| 【発明の名称】 |
作業機 |
| 【発明者】 |
【氏名】青山 斉
【氏名】柳原 克己
【氏名】正円 茂夫
【氏名】犬伏 豊
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| 【要約】 |
【課題】ロアーリンクを左右に揺動させての対地作業装置の左右移動を行いながらも、それに伴う対地作業装置のローリングを防止する。
【解決手段】乗用型の自走機体5に、対地作業装置連結用の左右一対のロアーリンク8を上下揺動自在に連結するとともに、これらロアーリンク8のそれぞれの対応するものに連結する左右一対のリフトアーム11を上下揺動自在に連結し、リフトアーム11を一体に上下に揺動駆動するリフトシリンダと、一方のロアーリンク8を対応するリフトアーム11に対して上下に揺動させることで左右一対のロアーリンク8を上下に相対揺動させるローリングシリンダ20とを設け、ロアーリンク8の全体を左右揺動自在に構成し、これらロアーリンク8を一体に左右に揺動駆動するシフトシリンダ19を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 乗用型の自走機体に、対地作業装置連結用の左右一対のロアーリンクを上下揺動自在に連結するとともに、これらロアーリンクのそれぞれの対応するものに連結する左右一対のリフトアームを上下揺動自在に連結し、前記リフトアームを一体に上下に揺動駆動するリフトシリンダと、一方のロアーリンクを対応するリフトアームに対して上下に揺動させることで左右一対のロアーリンクを上下に相対揺動させるローリングシリンダとを設けてある作業機であって、前記ロアーリンクの全体を左右揺動自在に構成し、これらロアーリンクを一体に左右に揺動駆動するシフトシリンダを設けてある作業機。 【請求項2】 シフトシリンダとローリングシリンダとを左右に振り分け配置してある請求項1記載の作業機。 【請求項3】 リフトシリンダ及びシフトシリンダ、ローリングシリンダに対する油圧供給回路を構成するに、油圧ポンプで発生された圧油のうち余剰流を前記リフトシリンダに供給するフロープライオリティーバルブを設け、フロープライオリティーバルブに接続する制御流油路に、シフトシリンダ及びローリングシリンダそれぞれに対するシフト制御バルブ及びローリング制御バルブを直列接続する状態で介装してある請求項1又は2記載の作業機。 【請求項4】 リフトシリンダに、シフトシリンダに対するシフト制御バルブとローリングシリンダに対するローリング制御バルブとを、シフト制御バルブがシフトシリンダと左右同じ側にかつローリング制御バルブがローリングシリンダと左右同じ側にそれぞれ位置する状態に配置して取り付けてある請求項1〜3のいずれかに1項に記載の作業機。 【請求項5】 左右一対のロアーリンクを左右一方側に揺動付勢する付勢手段を設けてある請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機。 【請求項6】 シフトシリンダの伸縮状態を表示するシフト位置表示手段を設けてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の作業機。 【請求項7】 対地作業装置の左右一方側に、対地作業装置よりも前方に突出するマーカーを自走機体の搭乗運転部から目視可能な状態に設けてある請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、乗用型の自走機体に、対地作業装置連結用の左右一対のロアーリンクを上下揺動自在に連結するとともに、これらロアーリンクのそれぞれの対応するものに連結する左右一対のリフトアームを上下揺動自在に連結し、前記リフトアームを一体に上下に揺動駆動するリフトシリンダと、一方のロアーリンクを対応するリフトアームに対して上下に揺動させることで左右一対のロアーリンクを上下に相対揺動させるローリングシリンダとを設けてあるトラクタなどの作業機に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、支柱など障害物が存在しているハウス内際に対する耕耘作業を考えた場合、自走機体の操向で対地作業装置の一例である耕耘装置を障害物を避けつつハウス内際に沿って移動させることは非常に難しい。 