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【発明の名称】 部分逆転ロ―タリ耕耘装置
【発明者】 【氏名】金 尾 洋 平

【氏名】三 木 輝 正

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 主伝動機構(4)の出力軸(6)と、その出力軸(6)に対して反対方向に回転する副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)とを、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス(1)に支承横設し、両出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯方向に並設する第1耕耘筒(30)(30)及び第2耕耘筒(13)(13)のうち、耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)を副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)によって回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒(30)(30)を主伝動機構(4)の出力軸(6)で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)に、回転径(D1)の耕耘なた爪(27)と、この耕耘なた爪(27)の回転径(D1)よりも大なる回転径(D2)の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−ス(1)の横側面に近接位置する直刃(28)とを回転方向に位相を異ならせて設けてある部分逆転ロ−タリ耕耘装置。
【請求項2】 主伝動機構(4)の出力軸(6)と、その出力軸(6)に対して反対方向に回転する副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)とを、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス(1)に支承横設し、両出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯方向に並設する第1耕耘筒(30)(30)及び第2耕耘筒(13)(13)のうち、耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)を副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)によって回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒(30)(30)を主伝動機構(4)の出力軸(6)で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)に、回転径(D1)の耕耘なた爪(27)と、この耕耘なた爪(27)の回転径(D1)よりも小なる回転径(D3)の跳ね出し翼(29a)付き耕耘爪(29)とを回転方向に位相を異ならせて設けてある部分逆転ロ−タリ耕耘装置。
【請求項3】 主伝動機構(4)の出力軸(6)と、その出力軸(6)に対して反対方向に回転する副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)とを、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス(1)に支承横設し、両出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯方向に並設する第1耕耘筒(30)(30)及び第2耕耘筒(13)(13)のうち、耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)を副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)によって回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒(30)(30)を主伝動機構(4)の出力軸(6)で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)に、回転径(D1)の耕耘なた爪(27)と、この耕耘なた爪(27)の回転径(D1)よりも大なる回転径(D2)の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−ス(1)の横側面に近接位置する直刃(28)と、耕耘なた爪(27)の回転径(D1)よりも小なる回転径(D3)の跳ね出し翼(29a)付き耕耘爪(29)を、回転方向に位相を異ならせて設けてある部分逆転ロ−タリ耕耘装置。
