| 【発明の名称】 |
粉粒体繰出し装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高尾 裕
【氏名】園田 義昭
【氏名】中村 正一
【氏名】中川 善清
【氏名】坂野 倫祥
【氏名】松村 哲也
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| 【要約】 |
【課題】ホッパーや繰出し機構の配置レイアウトの一層の合理化や、偶数条植え用と奇数条植え用とを共通使用できるようにしながらコンパクト化。
【解決手段】ホッパー17,21から送られてくる肥料を施肥ホース19の始端部26に所定量ずつ繰り出す繰出し機構25とを備えた繰出し部Kを左右に並設して成る粉粒体繰出し装置において、1条分のホッパー21と1条分の繰出し機構25とを備えた1条用繰出し部K1 の2組と、2条分のホッパー17と2条分の繰出し機構25とを備えた2条用繰出し部K2 の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部K1 の左右夫々に2条用繰出し部K2 を配置した状態で、運転座席23の後側における機体に搭載し、左右の2条用ホッパー17を、運転座席23の横側方に回り込む大容量型とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で、運転座席の後側における機体に搭載してある粉粒体繰出し装置。 【請求項2】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置するとともに、2組の前記1条用繰出し部のうちのいずれか一方のホッパー内に、該ホッパーにおける繰出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するカバーを備えてある粉粒体繰出し装置。 【請求項3】 前記カバーを、その左右端に行くに従って高さが低くなる山形に形成してある請求項2に記載の粉粒体繰出し装置。 【請求項4】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、複数の前記繰出し部を運転座席の後側における機体に搭載し、前記繰出し機構の上側に配置されるホッパーを下窄まり形状に形成するとともに、該ホッパー下方の近傍に補助ステップを配置してある粉粒体繰出し装置。 【請求項5】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で、運転座席の後側における機体に搭載するとともに、前記2条用繰出し部のホッパーを、運転座席の横側方に回り込む前方突出部分を備えた形状に形成してある粉粒体繰出し装置。 【請求項6】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で運転座席の後側における機体に搭載するとともに、前記1条用繰出し部のホッパー前側の縦面を、ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してある粉粒体繰出し装置。 【請求項7】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、複数の前記繰出し部のうちの左端及び右端に位置するものにおける各ホッパーに、それら各ホッパー内の粉粒体の残量を検出する残量検出センサを設けてある粉粒体繰出し装置。 【請求項8】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、前記粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成するとともに、該搬送ホースを、苗縦送り機構における左右一対の縦送り駆動アームを左右方向で挟む状態に配策してある粉粒体繰出し装置。 【請求項9】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、前記粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成するとともに、前記搬送ホースを、苗縦送り機構における縦送り駆動アームの近くにおいて左右向きの軸心回りで回動可能に枢支してある粉粒体繰出し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、田植機の施肥装置として好適な粉粒体繰出し装置に係り、詳しくは田植機等の走行機体に搭載するに適したホッパーの配置構造、粉粒体供給ホースの配策構造、或いは6条用と5条用との共通化に適したホッパー構造等の合理化を図る技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、施肥装置として田植機に用いられる粉粒体繰出し装置としては、実開昭59‐618号公報や、特開平6‐141643号公報に示されたものが知られている。