【0003】そこで、特開昭59‐102301号公報において見られるように、ロアーリンクに対して耕耘装置を左右にスライド自在に構成し、自走機体自体は直進走行させながらも、耕耘装置を左右にスライドさせることにより、障害物を避けつつ耕耘装置をハウス内際に沿って移動させる技術が開発されるに至っている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の技術によるときは、ロアーリンクに耕耘装置を左右にスライド自在に取り付けるため、耕耘装置の取付け構造が複雑なものとなり易く、しかも、スライド部に泥土などが入り込むことで円滑なスライド性能を維持することが難しい。 【0005】本発明の目的は、対地作業装置の左右移動を構造簡単に行えるようにする点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0007】〔特徴〕乗用型の自走機体に、対地作業装置連結用の左右一対のロアーリンクを上下揺動自在に連結するとともに、これらロアーリンクのそれぞれの対応するものに連結する左右一対のリフトアームを上下揺動自在に連結し、前記リフトアームを一体に上下に揺動駆動するリフトシリンダと、一方のロアーリンクを対応するリフトアームに対して上下に揺動させることで左右一対のロアーリンクを上下に相対揺動させるローリングシリンダとを設けてある作業機であって、前記ロアーリンクの全体を左右揺動自在に構成し、これらロアーリンクを一体に左右に揺動駆動するシフトシリンダを設けてある点にある。 【0008】〔作用〕一般に、ロアーリンクを左右に揺動させてロアーリンクの連結支持させた対地作業装置を左右に移動させると、その左右移動に伴い対地作業装置の対地ローリング姿勢が変化する場合が多い。上記の点及び、ローリングシリンダ、詳しくは、自走機体のローリングにかかわらず対地作業装置の対地ローリング姿勢を一定に維持するためのローリングシリンダを作業機が備えている点に着目して、本第1発明によるときは、ロアーリンクの全体をシフトシリンダにより左右に一体に揺動駆動することでロアーリンクに連結支持させた対地作業装置を左右に移動させるようにしてあるから、対地作業装置の左右移動に伴いローリングシリンダを操作することにより、ロアーリンクを左右に揺動させての対地作業装置の左右移動にかかわらず、対地作業装置の対地ローリング姿勢を一定に維持することができる。 【0009】〔効果〕従って、本第1発明によれば、ロアーリンクを左右に揺動させて対地作業装置を左右に移動させるといった構造簡単な左右移動形態を採用しながらも、対地作業装置の対地ローリング姿勢を一定化して安定の良い対地作業を行えるようになった。 【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0011】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、シフトシリンダとローリングシリンダとを左右に振り分け配置してある点にある。 【0012】〔作用〕本第2発明によるときは、シフトシリンダとローリングシリンダとを左右に振り分け配置して、それらに対する油圧配管同士の相互干渉を回避しやすくしてあるから、油圧配管を配置し易い。 【0013】〔効果〕従って、本第2発明によれば、シフト油圧シリンダを余分に設けながらも、油圧配管を構造簡単・安価に構成できるようになった。 【0014】請求項3に係る本第3発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0015】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明の特徴において、リフトシリンダ及びシフトシリンダ、ローリングシリンダに対する油圧供給回路を構成するに、油圧ポンプで発生された圧油のうち余剰流を前記リフトシリンダに供給するフロープライオリティーバルブを設け、フロープライオリティーバルブに接続する制御流油路に、シフトシリンダ及びローリングシリンダそれぞれに対するシフト制御バルブ及びローリング制御バルブを直列接続する状態で介装してある点にある。 【0016】〔作用〕本第3発明によるときは、フロープライオリティーバルブを設けて、その余剰流でリフトシリンダを駆動し、制御流でシフトシリンダ及びローリングシリンダを駆動するようにしてあるから、シフトシリンダ及びローリングシリンダを精度良く作動させて、自走機体のローリングに起因した対地作業装置のローリング制御を精度良く行えることはもちろん、対地作業装置の左右移動及びそれに伴うローリング補正を精度良く行え、しかも、リフトシリンダ、シフトシリンダ、ローリングシリンダといった三つの油圧シリンダを設けながらも、それらを駆動する圧油発生用の油圧ポンプが一つで済む。 