| 【発明の名称】 |
移動農機 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 八郎
【氏名】松川 雅彦
【氏名】水谷 智恵
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| 【要約】 |
【課題】ダイヤル操作に基づき車載各種アクチュエータの位置を検出する夫々のセンサの入力チェックを行う。
【解決手段】乗用田植機1は入力チェック機能を備えており、この入力チェックを行うには、入力チェックスイッチ33をオン操作すると共に、油圧感度調節ダイヤル60を所定位置にダイヤル操作することで、そのダイヤル位置に対応した特定のセンサが選択される。すると、例えばカム回動モータ41の予め設定された基準位置での位置検出を行うカム位置ポテンショメータ57の信号値と、制御部39が記憶している値とが比較され、カム回動モータ41が基準位置にあるときのカム位置ポテンショメータ57の出力値が正常であれば、すなわち前記信号値と記憶値の差の絶対値が所定の値aよりも小さければ、OKとしてブザーを鳴動し、所定の値aよりも大きければ、異常としてブザーを鳴らさない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車載制御コンピュータを備え、所定のスイッチ操作に基づき、車載された各種アクチュエータの予め設定された基準位置での該アクチュエータの位置を検出する夫々のセンサの信号値と、前記制御コンピュータが記憶している値とを比較することで、該各種アクチュエータが前記基準位置にあるときの夫々のセンサの出力値が正常であるか否かをチェックする入力チェック機能を備えた移動農機において、前記夫々のセンサの中から、ダイヤル操作に基づき、チェックすべき特定のセンサを選択可能とした、ことを特徴とする移動農機。 【請求項2】 走行機体に昇降自在に支持された作業部の昇降作動の感度を、圃場の状態に合うように調節しうる油圧感度調節ダイヤルを有し、該油圧感度調節ダイヤルを利用して入力チェックを行うようにした、ことを特徴とする請求項1記載の移動農機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の移動農機に係り、詳しくは車載アクチュエータが所定の基準位置にあるときのセンサ出力値が正常か否かをチェックする入力チェック機能を備えた移動農機に関する。 【0002】 【従来の技術】乗用田植機等に搭載された制御用マイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という)は、一般的な制御機能の他、特殊機能として、例えばマイコンに入力されるスイッチ、センサ類の単体不良、コネクタ抜け、接触不良等を容易に点検できる入力チェック機能、及びマイコン自身の出力が正常に出力されているかを点検する出力チェック機能を備えている。 【0003】前記入力チェック機能は、モータやソレノイド等の各種アクチュエータの位置を検出するポテンショメータ等の各種センサの予め設定された位置での信号値と、マイコンが記憶している値とを比較して、各種センサのセットが正しいか否かを自動的に判断する。そして、例えば運転席下側にある入力チェックスイッチをONにすると、自動的にポテンショチェック状態になり、セットが正しいときにはホーンが吹鳴(ピッ)する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、各種センサ値が取付け基準値と一致する場合に、警報を発してセンサのチェックが行えるようにした場合、センサが複数ある場合は、1個のセンサのみを選択可能としなければならないため、従来、各種センサに対応した複数の操作スイッチを夫々ONにすることでチェックを行う例があった。しかし、操作スイッチの数が少ない場合は、上述した方法では対応することができない。 【0005】本発明は、斯かる課題を解消するためになされたもので、その目的とするところは、ダイヤル操作に基づき車載各種アクチュエータの位置を検出する夫々のセンサの入力チェックを行うことのできる移動農機を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車載制御コンピュータ(39)を備え、所定のスイッチ操作(33)に基づき、車載された各種アクチュエータ(41,55等)の予め設定された基準位置での該アクチュエータの位置を検出する夫々のセンサ(57,58等)の信号値と、前記制御コンピュータ(39)が記憶している値とを比較することで、該各種アクチュエータ(41,55等)が前記基準位置にあるときの夫々のセンサ(57,58等)の出力値が正常であるか否かをチェックする入力チェック機能を備えた移動農機(1)において、前記夫々のセンサ(57,58等)の中から、ダイヤル操作に基づき、チェックすべき特定のセンサを選択可能としたことを特徴とする。 