前者の公報のものは、運転座席の後側の機体上に大きな主肥料タンクを配置し、この主肥料タンクから、各条毎に装備された繰出し機構の上部に備えた各条毎の補助タンクに対して肥料を分配供給するものであり、言わば集約タンク構造である。後者の公報のものは、各条毎に備えた繰出し機構の上方に1条分のホッパーを配備したものであり、言わば各条タンク構造である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】集約タンク構造では、大きな肥料タンクが1個で済み、部品点数を少なくできるとともに、繰出し機構部分は比較的軽く構成できて植付部の過重を抑制できる等の点は良いが、大きなタンクを運転座席の後部に配置することで機体の全長が長くなり易いとか、1個の管路から複数の管路に粉粒体を分岐する部分で、流れに偏りが生じるとか詰まり易いといった懸念があった。 【0004】又、各条タンク構造では、肥料タンクが小型のもので済み、機体全長を長くする要因にはなり難いとともに、植付け条数が異なっても肥料タンクや繰出し機構を同じもので構成でき、3条植えや5条植えにも対応できる便利さがあるが、各条毎に繰出し機構及びホッパーの組付けが必要となる面倒さがある。故に、各条毎に構成する必要の無い4条植えや6条植えといった販売台数の多い偶数条用の主力機種では無視できない問題であり、改善の余地があった。 【0005】本発明は、ホッパーや繰出し機構の配置レイアウトの一層の合理化、或いは偶数条植え用と奇数条植え用とを共通使用できるようにしながらコンパクト化することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で、運転座席の後側における機体に搭載してあることを特徴とする。 【0007】第2発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置するとともに、2組の1条用繰出し部のうちのいずれか一方のホッパー内に、該ホッパーにおける繰出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するカバーを備えてあることを特徴とする。 【0008】第3発明は、第2発明において、カバーを、その左右端に行くに従って高さが低くなる山形に形成してあることを特徴とする。 【0009】第4発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、複数の繰出し部を運転座席の後側における機体に搭載し、繰出し機構の上側に配置されるホッパーを下窄まり形状に形成するとともに、該ホッパー下方の近傍に補助ステップを配置してあることを特徴とする。 【0010】第5発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で、運転座席の後側における機体に搭載するとともに、2条用繰出し部のホッパーを、運転座席の横側方に回り込む前方突出部分を備えた形状に形成してあることを特徴とする。 【0011】第6発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条用繰出し部の2組と、2条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で運転座席の後側における機体に搭載するとともに、1条用繰出し部のホッパー前側の縦面を、ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してあることを特徴とする。 【0012】第7発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、複数の繰出し部のうちの左端及び右端に位置するものにおける各ホッパーに、それら各ホッパー内の粉粒体の残量を検出する残量検出センサを設けてあることを特徴とする。 【0013】第8発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成するとともに、搬送ホースを、苗縦送り機構における左右一対の縦送り駆動アームを左右方向で挟む状態に配策してあることを特徴とする。 