【0017】〔効果〕従って、本第3発明によれば、対地作業装置の昇降、対地作業装置の左右移動、対地作業装置のローリング制御、対地作業装置の補正ローリングの四つを油圧を駆動源として行いながらも、そのための油圧構成を構造簡単、安価なものにできるようになった。 【0018】請求項4に係る本第4発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0019】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明、本第3発明の特徴において、リフトシリンダに、シフトシリンダに対するシフト制御バルブとローリングシリンダに対するローリング制御バルブとを、シフト制御バルブがシフトシリンダと左右同じ側にかつローリング制御バルブがローリングシリンダと左右同じ側にそれぞれ位置する状態に配置して取り付けてある点にある。 【0020】〔作用〕本第4発明によるときは、リフトシリンダにシフト制御バルブとローリング制御バルブとを取り付けて、バルブ構成の集約化による油圧回路構成の簡素化を図るのであるが、シフト制御バルブ及びローリング制御バルブをリフトシリンダに取り付けるに、シフト制御バルブはそれと配管接続するシフトシリンダと左右同じ側に位置させ、ローリングバルブもそれと配管接続するローリングシリンダと左右同じ側に位置させてあるから、配管配置を単純なものにできる。 【0021】〔効果〕従って、本第4発明によれば、油圧配管構成を行い易くかつ安価なものにできるようになった。 【0022】請求項5に係る本第5発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0023】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明、本第3発明、本第4発明の特徴において、左右一対のロアーリンクを左右一方側に揺動付勢する付勢手段を設けてある点にある。 【0024】〔作用〕本第5発明によるときは、付勢手段を設けて、左右のロアーリンクを左右から押し付ける、或いは、左右に引っ張るようにしてあるから、ロアーリンクの左右のガタツキを防止できる。 【0025】〔効果〕従って、本第5発明によれば、左右のロアーリンクにより対地作業装置を安定良く支持できるようになった。 【0026】請求項6に係る本第6発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0027】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明、本第3発明、本第4発明、本第5発明の特徴において、シフトシリンダの伸縮状態を表示するシフト位置表示手段を設けてある点にある。 【0028】〔作用〕本第6発明によるときは、シフト位置表示手段を設けて、シフトシリンダの伸縮状態、つまり、ロアーリンクに連結した対地作業装置の左右位置を表示するようにしてあるから、シフト位置表示手段を目視することにより、対地作業装置の左右位置を正確に知ることができる。 【0029】〔効果〕従って、本第6発明によれば、対地作業装置の左右位置の把握を容易、正確に行えるようになった。 【0030】請求項7に係る本第7発明の特徴、作用、効果は次の通りである。 【0031】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明、本第3発明、本第4発明、本第5発明、本第6発明の特徴において、対地作業装置の左右一方側に、対地作業装置よりも前方に突出するマーカーを自走機体の搭乗運転部から目視可能な状態に設けてある点にある。 【0032】〔作用〕本第7発明によるときは、マーカーが対地作業装置の左右一方側に対して先行して移動するようにしてあって、ハウス内際作業を行う場合、対地作業装置の左右一方側を際側に位置させるようにすることにより、対地作業装置の左右一方側の前方に支柱等の障害物があるとき、先ずマーカーがその障害物に近づくから、マーカーの障害物への近づき具合を目視することにより、対地作業装置と障害物との前後位置関係を的確に把握することができる。 