【請求項4】 主伝動機構(4)の出力軸(6)と、その出力軸(6)に対して反対方向に回転する副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)とを、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−ス(1)に支承横設し、両出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯方向に並設する第1耕耘筒(30)(30)及び第2耕耘筒(13)(13)のうち、耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)を副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)によって回転駆動し、第2耕耘筒(13)(13)の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒(30)(30)を主伝動機構(4)の出力軸(6)で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、前記耕耘ケ−ス(1)の横脇部に位置する第2耕耘筒(13)(13)の外側端面と、その軸芯方向横外側部に位置する第1耕耘筒(30)の内側端面間とのに、主伝動機構(4)の出力軸(6)と共に回転する保護カバ−(25)を設けて、その周縁部を第2耕耘筒(13)側に屈曲して、屈曲周縁部を第2耕耘筒(13)(13)の外端部外周に接触しない状態で被冠させてある請求項1又は請求項2若しくは請求項3記載の部分逆転ロ−タリ耕耘装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロ−タリ爪軸筒を背反に回転する複数の耕耘筒によって構成するロ−タリ耕耘装置(以下、部分逆転ロ−タリ耕耘装置という)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主伝動機構の出力軸とその出力軸に対して反対方向に回転する副伝動機構の出力軸とを同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−スに支承横設し、両出力軸の軸芯方向に並設する第1耕耘筒及び第2耕耘筒のうち、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒を副伝動機構の出力軸によって回転駆動するとともに、第2耕耘筒の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒を主伝動機構の出力軸で回転駆動して、第2耕耘筒に装着する耕耘爪と、第1耕耘筒に装着する耕耘爪の背反の土中打ち込みでもって機体のダッシングを抑止しながら耕耘するようにした、部分逆転ロ−タリ耕耘装置が知られている(例えば、特公昭46−39041号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の部分逆転ロ−タリ耕耘装置においては、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒の耕耘爪が、第1耕耘筒の耕耘爪とは逆方向に回転して耕土を下から上に掬い上げるように放擲するので、この放擲耕土やそれに含まれる草藁等が耕耘ケ−スの外面や第2耕耘筒外周に付着堆積して膨大化し易く、これが耕深を不安定にしたり耕耘不能に陥らせたりするという問題があり、さらには、付着膨大化した耕土や草藁等が第2耕耘筒と第1耕耘筒の隣接部分にまで及ぶこととなって、第1、第2両耕耘筒の背反回転により両耕耘筒の境目部分にねじ込み状に進入されて内部構造までがダメ−ジを受けることになり易いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を解決するため、次のような技術手段を講じた部分逆転ロ−タリ耕耘装置にしている。すなわち、本発明装置は、主伝動機構の出力軸と、その出力軸に対して反対方向に回転する副伝動機構の出力軸を、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−スに支承横設し、両出力軸の軸芯方向に並設する第1耕耘筒及び第2耕耘筒のうち、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒を副伝動機構の出力軸によって回転駆動し、第2耕耘筒の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒を主伝動機構の出力軸で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、この耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃とを回転方向に位相を異ならせて設けたことを特徴とする。
【0005】また、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、この耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪を、回転方向に位相を異ならせて設けた部分逆転ロ−タリ耕耘装置している。
【0006】また、前記第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃と、耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪を、回転方向に位相を異ならせて設けた部分逆転ロ−タリ耕耘装置している。
【0007】さらに、第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、この耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃を回転方向に位相を異ならせて設けたもの、又は、第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪を回転方向に位相を異ならせて設けたもの、或いは、第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃と、耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪を回転方向に位相を異ならせて設けたものの何れかにおいて、前記第2耕耘筒の外側端面と、その軸芯方向横外側部に位置する第1耕耘筒の内側端面間に、主伝動機構の出力軸と共に回転する保護カバ−を設けて、その周縁部を第2耕耘筒側に屈曲して、屈曲周縁部を第2耕耘筒の外端部外周に接触しない状態で被冠させた構成を備える部分逆転ロ−タリ耕耘装置にしている。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明するが、図面は、第2耕耘筒が傾斜耕耘筒になったセンタ−ドライブ型の部分逆転ロ−タリ耕耘装置として構成された具体例を示しており、図1は本発明に係る部分逆転ロ−タリ耕耘装置の要部の断面図、図2はその一部分を拡大した断面図、図3は内部分離用シ−ルの一部分を拡大した部分図、、図4は第2耕耘筒に装着する耕耘爪の配置例を示した側面図、図5は第2耕耘筒に装着する跳ね出し翼を備えた耕耘爪を示す正面概略図である。