【0014】第9発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成するとともに、搬送ホースを、苗縦送り機構における縦送り駆動アームの近くにおいて左右向きの軸心回りで回動可能に枢支してあることを特徴とする。 【0015】〔作用〕請求項1の構成によれば、2条一体型の2条用繰出し部を左右の端夫々に配置し、それらの間に並設配備された1条用繰出し部を2組挟んだ状態に並設して4組の繰出し部で成る6条用の粉粒体繰出し装置を、運転座席後側の機体に搭載したものであるから、(イ)各条毎に繰出し部を備えたものに比べて、ホッパーや繰出し機構が集約化された分コンパクト化が図れ、運転座席後における機体上の狭いスペースに無理なく配置することができる。 【0016】(ロ)運転座席の真後に配置される1条用繰出し部に比べて、2条用繰出し部は外部からの手指操作がし易い左又は右端の位置にあり、大型化、かつ、複雑化する2条用繰出し部でありながら組付けやメンテナンスが行い易い。 【0017】請求項2の構成によれば、(ハ)2条一体型の2条用繰出し部を左右の端夫々に配置し、それらの間に並設配備された1条用繰出し部を2組挟んだ状態に並設して4組の繰出し部で粉粒体繰出し装置を構成したので、各条毎に繰出し部を備えたものに比べて、ホッパーや繰出し機構が集約化された分コンパクト化が図れるとともに、2条用繰出し部は外部からの手指操作がし易い左又は右端の位置にあり、大型化、かつ、複雑化する2条用繰出し部でありながら組付けやメンテナンスが行い易い。 【0018】(ニ)加えて、いずれかの1条用繰出し部のホッパー内にカバーを装備して、ホッパーにおける繰出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するようにしてあるから、その1条用繰出し部が機能しないことで5条用の粉粒体繰出し装置が構成されたことになる。つまり、カバーの有り無しで6条用と5条用のものとの仕様変更ができるようになるとともに、左右端のもののホッパーを使わない場合に比べて、左右の重量バランスの偏りに与える影響が少なくなる点も好ましいものになる。 【0019】請求項3の構成によれば、前記(ハ),(ニ)の作用を備えるとともに、次の作用もある。1条用繰出し部のホッパーに装備されるカバーを、その左右端に行くに従って高さが低くなる山形に形成してあるから、左右で隣合うホッパー内部とカバー上方部位で連通するようにしておけば、カバーの装着されたホッパーに粉粒体を投入しても、カバー上面に沿って隣のホッパーに流れ込むようになり、再度入れ直すとかホッパーから粉粒体を取出す無駄な作業を行わなくても良いようになる。 【0020】請求項4の構成によれば、複数の繰出し部を運転座席後側で機体に搭載し、繰出し機構上側のホッパーを下窄まり形状に形成したので、重力による自然滑落によってホッパー内の粉粒体を繰出し機構に供給するのに適した底面角度、すなわち安息角より急勾配となる状態に設定するのに好都合な形状にできる。そして、粉粒体のホッパーへの人為投入作業等に便利な補助ステップをホッパー下方近傍に配置したから、下窄まり形状のホッパー下方に形成された空間部に足先を容易に踏み入れることが可能であり、作業し易い状態が現出できる。 【0021】請求項5の構成によれば、2組の1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態の粉粒体繰出し装置を、運転座席の後側における機体に搭載したので、前述した(イ),(ロ)の作用に加えて次のような作用を生じる。すなわち、2条用繰出し部のホッパーを、運転座席の横側方に回り込む前方突出部分を備えた形状に形成してあるから、中央2組のホッパーと同等の前後幅としながら2条用の容量を確保する手段に比べて、機体の左右に張出して全幅増大を招くとか、ホッパー高さが高くなって重心が高くなるといった不利、及び運転座席後方スペースの前後長さ拡大を伴う不利無く、1条用の倍の容量を持つ2条用のホッパーを装備することができる。 【0022】請求項6の構成によれば、運転座席の直後に配置される1条用繰出し部のホッパー前側の縦面を、ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してあるので、前後に狭いスペースに運転座席に張出す不都合がないようにしながらもホッパー容量を大きくすることができる。そして、前述した(イ),(ロ)の作用も発揮することができる。 【0023】請求項7の構成によれば、左端及び右端に位置する各ホッパーに残量検出センサを設けてあるので、これら以外のホッパーには残量検出センサを装備しなくても良いようになる。