【0033】〔効果〕従って、本第7発明によれば、適切なタイミングで対地作業装置を左右反対側に移動させることできて、対地作業装置を障害物に衝突させたり、或いは、過剰に未処理地を残したりすることなく、ハウス内際作業を行うことができるようになった。 【0034】 【発明の実施の形態】作業機の一例である乗用型の耕耘機は、図1に示すように、左右一対の操向用の駆動前輪1と左右一対の駆動後輪2とキャビン3付きの搭乗運転部4とを備えた乗用型の自走機体5の後部に対地作業装置の一例である耕耘ロータリー6をリンク機構7を介して連結して構成されている。 【0035】前記リンク機構7は、図2〜図4に詳しく示すように、また、図5にも示すように、3点リンク機構であって、自走機体5の後部に、耕耘ロータリー連結用の左右一対のロアーリンク8を連結するとともに、ロアーリンク8の後端に装着した耕耘ロータリー6のロアーリンク8との枢支連結点周りでの揺動を規制するためのトップリンク9を連結し、前記左右のロアーリンク8のそれぞれの対応するものにリフトロッド10を介して連結する左右一対のリフトアーム11を上下揺動自在に連結して構成されている。 【0036】前記ロアーリンク8の自走機体5への連結手段は、ロアーリンク8を自走機体5に対して上下揺動並びに左右揺動自在に球継手12を介して連結する手段であり、ロアーリンク8の後端への耕耘ロータリー6の連結手段は、耕耘ロータリー6をロアーリンク8に対して上下揺動並びに左右揺動自在に球継手13を介して連結する手段である。 【0037】前記トップリンク9の自走機体5への連結手段は、トップリンク9を自走機体5に対して上下揺動並びに左右揺動自在に球継手14を介して連結する手段であり、トップリンク9への耕耘ロータリー6の連結手段は、耕耘ロータリー6をトップリンク9に対して上下揺動並びに左右揺動自在に球継手15を介して連結する手段である。 【0038】前記リフトロッド10のリフトアーム11への連結手段は、リフトロッド10をリフトアーム11に対して上下揺動並びに左右揺動自在に球継手16を介して連結する手段であり、リフトロッド10のロアーリンク8への連結手段は、リフトロッド10をロアーリンク8に対して上下揺動並びに左右揺動自在に支軸17を介して連結する手段である。 【0039】かつ、左右のロアーリンク8は互いに平行に位置するように配置されている。つまり、左右のロアーリンク8と自走機体5と耕耘ロータリー6とからなるリンク機構は、平行四連リンク機構に構成されている。 【0040】その結果、リンク機構7は、リフトアーム11を上下に揺動させてロアーリンク8を上下に揺動させることにより、トップリンク9で耕耘ロータリー6の左右向き軸芯周りの姿勢を規制する状態で耕耘ロータリー6を昇降し、左右のロアーリンク8を左右に一体に揺動させることにより、トップリンク9及びリフトロッド10を左右に揺動させつつ耕耘ロータリー6を左右に平行移動させるように構成されている。 【0041】そして、前記自走機体5には、左右のリフトアーム11を一体に上下に揺動駆動する、詳しくは、圧油供給に伴い耕耘ロータリー6の重量に抗してリフトアーム11、つまり、耕耘ロータリー6を上昇させ、排油に伴い耕耘ロータリー6をその重量で下降させる単動型のリフトシリンダ18が設けられ、自走機体5と一方のロアーリンク8との間には、伸縮することにより左右のロアーリンク8を一体に左右に揺動駆動する複動型のシフトシリンダ19が介装されており、左右他方のリフトロッド10は、伸縮並びに固定自在で伸縮することにより、他方のリフトアーム11に対して他方のロアーリンク8を上下に揺動させることで左右のロアーリンク8を上下に相対揺動させて耕耘ロータリー6を自走機体5に対してローリングさせる複動型のローリングシリンダ20に構成されている。つまり、シフトシリンダ19とローリングシリンダ20とは左右に振り分け配置されており、自走機体5の対地ローリング量に応じて耕耘ロータリー6を自走機体5に対してローリングさせることにより、耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢を一定に維持できるのである。 