【0009】図1および図2において、耕耘ケ−ス(1)は、その下方の左右壁部に上下方向長さ(L)の開口孔(2)(2)を開設し、各々の開口孔(2)(2)の外側を、開口孔の周縁に締結取着する蓋体(3)(3)で閉塞するように構成されている。そして、各々の蓋体(3)には、耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)に連動する中間回転軸(5)の軸端部を軸受支持する部分が設けられており、また、別個所においては、外側方に向けて延出する支持筒部(3a)が一体に形設されている。
【0010】耕耘ケ−ス(1)内の主伝動機構(4)は、耕耘ケ−ス(1)の下部に横設される水平軸心(O1)の出力軸(6)を、図外の耕耘ケ−ス上部に設けられる入力軸に連動連結するチエン伝動機構に構成され、前記中間回転軸(5)は、出力軸(6)よりも伝動上位にあって出力軸(6)に平行に設けられ、チエン伝動機構に係り合うスプロケット(7)によって回転駆動されるようになっている。なお、(8)は前記出力軸の中央部に嵌着される受動スプロケット、(9)はチエン、(10)はテンションスプロケットである。
【0011】中間回転軸(5)のスプロケット(7)の左右両脇部分には駆動ギヤ(11)(11)が嵌着され、それぞれの駆動ギヤ(11)(11)に、前記出力軸(6)に回転自在に外嵌される受動ギヤ(12)(12)がそれぞれ常時噛合されて、左右の副伝動機構(GL)(GR)が構成されており、前記駆動ギヤと受動ギヤ(11)(12)、(11)(12)は、それぞれ上述した耕耘ケ−ス(1)の開口孔(2)(2)に填まり込む状態に位置されている。
【0012】副伝動機構(GL)(GR)は、後述する第2耕耘筒(13)(13)を、主伝動機構(4)の出力軸(6)に対して反対方向に回転駆動するためのものであり、各々の副伝動機構(GL)(GR)における前記受動ギヤ(12)(12)は、それぞれの副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)の内端部に一体に形成されている。そして、各々の副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)は、ニ−ドルベアリング(14)を介して主伝動機構(4)の出力軸(6)に回転自在に外嵌して主伝動機構(4)の出力軸(6)と同芯二重軸状に設けられ、前記ニ−ドルベアリング(14)の外側部位にダストシ−ル(15)をそれぞれ介装して両出力軸(12a)(6)の嵌合面を軸封している。
【0013】また、各々の副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)は、プレ−ンメタル(16)を介して前記蓋体(3)(3)の支持筒部(3a)(3a)の内径孔に内嵌され、支持筒部(3a)(3a)の外端部において出力軸(12a)(12a)の外径と支持筒部(3a)(3a)の内径孔面との間に介装するシ−ル(17)によって両者間を軸封している。前記シ−ル(17)は、耐油性ゴムなどの弾性材によって形成されていて、インボリュ−トスプライン孔に形成された内径部(17a)を、前記出力軸(12a)の外径部に刻設されたインボリュ−トスプライン部に外嵌合致させるとともに、外周のリップ部(17b)を、前記支持筒部(3a)の内径孔面に当接させて設けられている。
【0014】副伝動機構(GL)(GR)の出力軸(12a)(12a)は、耕耘ケ−ス(1)の一部分である前記支持筒部(3a)(3a)の外端より外方に延出され、この延出部分にインボリュ−トスプラインがそれぞれ刻設されていて、各々のインボリュ−トスプライン部にスパ−ギヤ(18)を嵌着固定し、該スパ−ギヤ(18)を第2耕耘筒(13)(13)に形設されているインタ−ナルギヤ(19)(19)に噛合させて第2耕耘筒(13)(13)を回転駆動する最終伝動部(20)(20)が構成されている。
【0015】各々の第2耕耘筒(13)(13)は、前記両出力軸(6)、(12a)(12a)の軸芯(O1)に対して一定角度に傾斜する軸心(O2)の回りを回転するように、支持筒部(3a)の外径に軸受(21)を介して回転自在に支承されており、その内方端部は、支持筒部(3a)の外径との間に介装する通常のオイルシ−ル(22)によって軸封されるが、外方端部は、傾斜回転に伴う間隔変化に追従することができるように撓みシ−ル(23)によって軸封されている。なお、撓みシ−ル(23)は、図2の拡大図にみられるように、副伝動機構の出力軸(12a)と第2耕耘筒(13)との間に介装され、両者の間隔変化に追従して屈伸する部分の動きを妨げない範囲で、その屈伸部分を保護する鍔部(24)を外側に付設したものとなっている。