すなわち、施肥等の粉粒体供給は各条で均一に行われるので、多少の誤差があってもほぼ同状態で粉粒体が減るものであるとともに、端数条植えに伴う施肥作業でも、必ず左右端の何方かは使用されるので、左右端の繰出し部の粉粒体が必ず最も早く粉粒体が減少すると見て差し支えない。従って、各ホッパー毎にセンサが必要ではなく、左右端のホッパーに計2個の残量検出センサを設けるだけで事足りるのである。 【0024】請求項8の構成によれば、粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成して、苗縦送り機構における左右一対の縦送り駆動アームを左右方向で挟む状態に配策してあるから、駆動アームで蹴り駆動される苗載台側の被動カムが、苗載台の横送り移動に伴って一対の縦送り駆動アームの間で移動することを搬送ホースが干渉して妨げる不都合の生じることがなく、それら両者が良好に機能する状態に配置構成することができる。 【0025】請求項9の構成によれば、粉粒体移送経路を、繰り出された粉粒体を植付機構による植付け対象箇所の近傍に移送する搬送ホースで構成して、苗縦送り機構における縦送り駆動アームの近くにおいて左右向きの軸心回りで回動可能に枢支してあるから、田面の起伏や凹凸による植付け対象箇所に上下変動が生じても、その枢支箇所でのホースの回動で吸収して追従できるとともに、不用意にホースが移動しないよう通常のクランプとしても機能させることができる。 【0026】〔効果〕請求項1に記載の粉粒体繰出し装置では、(ホ)2条用繰出し部の間に2組の1条用繰出し部を配置する4組の並列配置により、ホッパーや繰出し機構が集約化されてコンパクト化が図れ、運転座席後における機体上の狭いスペースに無理なく配置できるとともに、繰出し部のメンテナンス等の取扱も行い易い合理的なものになった。 【0027】請求項2に記載の粉粒体繰出し装置では、(ヘ)カバーの有り無しという簡単な手段で、しかも左右の重量バランスに影響の出にくい状態で6条用と5条用のものとの仕様変更ができ、かつ、繰出し部のメンテナンス等の取扱が行い易いものとして提供できた。 【0028】請求項3に記載の粉粒体繰出し装置では、前記効果(ヘ)に加えて、間違ってカバーの装着されたホッパーに粉粒体を投入しても、隣のホッパーに流れるようにすることが可能であり、入れ間違いに基づく無駄な作業を行わなくても良い利点がある。 【0029】請求項4に記載の粉粒体繰出し装置では、ホッパーを下窄まり形状として粉粒体の円滑な滑落供給状態が得られるとともに、その下窄まり形状を利用して、ホッパーへの粉粒体投入作業等に作業に好適となるよう、足先を容易に踏み入れて便利に使用できる補助ステップを配置できる合理的なものになった。 【0030】請求項5に記載の粉粒体繰出し装置では、前記効果(ホ)を有しながら、全幅や全長の増大とか重心が高くなるといった不利無く、2種の条数用の繰出し部の4組で成るものをコンパクトに構成して配備することができた。 【0031】請求項6に記載の粉粒体繰出し装置では、運転座席直後の前後に狭いスペースに十分な容量の1条用ホッパーを配備できるようにしながら、前記効果(ホ)も奏することができた。 【0032】請求項7に記載の粉粒体繰出し装置では、左右端のホッパーのみに残量検出センサを設ける経済的な手段としながら、どのホッパーでも粉粒体が空にならないように管理できる利点がある。 【0033】請求項8に記載の粉粒体繰出し装置では、苗載台での苗縦送り機能と粉粒体の移送機能との両立を図りながら、植付け機構に搬送ホースを配策できるようになった。 【0034】請求項9に記載の粉粒体繰出し装置では、搬送ホースを縦送り駆動アーム付近で枢支させることで、田面の起伏や凹凸に追従して粉粒体供給できるようにしながら通常のクランプ機能を発揮できる利点がある。 【0035】 【発明の実施の形態】図1に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた機体の前部に、エンジン3及びミッションケース4を備えて、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後部にリンク機構6を昇降操作自在に連結して、リンク機構6に苗植付装置7を装着して乗用型田植機を構成してある。苗植付装置7は6条植えに構成されており、3個の植付伝動ケース8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動自在に支持される回転ケース9、回転ケース9の両端に配備される一対の植付爪10、3個の接地フロート11及び苗載台12等によって構成してある。 