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【発明の名称】 目砂すり込み装置
【発明者】 【氏名】原田 勇

【要約】 【課題】走行機体に対して昇降可能に目砂すり込み装置のメインフレームを吊設し、該メインフレームに進行方向に対して左右に伸延するブラシを配置し、該ブラシの接地圧をかけつつ、該ブラシの毛先を左右に所定量往復動させて目砂をすり込ませる揺動すり込み部を配置し、該揺動すり込み部の後方に牽引した均平部の構成をシンプルとするとともに均平性能を向上させる。

【解決手段】前記均平部61を揺動すり込み部60の左右幅に合わせて左右に長い可撓性を有したマット70より構成し、マット下面に多数の突起部材76・76・・・を形成し、マット左右端部の前部を揺動すり込み部後部にアーム56を介して枢支し、マット左右端部の後部を連結具18を介して揺動すり込み部後部に連結した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に対して昇降可能にメインフレームを吊設し、該メインフレームに進行方向に対して左右に伸延するブラシを配置し、該ブラシを往復動させて目砂をすり込む目砂すり込み装置において、該揺動すり込み部の後方に均平部を配置し、該均平部を揺動すり込み部の左右幅に合わせ、下面に多数の突起を有する均平用のマットより構成したことを特徴とする目砂すり込み装置。
【請求項2】 前記マットの前部をアームを介して揺動すり込み部後部に係止し、マットの後部を連結具を介して揺動すり込み部後部に連結したことを特徴とする目砂すり込み装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフ場、特にグリーン上に撒かれた目砂のすり込み後に平らに均して行くすり込み装置の均平部に関する。
【0002】
【従来の技術】グリーン芝の保守作業として、刈り込みを行った後や通気性を向上するためにコアリング(穴開け)を行った後に、目砂を撒いて前記穴内や芝の葉の間に目砂をすり込むようにしていた。この目砂のすり込みはレーキ状のブラシで人手によって行われていたが、人手が多く必要であり、時間がかかり作業性が悪かったので、機械的にすり込みができるようにした技術として、バネ等の付勢部材によって左右に伸延するブラシを下方に付勢して、その付勢力をブラシの接地圧として伝えるとともに、ブラシの毛先を左右に揺動させて目砂をすり込んで行く揺動すり込み部を設け、該揺動すり込み部の後方に均平用のブラシを牽引して芝内にすり込まれた目砂の厚みを均等にする技術は特開平8−89009号で公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の技術では、均平用のブラシは下方に付勢されて接地圧をかけられた状態で進行されていたが、その進行にともなわれてブラシの毛先が後方に撓んでしまい接地圧を正確に伝達することができず、均平性能が劣るものとなっていた。そこで、この目砂のすり込みを綺麗にする為に、作業後に別の作業機や人手によってマット掛けを行う必要があり、二行程作業となり能率上好ましくないものであった。また、ブラシ幅を左右に長くすることで、すり込み及び均平作業幅を広くすることができるが、地上面に凹凸に追随するためにブラシを一体構成とせずに左右に複数に分割する必要があったので、その分割されている各ブラシを各々支持する必要があり支持構成を複雑とするものであった。更に、均平用のブラシを牽引する構成では、ある程度の目砂がブラシ全面に溜まってくると、ブラシが溜まった目砂を乗り越えて進んでゆき目砂すり込み後の表面に凹凸ができ仕上がりが悪いものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。即ち、走行機体に対して昇降可能にメインフレームを吊設し、該メインフレームに進行方向に対して左右に伸延するブラシを配置し、該ブラシを往復動させて目砂をすり込む目砂すり込み装置において、該揺動すり込み部の後方に均平部を配置し、該均平部を揺動すり込み部の左右幅に合わせ、下面に多数の突起を有する均平用のマットより構成したものである。また、前記マットの前部をアームを介して揺動すり込み部後部に係止し、マットの後部を連結具を介して揺動すり込み部後部に連結したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明の目砂すり込み装置の全体側面図、図2は同じく平面図、図3は揺動すり込み部の側面図、図4は同じく平面図、図5は同じく正面図、図6はロアプレートの斜視図、図7は突起の斜視図、図8は複数の突起を下面に形成したマットの部分下方斜視図である。
