| 【発明の名称】 |
装着物の装着方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山口 稔
【氏名】根本 強一
【氏名】杉本 光
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| 【要約】 |
【課題】装着物の装着位置を高精度に補正することができる装着物の装着方法を提供すること。
【解決手段】高さの異なる2つの前記吸着手段の位置を画像認識により計測し、前記各吸着手段の計測位置を通る空間直線を求め、前記装着物の高さを変数として、使用する吸着手段の位置を求める式を求める。前記被装着物に装着する実装着物を前記使用吸着手段により吸着し、前記実装着物の高さデータを前記式に代入して前記使用吸着手段の位置を算出する。そして、前記実装着物の位置を前記画像認識により計測し、前記使用吸着手段の算出位置と前記実装着物の計測位置とから前記実装着物の位置を算出し、前記実装着物の算出位置に基づいて、前記実装着物を前記被装着物に装着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 装着物を吸着手段により吸着して被装着物に装着する方法において、高さの異なる2つの前記吸着手段の位置を画像認識により計測し、前記各吸着手段の計測位置を通る空間直線を求め、前記装着物の高さを変数として、使用する吸着手段の位置を求める式を求め、前記被装着物に装着する実装着物を前記使用吸着手段により吸着し、前記実装着物の高さデータを前記式に代入して前記使用吸着手段の位置を算出し、前記実装着物の位置を前記画像認識により計測し、前記使用吸着手段の算出位置と前記実装着物の計測位置とから前記実装着物の位置を算出し、前記実装着物の算出位置に基づいて、前記実装着物を前記被装着物に装着することを特徴とする装着物の装着方法。 【請求項2】 前記式が、2つの前記吸着手段の位置を(XL ,YL ,ZL)、(XH ,YH ,ZH )、前記実装着物の高さをZ、前記使用吸着手段の位置を(X,Y)としたとき、次式(1)、(2)で表される請求項1に記載の装着物の装着方法。 X=XL +(XL −XH )・(Z−ZL )/(ZL −ZH )・・・(1) Y=YL +(YL −YH )・(Z−ZL )/(ZL −ZH )・・・(2)
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、装着物を吸着手段により吸着して被装着物に装着する装着物の装着方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば電子部品等の装着物を基板等の被装着物に表面実装する際には、吸着ノズル等の吸着手段及びCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の画像認識手段を備えた実装機が用いられる。この実装機による装着方法は、先ず、装着する電子部品の吸着面を吸着ノズルの先端部に吸着させ、吸着した電子部品の装着面をCCDカメラにより画像認識して電子部品の位置補正値を求める。そして、吸着ノズルを移動させて電子部品を基板まで搬送し、電子部品の位置補正値等に基づいて電子部品を移動・回転させて基板の所定位置に装着する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年の電子部品のサイズは1mm×0.5mmといった小型のものから□32mmといった大型のものまで種々あるが、電子機機の小型化に伴って、小さな基板に多数の電子部品を実装しなければならなくなってきている。従って、これらの電子部品を±0.1mm以下の精度で基板に装着する必要がある。ところが、上述した従来の装着物の装着方法におけるCCDカメラによる画像認識処理は、電子部品の装着面とCCDの受光面とは常に平行であるという前提条件の下で行われている。 【0004】従って、電子部品の装着面に垂直な方向、即ち高さ方向については何ら考慮していないため、吸着ノズルやCCDカメラ等の配置により電子部品の装着面がCCDの受光面に対して傾斜した場合には、画像認識した電子部品の装着面の位置が実際の電子部品の装着面の位置とずれることになる。そして、このずれは電子部品の位置補正値を求める際の誤差となるので、装着精度を悪化させる要因となっていた。従来は上記傾斜を無くすために、実装機のメカニズム調整を行っており、多大な工数を要していた。また、このメカニズム調整を精度良く行うことは困難であるため、複数のCCDカメラを備え、メカニズム調整精度の向上のみならず画像認識精度の向上等も図った実装機が出現しているが、高価なものとなっていた。 【0005】本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、装着物の装着位置を高精度に補正することができる装着物の装着方法を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあっては、装着物を吸着手段により吸着して被装着物に装着する方法において、高さの異なる2つの前記吸着手段の位置を画像認識により計測し、前記各吸着手段の計測位置を通る空間直線を求め、前記装着物の高さを変数として、使用する吸着手段の位置を求める式を求め、前記被装着物に装着する実装着物を前記使用吸着手段により吸着し、前記実装着物の高さデータを前記式に代入して前記使用吸着手段の位置を算出し、前記実装着物の位置を前記画像認識により計測し、前記使用吸着手段の算出位置と前記実装着物の計測位置とから前記実装着物の位置を算出し、前記実装着物の算出位置に基づいて、前記実装着物を前記被装着物に装着することにより達成される。 【0007】上記構成によれば、画像認識するための実装着物の投影映像によって装着位置を補正する際に、実装着物の高さによる投影位置を考慮して装着位置を補正しているので、実装着物が傾斜していても実装着物を被装着物に高精度に装着することができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。 【0009】図1は、本発明の装着物の装着方法の実施形態を示すフローチャートであり、例えば電子部品等の装着物を吸着ノズル等の吸着手段により吸着して基板等の被装着物に表面実装する方法を示す。