【0036】次に施肥装置Aの構成について説明する。図1,2,3に示すように、機体の後部においてリンク機構6が連結されるフレーム13の上部に、機体左右方向に沿って支持フレーム14が固定されて、4個の肥料繰出し機構25が支持フレーム14に連結されている。透明樹脂製の4個の肥料ホッパー17,21,21,17が、4個の肥料繰出し機構25の上部に亘って取付けられて、図2及び図4に示すように、4個の肥料ホッパー17,21,21,17が互いに連結されており、4個の肥料ホッパー17,21,21,17に亘る1個の蓋部17a(透明樹脂製)が、後側の横軸芯P3周りに開閉自在に備えられている。これにより、図1及び図3に示すように、肥料繰出し機構25と肥料ホッパー17又は21とで成る繰出し部Kの4個が、運転部5の運転座席23の後側に左右に並べて配置されている。 【0037】図1に示すように植付爪10によって植え付けられた苗の横側部に、溝を形成しながら肥料を田面に送り込んでいく作溝器18が備えられ、6個の作溝器18が接地フロート11に各々2個ずつ取付けられている。各作溝器18は、植付機構である植付爪10による植付け対象箇所の近傍に配置されている。図1,2,3,5,6に示すように、1個の肥料繰出し機構25と2個の作溝器18とが、2個の漏斗部26及び2本の施肥ホース(搬送ホースの一例)19で接続されている。 【0038】図5及び図6に示すように、繰出し機構25は、外周に粉粒体入込み用の凹部24aが周方向に沿って多数形成された繰出しロールRを、肥料ホッパー17の粉粒体排出口の下方で、かつ、漏斗部(経路始端部の一例)26の上方に回転可能に配置して構成するとともに、繰出しロールRを、これに一体形成された従動ギヤ15aと、動力が入力される駆動軸32の駆動ギヤ30との咬合によって駆動回転するように構成してある。 【0039】繰出しロールRは、一端に従動ギヤ15aが形成された中空状の回転軸15に、3種類の幅と2種類の深さを備えた計6個の部分ロールr1〜r3を一体回転状に外嵌して構成されており、左右端の第1部分ロールr1,r1と、左右端から2番目の第2部分ロールr2,r2と、中央の第3部分ロールr3,r3との順で凹部24aの左右幅が広くなるように設定してある。又、各部分ロールr1〜r3の夫々の片側にのみ形成された6箇所の仕切り壁24bと仕切りリング50とによって各凹部24aは軸方向に仕切られている。尚、51は、各部分ロールr1〜r3にすり切り作用するブラシである。 【0040】図2,3,5,6に示すように、3個の肥料繰出し機構25を囲繞するロールケース16のボス部16aに亘り、断面六角状の1本の駆動軸32が回転自在に支持されており、この駆動軸32に前述した駆動ギヤ30を相対回転自在に外嵌してある。シフト部材31が駆動軸32に一体回転及びスライド自在に外嵌されて、シフト部材31をギヤ30への咬合側に付勢するバネ35を備えてある。 【0041】図1及び図2に示すように、苗植付装置7に動力を伝達するPTO軸29がミッションケース4から延出され、PTO軸29から動力を取り出す伝動ケース28がPTO軸29に外嵌されており、伝動ケース28の両側に位相が異なる一対の駆動アーム34が備えられている。図1,2,3に示すように駆動軸32にワンウェイクラッチ33が外嵌され、駆動アーム34とワンウェイクラッチ33のアーム33aとが連係ロッド37により連結されている。 【0042】そして、ワンウェイクラッチ33の直ぐ横の位置において駆動軸32を回転自在に支持する軸受け27を配備するとともに、その軸受け27を支持フレーム14に支持してある。つまり、駆動軸32におけるほぼ駆動負荷を受ける部分に軸受け27を設けてあるので、駆動軸32の撓みなく回転駆動させるようにしてある。 【0043】図1及び図2に示すように、支持フレーム14の端部にブロア20及びブロア20を駆動するモータ22が支持されるとともに、ブロア20で生起された風を各漏斗部26に供給するためのパイプ状の送風ダクト39を、ブロア20から支持フレーム14に沿う状態に横臥配置して延出配備してある。図3〜図5に示すように、肥料繰出し機構25の下部に接続された2個の漏斗部26において、漏斗部26の送風取込み口26aを、シールゴム43を介して送風ダクト39に挿入してある。 【0044】送風構造をさらに詳述すると、送風ダクト39は、2条一体型の各繰出し部K毎に備えた4個の部分ダクト44の隣合うものどうし、及び部分ダクト44とブロアケース20aとの夫々を、ゴム製の繋ぎホース45を介して互いに着脱自在に連結して構成されている。