| 【発明の名称】 |
折り畳み作業機の作業時ロック装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岡本 孝志
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| 【要約】 |
【課題】中央部分に対し左右両側に延出している作業機部分をそれぞれ中央部分側に折り畳み可能とし、作業状態展開時にロックする。
【解決手段】トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から左右両側に延出している作業機部分を、それぞれ中央部分側に折り畳み可能とした農作業機であって、上記農作業機を中央部分4と左右の作業機部分5L,5Rとに3分割し、該中央部分4の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点6によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結すると共に、該作業機部分5L,5Rを作業状態に展開したときに、回転支点6の内側の作業機後部においてロックするロック装置を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から左右両側に延出している作業機部分を、それぞれ中央部分側に折り畳み可能とした農作業機において、上記農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結すると共に、該作業機部分を作業状態に展開したときに、回転支点の内側の作業機後部においてロックするロック装置を設けたことを特徴とする折り畳み作業機の作業時ロック装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構を介して長さ方向中央部分を昇降可能に装着し、該中央部分に対し左右両側に延出している作業機部分をそれぞれ中央部分側に折り畳み可能とし、作業機部分を作業状態に展開したときロックする折り畳み作業機の作業時ロック装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から左右両側に延出している作業機部分を、機体の横方向の長さを短くするためにそれぞれ中央部分側に折り畳み可能とした農作業機が周知である。 【0003】そして、その中央部分に対する左右の作業機部分の折り畳み方法として、■.油圧シリンダを用いて左右の作業機部分を折り畳み、展開させるもの。 ■.左右の作業機部分と中央部分との間に大きな圧縮・伸長力を有するスプリングを介装したもの。 ■.左右の作業機部分と中央部分との間に、左右の作業機部分を展開方向と折り畳み方向に付勢する2個のスプリングをそれぞれ設けたもの。 ■.左右の作業機部分と中央部分との間に、左右の作業機部分が展開状態と折り畳み状態にあるときにそれぞれロックする2個のロック部材を設けたもの。などの手段が知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記■.の場合には、重量が重くなり、価格が高くなる。■.の場合には、大きなスプリングを必要とし、重量が重く、コスト高になる。■.の場合には、左右の作業機部分と中央部分との間に、それぞれ2個のスプリングを必要とする。■.の場合には、左右の作業機部分が展開状態と折り畳み状態にあるときそれぞれロックし、回転させるときはそれぞれロック解除する必要がある、といった問題点があった。 【0005】本発明は、農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とを、それぞれ回転支点によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結した農作業機を、作業機部分を使用状態に展開したとき容易にロックでき、また、ロック解除できるようにし、上記従来の問題点を解決することを目的になされたものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明は、トラクタの後部に3点リンクヒッチ機構を介して農作業機の長さ方向中央部分を昇降可能に装着し、上記トラクタから農作業機の中央部分に動力を伝達すると共に、上記中央部分に対し、該中央部分から左右両側に延出している作業機部分を、それぞれ中央部分側に折り畳み可能とした農作業機において、上記農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結すると共に、該作業機部分を作業状態に展開したときに、回転支点の内側の作業機後部においてロックするロック装置を設けたことを特徴としている。 【0007】 【作用】上記の構成により本発明の折り畳み作業機の作業時ロック装置は、作業機部分を作業状態に展開したときに簡単にロックができ、また、ロックを解除する。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照して具体的に説明する。図1ないし図3において、符号1は左右方向の長さが長く、砕土・代掻機能を持つ代掻ハローである。この代掻ハロー1の前部には、図示しないが、トラクタのトップリンクとロアーリンクとからなる周知の3点リンクヒッチ機構に連結される,トラクタへの連結部2が設けられ、代掻ハロー1はトラクタの後部に昇降可能に装着される。