| 【発明の名称】 |
乗用田植機における植付部伝動構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】南石 俊樹
【氏名】中島 英夫
【氏名】田中 保彦
【氏名】藤本 正孝
【氏名】柏村 康彦
【氏名】竹田 裕一
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| 【要約】 |
【課題】植付部全体としてのコンパクト化を図ること。
【解決手段】縦送り装置を縦送り駆動する操作部材に対して、 前記苗載台が左右の移動端に位置する度に係合作動する縦送りカムを設けた縦送りカム軸を、 その縦送りカム部分が前記植付駆動ケースの左右方向での横一側外方に位置する状態で配設し、 この縦送りカム軸の一端を、 前記植付駆動ケース内の駆動機構に連動連結すると共に、 前記縦送りカム軸の横一側外方への延出端を、植付駆動ケースに連結パイプを介して連結しかつ左右方向での植付範囲の一側の外端近くに配置した駆動軸ケースの外端近傍に配置している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数条分の苗載部を設けた苗載台(33)を、 一定ストロークで左右往復動自在に植付駆動ケース(22)に支持させると共に、 前記苗載台(33)のストロークエンドにおいて載置苗を所定量づつ縦送りする縦送り装置を設けた乗用田植機であって、前記縦送り装置を縦送り駆動する操作部材に対して、 前記苗載台(33)が左右の移動端に位置する度に係合作動する縦送りカム(52)を設けた縦送りカム軸(51)を、 その縦送りカム(52)部分が前記植付駆動ケース(22)の左右方向での横一側外方に位置する状態で配設し、 この縦送りカム軸(51)の一端を、 前記植付駆動ケース(22)内の駆動機構に連動連結すると共に、 前記縦送りカム軸(51)の横一側外方への延出端を、植付駆動ケース(22)に連結パイプ(71)を介して連結しかつ左右方向での植付範囲の一側の外端近くに配置した駆動軸ケース(72)の外端近傍に配置していることを特徴とする乗用田植機における植付部伝動構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、乗用田植機における植付部伝動構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、乗用田植機における植付部伝動構造の一形態として、 植付駆動ケースに、 苗載台を左右方向に往復横移動させる横送りネジと、 苗載台に設けた縦送り装置を縦送り駆動する縦送りカム軸とを内装したものや、横送りネジと縦送りカム軸とを植付駆動ケースから互いに反対方向に伸延させているものがある。【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した前者の植付部伝動構造では、 横送りネジや縦送りカム軸を植付駆動ケースに内装しているために、 同植付駆動ケースが大型化しているという不具合があり、 また、 後者の植付部伝動構造では、 横送りネジと縦送りカム軸とを植付駆動ケースから互いに反対方向に伸延させているために、 植付部伝動構造の組立性と加工性とに難がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、 本発明では、複数条分の苗載部を設けた苗載台を、 一定ストロークで左右往復動自在に植付駆動ケースに支持させると共に、 前記苗載台のストロークエンドにおいて載置苗を所定量づつ縦送りする縦送り装置を設けた乗用田植機であって、 前記縦送り装置を縦送り駆動する操作部材に対して、 前記苗載台が左右の移動端に位置する度に係合作動する縦送りカムを設けた縦送りカム軸を、 その縦送りカム部分が前記植付駆動ケースの左右方向での横一側外方に位置する状態で配設し、 この縦送りカム軸の一端を、 前記植付駆動ケース内の駆動機構に連動連結すると共に、 前記縦送りカム軸の横一側外方への延出端を、植付駆動ケースに連結パイプを介して連結しかつ左右方向での植付範囲の一側の外端近くに配置した駆動軸ケースの外端近傍に配置していることを特徴とする乗用田植機における植付部伝動構造を提供せんとするものである。 【0005】 【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、第1図及び第2図において、(A) は乗用田植機であり、自走可能な走行部(B) の後方に植付部(C) を昇降機構(D) を介して連結している。 【0006】走行部(B) は、機体前後方向に位置させたアッパーフレーム(1) の前方上部にエンジン(2) を搭載し、エンジン(2) の後部にはステアリングシャフト(3) を立設して上部にステアリングホイル(3-1) を装着している。