| 【発明の名称】 |
野菜移植機の苗載台支持構成 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 尚勝
【氏名】安藤 和登
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| 【要約】 |
【課題】野菜移植機の苗トレーを縦送り可能に載置する苗載台を摺動自在に支持する支持剛性を高める必要があった。
【解決手段】機体の左右一側部に苗送り駆動機構を収納した駆動ケース84を配置し、機体の左右逆側に支持用のプレート98を配置し、該プレートと駆動ケースとの間に苗載台を摺動自在に支持する縦送り軸123と苗載台34を横送りする横送り軸85とを軸支するとともに、苗載台と駆動ケースとを一体構成部品として機体側に組み付け可能に構成し、前記プレートと駆動ケースとの間に苗載台を摺動自在に支持する摺動支持部材147を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 苗トレーを縦送り可能に載置する苗載台を、機体に横架した縦送り駆動軸上と、該縦送り駆動軸に平行に配置するガイド部材とで摺動自在に支持した野菜移植機において、機体の左右一側部に苗送り駆動機構を収納した駆動ケースを配置し、他側に支持用のプレートを配置し、該プレートと駆動ケースとの間に苗載台を摺動自在に支持する摺動支持部材を設けたことを特徴とする野菜移植機の苗載台支持構成。 【請求項2】 前記摺動支持部材を、横送り軸の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜移植機の苗載台支持構成。 【請求項3】 前記摺動支持部材を、苗載台を支持する支持フレームより突出して設けたローラーを転動自在にガイドするガイド枠より構成したことを特徴とする請求項1記載の野菜移植機の苗載台支持構成。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、野菜移植機の苗載台の支持剛性を高める構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から野菜移植機の機体の後部に左右にスライド軸を横設し、該スライド軸に摺動自在に苗載台を配し、該苗載台上に野菜苗を育苗した苗トレイを載置し、該苗載台の左右往復動の終端位置で苗トレイの縦送り駆動が行われ、横送り駆動によって野菜苗を苗取り位置に案内し、苗取爪によって野菜苗を取り出し、移植爪内に投入して、該移植爪を回動させて、圃場に移植する技術は公知となっている。前記苗載台は、スライド軸上を左右に摺動自在に支持されるとともに、苗載台後部にローラーを枢支し、機体側に左右に横架したレールにローラーをガイドさせて、二カ所によって左右にスライド自在に支持していた。そして、苗載台前部が横送り軸上を左右往復動するスベリ子に連結され、苗載台を左右に往復動させていたのであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術においては、苗載台が二カ所によってスライド自在に支持され、苗載台後部に配置したローラーはレール内に載せられているのみであり、レールよりローラーが外れ易く、苗載台の支持が不安定となり、苗取爪回動軌跡に対して苗載台の取り出し位置精度が悪く、苗取爪による野菜苗への突入角度が悪くなり、確実に取り出すことができなかったり、野菜苗を取り出しても移植爪内に巧く投入することができない場合があった。また、工場での組立時に苗載台の姿勢が不安定となり組立性が悪くなっていた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。即ち、苗トレーを縦送り可能に載置する苗載台を、機体に横架した縦送り駆動軸上と、該縦送り駆動軸に平行に配置するガイド部材とで摺動自在に支持した野菜移植機において、機体の左右一側部に苗送り駆動機構を収納した駆動ケースを配置し、他側に支持用のプレートを配置し、該プレートと駆動ケースとの間に苗載台を摺動自在に支持する摺動支持部材を設けたものである。また、前記摺動支持部材を、横送り軸の近傍に設けたものである。また、前記摺動支持部材を、苗載台を支持する支持フレームより突出して設けたローラーを転動自在にガイドするガイド枠より構成したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、添付の図面を用いて説明する。図1は野菜移植機の全体側面図、図2は本発明の苗載台の支持構成を示す側面図、図3は同じく平面図、図4は苗載台の平面図一部断面図、図5は苗載台のスライド嵌合体を示す平面断面図、図6は同じくスライド嵌合体の側面断面図、図7はハンドルフレームの伸縮構成を示す側面図一部断面図である。 