【0007】請求項2記載の発明は、走行機体(5)に昇降自在に支持された作業部(10)の昇降作動の感度を、圃場の状態に合うように調節しうる油圧感度調節ダイヤル(60)を有し、該油圧感度調節ダイヤル(60)を利用して入力チェックを行うようにしたことを特徴とする。 【0008】[作用]以上の発明特定事項により、本発明に係る移動農機(1)は、入力チェック機能を備えており、この機能に基づき入力チェックを行うには、所定のスイッチ操作(33)を行うことで車載各種アクチュエータ(41,55等)に対応して設けられかつそれらの基準位置での位置検出を行う夫々のセンサ(57,58等)の信号値と、制御コンピュータ(39)が記憶している前記基準位置での値とを比較することで、各種アクチュエータ(41,55等)が基準位置にあるときの夫々のセンサ(57,58等)の出力値が正常であるか否かがチェックされるが、この場合、前記夫々のセンサ(57,58等)の中から、ダイヤル操作に基づき、チェックすべき特定のセンサを選択可能としている。そして、例えば、油圧感度調節ダイヤル(60)を所定位置に回動操作することにより、チェックすべき特定のセンサを選択して入力チェックを行うことが可能となる。 【0009】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するために示すものであって、本発明の発明特定事項を何ら限定するものではない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。 【0011】図1に示すように、乗用田植機1は、前輪2及び後輪3により支持された走行機体5を有しており、該走行機体5にはその前輪前方部分のボンネット4内にエンジン6が搭載され、走行機体5の前後方向の中間部には座席シート7を有する運転席9が配設されている。この座席シート7の側方には、手動操作レバー17が設けられていて、この手動操作レバー17は、レバーガイド21に沿い「上げ」、「固定」、「下げ(自動)」、「植付(自動)」の各位置に操作可能となっている。 【0012】前記走行機体5の後方には、昇降リンク機構8を介して作業部としての植付部10が昇降自在に支持され、該植付部10には多数のプランタ、フロー卜14及びマット苗を縦方向に載置し得る苗載せ台12が設けられている。また、植付部10の左右両端部には、マーカ50(R,L)が取り付けられている。この左右マーカ50(R,L)は、操作により例えば植付部10の昇降に伴い機体側方に下降繰り出す作業位置と、上昇収納する非作業位置とに自動的かつ交互に切換え可能となっており、作業位置にあっては圃場面に走行機体5の走行基準線を引くことが可能となる。 【0013】前記走行機体5には、昇降リンク機構8に固着されたリンクブラケット44との間に油圧シリンダ装置19が配設されていて、前記手動操作レバー17の操作に基づき、座席シート7下部のリヤカバー26内に配置された制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御され、更に該油圧コントロールバルブ35により前記油圧シリンダ装置19が伸縮制御されて、植付部10が昇降作動する。なお、前記手動操作レバー17の操作位置は、レバー位置検出ポテンショメータ42により検出され、この検出値に応じて前記制御部39を介して油圧コントロールバルブ35が制御される。 【0014】また、図2(a)に示すように、前記運転席9の前部には、ステアリングホイール13が設けられ、そのステアリングコラム13aのスイッチボックス51に手元操作レバー38が取り付けられている。 【0015】この手元操作レバー38は、図示しない弾発部材により、手を離すと図の基準位置に自動復帰するように付勢されていて、この基準位置を中心として上下方向に操作可能であると共に、この上下操作とは独立して機体前後方向に操作可能となっている。前記スイッチボックス51内には、植付部10を制御すべく手元操作レバー38の上下方向位置を検出する切換スイッチ43と、マーカ50(R,L)の繰出しを制御すべく手元操作レバー38の前後方向位置を夫々検出するモード切換スイッチ52及び方向切換スイッチ53が内蔵されている。 