| 【発明の名称】 |
田植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹田 裕一
【氏名】加藤 祐一
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| 【要約】 |
【課題】施肥部(36)を取外すことなくトラック荷台に走行車(1)を載せて運搬すると共に、保管または輸送時にエアタンク(42)(421)(422)内に雨水や埃などが侵入するのを防止する。
【解決手段】複数組のホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)及びエアタンク(42)(421)(422)を左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設け、機体中央側のホッパ(37)及び繰出ケース(38)及びエアタンク(42)に対して、機体側部のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)を機体内方乃至外方に移動自在に設けると共に、機体内方移動によって開放されるエアタンク(42)(421)(422)端面を閉塞する蓋体(152)を設けたことを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数組のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクを左右方向に並設させる施肥部を走行車に設け、機体中央側のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクに対して、機体側部のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクを機体内方乃至外方に移動自在に設けると共に、機体内方移動によって開放されるエアタンク端面を閉塞する蓋体を設けたことを特徴とする田植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植付爪を備えて連続的に苗植作業を行う田植機に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、特開平5−304805号公報に示す如く、施肥部に設けるホッパの両側端部を折畳む技術があるが、多条大型化によって繰出ケース及びエアタンクを左右方向に延設させることにより、運搬用トラック荷台から機外側の繰出ケース及びエアタンク端部が突出し易く、植付部及び施肥部の多条大型化によって容易に運搬し得ない不具合がある。例えば、前記エアタンクを折畳みまたは取外して左右幅を縮少させた場合、エアタンクの接合端面が開放されて埃などが入る不具合がある。 【0003】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、複数組のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクを左右方向に並設させる施肥部を走行車に設け、機体中央側のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクに対して、機体側部のホッパ及び繰出ケース及びエアタンクを機体内方乃至外方に移動自在に設けると共に、機体内方移動によって開放されるエアタンク端面を閉塞する蓋体を設けたもので、前記ホッパ及び繰出ケース及びエアタンクの折畳みによって施肥部の左右幅を容易に縮少し得、施肥部を取外すことなくトラック荷台に走行車を載せて運搬し得、また納屋などの狭少スペースに容易に格納し得ると共に、保管または輸送時にエアタンク内に雨水や埃などが侵入するのを蓋体によって容易に防止し得るものである。 【0004】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤアクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(11)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によって前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル(14)を設ける。 【0005】また、図中(15)は8条植え用の苗載台(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。また前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸(23)を介して支持フレーム(24)を設け、トップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含むリンク機構(27)を介して走行車(1)後側に支持フレーム(24)を連結させ、前記リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させる昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行うように構成する。 