【0006】図1、図2において、本発明の目砂すり込み装置62の全体構成から説明する。目砂すり込み装置62は走行機体63の前部に作業機装着装置を介して装着されて、牽引されながら作業を行うようにしている。1は走行機体63の前輪、2は運転部のステップであり、前輪1より前方に牽引アーム3・3とリフトアーム4・4が突出され、該リフトアーム4・4の基部(後部)には図示しない油圧シリンダーのピストンロッドと連結されて、目砂すり込み装置62を昇降できるようにしている。
【0007】目砂すり込み装置62は、メインフレーム5・5と該メインフレーム5・5に吊設される複数の揺動すり込み部60と、該メインフレーム5・5の後フレーム5bにアーム56で連結された均しすり込み部61とからなり、該メインフレーム5・5は前フレーム5aと後フレーム5bと左右のフレーム5c・5cによって平面視で略四角形状に構成されて、左右2個配置している。
【0008】また、前記メインフレーム5・5の後フレーム5b・5b上にはリフト台8・8が固設され、該リフト台8・8上には逆U字状に構成したリフトフック9・9が上方に突出され、前記リフトアーム4・4の前端に形成した係合部4a・4aが係合できるようにしている。こうして、リフトアーム4を油圧シリンダーによって上方へ回動すると、リフトフック9・9が係合部4a・4aに係合して持ち上がり、メインフレーム5を持ち上げて目砂すり込み装置62を上昇させることができる。
【0009】前記前フレーム5aの両側には、前接地輪支持フレーム12・12が下方に突設され、該前接地輪支持フレーム12・12の下端には前接地輪10が回転自在に配置され、また、前記後フレーム5b・5bの両側からも、下方に後接地輪支持フレーム14が突設され、該後接地輪支持フレーム14・14の下端には後接地輪11が回転自在に配置されて、左右の後接地輪11・11と前記前接地輪10・10でメインフレーム5を支えているため、地表面の凹凸に追随できるようになっている。
【0010】また、前記前フレーム5a・5aと、前記牽引アーム3・3の前端に形成された逆U字状金具13・13とが枢結され、メインフレーム5・5で目砂すり込み装置62前部を牽引できるようにしている。
【0011】前記後フレーム5bから後下方には連結アーム56が突設され、該連結アーム56後端部に均平部61が連結され、揺動すり込み部60とともに牽引できるようにしている。
【0012】また、前記後フレーム5b上には支持台18・18が載設され、該支持台18・18上には油圧または電気で駆動されるモーター19・19が載置固定され、各モーター19には変速装置が付設され、この変速装置の出力軸にはプーリー20が固設されている。一方、モーター19の前方には、後述するギアボックス21に位置を合わせてプーリー22が回転自在に支持され、該プーリー22と前記プーリー20との間にはテンションローラ23を介しベルトが巻回され動力を伝達し、後述するギアボックス21に動力を伝えられるようにしている。
【0013】次に、揺動すり込み部60の構成を説明する。揺動すり込み部60はメインフレーム5内に左右方向に複数組配置することができるが本実施例では左右に2組を配設した構成としている。それぞれの揺動すり込み部60は左右長さの異なる揺動ブラシ24・25を前後一対で平行に配設して、隣り合う側の端部位置は前後方向でずらせて配置している。即ち、進行方向の右側の揺動すり込み部60では前方に左右長さの短い揺動ブラシ25を配置し、後方に左右長さを長い揺動ブラシ24を配置している。これに対して進行方向の左側の揺動すり込み部60では前方に長い揺動ブラシ24を配置し、後方に短い揺動ブラシ25を配置して、前後で左右の長さを同じとしている。そして、左側の揺動すり込み部60前部の揺動ブラシ24右端部と、右側の揺動すり込み部60後部の揺動ブラシ24左端部とが前後方向で重なるように配置して、つまり、前部の左右ブラシの隣接部と後部左右ブラシの隣接部の位置を前後でずらせることによって、すり込みムラが発生しないようにしている。