【0006】次に、本発明の歩行型野菜移植機について全体構成から説明する。図1に示すように、機体の前部にエンジンフレーム2が配置され、該エンジンフレーム2上にエンジン4が載置され、エンジンフレーム2後部に固設したミッションケース3内にプーリー、ベルト等を介して動力を伝達するようにしている。更に、前記ミッションケース3上部より後方にメインフレーム1を突設している。該メインフレーム1は、平面視門型であり、前部の開放側端部をミッションケース3上部の左右側面に固設する構成として、該メインフレーム1で囲まれた内側に移植部5や後述する苗載台34を左右スライド自在に配置し、メインフレーム1後端に操作部6が配設されている。更に、前記メインフレーム1後部は苗載台34の下面形状に沿って側面視でU型に湾曲されて、苗載台34を側方より組立易くしている。 【0007】また、前記操作部6には走行クラッチレバーや作業クラッチレバー等が配置されている。該エンジン4やミッションケース3の上方や側方はカバー9によって覆われている。機体前部の左右両側上に図示せぬ予備苗台が載置固定可能に設けられている。 【0008】そして、前記ミッションケース3の下部両側より走行駆動軸10・10が突出され、該走行駆動軸10・10に後走行駆動ケース12・12が上下回動自在に枢支されている。該後走行駆動ケース12内の走行駆動軸10上にはスプロケットが固設され、後走行駆動ケース12の他側に車軸14が軸支されて、該後走行駆動ケース12内の車軸14上にはそれぞれスプロケットが固定され、走行駆動軸10よりスプロケット、チェーンを介して車軸14とともに走行駆動輪16が駆動できるようにしている。 【0009】また、前記エンジンフレーム2前部の左右両側には、前輪15を支持する前輪支持体52・52一端が回動自在に枢支されている。前記前輪支持体52と後走行駆動ケース12とが連結ロッド90を介して連動連結されている。さらに、後走行駆動ケース12上部には、上下動操作ロッド91の一端が連結され、上下動操作ロッド91の他端が図示せぬ昇降駆動ユニットに連結されている。 【0010】従って、前記昇降駆動ユニットを駆動して左右上下動操作ロッド90・91が前後に移動され、後走行駆動ケース12と前輪支持体52が連動して回動され、後走行駆動ケース12と前輪支持体52が立ち上げられることで、機体全体を上昇させて高い畝への移植作業を行うことができ、逆に、後走行駆動ケース12と前輪支持体52を水平状に寝かせることで機体が低い畝に適用した高さとなる。また、傾斜地においては、左右の高さを変えて機体の水平を維持することができる。 【0011】また、前記メインフレーム1後部は水平状に形成され、後部が前後に摺動自在にハンドルフレーム1bを構成している。即ち、図7に示すように前記メインフレーム1が筒状のパイプにより構成され、水平状のメインフレーム1後部の前後途中部で、前側の機体側支持フレーム1aと、ハンドルフレーム1bとに二分割されている。該ハンドルフレーム1bもパイプ状に構成され、その外径を機体側支持フレーム1aの内径と略等しくして、その内径部に挿入可能に構成している。該機体側支持フレーム1a後部には上下(または左右)に軸芯を有する挿入孔150が開口され、ハンドルフレーム1b前部にも、上下(または左右)に軸芯を有する複数の係合孔151・151・・・が開口されている。前記機体側支持フレーム1aの挿入孔150上部の周りには、リング体152が固設され、挿入孔150の開口位置の直前方の機体側支持フレーム1a上にレバー支持台153が固設されている。該レバー支持台153は、側面視逆L型に形成され、上部の水平部に開口153aが開口されている。 【0012】前記開口153a上方よりL型のセットレバー154が挿入され、該セットレバー154下部をリング体152より、挿入孔150内に挿入され、ハンドルフレーム1bに設けた係合孔151内に挿入され、ハンドルフレーム1bが後方に抜けないように係合されている。 【0013】また、前記セットレバー154の上下途中部には、板体155が固設され、該板体155とレバー支持台153上部との間のセットレバー154外周にコイルバネ156が巻回され、セットレバー154を下方に付勢して、係合孔151内にセットレバー154下部を挿入したロック状態に維持させている。 【0014】また、前記レバー支持台153上前部には、解除固定板157が立設され、セットレバー154をコイルバネ156の付勢力に抗して上方に引き上げ、L型のセットレバー154の水平部を図中の二点鎖線のように解除固定板157上部に引っかけて、ロック解除状態としている。セットレバー154をロック解除状態とすると、セットレバー154下部が係合孔151より抜けて上方のリング体152位置まで引き上げられ、ハンドルフレーム1bを前後に摺動させることができる。