【0006】また、図中(29)は走行変速レバー、(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッチペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は2条分均平用サイドフロート、(36)は8条用の側条施肥部である。 【0007】さらに、図3、図4に示す如く、肥料を入れる肥料タンクである中央の固定側施肥ホッパ(37)及び左右の収納側施肥ホッパ(371)(372)と、肥料を定量供給する繰出部である肥料繰出ケース(38)と、フロート(34)(35)の側条作溝器(39)にフレキシブル形搬送ホース(40)を介して肥料を排出させるターボブロワー型送風機(41)と、円筒形のエアタンク(42)とを、前記施肥部(36)に備えると共に、エアタンク(42)右側端に送風機(41)を取付け、8条分の8組の肥料繰出ケース(38)…をエアタンク(42)上側に配設させている。 【0008】さらに、図5乃至図11に示す如く、前記車体フレーム(3)後端の左右支柱(43)上端間に横架する水平フレーム(44)両側に左右ベースフレーム(45)(45)を取付け、前後方向に略水平に横架させる前記ベースフレーム(45)を介して施肥部(36)を設けると共に、左右ベースフレーム(45)(45)にブラケット(46)(46)を介してエアタンク(42)をボルト止め固定させるもので、ベースフレーム(45)後端部と車体フレーム(3)間にサイドステー(47)を連結させ、ベースフレーム(45)前後側に前後昇降レール(48)(49)…を立設させ、前後一組左右二対の4本の該昇降レール(48)(48)(49)(49)を介して施肥部(36)を昇降自在に取付けると共に、左右一対の2本のガススプリング(50)(50)によって昇降自在に施肥部(36)を取付け、車体フレーム(3)後端部に配置させるリヤアクスルケース(7)に施肥部(36)重量を支持させるもので、図8にも示す如く、前後昇降レール(48)(49)に対向させる軸受板(51)を設け、前記レール(48)(49)に転動自在に嵌込むベアリングローラ(52)…を軸受板(51)に回転自在に軸支させ、前後2本のレール(48)(49)を左右対称に2組設け、1本のレール(48)(49)に対して上下2個のローラ(52)(52)を取付け、左右一対の軸受板(51)(51)を4本のレール(48)(49)と8個のローラ(52)…によってベースフレーム(45)に昇降自在に支持させている。 【0009】また、前記ガススプリング(50)の下端を前記車体フレーム(3)に連結させ、前記軸受板(51)にガススプリング(50)上端を連結させ、前記レール(48)(49)とガススプリング(50)を略平行に立設させると共に、施肥部(36)の前後幅方向の重心位置にガススプリング(50)を連結させるもので、施肥部(36)の重量と略等しいかまたは若干小さい伸張力をガススプリング(50)が有するように構成している。 【0010】さらに、左右の軸受板(51)(51)を丸パイプ形の前フレーム(53)によって一体固定させ、施肥部(36)を持上げるときに作業者が握る取手(54)を前記前フレーム(53)に溶接固定させ、左右の前記軸受板(51)(51)に支軸(55)(55)を介して左右ロックレバー(56)(56)を回転自在に軸支させ、前側の左右昇降レール(48)(48)に左右ロックレバー(56)(56)を介して左右軸受板(51)(51)前部を係止させると共に、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右ロックピン(57)(57)を取付け、軸受板(51)にロックピン(57)を係脱自在に係入させ、後側の左右昇降レール(49)(49)に左右軸受板(51)(51)後部を左右ロックピン(57)(57)を介して係止させ、軸受板(51)の前部と後部を前後の昇降レール(48)(49)にロックレバー(56)とロックピン(57)により固定させる。また、前記昇降レール(48)に上下係合孔(58)(59)を形成させ、各係合孔(58)(59)にロックレバー(56)を係入させて施肥機(36)を上昇位置または下降位置で固定支持させるもので、ロックレバー(56)を前記取手(54)の下側に延出させ、運転席(13)側に突設させる取手(54)を作業者が握り乍らロックレバー(56)を操作し、ロックレバー(56)を係合孔(58)(59)から離脱させることができるように構成している。 【0011】また、前記前フレーム(53)にケース前ブラケット(60)を溶接固定させ、該ケース前ブラケット(60)に前記繰出ケース(38)前側をボルト止め固定させるもので、1ユニットとして構成する中央2条分の繰出ケース(38)(38)を左右の昇降レール(48)(49)間に配設させ、昇降レール(48)(49)の機外側に左右各2条分の繰出ケース(38)(38)を夫々配設させ、2条1組として6条分3ユニットの繰出ケース(38)…を左右に並設させ、さらに左右機外側に左右の収納側繰出ケース(381)(382)を並設させている。 【0012】さらに、図12に示す如く、前記繰出ケース(38)(381)(382)の上面前側の取入口(61)に前記ホッパ(37)(371)(372)の下部出口(62)を嵌着させると共に、前記繰出ケース(38)(381)(382)前面下側に取出口(63)を形成し、着脱自在なキャップ(64)によって取出口(63)を閉塞している。