| 【発明の名称】 |
作業車両に於けるポジション制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石田 智之
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| 【要約】 |
【課題】車体のエンジン始動時に作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、牽制装置の作動を解除するタイミングを改善して確実な牽制解除を実行する。
【解決手段】ポジションセンサの計測値とリフトアーム角センサの計測値が一致する設定点(A)を中心として、その上方に所定範囲の上部制限領域(+B)を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域(−B)を設けておく。牽制装置が作動しているときに、リフトアーム角センサの計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサの計測値(C1)が上部制限領域(+B)の外にある場合、または下部制限領域(−B)の外にある場合は、この制限領域の外から一方の制限領域を通り抜けて他方の制限領域に入ったときに、牽制装置の作動を解除する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車体に対して昇降自在に作業機を連結し、該作業機の昇降位置を設定するポジションレバーを設けるとともに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサと、該作業機の昇降位置を検出するセンサと、前記双方のセンサの計測値が一致するように作業機を昇降させるアクチュエータとからなるポジション制御装置を備え、更に、車体のエンジン始動スイッチをオンしたときは、前記作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、前記双方のセンサの計測値が一致する設定点を中心としてその上方に所定範囲の上部制限領域を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域を設け、前記牽制装置が作動して作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止しているときに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値が前記制限領域の外にあり、該センサの計測値がこの制限領域の外から上部または下部何れか一方の制限領域を通過して他方の制限領域に入ったときは、前記牽制装置の作動を解除するように構成したことを特徴とする作業車両に於けるポジション制御装置。 【請求項2】 車体に対して昇降自在に作業機を連結し、該作業機の昇降位置を設定するポジションレバーを設けるとともに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサと、該作業機の昇降位置を検出するセンサと、前記双方のセンサの計測値が一致するように作業機を昇降させるアクチュエータとからなるポジション制御装置を備え、更に、車体のエンジン始動スイッチをオンしたときは、前記作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、前記双方のセンサの計測値が一致する設定点を中心としてその上方に所定範囲の上部制限領域を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域を設け、前記牽制装置が作動して作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止しているときに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値が前記設定点若しくは上部または下部何れか一方の制限領域内にあり、該センサの計測値が前記設定点から上部または下部何れか一方の制限領域を通過して制限領域の外へでたとき、若しくは上部または下部何れか一方の制限領域内から他方の制限領域を通過して制限領域の外へでたときは、前記牽制装置の作動を解除するように構成したことを特徴とする作業車両に於けるポジション制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は農業用、建設用、運搬用等の作業車両に於けるポジション制御装置に関するものであり、特に、ポジション制御の牽制を解除するタイミングに関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、トラクタをはじめとする作業車両には、車体に対して昇降自在に作業機を連結し、該作業機の昇降位置を検出するセンサと、該作業機の昇降操作を行うポジションレバーの設定値を検出するセンサを設け、前記双方のセンサの計測値が一致するようにアクチュエータを駆動して作業機を昇降させるポジション制御装置を備えたものが知られている。 【0003】ここで、エンジンの停止後にポジションレバーが誤操作されると、エンジンの始動時に作業機が不慮昇降して危険であるため、車体のエンジン始動スイッチをオンしたときは、前記作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両も知られている。 【0004】そして、前記牽制装置の作動を解除するには、例えば、エンジン始動時に作業機の昇降位置を検出するセンサの計測値とポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値とが不一致のときは、オペレータが意識的にポジションレバーを操作することによって双方のセンサの計測値が一致したときに、前記牽制装置の作動を解除して作業機昇降用のアクチュエータの駆動を可能にする。