【0016】そして、前記手元操作レバー38を、基準位置から上方向に1回操作すると、その操作が前記切換スイッチ43により検出されて、前記制御部39を介し植付部10が上昇制御され(上げ位置)、同様に下方向に1回操作すると植付部10が下降制御され(下げ位置)、更にこの下げ位置から下方向に1回操作すると植付部10が植付位置(植付位置)に制御される。 【0017】また、図2(a)〜(c)に示すように、前記手元操作レバー38を、機体前後方向の後方(図2のA方向)に操作すると、その操作が前記方向切換スイッチ53により検出されて、前記制御部39を介しマーカ50の繰出しモード(後述する)が自動モードに設定されると共に、同方向への操作毎に左右マーカ50の左右作業位置への繰出し方向が選択的に切換えられる。更に、前記手元操作レバー38を、前方(図2のB方向)に操作すると、その操作が前記モード切換スイッチ52により検出されて、前記制御部39を介しマーカ50の繰出しモードが停止モード又は双方モードに順次切換えられる。 【0018】次に、図3に基づき、植付部10の昇降制御について簡単に説明する。 【0019】手元操作レバー38を操作すると、リヤカバー26内に配置されたバルブ作動機構22が作動するが、このバルブ作動機構22はカム回動モータ41を有し、このカム回動モータ41は小ギヤ23を介して平板カム30に噛合されていて、該平板カム30は、バルブ操作板36を介して油圧コントロールバルブ35に連結され、この油圧コントロールバルブ35の回動により油圧シリンダ装置19が伸縮される。 【0020】一方、手元操作レバー38は、制御部39を介してカム回動モータ41と電気的に接続されていて、該手元操作レバー38の上下方向の操作により、その操作内容が前述の切換スイッチ43により判別される。このため、該切換スイッチ43からの制御信号で、前記カム回動モータ41により平板カム30が回動され、油圧コントロールバルブ35を介して油圧シリンダ装置19が伸縮され、昇降リンク機構8を介して植付部10が昇降制御される。 【0021】図4は、運転操作部の前面に設けられた表示パネル28を示している。 【0022】この表示パネル28には、水平自動状態にて油圧・植付レバーを「固定」位置以外にすると点灯して水平自動機構が作動する水平自動モニタランプ63と、後述する植付スイッチ32が入り位置のときに点灯する植付モニタランプ62と、マーカ使用時に左右いずれか繰出し側のマーカ50のランプが点灯するマーカモニタランプ65R,65L等の各種モニタランプや警報ランプが配置されている。また、前記表示パネル28の手前右方には、オン操作により、前述した各種モニタランプや警報ランプ等を作動可能状態とする植付スイッチ32と、植付部10の昇降作動の感度を圃場表面の土質に合うように調節しうる油圧感度調節ダイヤル60等が設けられている。 【0023】図5は、本実施の形態の制御ブロック図を示しており、同図において、前記制御部39はマイクロコンピュータ(以下、CPUという)を有し、このCPUに、手動操作レバー17の操作位置を検出するレバー位置検出ポテンショメータ42、フロート14の上下動を検出するフロート位置検出ポテンショメータ58、植付部10の昇降作動の感度を圃場表面の土質に合うように調節しうる油圧感度調節ダイヤル60、スロットル開度を検出するスロットル位置ポテンショメータ61、平板カム30のカム位置を検出するカム位置ポテンショメータ57、昇降リンク機構8のリフト角を検出するリフタ角ポテンショメータ59、機体5と植付部10との間に介在されるスプリングステー(図示せず)の傾斜角を検出する傾斜センサ64と、前記植付スイッチ32、後述する入力チェックスイッチ33等からの信号が入力されている。 【0024】また、前記入力信号に基づき、前記制御部39を介してバルブ回動モータ55と、植付部10を昇降制御するカム回動モータ41、マーカ50のモニタランプ65L,65R等が制御されるようになっている。 【0025】以上により、前記手元操作レバー38は、前記制御部39を介してカム回動モータ41と電気的に接続されていて、該手元操作レバー38を操作すると、その操作内容が前記切換スイッチ43により判別され、この切換スイッチ43からの制御信号で、カム回動モータ41により平板カム30が回動され、バルブ操作板36を介して前記油圧コントロールバルブ35が制御される。この平板カム30の回動量は、ポテンショメータ57により検出されると共に、油圧コントロールバルブ35が回動して油圧シリンダ装置19が伸縮され、植付部10が昇降制御される。 【0026】本実施の形態における乗用田植機1は、入力チェック機能を備えていて、前記座席シート7の下方に設けられた前記入力チェックスイッチ33をON操作すると、自動的に入力チェック状態とすることができる。