| 【発明の名称】 |
部品搭載装置及び部品搭載方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 秀一
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載し得る部品搭載装置を提供する。
【解決手段】ヘッドに取り付ける吸着ノズル及びへッドに取り付けるスタンプノズルを交換するツールチェンジャーと、接着媒体をスタンプノズルに供給する接着溶剤・フラックス供給装置と、前記部品の種類に応じたノズルユニットの搭載動作情報を記憶する部品マスタ52と、この部品マスタ52に記憶した搭載動作情報を基に、前記吸着ノズル及びスタンプノズルの交換動作、基板への部品搭載動作及び基板への接着媒体塗布動作を各々実行させる制御部50とを有するものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上の部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作を各々実行する部品搭載装置であって、前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部品吸着手段交換手段と、 前記へッドに取り付ける前記接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段と、前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒体供給手段と、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶手段と、前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段と、を有することを特徴とする部品搭載装置。 【請求項2】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭載すること、を特徴とする請求項1記載の部品搭載装置。 【請求項3】 部品搭載作業空間を基板に対して相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたことを特徴とする請求項2記載の部品搭載装置。 【請求項4】 第1のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載すること、を特徴とする請求項1記載の部品搭載装置。 【請求項5】 前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたこと、を特徴とする請求項4記載の部品搭載装置。 【請求項6】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上の接着可能な部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作を各々実行する部品搭載方法であって、前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部品吸着手段交換手段と、 前記へッドに取り付ける前記接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段と、前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒体供給手段と、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶手段と、前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段と、を有することを特徴とする部品搭載方法。 【請求項7】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭載すること、を特徴とする請求項6記載の部品搭載方法。 【請求項8】 部品搭載作業空間を基板に対して相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたこと、を特徴とする請求項7記載の部品搭載方法。 【請求項9】 第1のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上のスタンプノズルヘッドを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載すること、を特徴とする請求項6記載の部品搭載方法。 【請求項10】 前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたこと、を特徴とする請求項9記載の部品搭載方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、部品搭載装置及び部品搭載方法に関し、より詳しくは、電子部品等の部品を基板に搭載する際に半田等の接着溶剤、ペースト若しくはフラックス等の接着媒体の塗布を行う部品搭載装置及び部品搭載方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、半導体部品の高密度化による小型化への技術革新にはめざましいものがあるが、その一方では、それらを有効利用する為の部品実装技術が立ち遅れている。その最大の課題となっているのが、実装基板と部品とのボンディング技術であると言っても良い。 【0003】従来において、QFP(Quad Flat Package)部品等の実装方法として最も一般化しているものは、予め実装基板の部品搭載位置に、クリーム半田等の接着溶剤を塗布(印刷)し、その後、部品実装装置にかける方法である。 【0004】しかし、この実装方法は、ピッチ幅(部品の電極であるリード線の接点となるパッド間)が0.3mmピッチが限界とされ、ピッチ幅がそれより下回るものについて接着溶剤を塗布することが不可能とされている。 【0005】また、実装基板への搭載用の部品を順次供給するディスペンサー方式では、いわゆる1005部品(1.0×0.5(mm)角部品)までが適用可能な範囲とされ、また接着溶剤にも制限があり、部品搭載工程の高速化が望めなかった。 【0006】さらに、従来においても、チップマウンター等でクリーム半田やUVボンド等の接着溶剤を塗布ピンといわれる部材に転写し、塗布ピンを使用して実装基板へ接着溶剤を塗布するようにしたピンスタンプ法が提案されている。 【0007】しかし、このピンスタンプ法は、元々少量多品種向けに開発されたものだけにその精度は先に述べた印刷式と変わらないものの、部品の電極リード数分のスタンプ工程が必要があった。 【0008】昨今、電極リードのピッチ幅が0.2mm程度のQFP部品が登場し、実装技術の困難さが増している。また、それに代わるように部品裏面に半田ボールを持つBGA(Ball Grid Array)部品や、電極リードのピッチ幅が1.0mmを下回るマイクロBGA部品等の高密度部品の登場により、部品実装技術分野は新たなる局面を迎えている。 【0009】上述したBGA部品は、裏面の電極部分に半田バンプと呼ばれるボール状の半田を接着している部品であるが、製品製造時に半田バンプを接着する工程でフラックス成分が飛び、また、半田バンプ表面が酸化膜を作るため塗れ性が悪く、QFP部品と同じようにクリーム半田等のフラックス溶剤を塗布する必要のあることは広く知られている。 