(4) は、エンジン(2)及び燃料タンク(4-1) などの上部をカバーするボンネットである。 【0007】エンジン(2) の下部にはミッションケース(5) を位置させて、同ミッションケース(5) の左右両側にはフロントアクスルケース(6) を設けて、これに前車軸(7-1) を介して前車輪(7) を装着していると共に、機体後方にリヤアクスルケース(8) を位置させて同リヤアクスルケース(8) の左右両側には後車輪(9) を装着している。(10)はフロントアクスルケース(6) とリヤアクスルケース(8) とに掛け渡し状に連結するロアーフレームで、前記アッパーフレーム(1) よりも下側に位置している。 【0008】また、リヤアクスルケース(8) はロアーフレーム(10)の左右後端と連結されながら、ミッションケース(5) との間にプロペラシャフト(19)を介して連動連結している。(20)はリヤアクスルケースの両側に突設する後車軸である。 【0009】(21)は、田植機の走行部(B) のミッションケース(5) と植付部(C) の植付駆動ケース(22)とを連動連結する植付駆動軸である。そして、かかる植付駆動軸(21)は、前部駆動軸(21-1)と後部駆動軸(21-2)とを自在継手(21-3)を介して連動連結している。 【0010】また、後部駆動軸(21-2)は、外管軸(21-4)と内管軸(21-5)をスプライン嵌合して伸縮自在に構成していると共に、同内管軸(21-5)を植付駆動ケース(22)に連動連結している。 【0011】したがって、上記植付駆動軸(21)は、植付部(C) が上下昇降した際にも、後部駆動軸(21-2)が自在継手(21-3)を中心に上下回動すると共に伸縮作動して、走行部(B) のミッションケース(5) から植付部(C) の植付駆動ケース(22)への動力伝達機能を確保することができるものである。 【0012】(11)は、後端をリヤアクスルケース(8) の上部に連結しながら、側面視隆起状に形成したパイプ状の後部フレームで、上部位置にてリヤフェンダ(12)や運転者用座席(13)を装着している。そして、後部フレーム(11)の前側部は、アッパーフレーム(1) の左右後端(1-1) とT字状に交わって一体的に連結されていると共に、同後部フレーム(11)の左右の前端部はロアーフレーム(10)の中間位置(10-1)で、かつ、機体の略中間位置にてT字状に交わりながら一体的に連結されている。 【0013】(14)はエンジンプーリで、ミッションケース(5) の入力プーリ(15)との間にVベルト(16)を巻掛けて連動連結している。(17)はアッパーフレーム(1) の上面に位置させた広幅状のステップ兼用のケーシング体で、後側はリヤフェンダ(12)と一体的に接続されていると共に、床面、変速ガイド板等を兼用すべく、FRP等の高剛性を有する合成樹脂により作成されている。 【0014】(18)は変速レバーで、ステアリングシャフト(3) の近傍に位置している。(23)は昇降リンク機構であって、後部フレーム(11)の後部位置にリンク支持ブラケット(24)を設けて左右一対のリフトアーム(25)の基部を枢着している。(26)は、ロアーフレーム(10)の中間に基部(26-1)を枢着すると共に、先端をリフトアーム(25)の上部支軸(27)との間に装着した昇降シリンダである。(28)は昇降リンク機構(23)の上部リンクで前端をリフトアーム(25)の上部支軸(27)に連結されながら、後端は植付フレーム(29)の上部に軸架した横軸(30)に枢支されている。 【0015】(31)は下部リンクで、前端をリンク支持ブラケット(24)に枢着されながら、後端は植付フレーム(29)の下部に軸架した連結支軸(32)に枢支されている。 【0016】そして、上部リンク(28)及び下部リンク(31)並びにリフトアーム(25)、そして、植付フレーム(29)とにより平行リンクを構成している。 【0017】植付部(C) は、上記植付フレーム(29)の上方に配設した苗載台(33)上に複数分の苗載部を設け、 各苗載部に苗を載置して、 各載置苗を、植付駆動ケース(22)の後部に設けた植付機構部(34)の作動により圃場に植付けるようにしている。 【0018】そして、 苗載台(33)は、 植付駆動ケース22に支持させると共に、 一定のストロークで左右方向に往復移動自在としており、 苗載台(33)のストロークエンドにおいて、 載置苗を所定量づつ縦送りする縦送り装置( 図示せず) を設けている。(35)は、植付駆動ケース(22)の前部に、機体前後方向に設ける入力軸で、後端に駆動ベベルギヤ(36)を固着している。