【0042】従って、図5の(イ)(ロ)に示すように、リフトロッド10とローリングシリンダ20との長さが同じで平行に位置していれば、ロアーリンク8を左右に揺動させての耕耘ロータリー6の左右移動にかかわらず、耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢を一定に維持できるのであるが、図6の(イ)(ロ)に示すように、自走機体5の対地ローリングにかかわらず耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢を一定に維持するためにリフトロッド10とローリングシリンダ20との長さが相違する場合には、ロアーリンク8を左右に揺動させて耕耘ロータリー6を左右移動させたとき、耕耘ロータリー6が長さの差に応じて自走機体5に対してローリングし、耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢が変化する。 【0043】前記リフトシリンダ18及びシフトシリンダ19、ローリングシリンダ20に対する油圧供給回路は、図7に示すように、自走機体5に搭載のエンジン21により駆動される油圧ポンプ22により発生された圧油を分流するフロープライオリティーバルブ23を設け、このフロープライオリティーバルブ23からの余剰流をリフトシリンダ18に供給する余剰流油路L1と、フロープライオリティーバルブ23からの制御流をシフトシリンダ19及びローリングシリンダ20に供給する制御流油路L2とを設け、前記余剰流油路L1に、上昇用電磁パイロットバルブUPVのパイロット圧で操作されてリフトシリンダ18を伸長させる圧油供給状態に切り換わる上昇バルブUVと、下降用電磁パイロットバルブDPVのパイロット圧で操作されてリフトシリンダ18の短縮を許容する排油状態に切り換わる下降バルブDVとを備えた昇降制御バルブ機構26を介装し、前記制御流油路L2に、シフトシリンダ19を伸縮並びに固定する電磁式のシフト制御バルブ24と、ローリングシリンダ20を伸縮並びに固定する電磁式のローリング制御バルブ25とを直列接続する状態で介装して構成されている。 【0044】前記シフト制御バルブ24及びローリング制御バルブ25並びにリフトシリンダ18に対するリフト制御バルブ26は、図2に示すように、シフト制御バルブ24とリフト制御バルブ26とがシフトシリンダ19と左右同じ側にかつローリング制御バルブ25がローリングシリンダ20と左右同じ側にそれぞれ位置する状態に配置して前記リフトシリンダ18のシリンダケース18Aに取り付けられている。また、油圧供給回路を内装する回路ケース27もシリンダケース18Aに取り付けられている。 【0045】かつ、耕耘機には、左右一対のロアーリンク8を左右一方側に揺動付勢する付勢手段が設けられている。付勢手段は、左右他方のロアーリンク8と自走機体5との間に、伸長作動付勢されたガススプリング28を設けて構成されている。前記ガススプリング28に代えて、圧縮コイルバネや引っ張りコイルバネを設けて実施しても良い。 【0046】前記リフトシリンダ18、シフトシリンダ19、ローリングシリンダ20に対する操作手段は、図8にも示すように、自走機体5に、昇降操作レバー30と、シフト操作レバー31と、自走機体5の水平に対する左右傾き量(ローリング量)を検出するローリングセンサ32とを設け、昇降操作レバー30の昇降操作位置を検出するポテンショメータ利用の昇降操作位置センサ33と、シフト操作レバー31のシフト操作位置を検出するポテンショメータ利用のシフト操作位置センサ34と、リフトアーム11の揺動量を耕耘ロータリー6の対機体高さとして検出するポテンショメータ利用の対機体高さセンサ35と、シフトシリンダ19の伸縮量を耕耘ロータリー6の対機体左右位置として検出するポテンショメータ利用の左右位置センサ36と、ローリングシリンダ20の伸縮量を耕耘ロータリー6の対機体ローリング姿勢として検出するポテンショメータ利用のローリング姿勢センサ37と、耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢を設定するポテンショメータ利用のローリング姿勢設定器38と、耕耘ロータリー6の後ろカバー6Aの揺動姿勢をもって耕深を検出するポテンショメータ利用の耕深センサ39と、ポテンショメータ利用の耕深設定器40とを設け、各センサ及び各設定器の出力に基づいてリフト制御バルブ26・シフト制御バルブ24・ローリング制御バルブ25を制御するマイクロコンピュータ利用の制御装置41を設けて構成されている。 【0047】前記制御装置41は、リンク機構7の特性に起因してロアーリンク8(耕耘ロータリー6)の左右移動に伴いローリングする耕耘ロータリー6を設定対地ローリング姿勢に補正するための補正量のデータを備えており、この制御装置41の機能は次の〈1〉〜〈5〉である。 