【0010】ところが、各種パッケージの内部機構に要するメタルマスク(シリコンウェハーチップ)に、0.2mmピッチ幅で同じく半田バンプを裏面に持つフリップチップ部品は、更にフラックスの含有量が乏しく、BGA部品のように一括接続(塗布剤印刷でリフロー)が難しい為、個別接続によって対応しているもののフラックス溶剤を塗布する技術が未だ確立されていないのが現状である。 【0011】最近では、フリップチップ部品対応として、フラックス等を直接、部品の裏面に塗布したり、又は、部品の裏面へ霧状のフラックス等を吹き付けたり、さらには部品をフラックス等の液溜めに漬けたりして、実装基板へ搭載する方法も提案されているが、そのフラックス等の粘性又はそれ以外の接着媒体を使用する場合にはその粘度によっては実装基板への搭載時の部品認識に悪影響を与え、また、繰り返しフラックス等を塗布する場合の精度が悪いなど物理的な不具合が生じていた。 【0012】また、部品認識後での裏面塗布の場合でも、塗布する際にフリップチップ部品のズレを発生させるケースもあり、結局、フリップチップ部品毎に認識可能な接着媒体の特性を選択する他なく、フリップチップ部品等の少量多品種生産技術の確立と高速化という点では課題を残していた。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従来の課題を解決するためなされたものであり、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載し得る部品搭載装置と、接着媒体の粘性に関わらず接着媒体塗布後直ちに部品の基板への搭載を可能とする部品搭載方法とを提供することを目的とするものである。 【0014】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上の部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作を各々実行する部品搭載装置であって、前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部品吸着手段交換手段と、前記へッドに取り付ける前記接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段と、前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒体供給手段と、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶手段と、前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段とを有することを特徴とするものである。この発明によれば、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を搭載情報記憶手段に記憶し、制御手段により前期搭載動作情報を基に、前記部品の種類に対応した前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させるものであるから、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載することが可能となる。 【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の部品搭載装置において、ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭載することを特徴とするものである。この発明によれば、接着媒体塗布用の一以上のスタンプヘッド及び複数のヘッドを取り付けた一以上の部品吸着ヘッドを用いた構成で、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載することが可能となる。 【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の部品搭載装置において、部品搭載作業空間を基板に対して相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたことを特徴とするものである。この発明によれば、前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えた構成で、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載することが可能となる。 【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の部品搭載装置において、第1のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載することを特徴とするものである。この発明によれば、前記一以上の吸着ヘッド、一以上のスタンプヘッドを使用し、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載するものであるから、少量多品種生産に対応し、高精度、かつ、高速動作で部品を基板に搭載することが可能となる。 【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の部品搭載装置において、前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたことを特徴とするものである。この発明によれば、請求項4記載の発明に係る部品搭載装置における前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたものであるから、少量多品種生産に対応し、かつ、より大量の部品を高速に基板に搭載することが可能となる。 【0019】請求項6記載の発明は、ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上の部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作を各々実行する部品搭載方法であって、前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部品吸着手段交換手段と、前記へッドに取り付ける前記接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段と、前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒体供給手段と、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶手段と、前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段とを有することを特徴とするものである。この発明によれば、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を搭載情報記憶手段に記憶し、前記制御手段により前期搭載動作情報を基に、前記制御手段により前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させるものであるから、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載することが可能な部品搭載方法を実現することができる。 