前記キャップ(64)を取外して取出口(63)を開放し、ホッパ(37)内部の肥料を前側下方に流下させるもので、このときに施肥部(36)を昇降レール(48)(49)の上昇位置に支持させ、取出口(63)と下方のエアタンク(42)の間隔を拡大させ、肥料を入れる容器を前記取出口(63)下方に容易に差し入れることができ、残留肥料の取出しを容易に行えるように構成している。 【0013】また、前記繰出ケース(38)下面に閉塞レバーを介してケース底部である底蓋(66)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂製の前記底蓋(66)下面に出口(67)を形成するもので、エアタンク(42)に前端部を嵌着させる軟質合成樹脂製の接合パイプ(68)を備え、該パイプ(68)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(69)前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(69)後端に前記搬送ホース(40)を嵌着させ、前記送風機(41)の送風をエアタンク(42)から各パイプ(68)…及びホース(40)に吹出させ、底蓋(66)の出口(67)からジョイント(69)中間に落下する肥料を搬送ホース(40)に移動させるもので、T字形フランジを形成する前記ジョイント(69)中間に入口(70)を上向き開放に形成し、底蓋(66)の出口(67)に嵌合キャップ(71)を固定させ、該キャップ(71)を前記入口(70)の外壁に着脱自在に嵌着させ、出口(67)を入口(70)に接続させると共に、前記エアタンク(42)に取付板(72)を一体固定させ、取付板(72)に前記ジョイント(69)をボルト止め固定させている。 【0014】また、取入口(73)及び吹出口(74)を有する入口板(75)と、同一円周上に略四角形の複数の繰出口(76)…を有する繰出ロールである繰出板(77)と、排出口(78)を有する出口板(79)を備え、略円形平板製の前記各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)の間に多層状に配設させると共に、繰出ケース(38)にロール駆動軸である繰出軸(80)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(75)(77)(79)の中央部に繰出軸(80)下端側を貫通させ、出口板(79)下面に下方側からバネ(81)を弾圧させ、各板(75)(77)(79)を下方に抜出し自在に繰出軸(80)に支持させ、かつ閉塞レバーによって各板(75)(77)(79)を繰出ケース(38)と底蓋(66)間に弾圧させるもので、入口板(75)と出口板(79)を繰出ケース(38)に係止させ、各板(75)(79)に対して繰出軸(80)を遊転させると共に、繰出板(77)を繰出軸(80)に係合軸支させ、繰出軸(80)によって繰出板(77)を強制的に回転させ、取入口(73)から繰出口(76)に入った肥料を排出口(78)に移動させて出口(67)方向に落下させるように構成している。 【0015】さらに、図6、図9、図11にも示す如く、前記エンジン(2)出力を植付部(15)に伝達させるPTO軸(86)をミッションケース(4)から後方に延出させると共に、前記左支柱(43)に軸受ケース(87)を溶接固定させ、軸受ケース(87)の入力軸(88)を前記PTO軸(86)中間にチェン(89)を介して連動連結させ、軸受ケース(87)の出力軸(90)後端部にクランク板(91)をボールロック構造により着脱自在に固定させる。また、前記軸受板(51)及びケース後ブラケット(92)を一体固定させる四角パイプ形後面フレーム(93)を備え、エアタンク(42)及び前フレーム(53)と略平行に後面フレーム(93)を横架させ、ケース後ブラケット(92)に前記繰出ケース(38)後側をボルト止め固定させる。 【0016】また、前記左の軸受板(51)にブラケット(94)及び軸(95)を介して繰出量調節レバー(96)を軸支させると共に、左の軸受板(51)に支軸(97)を介して調節リンク(98)及び支点リンク(99)を設け、前記レバー(96)のネジ部(100)に調節リンク(98)を連結させ、支点リンク(99)に調節支点(101)を取付け、該支点(101)に駆動アーム(102)を軸支させる。 【0017】また、前記後面フレーム(93)に軸受板(103)を介して繰出駆動軸(104)を回転自在に軸支させ、該駆動軸(104)に揺動アーム(105)を固定させ、前記駆動アーム(102)に長さ調節自在な伸縮ロッド(106)一端側を連結させ、かつ前記揺動アーム(105)に前記伸縮ロッド(106)の他端側を連結させると共に、前記クランク板(91)を駆動アーム(102)に入力ロッド(107)を介して連結させ、植付駆動用のPTO軸(86)から入力ロッド(107)及び駆動アーム(102)を介して繰出駆動軸(104)に駆動力を伝えるように構成している。 