ハンドルフレーム1bを後方に引き出したり、前方に押し込んだ任意の位置で、前記セットレバー154を解除固定板157より外すと、セットレバー154下部が別の係合孔151内に挿入され、ハンドルフレーム1bがロックされるのである。 【0015】このように、セットレバー154の操作によって、ハンドルフレーム1bが簡単に前後に摺動され、その位置に固定することができ、走行駆動輪16の車軸14に対して後方への突出量が変化される。ハンドルフレーム1bを後方に引き出して車軸14からの突出量を大きくすると、作業者がハンドルフレーム1bを軽い力で押し下げることいより、車軸14を中心といて前輪15が持ち上がり、機体を急旋回させることができる。圃場等で次の条の植付け作業に移行する、操作性が向上されるのである。 【0016】次に、前記メインフレーム1内の配置される移植部5や苗載台34について説明する。図1に示すように、前記メインフレーム1の前後中央部の間に移植部5の移植爪31とその昇降開閉機構32が配置され、また、前記ミッションケース3の後部側面より後方に下部フレーム37を突出し、該下部フレーム37の後下部に覆土輪39を配置している。また、前記覆土輪39の上方に植深さレバー70や、覆土圧調整レバー、株間変速レバー等を有する第二操作部が配設されている。 【0017】前記移植爪31の昇降開閉機構32はミッションケース3一側(本実施例では右側)より後方へ突出した植付伝動ケース45の後部に配置され、植付伝動ケース45内のチェーンやスプロケット等を介して動力が伝達されている。苗取り駆動機構である苗送り駆動ケース84にも前記ミッションケース3からチェーン67やスプロケット等を介して動力が伝達されている。前記苗載台34には、苗送り駆動ケース84より縦送り伝動ケース99を介して縦送り駆動力が伝達されている。この縦送り駆動力によって苗トレーが下方へ一定量ずつ搬送されて、苗送り駆動ケース84側部に苗取り駆動可能に配置される苗取爪66によって、苗トレーから野菜苗を一つずつ移植爪31に搬送して、該移植爪31を下降して畝上で開き落下させて植え付け、覆土輪39によって両側の土を押さえつけて移植するのである。 【0018】また、前記メインフレーム1の後部の間に苗載台34や苗載台34や苗取り駆動機構が配置されている。具体的には、図1〜図3に示すように、前記メインフレーム1の前途中部に立上フレーム95を立設し、該立上フレーム95に平面視ループ上の載置フレーム96の前部を固設して、載置フレーム96の後部をメインフレーム1後部に図示せぬステーを介して固設して、剛性の高いフレームを構成している。該載置フレーム96の前部は、水平状の水平載置部96aを形成し、ループ上の載置フレーム96の左右側部が前高後低に傾斜され傾斜載置部96b・96bが形成されている。この載置フレーム96の水平載置部96aと傾斜載置部96b・96bに、苗載台34とその駆動機構が一体的に載置固定されるのである。 【0019】前記水平載置部96aの進行方向の左側に偏芯した位置に載置すべく駆動伝達機構としての苗送り駆動ケース84が図示せぬステーを介して載置され、該苗送り駆動ケース84左側面より後下方に平面視L型の縦送り伝動ケース99が伸延され、機体の左側の傾斜載置部96b上に駆動伝達機構が載置されいる。この苗送り駆動ケース84及び縦送り伝動ケース99と略平行状であり機体の右側の傾斜載置部96b上に枢結プレート98が配置されている。該枢結プレート98が前後に長く伸延され、枢結プレート98前部と苗送り駆動ケース84途中部との間には横送り軸85が軸支されている。枢結プレート98後部と縦送り伝動ケース99後部との間に縦送り駆動軸123が左右に横架され、該縦送り駆動軸123に苗載台34が摺動自在に支持されているので、苗載台34が苗送り駆動ケース84と縦送り伝動ケース99とに一体的に枠組み固定され、一つのユニットとして機体側の前記載置フレーム96上に載置される。 【0020】即ち、水平載置部96aの左側に偏芯した位置に苗送り駆動ケース84を配置し、該苗送り駆動ケース84の右側に配設する苗取爪66を機体の左右中央部で苗取り駆動させている。苗送り駆動ケース84より後下方に伸延する縦送り伝動ケース99が左側の傾斜載置部96b上に載置固定されている。前記枢結プレート98が右側の傾斜載置部96b上に固定され、これらの苗載台34、苗送り駆動ケース84及び縦送り伝動ケース99が載置フレーム96に固定され、一つのユニットとして機体側に固定することができ、組立が簡単となっている。 【0021】ここで、前記横送り軸85は、苗送り駆動ケース84内で変速された間欠駆動が伝達され、横送り軸85外周面上のスベリ子が間欠的に左右に往復動させている。