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【発明の名称】 苗植付装置
【発明者】 【氏名】大内 久平

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転駆動される横送り軸(15)を備えて、前記横送り軸(15)の回転に伴い前記横送り軸(15)に沿って所定のストロークで往復移動される送り部材(24)を、前記横送り軸(15)に取り付け、苗のせ台(1)と前記送り部材(24)とを連結部材(25)を介して連結して、前記横送り軸(15)が回転駆動されるのに伴い、前記送り部材(24)及び連結部材(25)を介して、前記苗のせ台(1)が所定のストロークで往復移動されるように構成すると共に、前記苗のせ台(1)の下方に苗を送る苗縦送りベルト(5)を前記苗のせ台(1)に備え、前記苗縦送りベルト(5)を回転駆動する被駆動部材(27)を、前記連結部材(25)の下側で前記苗縦送りベルト(5)の下部に備え、且つ、上方位置から前記苗縦送りベルト(5)の送り方向に沿って下方を見た平面視で、前記連結部材(25)の近傍に位置するように配置して、前記苗のせ台(1)が往復移動のストロークエンドに達すると、駆動部材(16a)によって前記被駆動部材(27)が前記苗のせ台(1)の上方側に駆動され、前記苗縦送りベルト(5)が回転駆動されて、前記苗のせ台(1)に載置された苗が下方に送られるように構成してある苗植付装置。
【請求項2】 回転駆動される横送り軸(15)を備えて、前記横送り軸(15)の回転に伴い前記横送り軸(15)に沿って所定のストロークで往復移動される送り部材(24)を、前記横送り軸(15)に取り付け、苗のせ台(1)と前記送り部材(24)とを連結部材(25)を介して連結して、前記横送り軸(15)が回転駆動されるのに伴い、前記送り部材(24)及び連結部材(25)を介して、前記苗のせ台(1)が所定のストロークで往復移動されるように構成すると共に、前記苗のせ台(1)の下方に苗を送る苗縦送りベルト(5)を前記苗のせ台(1)に備え、前記苗縦送りベルト(5)を回転駆動する被駆動部材(27)を、前記連結部材(25)の下側で前記苗縦送りベルト(5)の下部に備え、且つ、上方位置から前記苗縦送りベルト(5)の送り方向に沿って下方を見た平面視で、前記連結部材(25)に重なるように配置して、前記苗のせ台(1)が往復移動のストロークエンドに達すると、駆動部材(16a)によって前記被駆動部材(27)が前記苗のせ台(1)の上方側に駆動され、前記苗縦送りベルト(5)が回転駆動されて、前記苗のせ台(1)に載置された苗が下方に送られるように構成してある苗植付装置。
【請求項3】 前記連結部材(25)の位置を、前記苗縦送りベルト(5)の上部と下部との間に対応する位置に設定してある請求項1又は2に記載の苗植付装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機の苗植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機の苗植付装置は、特開昭62−87016号公報に示されるように、複数の植付機構を各条毎に駆動する各条クラッチに対するクラッチレバーが、植付けミッションケースから延出の左右一対の苗のせ台支持フレームの上部同士を連結する補強連結用の横フレームに装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、近年の田植機の苗植付装置の苗のせ台には、苗のせ台上の苗の残量を検出する苗残量検出センサが設けられており、その苗残量検出センサに対するコントロールボックスが、前記各条クラッチレバーを装着した横フレームに装着されていることから、前記複数の各条クラッチレバーやコントロールボックス等によって、全体として、苗のせ台の背面の見栄えが悪く、又、コントロールボックスに雨水や泥水が降り懸かり易く、電気的トラブルを起こし易い不都合がある。本発明は、簡単、安価な構造改良によって上記欠点を一掃できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明の特徴構成は、前記横フレームに、この横フレームに沿って、前記苗のせ台をカバーの一部とする状態で前記複数の各条クラッチレバーやコントロールボックスを覆うカバーを設けた点にある。
【0005】
【作用】前記カバーによって、複数の各条クラッチレバーやコントロールボックスを隠せて苗のせ台背面の見栄えが良くなると共に、前記コントロールボックスに雨水や泥水が降り懸かるのを防止する。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、カバーを設ける簡単、安価な構造で、苗のせ台背面の見栄えが良くなり、又、コントロールボックスに防水シールを設けて電気的トラブルを防止する必要もない。そして、前記カバーは、苗のせ台をカバーの一部とするカバーであるから、つまり、苗のせ台に対向する面が開放されたカバーであるから、6面体のカバーを設ける場合に比して、部材の削減によりコストの低廉化をはかれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1に苗植付装置Aを示している。この苗植付装置Aは、植付け用苗を載置して一定ストロークで左右往復移動する苗のせ台1、苗のせ台1の下端部から一株づつ苗を取り出して植付ける5個の植付機構2、3個の整地フロート3等を備えて成り、図外の乗用型走行機体の後部にリンク機構4を介して昇降自在に連結されている。
