| 【発明の名称】 |
苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 哲
【氏名】長井 博
【氏名】和泉 満孝
【氏名】井関 秀夫
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| 【要約】 |
【課題】苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、一部の第一苗供給体に苗が残っている場合でも各第一苗供給体が満載になる状態に苗補給を行えるようにする。
【解決手段】第二苗供給体33が第一苗供給体31,31への苗供給作動するとき、苗がすでに存在する第一苗供給体31,31には苗を供給しないように該当する第二苗供給体の動作を牽制する牽制手段36を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記各第二苗供給体が前記各第一苗供給体への苗供給作動するとき、苗がすでに存在する第一苗供給体には苗を供給しないように該当する第二苗供給体の動作を牽制する牽制手段を設けたことを特徴とする苗移植機。 【請求項2】 苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記第一苗供給体と前記第二苗供給体とを互いに前後に配置するとともに、両者が正面視で互いに重複しないように両者もしくはいずれかを移動可能に構成したことを特徴とする苗移植機。 【請求項3】 苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記複数の第一苗供給体を上下に配列し、下側の第一苗供給体に保持されている苗から順に苗載台に供給するように構成するとともに、前記複数の第二苗供給体を第一苗供給体に対応させて上下に配列し、各第二苗供給体が一体的に第一苗供給体側へ移動して、第二苗供給体が保持している苗を第一苗供給体に供給するように構成し、さらに第二苗供給体が第一苗供給体側へ移動したときには第二苗供給体が第一苗供給体と平行となり、かつ第二苗供給体が第一苗供給体から退避したときには第二苗供給体が第一苗供給体に対して傾斜するように構成したことを特徴とする苗移植機。 【請求項4】 苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記複数の第一苗供給体を上下に配列し、下側の第一苗供給体に保持されている苗から順に苗載台に供給するように構成するとともに、前記複数の第二苗供給体を第一苗供給体に対応させて上下に配列し、各第二苗供給体が一体的に第一苗供給体側へ移動して、第二苗供給体が保持している苗を第一苗供給体に供給するように構成し、さらに各第二苗供給体を連結支持するフレームを当該第二苗供給体の第一苗供給体と反対側端部近傍に配置するとともに、第二苗供給体が第一苗供給体から退避したとき、第二苗供給体が第一苗供給体から離れる側へ移動可能な構成としたことを特徴とする苗移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、苗植付部まで苗を案内する苗載台に予備苗を自動的に供給する構成の苗移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】前輪と後輪の間の機体下部に苗植付部を配置した形式の苗移植機として、例えば特開平9−238513号公報に開示されているものがある。この公報には、苗植付部まで苗を案内するための苗載台の上方に、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体(当該公報では「苗載フレーム」)と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体(同じく「予備苗台」)とを設け、苗載台に苗を自動的に供給するように構成したものが記載されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記第一苗供給体及び第二苗供給体に苗を積載するに際しては、まず第二苗供給体に苗を装填し、次いで第二苗供給体を苗供給作動させて第一苗供給体に苗を移し替え、さらに空になった第二苗供給体に苗を装填する。この苗積載作業において、従来の苗移植機には下記の問題点があった。 【0004】(1)第一苗供給体に苗が残っている状態で第二苗供給体を苗供給作動させると、第一苗供給体に残っている苗と第二苗供給体の苗とが干渉することによるトラブルが生じた。