【0018】さらに、図8に示す如く、前記後面フレーム(93)に連れ回り防止一方向クラッチ(108)を介してクラッチ軸(109)を軸支させ、該クラッチ軸(109)に一方向クラッチ(110)を介して入力リンク(111)を設けると共に、前記繰出駆動軸(104)に揺動リンク(112)を固定させ、該リンク(112)を前記入力リンク(111)に連係ロッド(113)を介して連結させ、入力リンク(111)を揺動させてクラッチ軸(109)を一方向に間欠的に回転させるように構成している。 【0019】また、前記繰出ケース(38)に条止めクラッチケース(114)を固定させると共に、前記繰出軸(80)上端側にベベルギヤ(116)を介してクラッチ軸(109)を常時連結させるもので、繰出軸(80)を前記クラッチ軸(109)に継断自在に連結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケース(114)に内設させると共に、前記ケース(114)の条止めクラッチを継断操作するクラッチレバー(118)とクラッチアーム(119)を前記クラッチケース(114)の前後に振分け配設させ、前記植付部(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植付け条止め用ユニットクラッチレバー(120)に条止めワイヤを介して前記クラッチアーム(119)を連結させる。 【0020】さらに、図8、図13、図14に示す如く、中央2条分の肥料繰出ケース(38)(38)取付位置外側で前フレーム(53)と後面フレーム(93)に左右の軸受板(51)(51)を溶接固定させると共に、前フレーム(53)と後面フレーム(93)の左右両端部を左右のサイドフレーム(123)(123)によって一体固定させ、両側2条分の肥料繰出ケース(38)(38)を軸受板(51)とサイドフレーム(123)間の前フレーム(53)及び後面フレーム(93)に取付けるもので、四角枠形の各フレーム(53)(93)(123)を軸受板(51)によって左右方向に三等分に区切り、前後のフレーム(53)(93)間に6条分の肥料繰出ケース(38)を掛け渡し支持させる。 【0021】さらに、図13乃至図21に示す如く、前記ステップ(11)を取付けるステップフレームを介して補助ステップ(124)を設け、車体カバー(12)後部両側に左右補助ステップ(124)(124)を配設させると共に、中央の固定側エアタンク(42)両側に左右略同一形状の収納側エアタンク(421)(422)を連設させ、固定側エアタンク(42)端部に固定ブラケット(125)を一体固定させ、収納側エアタンク(421)(422)に可動ブラケット(126)を一体固定させ、固定ブラケット(125)の長孔(127)に回動及び摺動自在に挿通させる支点部材である水平回動支点軸(128)を可動ブラケット(126)に回転自在に取付け、前記支点軸(128)回りに収納側エアタンク(421)(422)を水平回転させかつ長孔(127)の案内によって収納側エアタンク(421)(422)を水平移動させ、補助ステップ(124)上面に収納側エアタンク(421)(422)を折畳み自在に構成している。また、右の収納側エアタンク(422)端部に前記送風機(41)を取付け、送風機(41)から各タンク(422)(42)(421)内に空気を圧送し、該空気によって肥料を搬出する施肥作業を行うように構成している。 【0022】さらに、前記サイドフレーム(123)にロックピン(129)(129)及びワンタッチ式取付部材であるパッチン錠(130)(130)を介して左右フレーム(131)(131)を着脱自在に連結させ、前フレーム(53)及び後面フレーム(93)と略同形の分割フレーム(132)(133)を左右フレーム(131)(131)と外側フレーム(134)(134)の間に一体固定させ、分割フレーム(132)(133)に左右繰出ケース(381)(382)を固定させると共に、固定側クラッチ軸(109)端部のクラッチ板(136)に左右繰出ケース(381)(382)の繰出軸(135)(135)の爪体(137)をバネ(138)を介して着脱自在に連結させ、クラッチ軸(109)からクラッチ板(136)及び爪体(137)を介して左右繰出ケース(381)(382)に繰出し駆動力を伝えるように構成している。 【0023】さらに、前記収納側エアタンク(421)(422)に係合筒(139)(139)を一体固定させ、左右フレーム(131)(131)及び外側フレーム(134)(134)に固定ピン(140)(140)を一体固定させ、該固定ピン(140)(140)を前記係合筒(139)(139)に出入自在に上方側から遊嵌挿入させ、固定ピン(140)(140)を係合筒(139)(139)に差込むと共に、補助ステップ(124)上面に当接させる脚フレーム(141)を収納側エアタンク(421)(422)に一体固定させ、左右フレーム(131)(131)に固定用ステー(142)上端側を一体固定させ、前記ステー(142)下端側を脚フレーム(141)上面に当接させ、上下に重ねた前記ステー(142)及び脚フレーム(141)をノブボルト(143)によって補助ステップ(124)上面に着脱自在に固定させると共に、前記ノブボルト(143)を取外して左右フレーム(131)(131)及び外側フレーム(132)(132)を上方に持上げ、係合筒(139)からピン(140)を抜出し、収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を収納側エアタンク(421)(422)に対して分離させるように構成している。 