【0008】図4に示すように、前記苗のせ台1は、その下部に、苗のせ台1が左右ストロークエンドに到達したとき、載置苗を下方に間欠的に縦送りする苗縦送りベルト5と、載置苗の残量を検出する苗残量検出センサ6を備え、図1に示すように、前記苗のせ台1は、その背面の上下方向の中間部が、植付けミッションケースMから延出の苗のせ台支持フレーム7の上端に、苗のせ台側の摺動フレーム8を介してスライド自在に支持されており、下部側が植付けミッションケースMの横側壁から突出の苗のせ台横送り用螺軸15に連結具25を介して支持されている。
【0009】次に、植付けミッションケースMの構造について説明すると、図5に示すように、フィードケース9の下方に角パイプ形のメインフレーム10をボルト連結し、このメインフレーム10の後部に所定間隔をあけて3個の植付ケース11を後方に向けて片持ち状にボルト連結して構成してある。前記植付けミッションケースMのフィードケース9には、動力取出軸12を介して走行機体側から動力が伝達されるようになっており、図7に示すように、動力取出軸12の前後向き動力を横向き入力軸13に伝達して、この入力軸13から4段変速可能なギア変速装置14を介して苗のせ台1の横送り用螺軸15を駆動する一方、前記横向き入力軸13から苗のせ台3の苗縦送りベルト5を間欠的に駆動する縦送り駆動軸16を駆動し、この縦送り駆動軸16から伝動チェーン17を介して前記植付ケース11への横向き出力軸18を駆動するよう構成してある。
【0010】そして、図5に示すように、前記横向き出力軸18から各植付ケース11の横向き入力軸20同士を連結する横向き連結軸19を駆動して、前記各植付ケース11の入力軸20に夫々装着してある各条クラッチ21、及び、伝動チェーン22を介して各植付ケース11に装着の植付機構2の回転ケース2aを駆動可能に構成してある。
【0011】図6に示すように、前記苗のせ台1の横送り用螺軸15はフィードケース9の横一側から突出する状態で設けてあり、その突出端部を、メインフレーム10から上方に突出のブラケット23を介して支持して、前記螺軸15の左右両側を、メインフレーム10に固定連結したフィードケース9とブラケット23とにより支持してある。そして、前記螺軸15には、外周面に往復螺旋溝15aを形成してあり、この螺旋溝15aに係合するコマ部材24を外嵌して、このコマ部材24を連結具25を介して苗のせ台1に連動連係させ、螺軸15を回動駆動することで苗のせ台1が往復横移動されるようになっている。また、前記縦送り駆動軸16の外方側延出端部は、メインフレーム10から立設したブラケット26により支承してあり、この縦送り駆動軸16は、苗のせ台1のストロークエンドにおいて苗縦送りベルト5における作動アーム27に該駆動軸16に設けた回転カム16aが接当作用して縦送り作動するよう構成してある。
【0012】図2に示すように、前記苗のせ台1の上下方向の中間部を支持する左右一対の苗のせ台支持フレーム7,7の上端部は、横フレーム7aを介して補強連結されており、その横フレーム7aに、前記複数の植付機構2を各条毎に駆動する各条クラッチ21に対する3本のクラッチレバー28、並びに、苗残量検出センサ6に対するコントロールボックス29が装着されている。そして、前記横フレーム7aに、前記苗のせ台3をカバーの一部とする状態で前記各条クラッチレバー28やコントロールボックス29の全体を覆う横軸芯X周りで揺動開閉自在なプラスチック製のカバー30を装着してある。
【0013】図7に示すように、前記苗のせ台の横送り速度を変更して苗取量を変更する4段変速可能なギア変速装置14は、ギア全体がスライド操作されるものであって、駆動側4枚ギア14aの内の1枚のみが入力軸13のキー13aに対して択一的に咬合可能に構成されており、そして、ギア変速装置14は、前記苗のせ台1が横送りのストロークエンドに到達したときのみ変速できるように、苗のせ台1が横送りのストロークエンドに到達したとき4枚の駆動側ギア14aのキー溝が一直線状に並ぶようにギア比が設定されている。
【0014】〔別実施例〕上記実施例においては、苗残量検出センサに対するコントロールボックスに付いて説明したが、前記コントロールボックスは施肥装置を備えた苗植付装置の場合には、施肥装置に対するコントロールボックスであっても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成4年11月16日(1992.11.16)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2000−135010(P2000−135010A)
【公開日】 平成12年5月16日(2000.5.16)
【出願番号】 特願平11−351699