つまり、4個の繋ぎホース45と4個の部分ダクトとで送風ダクト39を構成してあり、最も端の部分ダクト44の端部はキャップ46で閉塞してある。又、図4に示すように、側面視においては、送風ダクト39はほぼロールケース16の前端よりも後側に位置するように設計されており、後述の排出ホース54,55を含めた繰出し機構25部位における前後長のコンパクト化を図ってある。 【0045】以上の構造により、PTO軸29の動力によって苗植付装置7の回転ケース9が回転駆動され、一対の植付爪10により苗載台12から交互に苗が取り出され田面に植え付けられて、苗の植付作業が行われる。これと同時に、伝動ケース28の駆動アーム34の回転運動による連係ロッド37の往復運動が、ワンウェイクラッチ33により回転運動に変換されて、駆動軸32を介して回転軸15が間欠的に回転駆動される。 【0046】これにより、図5及び図6に示すように、繰出しロールRの凹部24aに肥料ホッパー17から肥料が入込み、駆動軸15の間欠的な回転により肥料が漏斗部26に繰出される。そして、ブロア20からの高圧の風が、部分ダクト44を介して漏斗部26に供給され、高圧の風により肥料が施肥ホース19を通って作溝器18に迅速に供給され、作溝器18により田面に形成された溝に肥料が送り込まれて施肥作業が行われるのである。 【0047】そして、2本のボルト47,47を引き抜いて肥料ホッパー17とロールケース16とを分離するとともに、ボルト操作で支持フレーム14とロールケース16とを分離し、かつ、左右の繋ぎホース45,45を外し操作することにより、ロールケース16と部分ダクト44とが一体となった状態で取外すことができる。 【0048】図3に示すように、ワンウェイクラッチ33のアーム33aにおいて、連係ロッド37の連結位置を変更することができるように構成されている。このように連係ロッド37のアーム33aへの連結位置を変更することにより、連係ロッド37の往復運動に対するアーム33aの揺動角度を変更し、駆動軸32及び繰出しロールRの回転速度を変更して、繰り出される肥料の量を調節することができる。 【0049】図5及び図6に示すように、繰出しロールRの上側には、ホッパーからの肥料が繰出しロールRに落下供給するのを許容する開き位置と、阻止する閉じ位置とに手指による抜き差し操作で出退移動自在な3個一組のシャッター40が装備されている。シャッター40は、各部分ロールr1〜r3に対応した幅の第1〜第3部分シャッター40A,40B,40Cを、ロールケース16に、その前方から挿入及び引抜き移動自在なスライド式に構成されている。つまり、各仕切り壁24bに対応した間仕切り板63をロールケース16に備えてあり、それら間仕切り板63の側面に形成された上下の横向き突起63a,63b間に各シャッター40を通してある。 【0050】これにより、例えば、第1及び第2部分ロールr1,r2に対応して部分シャッター40A,40Bを挿入し、かつ、第3部分シャッター40Cのみを引抜き移動させて開放すると、第3部分ロールr3の凹部24aにだけ肥料が入り込み、繰り出される肥料の少ない施肥状態が得られる。そして、全てのシャッター40A〜40Cを引抜き移動すれば、全ての部分ロールr1〜r3の凹部24aに肥料が入り込み、繰り出される肥料が多い施肥状態が得られるとともに、3個の部分シャッター40A〜40Cを全て挿入すれば肥料供給を停止することができる。つまり、部分シャター40A〜40Cの任意の挿抜操作により、繰り出される肥料の量を零を含めて4段階に調節することができる。 【0051】図9,図10に示すように、第1部分シャッター40Aより第2部分シャッター40Bの幅を若干広く、かつ、第2部分シャッター40Bに比べて第3部分シャッター40Cを明確な広幅に設定するとともに、ロールケース16外に突出させた手指による操作部分40a〜40cは、それらの仕様を異ならせてある。つまり、第1及び第2部分シャッター40A,40Bの第1及び第2操作部分40a,40bは単に上に折り曲げただけの形状であるに対し、第3部分シャッター40Cの第3操作部分40cは、若干前方に平行延出してから下方に折り返したループ形状としてあり、頻繁に抜き差し操作する第3操作部分40cを、その他のものより手指操作し易いようにしてある。 【0052】図5,図9に示すように、各繰出し部Kには、引き出された第1〜第3操作部40a〜40cに他物が及ぶのを規制するプロテクター52を設けてある。