【0024】また、前記固定ブラケット(125)に収納固定板(144)を一体形成し、前記脚フレーム(141)及び固定用ステー(142)をノブボルト(143)によって補助ステップ(124)に固定させたとき、前記収納固定板(144)に可動ブラケット(126)をノブボルト(145)によって固定させ、補助ステップ(124)上面に2本のノブボルト(143)(145)によって収納側エアタンク(421)(422)を固定させ、収納側施肥ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)を収納側エアタンク(421)(422)に支持させるように構成している。 【0025】このように、前記施肥部(36)を中央の固定部である固定側ホッパ(37)及び繰出ケース(38)及びエアタンク(42)と左右最外側の収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)によって形成し、これら収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)を収納自在に設けて、収納時には走行車機体である補助ステップ(124)に固定させるもので、収納位置の収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)を支持させる部材を施肥部(36)側から突設させる必要がなく、また収納位置の収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)の支持強度を容易に確保するように構成している。 【0026】さらに、前記固定側エアタンク(42)両端にフランジ(146)(146)を一体固定させ、前記収納側エアタンク(421)(422)にフランジ(147)(147)を一体固定させ、ノブボルト(143)によって対向する各フランジ(146)(147)を締付け固定し、各フランジ(146)(147)を直接当接させ、固定側エアタンク(42)両端に収納側エアタンク(421)(422)を固定させると共に、収納側エアタンク(421)(422)の弾性ゴム製の空気もれ防止パッキン(148)に輪形突条(149)を形成し、固定側エアタンク(42)の弾性ゴム製の空気もれ防止パッキン(150)に前記突条(149)を圧着させ、前記突条(149)の圧着変形によって前記各パッキン(148)(150)を密着させるもので、前記各フランジ(146)(147)を直接当接させて固定することにより、収納側エアタンク(421)(422)側の重量によって収納側エアタンク(421)(422)が固定側エアタンク(42)との接合部分で下方に折曲がるのを防止し、各パッキン(148)(150)接合部の下方側が必要以上に圧縮されたり上方側が離反する不具合をなくすように構成している。 【0027】図15乃至図19に示す如く、前記ロックピン(129)(129)はサイドフレーム(123)のクラッチ(109)を挾んだ上下2箇所位置に突設させ、該ロックピン(129)(129)に係合するピン孔(129a)(129a)を左右フレーム(131)(131)に開設させると共に、前記パッチン錠(130)(130)はピン孔(129a)(129a)に直交する左右フレーム(131)(131)の2箇所の前後折曲部(131a)(131b)に設け、該錠(130)(130)の係合するフック部(123a)(123b)を左右フレーム(123)(123)の対向位置に設けて、収納側繰出ケース(381)(382)を作業位置に拡張時にロックピン(129)(129)でもって位置決めを行うと共に、パッチン錠(130)(130)によって本体側の繰出ケース(38)(38)に確実に固定するように構成している。 【0028】図22に示す如く、前記施肥ホッパ(37)(371)(372)に設ける肥料センサなどのハーネス(151)において、固定側と収納側との間のハーネス(151)はコイル状のスプリングコード(151a)に形成して、収納側ホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)などの折畳み時には、その都度ハーネスのカプラ(防水カプラを必要)を取外すなどの手間の煩わしさなく、接続状態のまま折畳み可能とするように構成している。 【0029】図23に示す如く、収納側のエアタンク(421)(422)の折畳み時には、開放されるエアタンク(42)(421)(422)の端面をワンタッチ式の弾性蓋体(152)によって閉塞するもので、エアタンク(42)(421)(422)のフランジ(146)(147)の上下端縁に嵌着させる上下係合部(152a)(152a)を蓋体(152)は有し、エアタンク(42)(521)(422)側に蓋体(152)を押し込んでその装着を行って、保管または輸送時にタンク(42)(421)(422)内に、雨水や埃などが侵入するのを防止するように構成している。さらに図4及び図23に示す如く、前記蓋体(152)を取外した作業中には、例えば邪魔にならない固定側繰出ケース(38)と繰出ケース(38)との間のエアタンク(42)に、蓋体(152)を保管するもので、エアタンク(42)背面側の上下に固設する2組(上下2枚を1組)の係止板(153)に、左及び右側それぞれ2枚の蓋体(152)を嵌着保持させて、不要時の保管を行うように構成している。 