トップ :: A 生活必需品 :: A01 農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業




【発明の名称】 育苗施設
【発明者】 【氏名】古 賀 治 夫

【氏名】坂 本 幸 一

【氏名】坂 本 明 徳

【氏名】浜 口 正

【氏名】竹 島 幹 雄

【要約】 【課題】苗マット(14)の巻取り作業の簡略化、苗マット(14)巻戻し作業の簡略化並びに植付作業性の向上などを図る。

【解決手段】苗マット(14)の苗を中央寄りで巻取り下手側に倒伏させる葉先ガイド(18)及び葉先押ローラ(19)と、苗マット取込コンベヤ(20)と、苗マット巻取ベルト(21)と、該巻取ベルト(21)の動力によって駆動する後輪(22)と、後輪(22)を上方に持上げる補助輪(23)を、前記巻取り機(15)に設けると共に、前記巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を載せる供給コンベヤ(63)と、苗マット葉先掻込ベルト(64)と、苗マット受入コンベヤ(65)と、苗マット逆巻ベルト(66)と、逆巻き苗マット放出台(67)と、逆巻き苗マット受取台(68)を、前記逆巻き機(16)に設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 播種部と、育苗部と、育苗箱から苗マットを取出す巻取り機と、巻取り機によって巻取った苗マットを巻戻す逆巻き機を備え、巻取った苗マットを低温貯蔵する育苗施設において、苗マットの苗を中央寄りで巻取り下手側に倒伏させる葉先ガイド及び葉先押ローラと、苗マット取込コンベヤと、苗マット巻取ベルトと、該巻取ベルトの動力によって駆動する後輪と、後輪を上方に持上げる補助輪を、前記巻取り機に設けると共に、前記巻取り機によって巻取った苗マットを載せる供給コンベヤと、苗マット葉先掻込ベルトと、苗マット受入コンベヤと、苗マット逆巻ベルトと、逆巻き苗マット放出台と、逆巻き苗マット受取台を、前記逆巻き機に設けたことを特徴とする育苗施設。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば田植機に搭載する稲苗の苗マットをロール形に巻取って出荷する育苗施設に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、1枚の苗マットを長尺に形成してロール形に巻取る技術があるが、巻取った苗マットの側方に葉先が突出して損傷したり、苗マットの巻取り作業の簡略化を容易に行い得ない等の問題がある。また、ロール形に巻取った苗マットの苗を内部温度の上昇によって損傷させ易い不具合がある。また、前記の巻取り後の苗マットを田植機に搭載して植付けるとき、苗マットの苗が植付爪方向に倒伏して供給され、植付作業性の向上を容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、播種部と、育苗部と、育苗箱から苗マットを取出す巻取り機と、巻取り機によって巻取った苗マットを巻戻す逆巻き機を備え、巻取った苗マットを低温貯蔵する育苗施設において、苗マットの苗を中央寄りで巻取り下手側に倒伏させる葉先ガイド及び葉先押ローラと、苗マット取込コンベヤと、苗マット巻取ベルトと、該巻取ベルトの動力によって駆動する後輪と、後輪を上方に持上げる補助輪を、前記巻取り機に設けると共に、前記巻取り機によって巻取った苗マットを載せる供給コンベヤと、苗マット葉先掻込ベルトと、苗マット受入コンベヤと、苗マット逆巻ベルトと、逆巻き苗マット放出台と、逆巻き苗マット受取台を、前記逆巻き機に設けたもので、苗マットの中央寄りで巻取り下手側に苗を倒し乍ら巻取るから、ロール状の苗マット側方に葉先が突出して損傷するのを容易に防止し得、巻取ベルトによって後輪を駆動して移動させる動作と後輪を持上げて巻取る動作の両方によって苗マットを巻取り得、苗マットの巻取り作業の簡略化を容易に行い得、また苗マットを水冷した後で低温貯蔵してロール状の苗マットの損傷を容易に防止し得ると共に、巻取り機によって巻取った苗マットを逆巻き機によって巻戻すから、ロール状の苗マットの苗が田植機の植付爪に対して反対方向に倒れた状態で植付爪に供給し得、また供給コンベヤにロール状の苗マットを載せるだけで苗マットが巻戻される動作を自動的に行わせ、苗