【0014】また、左右両揺動すり込み部60・60の前方に配置した揺動ブラシ24及び揺動ブラシ25の隣接部分(揺動ブラシ24の右側端部と揺動ブラシ25の左側端部)と、後方に配置した揺動ブラシ25及び揺動ブラシ24の隣接部分は平面視で段差状に形成して正面視で揺動ブラシ24・25の隣接部分がラップするように構成している。
【0015】即ち、右側の揺動すり込み部60前部の揺動ブラシ25の左端部をL字状に構成した段差部25aとし、左側の揺動すり込み部60前部の揺動ブラシ24の右端部を逆L字状に構成した段差部24aとし、両段差部24a・25aを対向配置することで前後方向で重なるようにしている。同様に、後部の揺動ブラシ24の左端部をL字状に構成した段差部24aとし、後部の揺動ブラシ25の右端部を逆L字状に構成した段差部25aとし、両段差部24a・25aを対向配置して前後方向で重なるようにしている。そして、前後の揺動ブラシ24と24は同じ形状とし、揺動ブラシ25と25も同じ形状となるようにしている。ただし、段差部の形状はL字状に限定するものではなく、凹部と凸部に構成することも可能であり、前後方向で重なる形状であればよい。
【0016】よって、前部における左右の揺動ブラシ24と揺動ブラシ25の間の隣接部分、及び、後部における左右の揺動ブラシ25と揺動ブラシ24との間の隣接部分に生じる隙間が、前後方向で貫通することがなくなり、左右のブラシの一部が重なるようになり、すり込み作業において左右の揺動すり込み部60・60の間位置でスジ状に目砂が残されることがなくなり、すり込みムラをなくしている。
【0017】また、図3〜図5に示すように、該揺動ブラシ24・25の上部側の基部の左右には逆U字状に構成した支持プレート30・30が嵌合され、該支持プレート30・30及び揺動ブラシ24・25の上部側基部が、それぞれ前後方向に貫通した支持杆26・26によって連結固定されている。該支持プレート30・30の面には支持ロッド27・27の下端が固設され、該支持ロッド27の上部は支持ブロック32と支持プレート29を上下方向に摺動自在に貫通し、該支持ブロック32と支持プレート29の間の支持ロッド27上には押圧バネ33が外嵌されている。該支持ロッド27上には上下一定間隔でピン孔が開口され、該ピン孔に挿入するスナップピンの位置を変更することによって、揺動ブラシ24・25の接地圧を変更できるようにしている。さらに、スナップピン28を、支持プレート29より上面のピン孔に挿入するときの位置を変更することによって、揺動ブラシ24・25の毛先高さを変更できるようにしている。
【0018】また、前記支持プレート29は左右のフレーム5c・5cに立設固定され、更に左右のフレーム5c・5cにブラシホルダー31・31が左右方向に固設されている。該前後のブラシホルダー31・31の間の左右中央部上にはギアボックス21が載置され、該ギアボックス21の入力軸には前記プーリー22が固設され、該ギアボックス21から前後に延設した出力軸35の前後両端には偏心カム36・36が固設されている。該ギアボックス21前後の偏心カム36・36には揺動駆動アーム37・37の一端が前後で位相差を180度ずらして枢結され、各揺動駆動アーム37の他端は前記ブラシホルダー31の左右に配置された揺動アーム38・38の一方の上部に枢支されており、偏心カム36の回動時には前後の揺動ブラシ24・25の揺動は逆方向に往復動するようにして、振動を打ち消し合うようにしている。該揺動アーム38は前後の縦プレートとその上部間に固定される連結プレートによって側面視で逆U字状に構成され、左右の揺動アーム38の連結プレート間はガイドバー39・39で連結されており、該ガイドバー39・39の中途部は前記ブラシホルダー31上に設けたボス部31a・31aに挿入されて、左右摺動自在に軸支され、左右揺動が水平となるようにしている。