【0030】上記から明らかなように、複数組のホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)及びエアタンク(42)(421)(422)を左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設け、機体中央側のホッパ(37)及び繰出ケース(38)及びエアタンク(42)に対して、機体側部のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)を機体内方乃至外方に移動自在に設けると共に、機体内方移動によって開放されるエアタンク(42)(421)(422)端面を閉塞する蓋体(152)を設けている。そして、前記ホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)及びエアタンク(42)(421)(422)の折畳みによって施肥部(36)の左右幅を縮少させ、施肥部(36)を取外すことなくトラック荷台に走行車(1)を載せて運搬し、また納屋などの狭少スペースに格納させると共に、保管または輸送時にエアタンク(42)(421)(422)内に雨水や埃などが侵入するのを蓋体(152)によって防止する。 【0031】また、肥料繰出部(38)を有する複数組の施肥ホッパ(37)と、該ホッパ(37)の肥料を空気流でもって搬送するエアタンク(42)とを、走行車の左右方向に並設する田植機の施肥装置において、左右最外側のホッパ(371)(372)及びエアタンク(421)(422)を一体的に回動且つ摺動させて機体内方側に収納する折畳み支点部材である水平回動支点軸(128)を設け、左右最外側のホッパ(371)(372)及びエアタンク(421)(422)をその都度取外す手間の煩わしさなく作業容易に、且つ障害とならない機体内側の収納位置まで充分に移動させ、折畳みでの工数を削減させ、運搬や格納作業などでの作業性を向上させる。 【0032】また、水平回動支点軸(128)を介し左右最外側のエアタンク(421)(422)を収納自在に設けると共に、該エアタンク(421)(422)に左右最外側のホッパ(371)(372)を取外し自在に支持させるものであるから、ホッパ(371)(372)のみの単独取外しを容易に可能とさせて、繰出部(38)(381)(382)の繰出ロールなどのメンテナンスの容易化や、施肥部から離れた位置(例えばボンネットの横)に取外したホッパの設置を可能とさせるなど自由度を拡大させる。 【0033】さらに、左右最外側のホッパ(371)(372)の作業位置への拡張時、該ホッパ(371)(372)の支持フレーム(131)と中央側の固定ホッパ(37)の支持フレームであるサイドフレーム(123)とを、ワンタッチ式取付部材であるパッチン錠(130)を介し固定接続させたものであるから、ホッパ(371)(372)のみを容易に単独取外しする構造でありながら、作業時にはこの取外し側のホッパ(371)(372)を固定側のホッパ(37)に容易且つ確実に固定接続させて、ホッパ折畳みの悪影響のない良好な施肥作業を可能とさせる。 【0034】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、複数組のホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)及びエアタンク(42)(421)(422)を左右方向に並設させる施肥部(36)を走行車(1)に設け、機体中央側のホッパ(37)及び繰出ケース(38)及びエアタンク(42)に対して、機体側部のホッパ(371)(372)及び繰出ケース(381)(382)及びエアタンク(421)(422)を機体内方乃至外方に移動自在に設けると共に、機体内方移動によって開放されるエアタンク(42)(421)(422)端面を閉塞する蓋体(152)を設けたもので、前記ホッパ(37)(371)(372)及び繰出ケース(38)(381)(382)及びエアタンク(42)(421)(422)の折畳みによって施肥部(36)の左右幅を容易に縮少でき、施肥部(36)を取外すことなくトラック荷台に走行車(1)を載せて運搬でき、また納屋などの狭少スペースに容易に格納できると共に、保管または輸送時にエアタンク(42)(421)(422)内に雨水や埃などが侵入するのを蓋体(152)によって容易に防止できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成8年7月24日(1996.7.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062270 【弁理士】 【氏名又は名称】藤原 忠治
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| 【公開番号】 |
特開2000−69820(P2000−69820A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月7日(2000.3.7) |
| 【出願番号】 |
特願平11−268135 |
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