このため、補給用の苗が置かれている畦の近辺まで苗移植機が移動してきた時ついでに苗補給する際、一部の第一苗供給体に苗が残っている場合には、第二苗供給体を苗供給作動させることができず、第二苗供給体にだけしか苗補給を行うことができないので、苗補給の効率が悪かった。 【0005】(2)第一苗供給体は運転席の後方、第二苗供給体はさらにその後側に配置されており、第一苗供給体が邪魔になり車体上から第二苗供給体に苗を装填することができなかったので、苗積載作業が不便であった。 【0006】(3)第二苗供給体は上下に複数段設けられているが、各段の隙間は苗丈よりも少し広い程度と狭く、しかも畦上に立った作業者にとって下方に位置するので、第二苗供給体に苗を装填しにくかった。 【0007】(4)各第二苗供給体を連結支持するフレームは当該第二苗供給体の第一苗供給体と反対側端部近傍に設けられており、第二苗供給体に苗を装填する時、このフレームが邪魔になって装填作業を行いにくかった。 【0008】 【課題を解決するための手段】これらの問題点を解決すべく、本発明は次のように構成した。第一の発明にかかる苗移植機は、苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記各第二苗供給体が前記各第一苗供給体への苗供給作動するとき、苗がすでに存在する第一苗供給体には苗を供給しないように該当する第二苗供給体の動作を牽制する牽制手段を設けたことを特徴としている。 【0009】第二の発明にかかる苗移植機は、苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記第一苗供給体と前記第二苗供給体とを互いに前後に配置するとともに、両者が正面視で互いに重複しないように両者もしくはいずれかを移動可能に構成したことを特徴としている。 【0010】第三の発明にかかる苗移植機は、苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記複数の第一苗供給体を上下に配列し、下側の第一苗供給体に保持されている苗から順に苗載台に供給するように構成するとともに、前記複数の第二苗供給体を第一苗供給体に対応させて上下に配列し、各第二苗供給体が一体的に第一苗供給体側へ移動して、第二苗供給体が保持している苗を第一苗供給体に供給するように構成し、さらに第二苗供給体が第一苗供給体側へ移動したときには第二苗供給体が第一苗供給体と平行となり、かつ第二苗供給体が第一苗供給体から退避したときには第二苗供給体が第一苗供給体に対して傾斜するように構成したことを特徴としている。 【0011】第四の発明にかかる苗移植機は、苗植付部まで苗を案内する苗載台と、該苗載台に順に苗を供給する複数の第一苗供給体と、該複数の第一苗供給体にそれぞれ同時に苗を供給する複数の第二苗供給体とを備えた苗移植機において、前記複数の第一苗供給体を上下に配列し、下側の第一苗供給体に保持されている苗から順に苗載台に供給するように構成するとともに、前記複数の第二苗供給体を第一苗供給体に対応させて上下に配列し、各第二苗供給体が一体的に第一苗供給体側へ移動して、第二苗供給体が保持している苗を第一苗供給体に供給するように構成し、さらに各第二苗供給体を連結支持するフレームを当該第二苗供給体の第一苗供給体と反対側端部近傍に配置するとともに、第二苗供給体が第一苗供給体から退避したとき、第二苗供給体が第一苗供給体から離れる側へ移動可能な構成としたことを特徴としている。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。図1乃至図8は8条植の水稲用苗移植機を表している。この苗移植機1は、前輪2,2と直進用後輪3,3,3もしくは旋回用後輪4,4とで駆動走行する乗用車両に、苗植付部5,…、苗載台6,…、空箱入れ7,…、第一苗供給装置8,…、第二苗供給装置9,…、及び予備苗枠10,10が装着され、自走しながら苗植付部5,…により苗載台6,…の苗を圃場に植付けるとともに、第一苗供給装置9,…によって随時苗載台6,…に苗を供給するように構成されている。 【0013】乗用車両は、機体の前部にミッションケース13、その後側にエンジン(正しくはエンジンカバー)14が設けられて、該エンジンの上に運転席15が設置されている。運転席15の左右両側から機体前端部にかけては、歩行可能な水平状のメインステップ16になっている。また、メインステップ16の左右両側は、これとほぼ同じ高さの補助ステップ17,17になっている。なお、予備苗枠10は、支柱10aに複数段の苗台10b,…を取り付けたもので、苗台が補助ステップ17の前部に平面視で重複する位置と、苗台が補助ステップ17から外れる位置に回動させられるようになっている。 