更に、前記縦送り駆動軸123は、縦送り伝動ケース99を介して縦送り駆動力が伝達されるものであり、前記横送り軸85を間欠駆動する動力がさらに苗送り駆動ケース84内で減速され、横送り軸85のスベリ子85aが往復動の左右終端部に位置する際に一定角度で縦送り駆動軸123を間欠駆動するものである。 【0022】次に、前記苗載台34の構成について、図2〜図4を用いて説明する。前記苗載台34は、苗トレイを載置する案内板120が前低後高に配されている。該案内板120の左右側部に側部フレーム121・121が固設されている。該側部フレーム121・121後部に従動軸124が枢支され、従動軸124左右端部に従動スプロケット125・125が固設されている。前記側部フレーム121・121前部には、縦送り駆動軸123をスライド自在に嵌入されるスライド嵌合体135が枢支されている。 【0023】前記スライド嵌合体135は、図5、図6に示すように、縦送り駆動軸123の円周方向に軸芯を有するベアリング等よりなるローラー138・138・138と、該ローラー138・138・138を収納するケース137とを左右に一対形成し、左右のケース137・137を筒状のパイプ134で連結したものであり、さらに、前記ケース137の外側端部に駆動スプロケット126が固設されている。 【0024】本実施例においてり縦送り駆動軸123が六角形状であり、前記パイプ134内に縦送り駆動軸123を挿入し、三個のローラー138・138・138が側面視三角形状に配され、この三つのローラー138・138・138に六角形状の縦送り駆動軸123の三辺が当接支持され、ローラー138・138・138が縦送り駆動軸123を走行し、スライド嵌合体135を介して苗載台34全体を左右にスライドさせるものである。 【0025】また、前記ローラー138・138・138が、縦送り駆動軸123の縦送り回転を受けて、スライド嵌合体135とともに駆動スプロケット126・126を回転させている。そして、駆動スプロケット126と従動スプロケット125とに巻回するチェーン127を駆動させている。この時、前記スライド嵌合体135が苗載台34に対して回動自在に枢支されており、苗載台34が回動されることはない。 【0026】また、図2に示すように、前記案内板120の上方に上部押さえ杆131が配設され、苗載台34下部に下部押さえ杆132が配設されている。前記上部押さえ杆131は、案内板120と平行状に配され、下部押さえ杆132前部は駆動スプロケット126外周面に沿って半円状に屈曲され、下部押さえ杆132後部は、案内板120下方を前低後高に後方に延出されている。 【0027】また、図4に示すように、前記チェーン127の途中位置より内側に押動ピン128・128・・・が突出されている。該押動ピン128・128・・・が苗トレイTの前後のポット穴の間位置に挿入されている。前記チェーン127を駆動させると、押動ピン128・128・・・によって、苗トレイTのポット穴を後方より前方に押動して、上部押さえ杆131と案内板120との間を通り、苗トレイTが縦送り駆動軸123の回動によって縦送りされる。尚、前記押動ピン128・128は、苗トレイの形状に合わせてチェーン127上の適所位置に、取り付け位置を変更できるようにしている。 【0028】また、前記苗載台34の側部フレーム121・121には、「コ」字状の支持フレーム122の左右側部が固設されている。該支持フレーム122の前部は、横送り軸85の直後下方に位置し、該支持フレーム122前部より前上方に受け体146が延出され、該受け体146内に横送り軸85上に外嵌したスベリ子85aが嵌合され、横送り軸85の駆動によって、スベリ子85a、受け体146、支持フレーム122を介して苗載台34が左右に摺動される構成としている。 【0029】更に、前記支持フレーム122後端部には、横フレーム139が連結され、該横フレーム139左右途中位置にローラー129が回転自在に枢支されている。該ローラー129が、メインフレーム1後部に左右に横設されるガイド枠145内に挿入されて摺動回転自在にガイドされる構成としている。 【0030】前記ガイド枠145は、側面視「コ」字状に形成されており、開放面を前下方の縦送り駆動軸123に向けられ、縦送りの駆動力によって苗載台34が捩じれたり、傾いたりすることを防止している。しかし、前記ローラー129は、ガイド枠145内に嵌まり込んでいるのみであり、余り大きな荷重を支えることはできなかった。 【0031】そこで、本発明において、前記苗載台34をスライド自在に支持するために、三ヵ所でスライド自在に支持して苗載台34のスライド姿勢をより安定させている。即ち、図2、図3に示すように、前記摺動支持部材はレールとなる第二ガイド枠147と該第二ガイド枠147上を転動するローラー140・140より構成されている。