【0016】さらに、各々の第2耕耘筒(13)の外端外周部を、前記両軸心(01)(O2)の交点(P)を中心とする球面状部(13a)に形成する一方で、前記鍔部(24)のさらに外側に位置する保護カバ−(25)を耕耘軸(6)に嵌着固定して、その外周縁部を、少なくともその内面が前記球面状部(13a)に相似する球面になった椀縁状に形成し、この球面の椀縁状部を、前記球面状部(13a)に接触しない状態でそれに被冠重合させており、この保護カバ−(25)により前記撓みシ−ル(23)が二重に保護されている。
【0017】そうして、第2耕耘筒(13)には必要数の耕耘爪取付座(26)が設けられ、各々の耕耘爪取付座(26)に耕耘爪が取り付けられるのであるが、実施例のものにおいては、図4にみられるように、回転方向(R)に位相を異ならせて4個の耕耘爪取付座(26)・・が設けられ、それらの内の2個に、回転径(D1)の一般的な耕耘なた爪(27)が装着されている。
【0018】また、耕耘爪取付座の他の一個には、前記耕耘なた爪(27)の回転径よりもやや大径(D2)の直刃(28)が取付けられ、この直刃(28)は、図1に仮想線で示すように、耕耘ケ−ス(1)の横側面に近接位置する直刃部を備えており、この直刃部は土壌を縦に切開することによって耕耘所要動力を低減する役目も果たすようになっている。
【0019】さらに、もう一つの耕耘爪取付座には、前記耕耘なた爪(27)の回転径(D1)よりも小径(D3)の跳ね出し翼(29a)付き耕耘爪(29)が取り付けられて、その耕耘爪(29)の跳ね出し作用で耕耘ケ−ス(1)の側面との間に堆積せんとする土壌や草藁等を跳ね飛ばし排除するように構成されている。
【0020】(30)(30)は第1耕耘筒であり、各々の第1耕耘筒(30)は、前記保護カバ−(25)を嵌着したうえで、その外方から主伝動機構(4)の出力軸(6)に着脱自在に挿し込んで楔着固定され、外周には必要数の耕耘爪取付座(31)が間配り装着され、それぞれの取付座に一般的な耕耘なた爪(32)が取り付けられている。
【0021】なお、本発明は、一般的な耕耘機や、管理機或いはティラ−などの小型軽量機用のロ−タリ耕耘装置に適用できることは勿論のこと、乗用トラクタ用のロ−タリ耕耘装置にも適用できるのであり、また、本発明の実施は、センタ−ドライブ型のロ−タリ耕耘装置に限られるものではなく、サイドドライブ型のロ−タリ耕耘装置であっても、第2耕耘筒を第1耕耘筒の両端部に配置し換える変更のみによって同機能を発揮するものとして適用できるのである。
【0022】
【発明の効果】本発明装置は、主伝動機構の出力軸とその出力軸に対して反対方向に回転する副伝動機構の出力軸を、同芯二重軸状にして各々が独立に回転するように耕耘ケ−スに支承横設し、両出力軸の軸芯方向に並設する第1耕耘筒及び第2耕耘筒のうち、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒を副伝動機構の出力軸によって回転駆動し、第2耕耘筒の軸芯方向外側部に位置する第1耕耘筒を主伝動機構の出力軸で回転駆動するようにした部分逆転ロ−タリ耕耘装置において、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃とを回転方向に位相を異ならせて設けてあるので、第1耕耘筒とは逆方向に回転する第2耕耘筒の耕耘なた爪によって下から上に掬い上げ状に放擲されて耕耘ケ−ス外面等に付着堆積しようとする耕土や草藁等が、耕耘ケ−スの横側面に近接位置して回転する直刃部によって削ぎ落されて膨大化することがなくなり、耕土や草藁等の付着膨大化による耕深不安定や耕耘不能に陥ることがなくて、好適に作業でき、また、第2耕耘筒の耕耘爪が耕起しようとする土壌を第2耕耘筒に設ける直刃が縦に切開することによって耕耘所要動力が低減されるとともに残耕も少なくなる。
【0023】また、耕耘ケ−スの横脇部に位置する第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、この耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪を、回転方向に位相を異ならせて設けた場合には、その耕耘爪の跳ね出し作用で耕耘ケ−ス側面との間に堆積せんとする土壌や草藁等を跳ね飛ばし排除して膨大化させることがなくなり、耕深不安定や耕耘不能に陥ることがなく好適に作業できる。さらに、第2耕耘筒に、耕耘なた爪と、耕耘なた爪の回転径よりも大なる回転径の直刃部を備えその直刃部が耕耘ケ−スの横側面に近接位置する直刃と、耕耘なた爪の回転径よりも小なる回転径の跳ね出し翼付き耕耘爪の双方を設けた場合には、直刃による付着土等の削ぎ落し作用と、跳ね出し翼付き耕耘爪による土壌や草藁類の跳ね飛ばし排除作用が相乗して、耕耘ケ−ス外面から第2耕耘筒外周にかけての土壌や草藁等の付着膨大化の阻止がより良く行われる。
【0024】また、請求項1又は請求項2或いは請求項3のものに、第2耕耘筒の外側端面とその軸芯方向横外側部に位置する第1耕耘筒の内側端面間に、主伝動機構の出力軸と共に回転する保護カバ−を設けその周縁部を第2耕耘筒側に屈曲し、その屈曲周縁部を第2耕耘筒の外端部外周に接触しない状態で被冠させた構成が併存するものにおいては、第2耕耘筒に設ける直刃或いは跳ね出し翼付き耕耘爪又はそれらの双方によって土壌や草藁等の付着膨大化が小になるうえに、たとえ、第2耕耘筒等に土壌や草藁等が付着堆積することがあっても、それらが第2耕耘筒と第1耕耘筒の隣接部分にねじ込み状に進入されることは保護カバ−によって防止される。
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成5年9月20日(1993.9.20)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−106703(P2000−106703A)
【公開日】 平成12年4月18日(2000.4.18)
【出願番号】 特願平11−329113