【0014】ミッションケース13から後方に向けて、各装置等を支持するメインフレーム20が設けられている。そして、そのメインフレーム20の後端部に油圧シリンダ21,21,21によって前後に回動可能にチェーンケース22,22,22が設けられ、その下端部に直進用後輪3,3,3が軸支されている。また、メインフレーム20の後端部から左右側方に突出する横フレーム23,23に油圧シリンダ24,24によって前後に回動可能にチェーンケース25,25が設けられ、その下端部に旋回用後輪4,4が軸支されている。これら後輪3,3,3,4,4は左右等間隔に配置され、それぞれ植付条PL1〜PL8の中間部を通るようになっている。直進作業時には、直進用後輪3,3,3を接地させ、旋回用後輪は地面から浮上させる(4′,4′)。これにより、ホイールベースが長く、安定した直進性が得られるようにする。逆に、旋回時には、旋回用後輪4,4を接地させ、直進用後輪は地面から浮上させる(3′,3′,3′)。これにより、ホイールベースを短くして、小半径の旋回を行えるようにする。 【0015】この苗移植機には、多数の育苗ポットを縦横に連接してなる可撓性を有する苗箱Cで育成した苗が使用される。苗植付部5,…は、側面視で前輪と後輪の間の機体下部に、左右並列に計4組設けられている。各苗植付部5は2条植に構成されており、苗載台6上の苗箱の各育苗ポットから苗を取り出し、それを左右半分づつに分けて圃場の隣接する2条に植付ける。苗載台6は所定の搬送路に沿って順次苗箱を苗植付部5まで案内する。苗が取り出された後の空箱は、搬送路の末端部に接続して設けた空箱入れ7に回収される。これら苗植付部5,…、苗載台6,…及び空箱入れ7,…は、第一苗供給装置8,…と共に、苗植付部のフロート5a,…が泥面に接地する作業位置とフロート5a,…が泥面から浮上した非作業位置とに昇降可能に設けられている。 【0016】各空箱入れ7,…は、左端部を支点26に回動自在な空箱入れ取付フレーム27にスライド自在に取り付けられている。図3に示すように、空箱入れ取付フレーム27を前方に回動させるとともに、各空箱入れ7,…を前側にスライドさせると、機体の前部を畦に突き合わせた状態で停車させた苗移植機の空箱を畦上から容易に回収することができる。 【0017】第一苗供給装置8は、機枠8aの内側に前後で一対となる無端チェーン30,…を左右に対向して2組設け、その左右各対のチェーンに正面視L字状のラグ31,…を等間隔で取り付けている。対応する左右2組のラグ31,31で苗箱Cの底面左右端部を下から支え、苗箱を水平状態に保持する。ラグ31の前後端部にはストッパ31a,31bが設けられており、保持されている苗箱が前後に逸脱しないようになっている。これら対応する左右2組のラグ31,31で第一苗供給体を構成している。モータ等で各チェーン30,…を対向側が下向きに移動するように作動させることにより、第一苗供給体31,31に保持された苗箱が下降する。そして、ラグが移動行程の下端部付近まで移動すると、2組のラグの間隔が広がり、保持している苗箱を苗載台6の上に落下供給する。この第一苗供給装置8の作動は苗載台6の苗箱送りと連動して行われ、苗載台6上に苗箱1個分のスペースが生じると、第一苗供給装置8が苗載台6に苗箱を1個供給するようになっている。 【0018】第二苗供給装置9は、第一苗供給体と同数同間隔で配置した第二苗供給体33,…を備えている。第二苗供給体33は、苗箱を1個づつ載置することのできる板状の台で、苗箱の底部中央に形成されている長手方向の溝に係合する凸条33aと、載置されている苗箱の後端面に係合するストッパ33bとが形成されている。機枠9aの横桟に固着した左右一対のローラ支持体34,34にローラ35,…が前後2個づつ取り付けられ、これらローラによって第二苗供給体33の側面を案内支持している。また、第二苗供給体33の後端部と機枠9aの横桟とが、後述する牽制作用のための牽制手段である引張りスプリング36で結ばれている。これにより、第二苗供給体33は、前方に付勢された状態で前後に摺動自在に支持されている。 【0019】各第二苗供給装置9,…は共通のスライドフレーム38に取り付けられ、そのスライドフレーム38は、メインフレーム20に固定して設けた前後方向のガイドレール39,39上をローラ40,…によって移動可能に設けられている。ガイドレール39,39にはモータMで駆動するチェーン42,42が設けられており、これに一体に取り付けたフック43,…が前記ローラ40,…に係合している。チェーン42,42を駆動すると、各第二苗供給装置9,…がスライドフレーム38ごと前後に移動する。