(37)は、植付駆動ケース(22)内に横方向に設ける植付主軸で、中央に従動ベベルギヤ(38)を固着して前記駆動ベベルギヤ(36)と噛合自在となっている。(39)は、植付主軸(37)の左側に軸支する植付主軸スプロケットで、上記植付主軸(37)は、左右両側をボールベアリング(40-1)(40-2)により回転自在に支持されている。そして、植付主軸(37)の右端は、植付駆動ケース(22)の外側に突出しながら、横送り駆動歯車(41)を装着している。 【0019】また、(42)は、植付主軸(37)と平行に位置する横送り軸で、右端に横送り従動歯車(43)を装着している。 【0020】そして、上記横送り駆動歯車(41)と横送り従動歯車(43)とは、植付駆動ケース(22)の右側(a) に外装された横送り切換ギヤケース(44)に内装されている。 【0021】また、横送り軸(42)は、左右両側をボールベアリング(45-1)(45-2)により回転自在に支持されている。 【0022】そして、横送り軸(42)の左側には、横送りネジ(46)を連結すると共に、同横送りネジ(46)は植付駆動ケース(22)の左側壁より横外方へ延出させて突出状態に配置している。 【0023】横送り軸(42)の中央には縦送り駆動ギヤ(47)を軸支しており、横送りネジ(46)の外周面には、 横移動用コマ受け部材( 図示せず) をスライド自在に嵌合させる往復螺旋溝(46a) を形成して、 苗載台(33)を左右方向に往復させる横送りを可能としている。 【0024】また、(48)は、横送り軸(42)に平行して位置する縦送り軸で、右側に前記縦送り駆動ギヤ(47)に噛合する縦送り従動ギヤ(49)を軸支している。 【0025】そして、同縦送り軸(48)の右側には、連結継手(50-1)(50-2)を介して苗載台(33)に設けた縦送り装置を縦送り駆動する縦送りカム軸(51)を配設しており、 同縦送りカム軸(51)には縦送りカム(52)を一体的に突設して、 同縦送りカム(52)が前記縦送り装置を縦送り駆動する操作部材( 図示せず) に対して、 前記苗載台(33)が左右の移動端に位置する度に間欠的に係合作動するするようにしている。しかも、 縦送りカム軸(51)は、その縦送りカム(52)部分が前記植付駆動ケース(22)の左右方向での横一側外方に位置する状態で配設し、 この縦送りカム軸(51)の一端を、 前記植付駆動ケース(22)内の駆動機構に連動連結すると共に、 植付駆動ケース(22)の左側壁より外側方へ突出状態に配置して連結している。 【0026】さらには、 縦送りカム軸(51)の横一側外方への延出端は、 植付駆動ケース(22)に連結パイプ(71)を介して連結しかつ左右方向での植付範囲の一側の外端近くに配置した駆動軸ケース(72)の外端近傍に配置している。そして、 植付駆動ケース(22)に連結する横長姿勢の連結パイプ(71)と前記横送りネジ(46)とを互いに平行姿勢に配置し、この連結パイプ(71)と横送りネジ(46)との間に前記縦送りカム軸(51)を配置しているまた、縦送りカム軸(51)の左端は、ボールベアリング(53-1)により回転自在に支持されている。縦送り軸(48)の両端は、ボールベアリング(52-1)(52-2)により回転自在に支持されている。 【0027】ここで、 上記横送りネジ(46)及び縦送りカム軸(51)は、植付駆動ケース(22)の左側(b) 位置にて連結されているものである。 【0028】また、植付駆動ケース(22)の後部には、植付駆動スプロケット(54)を回転自在に軸支して、無端チェン(55)を介して前記植付主軸スプロケット(39)と連動連結している。 【0029】(56)は、植付駆動スプロケット(54)の内径部に設ける連結継手で左右両側に植付伝動軸(57)(57)を連結している。 【0030】このように、 植付伝動軸(57)(57)を植付駆動ケース(22)に連結継手(56)を介して連結しているため、 植付機構部(34)を植付駆動ケース(22)に容易に着脱することができる。また、(58)は、植付伝動軸(57)の端側に装着するベベルギヤ、(59)は、同ベベルギヤ(58)と噛合うベベルギヤで、前記植付伝動軸(57)に対して直角方向で、かつ、機体後方向に位置する植付アーム駆動軸(60)の前端に装着されている。(61)は、植付アーム駆動軸(60)の後端に装着するベベルギヤ、(62)は、植付アーム駆動軸(60)に対して直角方向で、かつ、機体横方向に位置する植付アーム軸で、中央に前記ベベルギヤ(61)と噛合うベベルギヤ(63)を装着している。そして、植付アーム駆動軸(60)の前後に各々ベベルギヤ伝動機構(64-1)(64-2)を構成している。 