【0019】前記左右の揺動アーム38・38の下端には前後平行にロアアーム40・40が締結固定され、該ロアアーム40・40をブラシ24(若しくはブラシ25)の左右幅に略合わせて設けられ、前後のロアアーム40・40間にブラシ24(若しくはブラシ25)の上下途中部が配置されるのである。
【0020】前記ロアアーム40・40は側面視L型に形成され、該前後のロアアーム40・40の垂直面間は連結ロッド51・51で連結固定され、前後のロアアーム40・40の下面間には挟持プレート47を介してボルトによってガイド部材としのロアプレート46が水平状に螺合固定されている。該ロアプレート46は、図3、図6で示すように、ガイド孔46a・46a・・・が前後及び左右方向に碁盤の目状に多数開口され、該ガイド孔46a・46a・・・内にブラシ24(若しくはブラシ25)を構成する数本の毛を束ねた毛束をそれぞれ挿入している。こうして各毛束の上下途中部がロアプレート46によってガイドされる。尚、前記ブラシ24・25の毛先を左右に所定量往復動させるガイド部材は複数のガイド孔46a・46a・・・を開口したロアプレート46に限定するものでなく、格子状部材を用いて区切ることもできる。
【0021】次に、前記均平部61について説明する。前記均平部61としては、作用面である下面に突起部材を形成した左右に長く伸延した長尺の均平用マット70が用いられ、揺動すり込み部60に牽引されている。即ち、図1、図2に示すように、前記後接地輪11・11を支持する左右一対の後接地輪支持フレーム14・14の外側面に、取付けプレート72・72が着脱可能に螺合されている。該取付けプレート72下部より後下方に下連結アーム56が突設され、取付けプレート72上部より後上方に向けて上連結アーム73が突設されている。左右の下連結アーム56・56後端部は平面視略L型に屈曲されて、均平用マット70の前端左右に設けた係合リング77・77に枢支されている。前記上連結アーム73・73後端部には鎖若しくはワイヤーやベルト等の柔軟性のある連結具74・74が係止され、該連結具74・74の下端は均平用マット70の後部左右に設けた係合リング75・75に各々連結されている。
【0022】よって、均平用マット70前部は下連結アーム56・56を介して後接地輪11で設定された高さに合わせて牽引され、均平用マット70後部が連結具74・74を介して下降量を規制可能に連結されており、均平用マット70が水平面上で接地した状態では、前記連結具74・74は弛みを持たせて均平用マット70後部が自由に上下動でき、自重で芝面上の目砂を均すようにしている。また、前記牽引アーム3前部を上方へ回動させて目砂すり込み装置62を上昇させた場合には、下連結アーム56・56と線状連結具74・74を介して均平用マット70が引き上げられるのである。
【0023】また、前記均平用マット70は可撓性の合成樹脂板やゴム板等の基板の下面に多数の突起76・76・・・を突出したものであり、基板は長方形状で左右幅を長くし、作業面の起伏に合わせて撓み追随できるようにしている。従って、従来のブラシ等より成る均平部61は左右に複数個分割して、作業面の起伏に追随できるうよにしていたが、この構成に比べて本発明では分割部分がなく、支持部材は左右両端部の下連結アーム56・56と上連結アーム73・73のみとなり構成がシンプルでコスト削減が図られている。
【0024】更に、前記均平用マット70の基板下面には、図8に示すように前後及び左右に適宜間隔を開けて多数の突起76・76・・・が突設されている。該突起76は図7に示すように、短い円管状で上下方向に複数のスリット76b・76b・・・を成形しており、該突起76は弾性を有した板片76a・76a・・・より形成している。この突起76・76・・・で厚く溜まった目砂を分散させたり、目砂をスリット76b・76b・・・より円管状の突起76内部に取り入れて拡開された下部より目砂の層の薄い部分に吐き出して均平するようにしている。
【0025】尚、前記均平用マット70下面の突起76・76・・・の配置は前後及び左右に一定間隔毎に配置するものでなく、千鳥状に配置することもでき、また、突起76の形状は前記構成に限定するものではなく、短い毛先を有しする起毛状またはくし状に構成されていればよく、マット70接地時に、突起76は可撓性部材でありながら殆ど撓まない部材であればよい。また、金属板を格子状に前後折曲自在に組み合わせたスチールマットでもよい。