マット巻戻し作業の簡略化並びに植付作業性の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の平面説明図であり、自走形播種機(1)を有する播種部(2)と、発芽室(3)と、水耕栽培装置(4)を有する育苗部(5)と、苗マット取出部(6)を設け、前記各部(2)(5)(6)及び室(3)に固定レール(7)(8)とローラコンベヤ(9)(10)を敷設させ、4枚の苗マットを形成する四連形の育苗箱(11)を各レール(7)(8)及びコンベヤ(9)(10)によって各部(2)(5)(6)及び室(3)に移動させるもので、ウレタン合成樹脂製床マット(12)を育苗箱(11)に入れてレール(7)上を播種部(2)に移動させ、播種台(13)上を移動する播種機(1)によって4枚の床マット(12)上面に同時に種籾を播種した後、コンベヤ(9)によって発芽室(3)に育苗箱(11)を搬入して発芽させ、発芽済みの育苗箱(11)をコンベヤ(9)及びレール(8)によって育苗部(5)の水耕栽培装置(4)位置に移動させ、水耕栽培によって育苗し、一定大きさに苗が成育した育苗箱(11)をレール(8)及びコンベヤ(10)によって苗取出部(6)に移動させると共に、育苗箱(11)の苗マット(14)をロール状に巻取って取出す巻取り機(15)と、巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を逆巻きに巻戻す逆巻き機(16)と、苗マット(14)を取出した育苗箱(11)を水洗する水洗機(17)を苗取出部(6)に備え、水耕栽培によって一定大きさに苗が成長した苗マット(14)を巻取り機(15)によってロール状に巻取って低温貯蔵し、また逆巻き機(16)によって逆巻き方向に巻戻して出荷し、田植機による植付作業を行わせるように構成している。
【0005】さらに、図2、図3、図4、図5、図6に示す如く、苗マット(14)の苗を中央寄りで巻取り下手側に倒伏させる葉先ガイド(18)及び葉先押ローラ(19)と、苗マット取込コンベヤ(20)と、苗マット巻取ベルト(21)と、該巻取ベルト(21)の動力によって駆動する後輪(22)と、後輪(22)を上方に持上げる補助輪(23)を、前記巻取り機(15)に設け、苗マット(14)の中央寄りで巻取り下手側に苗を倒し乍ら巻取り、ロール状の苗マット(14)側方に葉先が突出して損傷するのを防止し、巻取ベルト(21)によって後輪(22)を駆動して移動させて苗マット(14)始端乃至中間部を巻取る動作と後輪(22)を持上げて苗マット(14)終端部を巻取る動作の両方によって苗マット(14)全体を巻取り、苗マット(14)の巻取り作業の簡略化を行い、また苗マット(14)を水冷した後で低温貯蔵してロール状の苗マット(14)の損傷を防止し、幅が約30センチメートルで長さが約6メートルの大きさの苗マット(14)をコンパクトに保管及び出荷できるように構成している。
【0006】また、前記後輪(22)と、前輪(24)及び側輪(25)(25)によって支える巻取り機(15)の本体ケース(26)に支点軸(27)を介して前ケース(28)を開閉自在に取付け、エアシリンダ(29)によって前ケース(28)を開放してロール状の苗マット(14)を前方に取出すと共に、電動巻取モータ(30)と、エアシリンダ(31)によって昇降調節する前記ガイド(18)及びローラ(19)と、苗マット(14)の葉先を倒伏維持する葉押ベルト(32)を、前ケース(28)に設け、ローラ(33)(34)に支持させる巻取ベルト(21)の前半部を前ケース(28)と共に開閉させ、また前記モータ(30)によって巻取ベルト(21)を駆動し、前記コンベヤ(20)及び後輪(22)及びベルト(32)に巻取ベルト(21)の動力を伝え、育苗箱(11)上を移動させる一方、前ケース(28)前部のリミットスイッチ(11a)によって育苗箱(11)端部を検出し、エアシリンダ(35)によって補助輪(23)を下げて後輪(22)を持上げ、後輪(22)を空転させて巻取り機(15)を走行停止させ、苗マット(14)終端部をベルト(21)によって巻取るように構成している。