つまり、平面視で後向き開放コ字状に形成されたプロテクター52を支持フレーム14にボルト止めしてあり、引き出された部分シャッター40A等に誤って手指や他物が接触して、開き状態になる筈のものが半閉まりや閉じ状態になってしまうことを防止するためのものである。 【0053】図5,図11に示すように、繰出しロールRの上方で前側の位置におけるロールケース16に、ホッパー17,21に残った複数条用の肥料を排出するための2条分一体型の排出口53を設けてある。各排出口53には排出ホース54,55が接続されており、左右端の2条分の排出ホース54と中央の1条分の排出ホース55とは集約管部56を介して1本のゴム製蛇腹ダクト57に接続される。計2本の蛇腹ダクト57,57は、機体下方において上方に折り曲げられてその先端部をフック58に係合させて収納してあり、必要に応じて取り出す。 【0054】図4,図5に示すように、ロールケース16は、繰出しロールRの回転軸心を含む略平面において上下に分割できるように構成されている。すなわち、漏斗部26を備えた下ケース16Aと、支持フレーム14に支持される上ケース16Bとを後部に備えた開閉支点Qで揺動開閉自在に連結するとももに、下ケース16Aに枢支された係合アーム61と、上ケース16Bに形成された係合突起(図示せず)とを係合可能としてある。つまり、上下のケース16B,16Aを閉じて係合アーム61を係合突起(図示せず)に係合すればロールケース16としての閉じ状態になり、係合アーム61を係合突起(図示せず)から外せば、繰出しロールRが露出されてその部分のメンテナンスに便利な開き状態が現出される。 【0055】図4に示すように、4本の排出ホース54,55は、いずれも後輪用フェンダ59の後端部に形成された通し孔60を通して下方に配策してあり、排出ホースを無理なく取り回して円滑に滑落移動させての肥料排出が行えるようにしてある。又、フェンダ形成後に必要に応じて通し孔60が簡単に形成できるように、金型等によるフェンダ形成時に予め円弧状の切欠き溝を形成してある。 【0056】一つの植付伝動ケース8(一対の回転ケース9)に対して動力を伝動及び伝動遮断操作自在な各条クラッチ(図示せず)、各条クラッチを伝動及び伝動遮断操作する各条クラッチレバー(図示せず)が備えられている。図6に示すように、肥料繰出し部Kの固定部の軸芯P1周りに、L字状の操作アーム36が揺動自在に支持されて、操作アーム36の端部がシフト部材31に係合しており、各条クラッチレバーと操作アーム36とがワイヤ38により接続されている。 【0057】これにより、例えば右側の植付伝動ケース8の各条クラッチレバーを伝動遮断側に操作して、右側の植付伝動ケース8の各条クラッチを伝動遮断操作すると、右側の植付伝動ケース8の一対の回転ケース9が停止して、右側の2つの植付条の植え付けが行われず、右側の2つの植付条に対応する肥料繰出し部Kの駆動軸15が停止して、右側の2つの植付条への肥料の供給が停止する。 【0058】図5及び図3に示すように、漏斗部26に切換板41が横軸芯P2周りに揺動操作自在に支持されており、切換板41の下側から排出ホース54が下方に延出されている。通常の苗の植付作業時には、切換板41は図5の実線で示す閉姿勢に操作されており、肥料ホッパー17からの肥料は漏斗部26に繰り出される。通常の苗の植付作業を終了した場合等において、ブロア20及び苗植付装置7(PTO軸29)を停止させた状態で、切換板41を開姿勢に操作すると、肥料ホッパー17に残った肥料が排出ホース54に入って排出される。 【0059】尚、図5に示すように、繰出しロールRの後側における漏斗部26の上部に形成された入力口48は、図示しない施薬装置から繰り出された薬剤を肥料に混ぜて作溝器18から地中供給するためのものであり、施薬装置を搭載しない場合には図示のようにキャップ49で閉塞しておく。 【0060】ところで、繰出し部Kは2箇所の漏斗部26,26とその幅に見合う2組分のロールケース16を備えた2条一体型、すなわち2条用繰出し部K2 が基本であるが、左右中央の2個の繰出し部Kは、6条用に合わせて一方の漏斗部26が機能しないようにしてある。 【0061】すなわち、図7に示すように、3個1組の部分ロールr1〜r3のワンセットを省き、かつ、左右中央の2個の肥料ホッパー21,21では、部分ロールr1〜r3のワンセット分の供給口幅となるように傾斜底面21aを追加形成してあり、これを1条用繰出し部K1 と呼ぶものとする。従って、1条用繰出し部K1では施肥ホース19も1本のみ装着されるとともに、中央2個の肥料ホッパー21はその容量が左右端のホッパー17の半分に設定されており、計4組の繰出し部K2,K1,K1,K2 で6条用の施肥装置Aを構成している。 