或いは、エンジン始動時に双方のセンサの計測値が一致しているときは、ポジションレバーの操作により双方のセンサの計測値が所定値以上相違したときに、前記牽制装置の作動を解除するようにしている。 【0005】しかし、各センサの分解能が高くなると、車体の振動等でセンサの計測値が小刻みに変動しやすくなり、ポジションレバーを操作しなくても、オペレータの意識に反して牽制装置の作動が解除されることがある。 【0006】そこで、車体のエンジン始動時に作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、牽制装置の作動を解除するタイミングを改善して確実な牽制解除を実行するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、車体に対して昇降自在に作業機を連結し、該作業機の昇降位置を設定するポジションレバーを設けるとともに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサと、該作業機の昇降位置を検出するセンサと、前記双方のセンサの計測値が一致するように作業機を昇降させるアクチュエータとからなるポジション制御装置を備え、更に、車体のエンジン始動スイッチをオンしたときは、前記作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、前記双方のセンサの計測値が一致する設定点を中心としてその上方に所定範囲の上部制限領域を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域を設け、前記牽制装置が作動して作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止しているときに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値が前記制限領域の外にあり、該センサの計測値がこの制限領域の外から上部または下部何れか一方の制限領域を通過して他方の制限領域に入ったときは、前記牽制装置の作動を解除するように構成した作業車両に於けるポジション制御装置、及び、車体に対して昇降自在に作業機を連結し、該作業機の昇降位置を設定するポジションレバーを設けるとともに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサと、該作業機の昇降位置を検出するセンサと、前記双方のセンサの計測値が一致するように作業機を昇降させるアクチュエータとからなるポジション制御装置を備え、更に、車体のエンジン始動スイッチをオンしたときは、前記作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を設けた作業車両に於いて、前記双方のセンサの計測値が一致する設定点を中心としてその上方に所定範囲の上部制限領域を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域を設け、前記牽制装置が作動して作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止しているときに、ポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値が前記設定点若しくは上部または下部何れか一方の制限領域内にあり、該センサの計測値が前記設定点から上部または下部何れか一方の制限領域を通過して制限領域の外へでたとき、若しくは上部または下部何れか一方の制限領域内から他方の制限領域を通過して制限領域の外へでたときは、前記牽制装置の作動を解除するように構成した作業車両に於けるポジション制御装置を提供するものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラクタ10を示し、エンジン11の動力はミッションケース12内に収められたギヤ式変速装置13を介して後輪14へ伝達される。車体の後部にはリンク機構15を介してロータリ作業機16が連結されており、エンジン11の動力を前記ギヤ式変速装置13にて分岐し、PTO取出部17からロータリ作業機16へ伝達している。 【0009】前記リンク機構15はアッパリンク18と左右のロワリンク19,19とからなり、ミッションケース12の後上部に回動可能に設けられた左右のリフトアーム20,20の先端部と左右のロワリンク19,19とが、夫々リフトロッド21,21を介して連結されている。そして、ミッションケース12の上部に作業機を昇降させるアクチュエータであるリフトシリンダ22を内蔵し、該リフトシリンダ22の伸縮により、前記リフトアーム20,20が上下に回動すれば、リフトロッド21,21を介してロワリンク19,19が上下動する。斯くして、該リンク機構15の回動支点であるロワリンク19,19の先端部を回動中心にして、前記ロータリ作業機16が昇降する。 【0010】リフトアーム20の回動基部には、作業機の昇降位置を検出するセンサとしてリフトアーム角センサ23が設けられ、このリフトアーム角センサ23にてリフトアーム20の回動角を検出し、ロータリ作業機16の昇降高さを演算する。また、ロータリ作業機16のリヤカバー24の回動基部には、耕深量を検出する手段としてデプスセンサ25が設けられ、このデプスセンサ25にてリヤカバー24の角度を検出して耕耘爪26の耕深量を演算する。 【0011】一方、運転席30の近くには、作業機の昇降位置を設定するポジションレバー31や変速レバー32等の各種操作レバーと、耕深設定器33やエンジン始動スイッチ34等の各種スイッチが配置されている。