【0026】このような構成において、リフトアーム4・4を下降回動して目砂すり込み装置62を下降させると、前接地輪10と後接地輪11が接地して、揺動すり込み部60の自重はこの前接地輪10と後接地輪11が受け、揺動ブラシ24・25の毛先は押圧バネ33・42の付勢力によって付勢されて地表面に接地して走行機体63を前進させる。
【0027】そして、前記モーター19を駆動してギアボックス21を介して、前後の揺動駆動アーム37・37をクランク運動し、揺動アーム38・38は左右に往復回動し、ロアアーム40及びロアプレート46を左右方向に往復動させている。この時、揺動ブラシ24・25の上下途中部がガイド孔46a・46a・・・によってガイドされており、毛先が揺動力によって左右方向に大きく撓ませたり、機体の進行によって毛先が進行方向の後方に大きく撓ませることなくガイドしており、押圧バネ33による接地圧を正確に伝えて目砂のすり込み精度を高く保っている。
【0028】また、左右の揺動すり込み部60・60間の隙間をなくすように揺動ブラシ24・25の内端部に段差部24a・25aを設け前後方向に重ねてスジ状に目砂が残されることのないようにして、目砂の幅広いすり込み作用面を設けることができ、同じ芝生の面を再度すり込み作業を行う必要がなくなるので芝生を傷めることがなく、作業性を向上できるのである。
【0029】また、前記左右に二個の並設された前記揺動すり込み部60・60で目砂がすり込まれた後には揺動すり込み部60・60に合わせて左右幅を有する均平部61で均して行き目砂の厚みを均等にする。この均平部61は長尺に形成した単一の均平用マット70で構成されているが、該均平用マット70は可撓性に富み芝面の隆起に合わせて追随させることができ、突起76・76・・・は撓まないため接地姿勢の変化がなく、長尺の均平用マット70の一部が浮き上がって目砂の厚みが不均一となることがないのである。さらには、目砂の層が厚い箇所があっても前記突起76・76・・・で崩し、分散させ、目砂の厚みを一定とすることができ、一行程で良好な仕上がりとすることができ、作業性を向上することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載のように、走行機体に対して昇降可能にメインフレームを吊設し、該メインフレームに進行方向に対して左右に伸延するブラシを配置し、該ブラシを往復動させて目砂をすり込む目砂すり込み装置において、該揺動すり込み部の後方に均平部を配置し、該均平部を揺動すり込み部の左右幅に合わせ、下面に多数の突起を有する均平用のマットより構成したので、従来のブラシを用いた構成では圃場の隆起に合わせて上下動させるために単一のブラシを設けることができず左右に複数個に分割して配置した複雑な構成となっていたが、可撓性のあるマットでは左右幅を長くした単一のマットを用いても、このマットの一部が浮き上がって目砂の厚みが不均一となることがなく、作業面の起伏に合わせて追従させることができ、構成をシンプルとすることができるのである。また、揺動すり込み部の幅に合わせてマットを用いることで均平作業幅を広くすることができ、また、多数の突起によって、目砂の厚い層を崩し、分散させて厚みを一定とすることができ一行程で良好な仕上がりとして作業性能を向上することができる。
【0031】また、請求項2記載のように、前記マットの前部をアームを介して揺動すり込み部後部に係止し、マットの後部を連結具を介して揺動すり込み部後部に連結したので、マットの支持構成をシンプルとしてコスト削減を図ることができ、作業時には、自重で均平作業を行うことができ、上昇時には連結具で引っ張っぱり上げて上昇させることができるのである。
【出願人】 【識別番号】000198330
【氏名又は名称】石川島芝浦機械株式会社
【出願日】 平成10年10月13日(1998.10.13)
【代理人】 【識別番号】100080621
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 寿一郎
【公開番号】 特開2000−116205(P2000−116205A)
【公開日】 平成12年4月25日(2000.4.25)
【出願番号】 特願平10−290722