前進位置では第二苗供給体33,…が水平となり、後退位置では第二苗供給体33,…が若干後上りに傾斜するように、ガイドレール39,39は側面視で屈曲させてある。 【0020】植付作業を開始するに際しては、第一苗供給体31,31,…及び第二苗供給体33,…に苗入りの苗箱(以下、「苗入りの苗箱」を「苗」と記す)Cを積載する。その積載順序は、まず後退位置にある第二苗供給体33,…に苗を装填し、次いで第二苗供給体33,…を第一苗供給体である2組のラグ31,31,…の間隔部まで前進させて、第二苗供給体33,…に保持されている苗を第一苗供給体31,31,…に移し替える。苗の後端部が第二苗供給体のストッパ33bによって前方に押されて、苗は第一苗供給体のストッパ31b,31bを乗り越えて第一苗供給体31,31の所定位置に載置される。その後、第二苗供給体33,…は元の位置へ後退する。さらに、空になった第二苗供給体33,…に苗を装填して、第一苗供給体と第二苗供給体を満載にする。なお、必要に応じて予備苗枠10,10にも苗を積載する。 【0021】上記第二苗供給体33,…に苗を装填するとき、第二苗供給体33,…が後上りに傾斜した状態となっているので、機体後方の畦上から積載作業を行う場合、作業者の視線の方向が第二苗供給体33,…の傾斜に近く、苗を取扱いやすい。また、引張りスプリング36の張力に抗して第二苗供給体33を後方に引っ張り出した状態にすれば、上段の第二苗供給体が邪魔にならず苗を装填しやすい。 【0022】また、予備苗枠10,10の苗や機体前方にある苗を積載する際には、図6に示すように、第一苗供給体と第二苗供給体とが正面視で重複しないように第一苗供給体31,31,…を低位側に作動させ、その状態で第二苗供給体33,…を後退位置よりも前方で停止させる。そして、車体上から第二苗供給体33,…に苗を装填する。第二苗供給体33,…の停止位置は前進位置であっても、或はそれよりも後方であってもよい。要は前方の車体上から苗を装填できればよいのである。第二苗供給体33,…に苗を装填したなら、該第二苗供給体を後退させるとともに、第一苗供給体31,31,…を通常高さに戻し、第一苗供給体31,31,…にも苗を装填する。これらの一連の第一苗供給体及び第二苗供給体の作動をボタン操作で行えるようにしておくとよい。 【0023】第一苗供給体31,31,…及び第二苗供給体33,…の苗の残量が少なくなったならば、苗補給を行う。前記植付開始時と同様に、後退位置にある第二苗供給体33,…に苗を装填した後、第二苗供給体33,…を前進させて、これに保持されている苗を第一苗供給体31,31,…に移し替える。このとき、一部の第一苗供給体に苗が残っていても構わない。図8に示すように、第二苗供給装置9が前進して、第二苗供給体33に保持されている苗の前端部が第一苗供給体31,31の苗の後端部に当接すると、それ以後は引張りスプリング36の張力に抗して第二苗供給体33がスライドフレーム38に対し相対的に後方に逃げて、苗や装置の損傷を回避する。つまり、第二苗供給装置9の苗供給作動は、苗が存在しない第一苗供給体には苗を供給するが、苗がすでに存在する第一苗供給体には苗を供給せず、第二苗供給体が苗をそのまま保持するのである。然る後、第一苗供給体31,31,…に苗が供給されて空になった第二苗供給体33,…に苗を装填する。 【0024】上記初期苗積載時や苗補給時には苗植付部5,…、苗載台6,…、空箱入れ7,…、及び第一苗供給装置8,…からなる苗植付部ユニットを非作業位置へ上昇させ、植付作業時には該苗植付部ユニットを作業位置へ下降させる。図9はこの苗植付部ユニットの昇降を制御する制御装置のブロック図で、第二苗供給装置作動スイッチ50、第二苗供給装置位置センサ51、苗植付部位置センサ52がコントローラ53の入力側に接続され、苗植付部昇降用油圧バルブ54がコントローラ53の出力側に接続されている。この制御装置においては、第一苗供給装置と第二苗供給装置が干渉して破損することを防止するために、図10乃至図13の各フローチャートに示す制御を行う。 【0025】図10のフローチャートは、第二苗供給装置が前進位置にあるときには苗植付部ユニットの下降を規制する制御である。 【0026】図11のフローチャートは、苗植付部ユニットが作業位置にある場合、第二苗供給装置作動スイッチ50をONにすると、第二苗供給装置が少なくとも苗供給作動を完了するまでの一定時間の間は苗植付部ユニットを非作業位置まで上昇さる制御である。 