また、運転席30の前方には車体の操舵操作部であるステアリングハンドル35が設けられ、該ステアリングハンドル35の近傍位置に作業機昇降レバー36を設けてある。 【0012】前記、ステアリングハンドル35の回転操作は操舵装置37へ伝達され、操舵量に応じて前輪38が回向する。前輪38の操舵量は前輪切れ角センサ39によって検出される。また、前記作業機昇降レバー36を操作することにより、ロータリ作業機16をワンタッチで所定位置まで上昇若しくは下降できるよう形成してある。 【0013】図2はポジション制御系のブロック図であり、ポテンショメータ等にて構成されたポジションセンサ40により前記ポジションレバー31の設定値を検出し、昇降スイッチ41のオンオフにより前記作業機昇降レバー36の上げ下げを検出する。これらの検出信号はコントローラ50へ入力される。また、エンジン始動スイッチ34のオンオフ信号もコントローラ50へ入力される。 【0014】一方、コントローラ50では、リフトアーム角センサ23の検出信号にて車体に連結したロータリ作業機16の昇降位置を演算し、デプスセンサ25の検出信号にてロータリ作業機16の耕深量を演算する。また、前輪切れ角センサ39の検出信号にてステアリングハンドル35の操作に伴う前輪38の操舵量を演算し、車体が旋回動作に入ったか否かを判別する。 【0015】更に、コントローラ50は、前記ポジションセンサ40の設定値に基づいて電磁制御弁51へ制御信号を出力し、リフトシリンダ22を駆動してリフトアーム20の回動角を調整することにより、ポジションレバー31が設定した位置までロータリ作業機16を昇降させる。ロータリ作業機16の昇降位置は前記リフトアーム角センサ23にて計測し、前記ポジションセンサ40の計測値とリフトアーム角センサ23の計測値が一致するまでリフトシリンダ22を駆動する。双方のセンサ23,40の計測値が一致したときは、リフトシリンダ22の駆動を停止する。 【0016】ここで、図3のフローチャートに示すように、車体のエンジン11が停止している状態からエンジン始動スイッチ34をオンしたときは、先ず各種スイッチやセンサ等の状態をコントローラ50へ読み込み(ステップ1)、作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止する牽制装置を作動させる(ステップ2)。即ち、エンジン11の始動時に作業機が不慮昇降すると危険であるため、エンジン始動スイッチ34をオンしたときは各種スイッチやセンサ等の状態に拘らず、前記リフトシリンダ22の電磁制御弁51には制御信号を出力しない。 【0017】そして、次に述べるような牽制解除操作があるまでは牽制を継続し(ステップ3)、牽制解除操作があったときは牽制装置の作動を解除して(ステップ4)、ポジション制御を実行する(ステップ5)。尚、後述するように、オートリフト制御の際に前輪切れ角センサの異常を検出して作業機上昇出力を停止した後には、上記ステップ2へ戻り、牽制装置の作動並びに作動解除のルーチンを経て、ポジション制御へ移行する。 【0018】図4は牽制解除操作の一例を示し、前記ポジションセンサ40の計測値とリフトアーム角センサ23の計測値が一致する設定点(A)を中心として、その上方に所定範囲の上部制限領域(+B)を設けるとともに、その下方に上部制限領域と同一幅の下部制限領域(−B)を設けておく。この制限領域はセンサが計測した電圧値の変動幅で規定し、例えば2bit(2/1024×5ボルト)程度の変動幅とする。 【0019】いま、図4(a)に示すように、前記牽制装置が作動してリフトシリンダ22の駆動を禁止しているときに、リフトアーム角センサ23の計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサ40の計測値(C1)が上部制限領域(+B)の外にある場合は、オペレータが意識的にポジションレバー31を操作して、ポジションセンサ40の計測値(C1)が上部制限領域(+B)の外から上部制限領域(+B)を通過して下部制限領域(−B)に入ったときは、牽制解除操作を行ったものとみなす。 【0020】また、図4(b)に示すように、リフトアーム角センサ23の計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサ40の計測値(C2)が下部制限領域(−B)の外にある場合は、オペレータが意識的にポジションレバー31を操作して、ポジションセンサ40の計測値(C2)が下部制限領域(−B)の外から下部制限領域(−B)を通過して上部制限領域(+B)に入ったときは、牽制解除操作を行ったものとみなす。 【0021】一方、図4(c)に示すように、リフトアーム角センサ23の計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサ40の計測値(C3)が上部制限領域(+B)にある場合は、オペレータが意識的にポジションレバー31を操作して、ポジションセンサ40の計測値(C3)が上部制限領域(+B)から下部制限領域(−B)を通過して下部制限領域(−B)の外へ出たときは、牽制解除操作を行ったものとみなす。 【0022】また、図4(d)に示すように、リフトアーム角センサ23の計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサ40の計測値(C4)が下部制限領域(−B)にある場合は、オペレータが意識的にポジションレバー31を操作して、ポジションセンサ40の計測値(C4)が下部制限領域(−B)から上部制限領域(+B)を通過して上部制限領域(+B)の外へ出たときは、牽制解除操作を行ったものとみなす。 