前記苗送り駆動ケース84の右側面と、枢結プレート98との間に摺動支持部材としての第二ガイド枠147が両端部のステー144・144を介して横設している。一方、前記支持フレーム122前部の受け体146前下方にブラケット148を突設し、該ブラケット148前部に左右に伸延する取付板149を固設し、該取付板149の左右端部にローラー140・140を回転自在に枢支している。該ローラー140・140を前記第二ガイド枠147内に転動自在に嵌め込んでいる。前記第二ガイド枠147は、側面視「コ」字状に形成され、その開放面を後下方の縦送り駆動軸123に向けられ、苗載台34が縦送り駆動軸123周りに受けるモーメントに対しての回動を規制する摺動支持部材としている。 【0032】また、前記第二ガイド枠147を特別な支持部材を設けることなく、前述した枢結プレート98と苗送り駆動ケース84との間に横設したので、部品点数が削減され、軽量化とコスト低減化が図られる。さらに、第二ガイド枠147が苗送り駆動ケース84と枢結プレート98とを強固に連結することができ、前述した如く、前記苗載台34とその駆動伝達機構を一つのユニットとして一体的に枠組み成形したものに、該第二ガイド枠147がさらなる補強部材となり、一つのユニットとしての剛性が高まり機体側に組立易くなるのである。この組立作業において、前記ローラー140・140を第二ガイド枠147に嵌め込むことで、苗載台34の縦送り駆動軸123周りの回動を規制した状態となり、組立時に苗載台34が安定して組立性が向上される。 【0033】また、一つのユニットとしての剛性が高まることで、苗載台34に対する苗送り駆動ケース84の位置がズレることがなく、苗送り駆動ケース84側部に配置した苗取爪66による苗取り精度が向上されるのである。 【0034】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次のような効果を奏する。即ち、請求項1記載のように、苗トレーを縦送り可能に載置する苗載台を、機体に横架した縦送り駆動軸上と、該縦送り駆動軸に平行に配置するガイド部材とで摺動自在に支持した野菜移植機において、機体の左右一側部に苗送り駆動機構を収納した駆動ケースを配置し、他側に支持用のプレートを配置し、該プレートと駆動ケースとの間に苗載台を摺動自在に支持する摺動支持部材を設けたので、苗載台を三ヵ所で摺動自在に支持することができ、横送り時の苗載台の姿勢が安定され、苗取爪による苗取り位置に対してズレることがなく、苗取り精度を向上することができる。また、前記摺動支持部材を、駆動ケースと支持用のプレートとの間に設けられたので、摺動支持部材が駆動ケースの補強部材を兼ね備えることができ、苗載台に対して駆動ケースの位置がズレることがなく、ひいては苗取爪による苗取り位置も安定され苗取り精度が向上される。更に、前記駆動ケースと支持用のプレートとの間に苗載台を摺動自在に支持する縦送り軸と、苗載台を横送りする横送り軸とが横架され、さらに摺動支持部材が設けられるので、苗載台と駆動ケースとを枠組みして一つの構成部としての剛性が高まり機体側に組立易くなるのである。 【0035】また、請求項2記載のように、前記摺動支持部材を、横送り軸の近傍に設けたので、横送り軸の支持剛性が高められ、横送り軸の一端が下がり軸が傾く等の不具合が生じることがなく、横送り軸上を左右に横送りされるスベリ子と苗載台との連結が確実となり、苗載台が安定して横送りされ、ひいては苗取爪による苗取り精度が向上される。 【0036】また、請求項3記載のように、前記摺動支持部材を、苗載台を支持する支持フレームより突出して設けたローラーを転動自在にガイドするガイド枠より構成しので、構成が簡単であり組立時に苗載台が安定して組立性が向上される。また、ガイド枠と縦送り駆動軸に平行に配置するガイド部材とを同一構成部品で構成することで、部品の共用化が図られコストを削減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006851 【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年8月20日(1998.8.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−60232(P2000−60232A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月29日(2000.2.29) |
| 【出願番号】 |
特願平10−234535 |
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