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【発明の名称】 田植機
【発明者】 【氏名】竹田 裕一

【要約】 【課題】残留肥料回収作業の簡略化並びに植付部(15)への苗補給作業性の向上並びに施肥部(36)への肥料補給作業性の向上などを図る。

【解決手段】走行車(1)に施肥部(36)を装設させる田植機において、機体側方位置で前記施肥部(36)の残留肥料を回収するように構成したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車に施肥部を装設させる田植機において、機体側方位置で前記施肥部の残留肥料を回収するように構成したことを特徴とする田植機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行うと共に、植付条の側方に施肥を行う田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、特開平5−276818号公報に示す如く、走行車に施肥部を装設させる技術があるが、走行車上面に施肥部を近接させて配置させることによって施肥部の残留肥料を容易に回収し得ず、そのため施肥部を上昇させたり取外して残留肥料を回収する必要があり、あるいは走行車上面の高い位置に施肥部を取付けることによって残留肥料回収作業を容易に行えるが、植付部への苗補給作業性の向上並びに施肥部への肥料補給作業性の向上などを容易に図り得ないと共に、走行車の重心低下によるバランス向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行車に施肥部を装設させる田植機において、機体側方位置で前記施肥部の残留肥料を回収する受入部材を設けたもので、走行車上面に施肥部を近接させて配置し得、かつ施肥部を上昇させる構造を不要にし得、走行車上面の低い位置に施肥部を取付けて走行車の重心低下によるバランス向上などを容易に図り得、また中央条の残留肥料を側方で容易に回収し得、残留肥料回収作業の簡略化並びに植付部への苗補給作業性の向上並びに施肥部への肥料補給作業性の向上などを容易に図り得るものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。
【0005】また、図中(15)は8条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。
【0006】また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条施肥部である。
【0007】さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入れる施肥ホッパ(37)と、肥料を定量供給する肥料繰出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形の空気送給管であるエアタンク(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、8条分8組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。
【0008】さらに、図5、図6、図9に示す如く、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(36)を設けると共に、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(46)を連結させ、前記ベースフレーム(45)の前後に固設する丸パイプ形の前後横フレーム(47)(48)の両端に左右の軸受板(49)(50)を固定させている。
【0009】そして、左右軸受板(49)(50)の上部前側を丸パイプ形の横フレーム(51)で、また上部後側を四角パイプ形の横フレーム(52)で一体固定させて、横方向の4本のパイプフレーム(47)(48)(51)(52)と左右軸受板(49)(50)とで剛性を有する箱形の枠フレーム(53)を形成すると共に、前記横フレーム(51)(52)に8組のケース前後ブラケット(54)(55)をそれぞれ固設して、8組の繰出ケース(38)の前側及び後側をケース前後ブラケット(54)(55)にそれぞれボルト(54a)(55a)を介し取外し自在に固定させている。
【0010】また図10、図11に示す如く、左右軸受板(49)(50)の前側間に前記樹脂性のエアタンク(42)を取外し自在に固定させると共に、該タンク(42)の右端に接続する送風機(41)を、前記フレーム(47)の右端に固設するベース台(56)に枢軸(57)及び回動フレーム(58)を介し前方側に折畳み自在に支持させるもので、前記エアタンク(42)は右端に接着固定するストッパの鍔部(42a)を右軸受板(50)の穴部(50a)に挿入させ、左端を左軸受板(49)の穴部(49a)を介して軸受板(49)の外側に突出させて、軸受板(49)の外側壁にボルト(59)止め固定する冂形状蓋板(60)に、エアタンク(42)の左端をパッキン(61)を介し密閉状に固定して、前記送風機(41)とは別個に樹脂性で軽量なエアタンク(42)の確実な取付けを行うように構成している。