また、トラクタのPTO軸から、ユニバーサルジョイント、伝動シャフト等を介して、代掻ハロー1の前側中央部に設けられた変速ギヤボックス3に、入力軸3aを介して動力が伝達される。 【0009】代掻ハロー1は、中央部分4と左右の作業機部分5L,5Rとに3分割され、中央部分4の左右の端部と左右の作業機部分5L,5Rの内端部とをそれぞれ回転軸(回転支点)6,6によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結し、上記中央部分4に対し左右の作業機部分5L,5Rを図4に示すように折り畳み可能としている。作業機部分5L,5Rは左右対称であり同じ構成であるので、一方の作業機部分5Lについて説明する。 【0010】上記ギヤボックス3から左右両側に、本体フレームを兼ね、伝動シャフト7を内装した伝動フレーム8が設けられている。この伝動フレーム8から、中央部分4においてはトラクタのタイヤの後方に位置して、また、作業機部分5L,5Rにおいては外側端に位置して、それぞれチェン伝動ケース9を垂設している。これら各チェン伝動ケース9の下端部と伝動フレーム8からチェン伝動ケース9と対向して垂設した支持フレーム10の下端部との間にロータリ軸11が軸架されている。ロータリ軸11の軸周には多数の砕土・代掻爪12が取付けられて砕土・代掻ロ−タ13を構成している。 【0011】上記伝動シャフト7と7の軸端が対向する部分にはドッグクラッチ14が設けられていて、代掻ハロー1全体が作業状態のときはドッグクラッチ14が接続され、左右の作業機部分5L,5Rを回転軸6を中心に回動して中央部分4側に折り畳むときにドッグクラッチ14が切断される。砕土・代掻ロ−タ13の上方は、本体フレームに支持されたシールドカバー15により覆われており、このシールドカバー15の後端部に、後端位置にレベラー17を枢支したエプロン16の上端部が上下方向に回動自在に枢着されている。レベラー17の折り畳み対向部分は、上記回転軸6の軸心とほぼ等しい軸心で回動するヒンジ17aにより連結されている。また、レベラー17は、土壌を均平する均平位置と土壌を掻き寄せる土寄せ位置とに変位可能である。 【0012】図5に詳細に示すように、上記左右の作業機部分5L,5Rを回転軸6を中心に回動して中央部分4に対して作業状態に展開したときに、回転支点6の内側の作業機後部(変速ギヤボックス3の後方)においてロックするロック装置を設けている。上記回転支点6と直交する前側で、かつ回転支点6の両側に位置して、圧縮方向のスプリングである高圧ガスを封入したガススプリング18を配設している。このガススプリング18は1個でもよいものである。 【0013】作業機部分5Lの折り畳み回動部分にはロックピン19を固設し、このロックピン19と対応して、中央部分4側にフック20が軸20aにより回動可能に枢支されている。このフック20には、ロックピン19と嵌合・離脱するフック孔20bが形成され、ロックピン19と係合する方向に付勢されていて、作業機部分5Lを展開したときに、ロックピン19がフック孔20bに自動的に係合しロックされるようになっている。フック20には、ロックを解除するロック解除レバー20cが設けられている。このロック解除レバー20cは左右のものが並設されていて、左右同時に操作できる。 【0014】このような構成の代掻ハロー1においては、車輪を有するスタンド21により支持されて、そのまま収納したり、トラクタに着脱したりする。このスタンド21は、作業時には取り外される。符号22は、延長レベラー17bを、トラクタの操縦席から作業状態にしたり、非作業状態にしたりする操作を行う延長レベラー操作装置である。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明の折り畳み作業機の作業時ロック装置によれば、農作業機を中央部分と左右の作業機部分とに3分割し、該中央部分の左右の端部と左右の作業機部分の内端部とをそれぞれ回転支点によりほぼ90°斜め後方に向け回転可能に連結すると共に、該作業機部分を作業状態に展開したときに、回転支点の内側の作業機後部においてロックするロック装置を設けたのでら、作業機部分を作業状態に展開したときに簡単にロックができ、また、ロックを容易に解除することができる。また、ロック装置の操作は、設置位置の関係で安全に行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010836 【氏名又は名称】小橋工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月25日(1999.3.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100063565 【弁理士】 【氏名又は名称】小橋 信淳
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| 【公開番号】 |
特開2000−270616(P2000−270616A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−82207 |
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