【0023】更に、図4(e)に示すように、リフトアーム角センサ23の計測値が設定点(A)にあり、ポジションセンサ40の計測値(C5)が設定点(A)と一致している場合は、オペレータが意識的にポジションレバー31を操作して、ポジションセンサ40の計測値(C5)が上部制限領域(+B)を通過して上部制限領域(+B)の外へ出たとき、若しくは、ポジションセンサ40の計測値(C5)が下部制限領域(−B)を通過して下部制限領域(−B)の外へ出たときは、牽制解除操作を行ったものとみなす。 【0024】このように、牽制解除操作の条件を定めたことにより、確実にポジション制御の牽制解除操作を行うことができ、センサの計測値変動等に起因するオペレータの意識に反する牽制解除を防止できる。 【0025】図5は車体旋回時に作業機を自動的に上昇させるオートリフト制御のフローチャートを示し、前輪切れ角センサ39の検出信号の変化により車体が旋回動作に入ったとコントローラ50が判断したときは、前記電磁制御弁51へ制御信号を出力してリフトシリンダ22を駆動し、ロータリ作業機16を上昇する(ステップ101〜103)。 【0026】いま、前輪切れ角センサ39の検出信号に異常がなければオートリフト制御を継続し(ステップ104→リターン)、前輪切れ角センサ39の検出信号に異常があったときは、デプスセンサ25の検出値によりリヤカバー24の位置を算出しながらロータリ作業機16を上昇させ(ステップ104〜105)、リヤカバー24が最下端位置になったときに、前記電磁制御弁51への制御信号を停止する(ステップ105〜106)。即ち、ロータリ作業機16が地面から離間したときにリフトシリンダ22の駆動を停止するので、耕耘爪26が土中で回転したまま車体が旋回することはない。従って、前輪切れ角センサ39に異常が発生してオートリフトを中断した場合であっても、ロータリ作業機16を地面から完全に浮上させた状態で旋回するため、機械の破損防止を防止できる。 【0027】ステップ104に於ける前輪切れ角センサ39の異常とは、例えば前輪切れ角センサ39の検出信号が通常ではステアリングハンドル35の回転操作に応じて0〜5Vの間で変化する場合に、数msecの僅かな時間で検出信号が0Vまたは5Vになったときをいい、然るときは、ケーブルの断線やセンサ自体の故障とみなして、作業機上昇出力を中断する。 【0028】而して、ステップ106にて作業機上昇出力を停止した後には、図3に示したフローチャートに於けるステップ2へジャンプし、牽制装置の作動並びに作動解除のルーチンを経て、ポジション制御へ移行する。尚、図3にて説明した牽制装置は、上述した前輪切れ角センサ39の異常発生時の外に、例えば前記デプスセンサ25による耕深制御モードから、プラウ作業機を連結してドラフトセンサによるドラフト制御モードに切換えたとき等、作業機の制御モードの変更があったときにも、改めて牽制装置が作動する構成となっている。 【0029】また、図6のフローチャートに示すように、車体の旋回時にオートリフト制御にて作業機を上昇させる場合、作業機の高さによって作業機上昇速度を変化させる(ステップ201〜203)。ロータリ作業機16の上昇開始初期から一定の高さに至るまでは(ステップ204〜205)、前記リフトシリンダ22へ供給する作動油の流量を抑えて、ロータリ作業機16の上昇速度を通常の1/2程度にする(ステップ206)。そして、ロータリ作業機16が一定の高さ以上に上昇した後には、リフトシリンダ22へ供給する作動油の流量を増加して、ロータリ作業機16の上昇速度を通常速度に変更する(ステップ207)。 【0030】このように、上昇初期速度をやや遅くすることにより、リヤカバー24が耕耘爪26後方の土をへこみ部分へ寄せやすくなり、ロータリ作業機16の切り上げ時に於ける仕上げが良好となる。 【0031】尚、前記作業機昇降レバー36の操作によってロータリ作業機16を上昇する場合は、オートリフト制御のように作業機の引きずりを問題にしないため、ロータリ作業機16の上昇開始初期から一定の高さに至るまでの上昇速度を、更に遅く設定してもよい。 【0032】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。 【0033】 【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したように、予めポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値と、作業機の昇降位置を検出するセンサの計測値とが一致する設定点を中心として、その上方に上部制限領域を設けるとともに、その下方に下部制限領域を設けておく。車体のエンジン始動スイッチをオンして牽制装置が作動し、作業機昇降用のアクチュエータの駆動を禁止しているとき、ポジションレバーの設定値を検出するセンサの計測値が前記上部または下部の何れか一方の制限領域を通り抜けたときに、牽制装置の作動を解除するように構成したので、確実にポジション制御の牽制解除操作を行うことができ、センサの計測値変動等に起因するオペレータの意識に反する牽制解除を防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月4日(1998.12.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060575 【弁理士】 【氏名又は名称】林 孝吉
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| 【公開番号】 |
特開2000−166311(P2000−166311A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月20日(2000.6.20) |
| 【出願番号】 |
特願平10−345803 |
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