すなわち、乗用田植機1には、前述した電動モータ41,バルブ回動モータ55、フロート14、手動操作レバー17、油圧コントロールバルブ35、エンジンスロットル(図示せず)等の各種アクチュエータ(広義に解釈する)が車載されており、入力チェックは、工場出荷時におけるこれら各種アクチュエータに予め設定された基準位置(ホームポジション)が正しいか否か、及びその後の基準位置に変動が生じたか否かをチェックするもので、具体的には、各種アクチュエータの位置を検出すべく該各種アクチュエータに対応して設けられた夫々のセンサからの基準位置における出力値が、制御部39にて予め記憶されている基準値と比較して正常か否かを判断することにより行う。 【0027】本発明では、前記各種アクチュエータの中から、ダイヤル操作に基づき、チェックすべき特定のセンサを選択可能としたものである。 【0028】例えば、前記入力チェックスイッチ33をON操作した状態で、図6(a)に示すように、油圧感度調節ダイヤル60の11個のクリック操作位置のうち、例えば図6(b)に示す番号1〜6の所定の位置に回動操作することにより、チェックするセンサを任意に選択できるようになっている。 【0029】すなわち、油圧感度調節ダイヤル60を番号1の位置に回動操作すると傾斜センサ64の入力チェックが可能となり、番号2の位置に回動操作するとレバー位置検出ポテンショメータ42の入力チェックが可能となり、番号3の位置に回動操作するとスロットル位置ポテンショメータ61の入力チェックが可能となる。また、番号4の位置に回動操作するとリフタ角ポテンショメータ59の入力チェックが可能となり、番号5の位置に回動操作するとカム位置ポテンショメータ57の入力チェックが可能となり、更に、番号6の位置に回動操作するとフロート位置検出ポテンショメータ58の入力チェックが可能となる。そして、入力チェックの結果、OKなら「ピッ」というブザー音が吹鳴し、異常ならブザー音を鳴らさないようにしている。 【0030】図7は、入力チェックにおける制御フローチャートを示している。なお、このフローにおいては、5個のセンサ(ポテンショメータ■〜■)の入力チェックを行う場合について説明している。 【0031】同図において、S1では入力チェックスイッチ33がONかOFFかを判断し、OFFならS13に進み、ONならS2において油圧感度調節ダイヤル60のダイヤル位置が「1」か否かを判断する。ダイヤル位置が「1」でなければS3に進み、ダイヤル位置が「1」なら、S4においてポテンショメータ■の現在値と、制御部39で予め設定されているポテンショメータ■の基準値とを比較する。そして、その差の絶対値が所定値aよりも小さければ、センサ出力値が正常であるとしてS12でブザーを吹鳴し、また前記差の絶対値が所定値aよりも大きければ、センサ出力値が異常であるとしてS13でブザーを鳴らさない。 【0032】また、前記S3では、ダイヤル位置が「2」か否かを判断し、ダイヤル位置が「2」でなければS6に進み、ダイヤル位置が「2」ならS5でポテンショメータ■の現在値と、制御部39で予め設定されているポテンショメータ■の基準値とを比較する。そして、その差の絶対値が所定値aよりも小さければ、センサ出力値が正常であるとしてS12でブザーを吹鳴し、差の絶対値が所定値aよりも大きければ、センサ出力値が異常であるとしてS13でブザーを鳴らさない。 【0033】同様に、前記S6では、ダイヤル位置が「3」か否かを判断し、ダイヤル位置が「3」でなければS8に進み、ダイヤル位置が「3」ならS7でポテンショメータ■の現在値と、制御部39で予め設定されているポテンショメータ■の基準値とを比較する。そして、その差の絶対値が所定値aよりも小さければ、センサ出力値が正常であるとしてS12でブザーを吹鳴し、差の絶対値が所定値aよりも大きければ、センサ出力値が異常であるとしてS13でブザーを鳴らさない。 【0034】更に、前記S8では、ダイヤル位置が「4」か否かを判断し、ダイヤル位置が「4」でなければS10に進み、ダイヤル位置が「4」ならS9でポテンショメータ■の現在値と、制御部39で予め設定されているポテンショメータ■の基準値とを比較する。そして、その差の絶対値が所定値aよりも小さければ、センサ出力値が正常であるとしてS12でブザーを吹鳴し、差の絶対値が所定値aよりも大きければ、センサ出力値が異常であるとしてS13でブザーを鳴らさない。 【0035】また、前記S10では、ダイヤル位置が「5」か否かを判断し、ダイヤル位置が「5」でなければS13に進み、ダイヤル位置が「5」ならS11でポテンショメータ■の現在値と、制御部39で予め設定されているポテンショメータ■の基準値とを比較する。