〈1〉昇降操作レバー30の操作位置に対応する対機体高さ位置に耕耘ロータリー6が昇降位置するように、つまり、昇降操作位置センサ33の出力と対機体高さセンサ35の出力とが合致するように、リフト制御バルブ26を制御する。 〈2〉昇降操作レバー30を作業位置に操作したとき、耕深が設定耕深となるように、つまり、耕深センサ39の出力と耕深設定器40の出力とが合致するように、リフト制御バルブ26を制御する。 〈3〉シフト操作レバー31の操作位置に対応する左右位置に耕耘ロータリー6が位置するように、つまり、シフト操作位置センサ34の出力と左右位置センサ36の出力とが合致するように、シフト制御バルブ24を制御する。 〈4〉耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢が設定姿勢となるように、ローリングセンサ32の出力とローリング姿勢センサ37の出力とローリング姿勢設定器38の出力とに基づいてローリング制御バルブ25を制御する。 〈5〉耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢が設定姿勢となるように、左右位置センサ36の出力と補正量のデータとに基づいてローリング制御バルブ25を制御する。 【0048】また、搭乗運転部4には、前記シフトシリンダ19の伸縮状態、つまり、耕耘ロータリー6の左右位置を表示するシフト位置表示手段が設けられ、耕耘ロータリー6の左右一方側(ガススプリング28側)には、図10に示すように、耕耘ロータリー6よりも前方に突出するマーカー42が搭乗運転部4から目視可能な状態に設けられている。 【0049】前記シフト位置表示手段は、図9に示すように、前記左右位置センサ36の出力に基づいて作動する表示盤43を前部運転パネル60に組み込んで構成されている。 【0050】前記マーカー42は、その耕耘ロータリー6への取付けステー44として前後に伸縮固定自在なものを設けることにより、耕耘ロータリー6に対する前後位置を調整可能に構成されている。 【0051】従って、図10の(イ)(ロ)に示すように、支柱などの障害物Cが存在するハウス内際を耕耘する際、自走機体5を障害物Cに当たらない走行径路上に位置させた状態でマーカー42がハウス内際を移動するように耕耘ロータリー6を自走機体5に対して左右に移動位置させ、この状態で耕耘作業を行い、マーカー42が支柱Cに達する前に、耕耘ロータリー6を障害物Cに当たらない位置まで左右移動させ、障害物Cを通過後、耕耘ロータリー6をハウス内際側に左右移動させることにより、自走機体5を操向させることなく、ハウス内際のうち障害物Cを避けた箇所を耕耘することができるのである。そして、図6の(イ)(ロ)(ハ)に示すように、前記〈5〉の制御により、耕耘ロータリー6の左右移動にかかわらず、耕耘ロータリー6の対地ローリング姿勢が設定姿勢に維持されるから、良好な耕耘を行えるのであり、マーカー42を目視して耕耘ロータリー6のハウス内際及び障害物Cに対する位置関係を把握し易いから、耕耘ロータリー6を適切なタイミングで左右移動させて、障害物Cの前後際近くまで耕耘でき、耕耘残しを少なくすることできる。 【0052】〔別実施形態〕上記実施の形態では、シフトシリンダ19とローリングシリンダ20とを左右に振り分け配置して、それらに対する油圧配管の設置性を良好化したが、シフトシリンダ19とローリングシリンダ20とを左右同一側に配置して実施しても良い。この場合、油圧配管に対するメンテナンスを左右一方側で集約して行うことができる。 【0053】シフト位置表示手段を設けずに実施しても良い。 【0054】マーカー42を固定式に構成して実施しても良い。 【0055】マーカー42を設けずに実施しても良い。 【0056】対地作業装置6は耕耘ロータリー、つまり、耕耘装置以外のものであっても良い。 【0057】本発明は各種作業機に適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成10年7月23日(1998.7.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2000−37107(P2000−37107A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月8日(2000.2.8) |
| 【出願番号】 |
特願平10−207719 |
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