【0011】図7に示す如く、前記繰出ケース(38)の上面前側の取入口(62)に前記ホッパ(37)の下部出口(63)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)前面下側に取出口(64)を形成し、着脱自在なキャップ(65)によって取出口(64)を閉塞している。
【0012】また、前記繰出ケース(38)下面に底蓋(66)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(66)下面に出口(67)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(69)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(68)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口(67)からジョイント(69)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(69)中間に入口(70)を上向き開放に形成し、底蓋(66)の出口(67)に嵌合キャップ(71)を固定させ、該キャップ(71)を前記入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(67)を入口(70)に接続させると共に、前記エアタンク(42)に取付板(72)を一体固定させ、取付板(72)に前記ジョイント(69)をボルト止め固定させている。
【0013】また、取入口(73)及び吹出口(74)を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)に繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持させ、かつ閉塞レバーによって各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に弾圧させるもので、入口板(75)と出口板(79)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(75)(79)に対して繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板(77)を繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(80)によって繰出板(77)を強制的に回転させ、取入口(73)から繰出口(76)に入った肥料を排出口(78)に移動させて出口(67)方向に落下させるように構成している。
【0014】図3、図8に示す如く、前記エンジン(2)出力をPTO軸(82)を介し入力する駆動軸(83)を左支柱(43)に設けると共に、該駆動軸(83)の後端にクランク板(84)を設けている。また、前記枠フレーム(53)にブラケット(85)及び軸(86)を介して単一の調量部材である繰出量調節レバー(87)を支持させると共に、支軸(88)を介して調節リンク(89)及び支点リンク(90)を設け、前記レバー(87)のネジ部(87a)に調節リンク(89)を連結させ、支点リンク(90)に調節支点(91)を取付け、該支点(91)に駆動アーム(92)を軸支させる。
【0015】また、前記横フレーム(52)に軸受板(93)を介して繰出駆動軸(94)を回転自在に軸支させ、該駆動軸(94)に揺動アーム(95)を固定させ、前記駆動アーム(92)に長さ調節自在な伸縮ロッド(96)を介して揺動アーム(95)を連結させると共に、前記クランク板(84)を駆動アーム(92)に入力ロッド(97)を介して連結させ、PTO軸(82)からの駆動力を繰出駆動軸(94)に伝えるように構成している。
【0016】さらに、前記繰出軸(80)に連結するクラッチ軸(98)の一方向クラッチ(99)に連係ロッド(100)及びリンク(101)を介して繰出駆動軸(94)を連結させて、クラッチ軸(98)を一方向に間欠的に回転させると共に、前記繰出軸(80)をクラッチ軸(98)に継断自在に連結させるユニットクラッチ(図示省略)のクラッチアーム(102)を、前記植付部(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め用ユニットクラッチレバー(103)にクラッチワイヤを介して連結させている。
