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【発明の名称】 整地キャリア
【発明者】 【氏名】鈴木 貞夫

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 トラクタの後部に設けられ、前壁9と底壁10と左右側壁11とを有し、前記底壁10には開閉蓋30により開閉される開口部を設け、該開口部には下方に突き出て圃場の土を削って流入させる犂体14を設けた整地キャリアにおいて、前記開口部は中央の中央開口部12と該中央開口部12の左右何れか一側に設けた側部開口部13とにより構成し、中央開口部12と側部開口部13の何れか一方を選択使用するように構成した整地キャリア。
【請求項2】 請求項1において、前記中央開口部12に設ける中央犂体14aは中央に稜線を形成して流入する土を左右に振り分けるように、側部開口部13に設ける側部犂体14bは反側部開口部13側に土を流入させる傾斜面に、夫々形成した整地キャリア。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整地キャリアの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特公平2−6889号公報には、小さな犂を取付けた容器をトラクタで牽引し、前記犂により削った土を前記容器に収納して運搬するようにした整地キャリアと呼ばれる構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、整地キャリアの中央一か所に開口部を設け、これに犂を設けているので、畦際での作業が面倒である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トラクタの後部に設けられ、前壁9と底壁10と左右側壁11とを有し、前記底壁10には開閉蓋30により開閉される開口部を設け、該開口部には下方に突き出て圃場の土を削って流入させる犂体14を設けた整地キャリアにおいて、前記開口部は中央の中央開口部12と該中央開口部12の左右何れか一側に設けた側部開口部13とにより構成し、中央開口部12と側部開口部13の何れか一方を選択使用するように構成した整地キャリアとしたものである。本発明は、前記中央開口部12に設ける中央犂体14aは中央に稜線を形成して流入する土を左右に振り分けるように、側部開口部13に設ける側部犂体14bは反側部開口部13側に土を流入させる傾斜面に、夫々形成した整地キャリアとしたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、1は四輪型トラクタで、その後部には、トップリンク2と、ロワーリンク3と、リフトアーム4が設けられる。リフトアーム4の先端にはロッド5の上端を軸止し、ロッド5の下端はロワーリンク3に軸着される。トップリンク2およびロワーリンク3の後端にはL型取付枠6が軸止される。
【0006】トップリンク2はL型取付枠6の上部に軸止され、ロワーリンク3はL型取付枠6の上下中間のピン7に軸止される。8は整地キャリアであり、9は整地キャリア8の前壁、10は整地キャリア8の底壁、11は整地キャリア8の側壁である。整地キャリア8には後壁が取付けられるが、図示はされていない。底壁10の前側には、中央開口部12と、側部開口部13とを設け、12と13には夫々犂体(中央犂体14a、側部犂体14b)14を取付ける。四輪型トラクタ1が前進すると、犂犂体14により地表面を削り、中央開口部12または側部開口部13より整地キャリア8内に貯留する。
【0007】即ち、通常の作業は中央開口部12で行うが、畦際の場合に中央開口部12で行うと、側壁11が邪魔をして畦に近付けないが、側部開口部13を使用することで、犂体14を畦に近接させることができ、畦際の土回収を容易にする。前記整地キャリア8はダンプ自在であり、そのため、L型取付枠6の水平部15の後端を、整地キャリア8の下面にピン16により軸着する。
【0008】しかして、前記犂体14の取付構成は要件ではないが、一例を示すと、前記中央開口部12および側部開口部13内には左右一対のステー20を設け、該ステー20に前記犂体14を軸21により回動自在に取付け、前記軸21には犂体14が常時起立するようにバネ22を設ける。犂体14の上部前面にはロック用軸筒23を軸24により回転自在に取付け、ロック用軸筒23にはロック軸25の基部を固定し、ロック軸25の先端は挿通孔26より挿通させてナット27を螺合させる。したがって、ナット27の位置を変更することにより犂体14の起立角度が変更され、土の流入量が変化する。
【0009】犂体14は前記中央開口部12および側部開口部13に設けた開閉蓋30により閉塞すると、犂体14は回動して略水平状態で格納される。しかして、前記中央開口部12に設ける中央犂体14aは中央に稜線31を形成し、中央開口部12より流入する土を左右に振り分けるように構成し、側部開口部13に設ける側部犂体14bは反側部開口部13側に土を流入させる傾斜面32に構成する。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。中央開口部12または側部開口部13のうち使用する方の開閉蓋30を上動させて開放し、使用しない方は開閉蓋30により閉塞をする。犂体14は開閉蓋30により蓋がされると、略水平状態に格納され、開閉蓋30により開口しているとバネ22の弾力により起立し、ロック軸25のナット27により所定角度に保持される。
【0011】この状態で前進すると、圃場の土は犂体14により削られ、削られて土は中央開口部12または側部開口部13より整地キャリア8内に流入する。この場合、整地キャリア8には中央の中央開口部12とその左右何れか一側に側部開口部13を設けているから、圃場の中央の場合は中央開口部12を使用し、畦際では側部開口部13を使用する。したがって、畦際でも側部開口部13によりぎりぎりに近づいて土を回収できる。
【0012】即ち、整地キャリア8は圃場の土を回収して運搬し、これを播種作業等に利用するだけでなく、本来、圃場内の土を均平にするため、盛り上がっている土を削って、凹んでいる所に運搬して放擲するためにも使用する。圃場は経年変化により、中央側が凹み、畦際に土が寄る現象が多く見られるが、側部開口部13により畦際にぎりぎりに近づいて土を回収できるので、均平作業を一層容易にできる。
【0013】しかして、中央開口部12に設ける中央犂体14aは中央に稜線31を形成し、中央開口部12から流入する土を左右に振り分け、整地キャリア8内の左右両側に土を流入させることができる。また、側部開口部13に設ける側部犂体14bは一方側に傾斜面32を形成し、傾斜面32は側部開口部13側を高く反側部開口部13側を低く傾斜させて形成しているから、側部開口部13から流入する土を側部開口部13と反対側の整地キャリア8内に流入させ、2種類の犂体14を使用するので、効率よく土を流入させて運搬できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、トラクタの後部に設けられ、前壁9と底壁10と左右側壁11とを有し、前記底壁10には開閉蓋30により開閉される開口部を設け、該開口部には下方に突き出て圃場の土を削って流入させる犂体14を設けた整地キャリアにおいて、前記開口部は中央の中央開口部12と該中央開口部12の左右何れか一側に設けた側部開口部13とにより構成し、中央開口部12と側部開口部13の何れか一方を選択使用するように構成した整地キャリアとしたものであるから、畦際での作業を容易に行え、作業効率を向上させる。本発明は、前記中央開口部12に設ける中央犂体14aは中央に稜線を形成して流入する土を左右に振り分けるように、側部開口部13に設ける側部犂体14bは反側部開口部13側に土を流入させる傾斜面に、夫々形成した整地キャリアとしたものであるから、整地キャリア内の隅々への土の流入を自動的に行えて、操作性、作業性を向上させることができる。
【出願人】 【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
【出願日】 平成10年12月10日(1998.12.10)
【代理人】 【識別番号】100080470
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
【公開番号】 特開2000−166305(P2000−166305A)
【公開日】 平成12年6月20日(2000.6.20)
【出願番号】 特願平10−374981