先ず、装着する電子部品の吸着面を吸着ノズルの先端部に吸着させ(ステップS1)、吸着した電子部品の装着面をCCDカメラにより画像認識して電子部品の位置補正値を求める(ステップS2)。 【0010】ここで、上記画像認識処理による位置補正値の求め方について説明する。図2は、画像認識処理する際の吸着ノズル1とその先端部に吸着面2aが吸着されている電子部品2とCCDカメラ3のCCD4の配置例を示しており、電子部品2の装着面2bがCCD4の受光面4aと平行に配置されている場合である(ステップS3)。この場合の画像は、図3に示すように、電子部品2の装着面2bがそのまま矩形状に映し出されるので、電子部品2の正確な位置補正値を求めることができる。 【0011】即ち、画面内の座標原点(0,0)から例えば電子部品2の装着面2bの中心点(Xa,Ya)までのオフセット量aを求める(ステップS4)。そして、予め求めて記憶している画面内の座標原点(0,0)から吸着ノズル1のみの位置、即ち吸着ノズル1の先端部の中心位置(Xn,Yn)までのオフセット量bを読み出し(ステップS5)、オフセット量bからオフセット量a引いて吸着ノズル1の先端部の中心位置(Xn,Yn)から電子部品2の装着面2bの中心点(Xa,Ya)までのオフセット量cを求める(ステップS6)。このオフセット量cが、電子部品2の位置補正値となる(ステップS7)。そして、吸着ノズル1を移動させて電子部品2を基板まで搬送し(ステップS15)、電子部品2の位置補正値等に基づいて電子部品2を移動・回転させて電子部品2の位置を補正することにより(ステップS16)、電子部品2を基板の所定位置に正確に装着することができる(ステップS17)。 【0012】図4は、画像認識処理する際の吸着ノズル1とその先端部に吸着面2aが吸着されている電子部品2とCCDカメラ3のCCD4の配置例を示しており、電子部品2の装着面2bがCCD4の受光面4aに対して傾斜して配置されている場合である(ステップS3)。この場合の画像は、図5に示すように、電子部品2の装着面2bのみならず側面2cも平行四辺形状に映し出されるので、電子部品2の正確な位置補正値を求めることができない。 【0013】即ち、本来は画面内の座標原点(0,0)から例えば電子部品2の装着面2bの中心点(Xa,Ya)までのオフセット量aを求めなければならないが、電子部品2の装着面2bが傾斜しているため、画面内の座標原点(0,0)から画面上における電子部品2の装着面2bの中心点(Xb,Yb)までのオフセット量bを求めてしまうことになる。そこで、装着する電子部品2の吸着面2aを吸着ノズル1の先端部に吸着させる前に、高さの異なる2本の吸着ノズル1a、1bを用意し、CCDカメラ3のCCD4の画面内での各吸着ノズル1a、1bの先端部の中心位置を計測する。 【0014】各吸着ノズル1a、1bの高さは既知であるから、図6に示すように、空間内の各吸着ノズル1a、1bの先端部の中心位置(XL ,YL ,ZL )、(XH ,YH ,ZH )を定めることができる(ステップS8)。そして、各中心位置(XL ,YL ,ZL )、(XH ,YH ,ZH )を通る空間直線Lを求め(ステップS9)、電子部品2の装着面2bに垂直な方向の高さをZ変数として、使用する吸着ノズル1a又は1bの先端部の中心位置(X,Y)を求める次式(1)、(2)を求めて記憶しておく(ステップS10)。 【0015】 X=XL +(XL −XH )・(Z−ZL )/(ZL −ZH )・・・(1) Y=YL +(YL −YH )・(Z−ZL )/(ZL −ZH )・・・(2) そして、装着する電子部品2の吸着面2aを吸着ノズル1a又は1bの先端部に吸着させ、この電子部品2の既知の高さデータZを上記式(1)、(2)に代入して、その高さZでの吸着ノズル1a又は1bの先端部の中心位置(X,Y)を求める。そして、座標原点(0,0)から吸着ノズル1a又は1bの先端部の中心位置(X,Y)までのオフセット量dを求める(ステップS11)。 【0016】次に、電子部品2の装着面2bをCCDカメラ3により画像認識し、座標原点(0,0)から画面上における電子部品2の装着面2bの中心点(Xb,Yb)までのオフセット量bを求め(ステップS12)、オフセット量dからオフセット量b引いて吸着ノズル1a又は1bの先端部の中心位置(X,Y)から電子部品2の装着面2bの中心点(Xb,Yb)までのオフセット量eを求める(ステップS13)。このオフセット量eが、電子部品2の正確な位置補正値となる(ステップS14)。そして、吸着ノズル1a又は1bを移動させて電子部品2を基板まで搬送し(ステップS15)、電子部品2の位置補正値等に基づいて電子部品2を移動・回転させて電子部品2の位置を補正することにより(ステップS16)、電子部品2を基板の所定位置に高精度に装着することができる(ステップS17)。 【0017】以上のような装着物の装着方法によれば、電子部品2の高さ方向の補正も考慮しているので、電子部品2をより正確に装着することができる。また、電子部品2の高さZによる吸着ノズル1の位置ずれを補正しているので、吸着ノズル1の傾きを高精度に調整する必要がなく、実装機のメカニズム調整も高精度に行う必要がなく、工数低減を図ることができる。さらに、高さが大きく異なる電子部品2であっても、CCDカメラ3で画像認識可能であれば装着可能であるので、従来のように複数のCCDカメラを備える必要が無く、安価な実装機とすることができる。そして、吸着ノズル1毎に寸法ばらつきがある場合でも、そのばらつき度合いが分っていれば吸着ノズル1を交換することなく電子部品2を正確に装着できるので、吸着ノズル1を高精度に作成する必要がなくなる。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、装着物の装着位置を高精度に補正することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡▲崎▼ 信太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−243299 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−45505 |
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