19)を昇降させ、かつ前後爪体(38)(39)を開閉させるもので、植付爪(19)の下降によって畝(10)に移植孔(20)を形成し、爪体(38)(39)の開口動作によって内部の苗(16)を移植孔(20)に放出させ、苗(16)を畝(10)に略等間隔に植付ける。 【0009】さらに、図5に示す如く、マルチフィルム(9)を略直線形に切開する前後カッター(41)(42)を前後爪体(38)(39)に設けるもので、カッター(41)(42)の上下取付部(43)(44)を爪体(38)(39)に溶接固定させ、カッター(41)(42)と爪体(38)(39)の中間部に隙間(45)(46)を形成し、土付着を低減して土崩れを防止し、また爪体(38)(39)及びカッター(41)(42)の先端部に隙間が形成されることがなく、マルチフィルム(9)の切断が確実に行われると共に、カッター(41)(42)の刃先(47)(48)を円弧形に形成し、刃先(47)(48)のフィルム(9)切断能力を向上させている。 【0010】さらに、図6に示す如く、前記空トレイ台(30)にトレイ押アーム(49)を支軸(50)回りに出入自在に取付け、押バネ(51)によってアーム(49)を空トレイ(17)上面に押付けるもので、空トレイ台(30)の空トレイ(17)が風などによって飛散するのをアーム(49)によって防止し、空トレイ台(30)下部空間にアーム(49)をコンパクトに収納させ、またアーム(49)前部に支軸(50)を設けて前方からの風によって空トレイ(17)が後方の運転者方向に飛ぶのを防止している。 【0011】さらに、図7、図8、図9に示す如く、前記ミッションケース(3)両側の左右車軸(52)を延軸パイプ(53)に内挿させ、車軸(52)回りに回転自在な延軸パイプ(53)に車軸ケース(4)を固定させ、昇降シリンダ(11)に連結させる昇降ロッド(54)を延軸パイプ(53)の昇降アーム(55)に連結させ、昇降レバー(24)を操作し、昇降シリンダ(11)によって延軸パイプ(53)を回転させ、前後輪(5)(7)を昇降させると共に、延軸パイプ(53)にブラケット(56)を介して支軸(57)を回転自在に軸支させ、支軸(57)に支点板(58)中間を固定させ、支点板(58)一端にセンサ軸(59)を介してセンサアーム(60)及びアームストッパ(61)を回転自在に軸支させ、支点板(58)とセンサアーム(60)のフック(60a)間に引張バネ(62)を設け、バネ(62)によってストッパ(61)を支点板(58)に当接させ、バネ(62)力以下で支点板(58)とアーム(61)を一体的に支軸(57)回りに回転させる。 【0012】また、本機フレーム(2)に支軸(63)を介して入力アーム(64)を回転自在に軸支させ、センサアーム(60)のローラ(65)にバネ(66)によって入力アーム(64)を当接させると共に、入力アーム(64)に入力ロッド(67)を介して制御アーム(68)を連結させ、油圧ポンプユニット(10)の昇降切換軸(69)に制御アーム(68)を固定させるもので、本機フレーム(2)のストッパ(70)に入力アーム(64)が当接するまで、バネ(66)に抗してローラ(65)の当接によって入力アーム(64)が回転し、ユニット(10)を上昇側に切換えて昇降シリンダ(11)を上昇駆動し、本機フレーム(2)を上昇させ、車高を高くする。 【0013】また、前記支軸(57)に調節レバー(71)を設け、レバー(71)をバネ(72)によって係脱自在に係止させるレバーガイド(73)を延軸パイプ(53)に固定させ、レバー(71)とガイド(73)の係止によって支点板(58)が延軸パイプ(53)に係止され、支点板(58)と、センサアーム(60)と、レバー(71)を、延軸パイプ(53)と一体的に回転させるもので、昇降レバー(24)を下降操作し、本機フレーム(2)が下降して車高が低くなり、車軸ケース(4)が上昇したとき、車軸ケース(4)とセンサアーム(60)が一体的に回転し、ローラ(65)によって入力アーム(64)を回転させ、昇降シリンダ(11)を上昇駆動し、レバー(71)によって設定された車高になり、移植作業を開始させる。 【0014】上記から明らかなように、揺動自在な車軸ケース(4)を介して機体に走行輪である後輪(5)を昇降自在に装設させ、畝(10)に苗(16)を植付ける移植機において、前記車軸ケース(4)の角度を検出して車高を制御し、畝(10)上面にセンサを当接させる従来技術のように土崩れを発生させる不具合をなくし、畝(10)上面に形成する移植孔(20)に苗(16)を入れる移植作業で移植孔(20)が崩れて苗(16)が埋没するのを防止するように構成している。 【0015】また、前記調節レバー(71)を係脱してレバーガイド(73)の係止位置を変更させ、レバー(71)を図8の実線位置方向に切換え、センサアーム(60)のローラ(65)と入力アーム(64)を接近させたとき、本機フレーム(2)に対する車軸ケース(4)の上昇量が少なく、車高が高い状態となり、高い畝(10)または浅植で作業を行える。逆に、レバー(71)を図8の仮想線位置方向に切換え、ローラ(65)を入力アーム(64)から離反させたとき、本機フレーム(2)に対する車軸ケース(4)の上昇量が多くなり、車高が低い状態となり、低い畝(10)または深植で作業を行えるもので、車高を調節するレバー(71)を設け、畝(10)の高さに応じて車高を変更し、苗(16)の育成または土質などに適した高さに畝(10)を形成して移植し、また一定畝(10)高さに対して苗(16)を植付ける移植孔(20)の深さを前記レバー(71)によって変更し、苗(16)の大きさなどに適した植深で移植するように構成している。 【0016】また、昇降レバー(24)を下げ操作したとき、下限制御位置で入力アーム(64)がストッパ(70)に当接し、さらにレバー(24)が下げ操作され、本機フレーム(2)が下降し、車軸ケース(4)が上昇しても、バネ(62)が伸びてアームストッパ(61)が支点板(58)から離れる動作を行い、入力ロッド(67)等の連結機構が損傷するのを防止している。 【0017】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、揺動自在な車軸ケース(4)を介して機体に走行輪(5)を昇降自在に装設させ、畝(10)に苗(16)を植付ける移植機において、前記車軸ケース(4)の角度を検出して車高を制御するように構成したもので、畝(10)上面にセンサを当接させる従来技術のように土崩れを発生させる不具合をなくすことができ、畝(10)上面に形成する移植孔(20)に苗(16)を入れる移植作業で移植孔(20)が崩れて苗(16)が埋没するのを容易に防止できるものである。 【0018】また、車高を調節するレバー(71)を設けたもので、畝(10)の高さに応じて車高を変更でき、苗(16)の育成または土質などに適した高さに畝(10)を形成して移植できると共に、一定畝(10)高さに対して苗(16)を植付ける移植孔(20)の深さを前記レバー(71)によって変更でき、苗(16)の大きさなどに適した植深で移植できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年11月27日(1998.11.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2000−157014(P2000−157014A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【出願番号】 |
特願平10−353933 |
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