【0007】また、育苗箱(11)の苗マット(14)巻取り始端側にウインチ(36)を設け、ウインチ(36)のワイヤ(37)を本体ケース(26)に連結させ、苗マット(14)巻取り終端から始端にウインチ(36)によって巻取り機(15)を戻すと共に、前ケース(28)を開放時、エアシリンダ(38)によって押出フレーム(39)を回動させて本体ケース(26)からロール状苗マット(14)を押出すもので、本体ケース(26)側面の複数の窓(40)から中を見て苗マット(14)のロール形成状況または巻取ベルト(21)の緊張状態などを作業者が確認し乍ら作業を行うように構成している。
【0008】また、図5の如く、バネ(41)によって巻取ベルト(21)をローラ(33)に圧着させる動力取出ローラ(42)を介して葉押ベルト(32)を駆動し、バネ(41)に抗してベルト(21)からローラ(42)をエアシリンダ(43)によって離反させ、前ケース(28)開放時にベルト(21)がたるむのを防いでいる。
【0009】また、図3、図6の如く、本体ケース(26)に、支点軸(44)を介して成形アーム(45)を取付け、かつ支点軸(46)を介してテンションアーム(47)を取付け、本体ケース(26)のローラ(48)(49)(50)(51)(52)と、成形アーム(45)のローラ(53)(54)(55)と、テンションアーム(47)のローラ(56)とにより、巻取ベルト(21)の後半部を張設させると共に、前記各アーム(45)(47)間にバネ(57)を張設させ、各アーム(45)(47)をバネ(57)によって互に引張り、巻取ベルト(21)を緊張させ、ベルト(21)によって略一定圧力で苗マット(14)をロール芯(58)に巻付けるもので、2本のアーム(45)(47)と1本のバネ(57)によってベルト(21)のテンションを適正に維持し乍らロール状に苗マット(14)を自動的に巻取るように構成している。
【0010】さらに、図7、図8に示す如く、油圧シリンダ(59)によって昇降させる複数のXリンク形リフト(60)を前記ローラコンベヤ(10)に設け、コンベヤ(10)上の育苗箱(11)を各リフト(60)によって持上げ、各リフト(60)によって育苗箱(11)を略水平に支持させ、台車(61)上の巻取り機(15)を育苗箱(11)上面に移動させて苗マット(14)巻取り作業を行わせると共に、育苗箱(11)の長手方向の一端を持上げる油圧シリンダ(62)を前記コンベヤ(10)に取付け、シリンダ(62)によって育苗箱(11)を傾斜させて上面の水洗後の水を排出させるように構成している。
【0011】さらに、図9乃至図14に示す如く、前記巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を載せる供給コンベヤ(63)と、苗マット葉先掻込ベルト(64)と、苗マット受入コンベヤ(65)と、苗マット逆巻ベルト(66)と、逆巻き苗マット放出台(67)と、逆巻き苗マット受取台(68)を、前記逆巻き機(16)に設け、巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を逆巻き機(16)によって巻戻し、ロール状の苗マット(14)の苗が田植機(図示省略)の植付爪に対して反対方向に倒れた状態で植付爪に供給され、また供給コンベヤ(63)にロール状の苗マット(14)を載せるだけで苗マット(14)が巻戻される動作を自動的に行わせ、苗マット(14)巻戻し作業の簡略化並びに植付作業性の向上などを図るもので、前記コンベヤ(63)に載せるロール状苗マット(14)の中心に芯軸(69)を貫挿させ、コンベヤ(63)両側に立設させるガイド板(70)にガイド溝(71)を開設させ、芯軸(69)両端をガイド溝(71)に摺動自在に係入させ、またコンベヤ(63)送り方向にガイド溝(71)を傾斜させ、コンベヤ(63)を作動させることにより、ロール状苗マット(14)の自重による抵抗によって苗マット(14)がスムーズに送出されると共に、苗マット(14)のロール小径化によって前記ベルト(64)の葉先取込部に芯軸(69)が近づき、苗マット(14)のロールが小径になっても、苗マット(14)のロール繰出し開始部とベルト(64)葉先取込部の距離が略一定に保たれ、苗マット(14)の葉先が起立する前に葉先を先頭にして苗マット(14)の苗がベルト(64)に掻込まれ、苗を倒伏維持するように構成している。