【0031】また、植付アーム軸(62)の左右両側にはクランクアーム(65)(65)を連結して、同クランクアーム(65)(65)には前端に植付爪(66)を有する植付アーム(67)を連結している。 【0032】(68)は、植付アーム軸(62)の後方上部に位置する従動アーム支点軸で、両側に従動アーム(69)を揺動自在に位置させている。(70)は、植付アーム(67)の後端と従動アーム(69)の前端とを連結するアーム取付軸である。そして、植付駆動ケース(22)の左右両側に連結する植付伝動軸(57)は、第3図に示す如く、連結パイプ(71)にて覆われている。 【0033】また、(72)は、前後方向に軸線を向けて、植付アーム駆動軸(60)を覆いながらベベルギヤ伝動機構(64-1)(64-2)を連結支持する駆動軸ケースである。(73)は、左右方向に軸線を向けて、植付アーム軸(62)を覆う植付アーム軸ケースで、前記駆動軸ケース(72)の後部に略直交させて一体的に連通連設している。 【0034】そして、連結パイプ(71)と駆動軸ケース(72)と植付アーム軸ケース(73)は、それぞれ円形パイプ状となしている。 【0035】このようにして、各軸(57)(60)(72)を被覆する連結パイプ(71)及び各ケース(72)(73)を、剛性を確保したまま軽量化かつコンパクト化することができて、この点からも植付機構部(34)の植付駆動ケース(22)への組付け・取り外し作業を容易なものとすることができる。 【0036】また、(74) は、従動アーム支点軸(68)を支持する支点軸ケースで、第5図に示す如く、調整板(75)によって植付アーム軸ケース(73)に対して前後方向に位置変更自在に取付けられている。(76)は、調整板(75)の基部に設ける円弧状長孔、(77)は、植付アーム軸ケース(73)に固着する取付座、(78)は固定用ボルトである。 【0037】そして、支点軸ケース(74)を植付アーム軸(62)を中心に前後に回転移動させることにより、従動アーム支点軸(68)の位置が変わり、第4図に示す如く、植付アーム(67)及び植付爪(66)の回動軌跡が調節可能となる。 【0038】これにより、植付爪(66)による苗の縦取量の調節が可能となるものである。 【0039】また、(79)は、従動アーム支点軸(68)の両側を支持するボールベアリングで、第6図に示す如く、広幅状に一体化された支点軸ケース(74)に装着されている。 【0040】また、第7図は苗載台(33)の取付状態を示すものであって、同苗載台(33)を断面円形の駆動軸ケース(72)にて支持しており、(79)は、駆動軸ケース(72)の上部に突設する支持板で、上部に上下方向に長孔(80)を形成している。(81)は、苗載台(33)の苗取出板(33-1)に突設する突状ピンで、前記長孔(80)に嵌装されている。(82)は、駆動軸ケース(72)の外周に回動可能に嵌装する回動アームで、横向きに作動板(83)を設け、下側には連結板(84)を突設している。そして、作動板(83)には固定ピン(85)を下向きに設けている。 【0041】(86)は、苗取出板(33-1)の下側左右に各々突設する上下調節板で、横向き状の切欠溝(87)を設けながら前記固定ピン(85)を嵌装している。 【0042】(88)は、苗載台(33)を上下動させて苗の取出量を調節する調節レバーで、支点軸(89)を中心に左右に移動可能となっている。(90)は、調節レバー(88)の下端に設ける作動ロッドで、前記回動アーム(82)の連結板(84)に連結している。(91)は連結ピン、(92)は取付ピン、(88-1)は調節用目盛板である。 【0043】そして、前記調節レバー(88)を右方向に回動させると、回動アーム(82)が右方向に回動して、苗載台(33)は下方に移動し、苗の取出量は増大するものである。また、調節レバー(88)を左方向に回動させると、苗載台(33)は上方に移動して、苗の作動量は少なくなるものである。 【0044】そして、この場合は苗載台(33)の上下調節用の回動アーム(82)などが駆動軸ケース(72)に軸支されているので、苗取出量の調節を行う操作リンクの軸受部が不要であって、構造がコンパクトとなるものである。 【0045】また、苗載台(33)の支持部材が断面円形の駆動軸ケース(72)により兼用されているから、軸受としての剛性が高く、苗載台(33)を安定した状態で支持することができるものである。 【0046】また、第8図は、苗載台(33)を支持するサイドフレームの取付構造を示すものであって、(93)は、植付駆動ケース(22)に固定する植付取付台、(94)は、植付取付台(93)の前方に設けるローリングシャフトで昇降リンク機構(23)に連結されている。 【0047】(95)は、植付取付台(93)の上部に連結するU字状のサイドフレームで左右一体となっている。