【0017】図12、図13にも示す如く、前記繰出駆動軸(94)の回転を停止させるドッグクラッチ式の施肥クラッチ(104)を備えるもので、前記駆動軸(94)に遊転支持させて前記揺動アーム(95)に一体連結させる固定側クラッチ(105)と、前記駆動軸(94)の多角形部(94a)に軸方向にスライド自在に支持させて固定側クラッチ(105)の爪穴(106)にクラッチ爪(107)を係脱自在に係合させる可動側クラッチ(108)と、前記可動側クラッチ(108)をスライド操作して爪穴(106)とクラッチ爪(107)の係合及び解除を行うクラッチレバー(109)と、前記可動側クラッチ(108)の検出片(110)との接触によってこの施肥クラッチ(104)の切を検出する施脂クラッチスイッチ(111)とを設け、単一のレバー(109)による施肥クラッチ(104)の切操作によって施肥部(36)の全駆動を停止させるように構成している。
【0018】而して、左右の軸受板(49)(50)間の4本の横フレーム(47)(48)(51)(52)で剛性良好に囲まれる多角形空間内に、前記繰出ケース(38)の底蓋(66)部やエアタンク(42)やジョイント(69)などを安全且つ安定良好に配置させて、各条の施肥量を安定維持させると共に、衝突による破損も防止するもので、また各3本の横フレーム(48)(51)(52)及び(47)(48)(51)で区画される三角形空間内に、前記底蓋(66)及びエアタンク(42)・ジョイント(69)をそれぞれ配置させて、これらの保持をより効果的なものとさせるものである。
【0019】なお、図4仮想線に示す如く、左右の軸受板(49)(50)間には左右の中軸受板(49a)(50a)など適宜数の中軸受板を必要に応じて設けても良い。
【0020】ところで、図7、図5に示す如く前記排出口(78)下位置の底蓋(66)内壁面に、微衝撃感知式の肥料繰出センサ(112)を設けて、肥料の繰出しをセンサ(112)で検出するとき前記送風機(41)の駆動用送風機スイッチ(113)がオフ状態でも送風機(41)の駆動を行って、肥料詰まりを防止するように構成している。
【0021】また、前記送風機(41)の空気吸込口(114)及び前記エアタンク(42)内の入口部に、送風機(41)とは並列に電源に接続させる抵抗体(115)を設け、施肥作業中は抵抗体(115)を発熱させて、肥料の吸湿を抑えると共に、肥料のエアタンク(42)内の付着や体積を防止するように構成している。なお抵抗体(15)の設置位置や個数は限定するものでない。
【0022】さらに図4、図16に示す如く、前記施肥ホッパ(37)には肥料の一定残留量以下を表示パネル(116)の警報ランプ(117)に表示する警報センサ(118)を各条毎に設けるもので、該センサ(118)は8条分のうち1条毎の間隔を空けた半分(4条)のセンサ(118a)を設定位置より下位に配設して、設定位置の警報センサ(118)が作動しても下位のセンサ(118a)が作動するまでは前記送風機(41)を駆動し(肥料が空状態となってもしばらくは使用可能とさせる)、全センサ(118)(118a)が作動(全警報ランプ(117)が点灯)するとき送風機(41)の駆動を停止(駆動スイッチ(113)がオフでも良い)させて、施肥ホッパ(37)内に肥料が無いときには送風機(41)の駆動を停止させるように構成している。
【0023】そして図15に示す如く、前記スイッチ(111)(113)及びセンサ(112)(118)(118a)をコントローラ(119)に入力接続させると共に、前記送風機(41)・抵抗体(115)・表示パネル(116)にコントローラ(119)を出力接続させるもので、送風機スイッチ(113)がオンで施肥クラッチがオン状態のとき、送風機(41)を駆動し、送風機(41)からの空気でもって肥料を搬送すると共に、抵抗体(115)への通電によって該抵抗体(115)を発熱して肥料詰まりの発生を防止し、常に正常な施脂作業を行わしめるものである。また施脂作業中警報センサ(118)(118a)で何れかのホッパ(37)の肥料の一定貯留量以下(無し状態)を検出するとき、このホッパ(37)に該当する表示パネル(116)の警報ランプ(117)を点灯表示させると共に、全ホッパ(37)の肥料の一定量以下を検出するとき、送風機(41)の駆動と抵抗体(115)の発熱を停止させるもので、一方送風機スイッチ(113)がオフで送風機(41)の駆動を停止させている状態下でも、肥料繰出センサ(112)が肥料の繰出しを検出するときには、送風機(41)を駆動するものである。