【0012】また、ロール芯と両側ガイド板を有するリール(72)を逆巻ベルト(66)に挾み、ロール状の逆巻き苗マット(14)側部をリール(72)側板によって保護させ、逆巻き時の苗損傷を防ぐと共に、台車(73)上に逆巻き機(16)の本体ケース(74)を設け、電動逆巻モータ(75)を取付けて前記コンベヤ(63)(65)及びベルト(64)(66)を駆動し、リール(72)に苗マット(14)を巻取る。苗マット(14)逆巻き動作が終了時、支点軸(76)回りに後ケース(77)をエアシリンダ(78)によって開放させ、ベルト(66)後半部を上方に持上げて開放させ、エアシリンダ(79)によって放出台(67)を下方開動させて受取台(68)にリール(72)を転落させ、エアシリンダ(80)によって受取台(68)を後方に回転させてリール(72)を取出し、ロール状の苗マット(14)をリール(72)から取外して圃場に運び、田植機に装填して植付作業を行わせるように構成している。
【0013】また、図10、図12、図13の如く、後ケース(77)に、支点軸(81)を介して成形アーム(82)を取付け、かつ支点軸(83)を介してテンションアーム(84)を取付け、後ケース(77)のローラ(85)(86)(87)(88)(89)と、成形アーム(82)のローラ(90)(91)(92)と、テンションアーム(82)のローラ(93)とにより、逆巻ベルト(66)の後半部を後方に開閉自在に張設させると共に、前記各アーム(82)(84)間にバネ(94)を張設させ、各アーム(82)(84)をバネ(94)によって互に引張り、逆巻ベルト(66)を緊張させ、ベルト(66)によって略一定圧力で苗マット(14)をリール(72)に巻付けるもので、2本のアーム(82)(84)と1本のバネ(94)によってベルト(66)のテンションを適正に維持し乍らロール状に苗マット(14)を自動的に巻取るように構成している。
【0014】また、ローラ(94)(95)(96)を介して逆巻ベルト(66)の前半部を本体ケース(74)に張設させ、また前記モータ(75)によってコンベヤ(63)を駆動し、前記コンベヤ(65)及び各ベルト(64)(66)にコンベヤ(63)の動力を伝え、コンベヤ(63)上の苗マット(14)をリール(72)方向に移動させると共に、後ケース(77)側面の複数の窓(97)から中を見て苗マット(14)のロール形成状況または逆巻ベルト(66)の緊張状態などを作業者が確認し乍ら作業を行うように構成している。なお、前記コンベヤ(63)上のロール状苗マット(14)の外周にマット押ローラ(98)をアーム(99)を介して当接支持させ、コンベヤ(63)上でのロール状苗マット(14)の形崩れを防いでいる。そして、巻取り機(15)によって苗葉先を巻取り方向と逆方向に倒して苗マット(14)をロール状に自動的に巻取る一方、逆巻き機(16)によって苗葉先を巻取り方向に倒した状態で苗マット(14)をリール(72)にロール状に巻取り、この逆巻き状態の苗マット(14)を田植機に装填させることにより、田植機の植付爪に対して苗の株元が先頭になるように苗マット(14)が供給され、苗葉先が植付爪から離れて倒伏支持され、植付爪によって苗マット(14)を掻取るとき、植付爪が苗葉先に突入して苗を損傷させたり不完全に苗が取出される不具合をなくしている。
【0015】さらに、図15、図16、図17に示す如く、前記コンベヤ(10)側板に転動自在に係合させる前後輪(100)(100)とコンベヤ(10)側板上面に転動させる駆動輪(101)を水洗機(17)の本体ケース(102)に設け、コンベヤ(10)上に水洗機(17)を載せ、電動走行モータ(103)によって駆動輪(101)を駆動して走行させると共に、コンベヤ(10)上の育苗箱(11)の苗マット載せ部(104)上面を洗うブラシ(105)と、前記の四連形の載せ部(104)を連結する左右リブ(106)(106)及び中リブ(107)を洗うブラシ(108)(109)を本体ケース(102)内部に軸(110)(111)を介して回転自在に設け、電動水洗モータ(112)によって各ブラシ(105)(108)(109)を回転させ、前後のブラシ(105)(105)の移動前側にパイプ(113)(114)によって散水し、四連形育苗箱(11)上面全域の汚れを各ブラシ(105)(108)(109)によって洗い落すもので、本体ケース(102)前後と育苗箱(11)間の隙間をゴムカバー(115)(115)によって閉塞し、本体ケース(102)の外に水が飛散するのを防ぐと共に、水洗作業が終了時、図7の前記シリンダ(62)によって育苗箱(11)の長手方向一端を持上げて傾斜させ、上面の水洗後の水を速やかに排出させる。