そして、サイドフレーム(95)の上部には苗載台支持用の支持ローラ(96)を装着している。したがって、この場合は、サイドフレーム(95)が左右一体形となっているために、左右の支持ローラ(96)の位置にズレが生じず苗載台(23)を常時スムーズに往復移動させることができ、また、苗載台(33)がねじれ状に取付くようなことがないものである。 【0048】本発明の実施例は上記のように構成しているものであり、苗載台(33)の左右移動量を変更して苗取量を調節する場合は、植付駆動ケース(22)の右側面(a) に連結する横送り切換ギヤケース(44)を取出して、横送り駆動歯車(41)及び横送り従動歯車(43)の歯車比を変更して再度組付けることにより、横送り軸(42)及び横送りネジ(46)の回転速度を変更する。 【0049】これにより、横送りネジ(46)に連動連結する苗載台(33)の移動量が変更させるものである。 【0050】また、苗載台(33)の苗の縦取量を調節する場合は、植付駆動ケース(22)に接続する植付機構部(34)の従動アーム支点軸(68)を、植付アーム軸(62)を中心に前後に回動させて変更することにより、植付爪(66)の回動軌跡を変更させながら、苗の縦取量を調節自在とするものである。 【0051】以上の如く、本発明による場合は、植付駆動ケース(22)の右側(a) に苗取り量の調節を行う横送り切換ギヤケース(44)を外装して、同植付駆動ケース(22)の側面位置にて組替え可能としているために、横送り量の調節が容易でありながら植付駆動ケース(22)を軽量、かつ、コンパクトにできると共に、前後バランスが最適状態に改善されるものである。 【0052】そして、植付部全体の組立が容易となり、かつ、植付爪(66)のタイミング合せが容易化されるものである。 【0053】また、横送りネジ(46)と縦送りカム軸(51)が植付駆動ケース(22)の左側(b) にまとめて位置するために、入力軸(35)の偏心を含めて重量配分が良好となり、さらに、軸受部がサイドフレーム(95)近傍に位置するので、植付フレーム(29)が機能的に構成できるものである。 【0054】また、本発明は、植付駆動ケース(22)に連結する植付伝動軸(57)と、植付機構部(34)の植付アーム軸(62)とを接続する植付アーム駆動軸(60)を断面円形のパイプ状駆動軸ケース(72)にて覆うものであるから、同駆動軸ケース(72)を構造簡単に構成できて、重量軽減を図ることができるものである。 【0055】さらに、植付機構部(34)において、先端に支点軸ケース(74)を取付けた調整板(75)の基部を前後方向に揺動自在に取付けて、支点軸ケース(74)及び従動アーム支点軸(68)を前後方向に変更可能として植付爪(66)の軌跡を変更し、これにより苗の縦取量を調節自在としているから、同苗の縦取量の調節機構全体が簡単となり、したがって、部品点数が削減されると共に、調節方法が確実であるといった優れた効果を奏するものである。 【0056】 【効果】本発明によれば、 次のような効果が得られる。すなわち、 本発明では、 縦送り装置の操作部材と植付伝動ケースとが干渉の虞のないものとなっていることにより、 苗載台と植付駆動ケースとを極力近接させるように配置させることができて、 植付部全体としてコンパクトなものを得ることができる。そして、 前記縦送りカム軸の横一側外方への延出端を、植付駆動ケースに連結パイプを介して連結しかつ左右方向での植付範囲の一側の外端近くに配置した駆動軸ケースの外端近傍に配置しているため、 苗載台の横外側方から操作部材や縦送りカムの調整等のメンテナンスが行い易くなって、そのメンテナンスにおける作業能率を向上できる。 しかも、 植付駆動ケースにおける縦送り駆動カム軸に対するシーリングを少なくすることができて、 シーリングに関してコスト低下が図れる。 |
| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成1年3月31日(1989.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080160 【弁理士】 【氏名又は名称】松尾 憲一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−78921(P2000−78921A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月21日(2000.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−275459 |
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