【0062】つまり、図8に示すように、2条用繰出し部K2 のホッパー17を、運転座席の横側方に回り込む前方突出部分を備えた形状、すなわち、前後幅が左右中央のホッパー21のものの約2倍のものに形成してある。そして、運転座席23の直後に位置する並設状態の2組の1条用繰出し部K1 では、図4、図12に示すように、そのホッパー21前側の縦面21aをほぼ垂直に立ち上がる面に形成してある。又、各ホッパー17,21は、側面視で下窄まり状に形成されるとともに、左右端の2条用ホッパー17,17下方の近傍には、肥料を補給作業時に便利な補助ステップ75を配置してある。 【0063】図3に示すように、左右端の2条用ホッパー17,17の夫々には、ホッパー内の肥料の残量を検出する残量検出センサ62を設けてある。いずれかの残量検出センサ62が検出作動すれば運転部5に備えたブザーやランプ等による警報装置64が作動するように構成してあり、ホッパー内に肥料を補給した方が良い旨を運転者に与えるようにしてある。 【0064】図12,図13に示すように、運転座席23は、その背凭れ23Aが前方に折り畳み移動自在に枢支してあるとともに、背凭れ23Aの背面には、肥料袋hを載せるに適する凹入面23aが形成されている。又、背凭れ23Aが折り畳まれた状態では、ホッパー17,21よりも背もたれ23Aが低くなるように設定してあり、ホッパー17,21への肥料補給時に、肥料袋hを一旦凹入面23aに置く作業が行い易いようにしてある。 【0065】〔別実施形態〕図14に示すように、1条分のホッパー21と1条分の繰出し機構25とを備えた1条用繰出し部K1 の1組と、2条分のホッパー17と2条分の繰出し機構25とを備えた2条用繰出し部K2 の2組との計3組を備えて5条用の繰出し装置を構成しても良い。但し、ホッパーの蓋17aを6条用と共通使用する都合上、1条用ホッパー21は2個備えてある。つまり、2個の1条用ホッパー21,21の左右夫々に2条用ホッパー17,17を配置し、左右いずれか一方の1条用ホッパー21に、ホッパー内部を上下に遮断する蓋カバー(繰出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するカバーの一例)65を備えてある。 【0066】図14,図15に示すように、蓋カバー65は、その左右端に行く程高さが低くなる山形に形成されるとともに、該1条用ホッパー21の右隣の2条用ホッパー17と左側の1条用ホッパー21との仕切り壁部分を、カバー65より上の部分に切欠き部kを形成して連通させてあり、この蓋カバー65付きのホッパー21に肥料が投入されると、切欠き部kを通って、実際に使用される左右隣のホッパー21,17に滑落して供給されるようにしてある。又、蓋カバー65の装着されたホッパー21には、繰出し機構25や施肥ホースが省略されており、ダミーのホッパーとして言わばスペーサ的に使用されている。 【0067】図16に示すように、5本の施肥ホース19は、蛇腹状等の屈折変位自在なホースに構成されるとともに、苗縦送り機構Bにおける縦送り駆動アーム66の近傍において左右向きの軸心X回りで回動移動可能に苗植付装置7の固定部に枢支してある。図17に示すように、最も左側のものと左から2番目の施肥ホース19,19は、左右一対の縦送り駆動アーム66,66を左右方向で挟み、かつ、近傍を通る状態で配策されている。 【0068】左から1及び2番目の施肥ホース19で説明すると、施肥ホース19を屈曲状態でクランプする左及び右支持板67,68を回動軸69で一体的に連結するとともに、縦送り駆動アーム66を支承するブラケット70や植付伝動ケース8に前端部が共締めされ、かつ、苗取り量調節用の回動パイプ72に後端を半円嵌合して位置決めされた左右のステー73,74に回動軸69を軸心Xで回動自在に貫通支承してある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年7月22日(1998.7.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−37120(P2000−37120A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月8日(2000.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願平10−206362 |
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