【0016】さらに、図18に示す如く、前記巻取り機(15)によって巻取る前の苗マット(14)に農薬(116)を散布して消毒し、巻取り機(15)によって巻取ったロール状苗マット(14)をオゾン水(117)に漬けて消毒し、8乃至10度の冷気(118)による半日乃至1日の冷却または8乃至10度の冷水(119)による15乃至30分の冷却を行い、苗マット(14)のロール状内部の温度を下げた後、湿度が100パーセントで温度が8乃至10度に維持されている低温貯蔵室(120)にロール状苗マット(14)を出荷まで保存し、苗マット(14)の苗の損傷または余分な成育を防ぐように構成している。
【0017】さらに、図19、図20に示す如く、図15の水洗機(17)の本体ケース(102)前面外側にブラケット(121)を介して排水用エアシリンダ(122)を下向きに固定させ、エアシリンダ(122)のピストン(123)下端に取付板(124)を介してゴム製排水板(125)を固定させ、排水板(125)を育苗箱(11)上方に持上げた状態で水洗作業を行うと共に、育苗箱(11)の水洗作業が終了したとき、シリンダ(122)を作動させて排水板(125)を育苗箱(11)底部に下降させ、水洗作業終了端から本体ケース(102)を水洗作業開始端方向に移動させ、育苗箱(11)内部の水を排水板(125)によって水洗作業開始端方向に排出させるもので、育苗箱(11)の一端を持上げて排水させる図7のシリンダ(62)等を不要にし、水洗作業時の排水構造の簡略化及びコスト低減並びに排水機能及び取扱い操作性の向上などが図れる。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、播種部(2)と、育苗部(5)と、育苗箱(11)から苗マット(14)を取出す巻取り機(15)と、巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を巻戻す逆巻き機(16)を備え、巻取った苗マット(14)を低温貯蔵する育苗施設において、苗マット(14)の苗を中央寄りで巻取り下手側に倒伏させる葉先ガイド(18)及び葉先押ローラ(19)と、苗マット取込コンベヤ(20)と、苗マット巻取ベルト(21)と、該巻取ベルト(21)の動力によって駆動する後輪(22)と、後輪(22)を上方に持上げる補助輪(23)を、前記巻取り機(15)に設けると共に、前記巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を載せる供給コンベヤ(63)と、苗マット葉先掻込ベルト(64)と、苗マット受入コンベヤ(65)と、苗マット逆巻ベルト(66)と、逆巻き苗マット放出台(67)と、逆巻き苗マット受取台(68)を、前記逆巻き機(16)に設けたもので、苗マット(14)の中央寄りで巻取り下手側に苗を倒し乍ら巻取るから、ロール状の苗マット(14)側方に葉先が突出して損傷するのを容易に防止でき、巻取ベルト(21)によって後輪(22)を駆動して移動させる動作と後輪(22)を持上げて巻取る動作の両方によって苗マット(14)を巻取ることができ、苗マット(14)の巻取り作業の簡略化を容易に行うことができ、また苗マット(14)を水冷した後で低温貯蔵してロール状の苗マット(14)の損傷を容易に防止できると共に、巻取り機(15)によって巻取った苗マット(14)を逆巻き機(16)によって巻戻すから、ロール状の苗マット(14)の苗が田植機の植付爪に対して反対方向に倒れた状態で植付爪に供給でき、また供給コンベヤ(63)にロール状の苗マット(14)を載せるだけで苗マット(14)が巻戻される動作を自動的に行わせ、苗マット(14)巻戻し作業の簡略化並びに植付作業性の向上などを容易に図ることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【識別番号】000195568
【氏名又は名称】生物系特定産業技術研究推進機構
【出願日】 平成10年9月18日(1998.9.18)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2000−92923(P2000−92923A)
【公開日】 平成12年4月4日(2000.4.4)
【出願番号】 特願平10−283256