【0027】図12のフローチャートは、第二苗供給装置が前進位置にある状態で第二苗供給装置作動スイッチ50をOFFした時には、第二苗供給装置が後退位置まで戻るまでは苗植付部ユニットの下降を規制する制御である。 【0028】図13のフローチャートは、苗植付部位置センサ52の断線等で苗植付部が上昇不可能な時には、第二苗供給装置の苗供給作動を停止する制御である。 【0029】図14及び図15は異なる第一苗供給装置と第二苗供給装置を表している。この第一苗供給装置8には、第一苗供給体31,31,…に対応する苗保持体60,…が上下レール61に沿って上下動自在かつ左右レール62に沿って左右動自在に設けられている。植付作業時には、苗保持体60,…は第一苗供給体の苗箱C,…と干渉しないように、図14(a)に示すように、第一苗供給体31,31,…の側方位置にある。車体上から第一苗供給体及び第二苗供給体に苗補給を行うときには、図14(b)に示すように、苗保持体60,…を第一苗供給体31,31,…と左右同じ位置まで水平移動し、さらに苗保持体の上面の方が第一苗供給体の上面よりも若干高くなる位置まで苗保持体60,…を上昇させる。その状態で、前方から1個目の苗箱を苗保持体の上に挿入する。さらに、1個目の苗箱を後方に押し込みながら、2個目の苗箱を苗保持体の上に挿入する。これにより、1個目の苗箱は第二苗供給体33の上に移される。そして、苗保持体を下降させると、それに保持されていた苗箱が第一苗供給体に移される。 【0030】図16及び図17は第二苗供給体への苗補給が容易にできるようにした構成を表す。この第二苗供給装置9は、機枠9aにガイドローラ64を取り付け、このガイドローラ64に掛けたワイヤ65の両端を第二苗供給体33の底面と第一苗供給装置の機枠8aに設けた巻取りローラ66とにつないである。巻取りローラ66にはワイヤ65を巻き取る側に付勢する手段が設けられている。 【0031】第二苗供給装置9が後退位置にあるときには、巻取りローラ66から全部繰り出されているワイヤ65を介して第二苗供給体33が後方に引っ張られて、第二苗供給体33の後端部が機枠9aよりも後方に突き出した状態となる。このため、苗装填作業を容易に行うことができる。第二苗供給装置9が前進すると、ワイヤ65の弛み分だけ引張りスプリング36の張力によって第二苗供給体33が機枠9aに対し前方へ移動する。第二苗供給装置全体の前進量の方が第二苗供給体の移動量よりも大きくなり、ワイヤ65に余剰が生じると、その余剰分は巻取りローラ66に巻き取られる。そして、第二苗供給装置9の前進が完了した時点では、第二苗供給体33は機枠9aから前方に突出して第一苗供給体31,31の間に挿入される。 【0032】 【発明の効果】以上に説明から明らかなように、本発明にかかる苗移植機は、第二苗供給体が第一苗供給体への苗供給作動するとき、苗がすでに存在する第一苗供給体には苗を供給しないようになっているので、第一苗供給体に残っている苗と第二苗供給体の苗とが干渉して苗や装置が破損する事故を未然に防止できるようになった。 【0033】また、第一苗供給体と前記第二苗供給体とが互いに前後に配置され、両者が互いに前後方向に重複しないように両者もしくはいずれかを左右方向に移動可能に構成することにより、車体上から第二苗供給体に容易に苗を供給できるようになった。 【0034】さらに、第二苗供給体が第一苗供給体から退避したときには第二苗供給体が第一苗供給体に対して例えば後上りに傾斜する構成とすることにより、機体後方の畦上等からでも第二苗供給体に苗を容易に装填できるようになった。 【0035】加えて、第二苗供給体が第一苗供給体から退避したとき、第二苗供給体がこれを連結支持する前記フレームよりも第一苗供給体から離れる側へ移動可能な構成とすることにより、第二苗供給体に苗を装填するときに前記フレームが邪魔にならなくなった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月12日(1998.10.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083611 【弁理士】 【氏名又は名称】菅原 弘志
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| 【公開番号】 |
特開2000−116215(P2000−116215A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月25日(2000.4.25) |
| 【出願番号】 |
特願平10−306376 |
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