【0024】図17及び図18は5条用の側条施肥部(36)において、繰出ケース(38)の取出口(64)から出た肥料を左右傾斜樋(120)(121)に受取って、回収袋(122)の投入位置まで流下させるように設けたもので、左右の樋(120)(121)は施肥部(36)略中央の支点軸(123)に傾斜上端側を回動自在に支持させ、エアタンク(42)の左右両端に固設する枢着板(124)に左右の樋(120)(121)の傾斜下端側の調節ボルト(125)を長孔(126)を介して傾斜角調節自在に固定させて、取出口(64)から樋(120)(121)上に排出された肥料を自重で投入位置までスムーズに流下させるように構成している。なお、(127)は前記樋(120)(121)上方を覆って、雨水などより肥料を保護する庇体である。
【0025】上記から明らかなように、走行車(1)に施肥部(36)を装設させる田植機において、機体側方位置で前記施肥部(36)の残留肥料を回収する誘導部材である傾斜樋(120)(121)を設ける。そして、走行車(1)上面に施肥部(36)を近接させて配置させ、かつ施肥部(36)を上昇させる構造または取外し作業を不要にし、走行車(1)上面の低い位置に施肥部(36)を取付けて走行車(1)の重心低下によるバランス向上を図り、また中央条の残留肥料を側方で回収させ、残留肥料回収作業の簡略化並びに植付部(15)への苗補給作業性の向上並びに施肥部(36)への肥料補給作業性の向上などを図る。
【0026】図19に示すものは、フロート(34)(35)の下方に突出させる2種類の施肥パイプ(128)(129)でもって植付条の側条及び深層に同一ペースト状肥料の2段施肥を行う2段式施肥装置(130)の構造例を示すもので、センターフロート(34)前部の上下動変化で植付深さを検出して植付部(15)の支持高さを調節して植付深さを一定維持させる植深制御にあっては、施肥パイプ(128)(129)の受ける抵抗によって車速が速くなる程フロート(34)前部には前下りのモーメントが作用し制御の感度はその分悪化する。このため副変速レバー(30)とフロート(34)前部間をワイヤ(131)及び引張バネ(132)を介して連結させて、前記フロート(34)の前下りモーメントを打消すように引張バネ(132)でフロート(34)前部を吊る状態とさせて、副変速レバー(30)で高速とする程バネ(132)の引張力を大とさせて、フロート(34)の前下りモーメントの増加を打消し、該フロート(34)前部の上下量変化に適正に基づいた植深制御を行うように構成したものである。
【0027】上記から明らかなように、ホッパ(37)内の肥料及び薬剤を送風機(41)の空気送給管(42)からの空気流でもって搬送して施肥及び防除を行う農作業装置において、左右側板(49)(50)と、左右側板(49)(50)間を横架する複数の横フレーム(47)(48)(51)(52)とで箱形の枠フレーム(53)を形成し、前記ホッパ(37)及び空気送給管(42)を枠フレーム(53)に別個に支持させ、軽量で高剛性を確保するフレーム(53)に、ホッパ(37)及び空気送給管(47)を各条毎にばらつきなく正確に支持させて、各条毎の施肥及び防除精度を向上させる。
【0028】また、ホッパ(37)の肥料及び薬剤繰出部(38)と、空気送給管(42)を枠フレーム(53)に各別に支持させ、例えば樹脂など軽量材で形成する空気供給管(42)をホッパ(37)とは別個に簡潔に支持させて、これら供給管(42)及びホッパ(37)の各別にして容易な取外しを可能とさせて、掃除や保守点検作業を至便とさせる。
【0029】さらに、空気送給管(42)に接続する送風機(41)を、空気送給管(42)とは別個に枠フレーム(53)に支持させ、重量物の送風機(41)を軽量物の空気供給管(42)に作用させることなく、剛性を有する枠フレーム(53)に確実に保持させて、送風機(41)の堅固な支持と、空気送給管(42)に対する正確な接続を可能とさせる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、走行車(1)に施肥部(36)を装設させる田植機において、機体側方位置で前記施肥部(36)の残留肥料を回収するように構成したもので、走行車(1)上面に施肥部(36)を近接させて配置でき、かつ施肥部(36)を上昇させる構造または取外し作業を不要にすることができ、走行車(1)上面の低い位置に施肥部(36)を取付けて走行車(1)の重心低下によるバランス向上などを容易に図ることができ、また中央条の残留肥料を側方で容易に回収でき、残留肥料回収作業の簡略化並びに植付部(15)への苗補給作業性の向上並びに施肥部(36)への肥料補給作業性の向上などを容易に図ることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【出願日】 平成9年4月15日(1997.4.15)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2000−78913(P2000−78913A)
【公開日】 平成12年3月21日(2000.3.21)
【出願番号】 特願平11−269644