そして、その差の絶対値が所定値aよりも小さければ、センサ出力値が正常であるとしてS12でブザーを吹鳴し、差の絶対値が所定値aよりも大きければ、センサ出力値が異常であるとしてS13でブザーを鳴らさない。 【0036】次に、図8は、ランプ表示による入力チェック方法を示したものである。 【0037】これによれば、表示パネル28に配置された各種モニタランプの点灯表示により、センサ出力の異常を知らせることができる。 【0038】同図において、例えば、入力チェックスイッチ33をONにした状態で、水平モニタランプ63が点灯すれば傾斜センサ64の出力が異常であり、また、植付モニタランプ62及びマーカ左モニタランプ65Lが点灯すればレバー位置検出ポテンショメータ42の出力が異常であり、更に、マーカ右モニタランプ65Rが点灯すればスロットル位置ポテンショメータ61の出力が異常である。同様に、マーカ左モニタランプ65L及びマーカ右モニタランプ65Rが点灯すればリフト角ポテンショメータ59の出力が異常であり、また、植付モニタランプ62及びマーカ右モニタランプ65Rが点灯すればカム位置ポテンショメータ57の出力が異常であり、更に、マーカ左モニタランプ65Lが点灯すればフロート位置検出ポテンショメータ58の出力が異常であることが認識できる。この場合、同じモニタランプを重複して使用しているので、図のように各センサ及びポテンショメータに優先順位が定められている。 【0039】また、本実施の形態において、センサのショート及びコネクタ外れを検出時、センサ数がランプの数よりも多い場合、そのセンサに対応したランプを点滅表示することができないため、ランプの組み合わせでセンサのエラー表示を行えるようにした。 【0040】すなわち、図9に示すように、通常、点滅表示をしないランプの組み合わせでセンサのエラー表示を行う。 【0041】同図において、例えばランプが2個ある場合、ランプ1とランプ2が共に消灯(0,0)であればエラーのあるセンサはなく、また、ランプ1が消灯(0)でランプ2が点滅(1)ならセンサ1がエラーであり、更に、ランプ1が点滅(1)でランプ2が消灯(0)ならセンサ2がエラーであり、更にまた、ランプ1とランプ2が共に点滅(1)ならセンサ3がエラーとする。 【0042】これによれば、センサ数がランプ数よりも多い場合にも、入力チェックのために新たにランプを設ける必要がなく、既存のランプにてエラー表示を行うことができると共に、一般にランプ数nに対してセンサ数2N −1のエラー表示が可能となる。 【0043】また、他の実施の形態として、センサ数がランプ数よりも多い場合、ランプの点滅表示を変えることで、障害内容がセンサのショートか、又はコネクタ外れなのかを区別することも可能である。例えば、前述した図9の例において、点滅周期が短いときはセンサのショートとし、点滅周期が長いときはコネクタ外れとする。これによれば、センサ数がランプ数よりも多い場合にも、新たにランプを設ける必要がなく、また、センサのショートかコネクタ外れかの区別もできるので、その後の処置がしやすくなる。 【0044】 【発明の効果】以上説明した通り、請求項1記載の発明によれば、各種アクチュエータの位置を検出する夫々のセンサの信号値と、制御コンピュータが記憶している値とを比較することで、該各種アクチュエータが基準位置にあるときの夫々のセンサの出力値が正常であるか否かをチェックする場合に、前記夫々のセンサの中から、ダイヤル操作に基づき、チェックすべき特定のセンサを選択可能としたことで、1個のダイヤル操作にて夫々のセンサの入力チェックを行うことができ、操作性の向上を図ることができる。 【0045】また、請求項2記載の発明によれば、圃場の状態に合うように作業部の昇降作動の感度を調節しうる油圧感度調節ダイヤルを有し、この油圧感度調節ダイヤルを利用して入力チェックを行うようにしたことで、入力チェック用の専用のダイヤルを新たに設けることなく、既存のダイヤルを兼用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月11日(1998.12.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−166309(P2000−166309A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月20日(2000.6.20) |
| 【出願番号】 |
特願平10−353368 |
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