【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の部品搭載方法において、ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭載することを特徴とするものである。この発明によれば、請求項2記載の部品搭載装置の構成を使用して、少量多品種生産に対応し、高精度、かつ、高速な部品搭載搭載方法を実現できる。 【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の部品搭載方法において、部品搭載作業空間を基板に対して相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたことを特徴とするものである。この発明によれば、請求項3記載の部品搭載装置の構成を使用して、少量多品種生産に対応し、より大量の部品搭載を行うことが可能な部品搭載搭載方法を実現できる。 【0022】請求項9記載の発明は、請求項6記載の部品搭載方法において、第1のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上のスタンプノズルヘッドを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載することを特徴とするものである。この発明によれば、前記請求項4記載の部品搭載装置の構成を使用して、少量多品種生産に対応し、高精度、かつ、高速動作で部品を基板に搭載することが可能な部品搭載搭載方法を実現できる。 【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の部品搭載方法において、前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備えたことを特徴とするものである。この発明によれば、前記請求項5記載の部品搭載装置の構成を使用して、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速な部品搭載搭載方法を実現できる。 【0024】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の部品搭載装置について詳細に説明する。 【0025】(実施の形態1)図1は、本実施の形態の部品搭載装置の全体構成を示すものである。この部品搭載装置は、装置本体100に、部品搭載用の実装基板30を搬送する平行配置の搬送レール101を備えている。装置本体100には、ヘッドユニット21及びヘッドユニット22からなる2個のヘッドユニットを搭載している。ヘッドユニット21及びヘッドユニット22は、各々互いに直交するX軸、Y軸方向に配置した2個の平行配置のX方向レール102、103、Y方向レール104、105に取り付けられ、各々X方向、Y方向に移動可能となっている。 【0026】また、装置本体100には、前記搬送レール101の両側に、詳細は後述する2個のツールチェンジャー本体31が配置されている。また、この2個のツールチェンジャー本体31の外側に各々部品供給部35を配置している。 【0027】図2(a)、(b)は、本実施の形態の部品搭載装置において、部品1に対して、接着溶剤、フラックス等の接着媒体の塗布を行う場合の概略のヘッド構成を示している。 【0028】図2(a)、(b)に示す部品搭載装置のヘッドユニット21及びヘッドユニット22のヘッド構成は、部品実装空間における移動方向を、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸方向とし、Z軸方向の回りに回転する方向をθ軸方向と定義するとき、X軸、Y軸方向に移動可能な図示しない光源及び拡散板83を備えたヘッドA,Bを備えたヘッドユニット21及びヘッドユニット22からなる構成で、ヘッドユニット21におけるヘッドAには部品吸着手段としてのスタンプノズル81を、ヘッドBには吸着ノズル82を装着した構成を示している。 【0029】また、ヘッドユニット22のヘッドAには吸着ノズル82を、ヘッドBにも吸着ノズル82を装着した構成を示している。 【0030】前記各ヘッドA、ヘッドBは、各々Z、θ軸方向に例えば5ミクロン単位で可動可能となっている。 【0031】また、前記ヘッドユニット21及びヘッドユニット22の各々のヘッドA及びヘッドBに対しては、ヘッドユニット21及びヘッドユニット22の下方に、図2に示すように、接着媒体供給手段としての接着溶剤・フラックス供給装置10を配置して、フラックス等の接着媒体16をスタンプノズル81又は部品1に塗布するように構成している。 【0032】この接着溶剤・フラックス供給装置10は、図3に詳しく示すように、装置本体11に、有底でかつ平坦な上面蓋部12aの一部に楕円状の液溜め12を設けた容器9を支持軸13を回転中心として矢印B方向に回転配置し、容器9内に接着溶剤やフラックス液等の接着媒体16を貯溜するとともに、上面蓋部12a上に接着媒体16を溢出させるようになっている。装置本体11には、容器9をこの装置本体11に収納したり、取り出したりするための蓋15を設けている。 【0033】そして、部品1等に対する一定の塗布量を確保するために、上面蓋部12a上で塗布量調整用の水平棒14を固定してこの水平棒14に取り付けられた塗布量調整部材14aを上面蓋部12a側に臨ませ、図3に示すP点で接着媒体16の液面と部品1又はスタンプノズル81の塗布面とが接面する毎に円形状の容器9を支持軸13を回転中心として図3に示す矢印B方向に回転させるようになっている。 【0034】また、前記水平棒14を上下(Z方向)に微調整することで、塗布量調整部材14aのZ方向の位置を変え、10ミクロン単位で接着媒体16の塗布量の調整を可能としている。 【0035】また、図4に示すように、前記ヘッドユニット21又はヘッドユニット22等に吸着ノズル、スタンプノズル等のツールを自在に装着、脱着可能なツールチェンジャー(自動ノズル交換装置)を備えた部品搭載装置においては、ツールチェンジャー本体31内に常時十数種類の後述するスタンプノズル81a等を収納し搭載動作の選択により自動的に指定されたスタンプノズル81a等をこのスタンプノズル81a、吸着ノズル82等に備えたバネ材を利用して前記ヘッドA又はヘッドBに装着し、搭載動作終了後及び停止時においては、その装着位置で開閉可能なシャッター32の図4に示す矢印方向のスライド動作により前記スタンプノズル81a等をヘッドA又はヘッドBから離脱させ、ツールチェンジャー本体31内に戻して、次の装着に備えるようにしている。尚、図4は、スタンプノズル81、吸着ノズル82に共用のツールチェンジャー本体31を示すものである。 【0036】このようにして、ツールチェンジャー本体31内には、図5に示すように、例えば4種類の形状の異なるスタンプノズル81a乃至81dを収納し、後述するモード3の動作時には、部品1の仕様に合わせたスタンプノズル81a乃至81dのうちのいずれかを、自動的に前記ヘッドA又はヘッドBに装着することを可能としている。 【0037】また、前記接着溶剤・フラックス供給装置10からの接着媒体16の転写時には、部品1に対して非常に精密なレベルの塗布量が必要なことから、前記部品1のリード部やスタンプノズル81にどの程度接着媒体16を塗布するかが重要となる。 【0038】そこで、前記吸着ノズル82やスタンプノズル81が液面に対して適切な位置で接面するための転写アジャスト(吸着ノズル82や、スタンプノズル81を5ミクロン単位で液面に近づけ、適切に接面する高さを装置に覚え込ませること)を行い、後述する部品マスタ52に格納した部品1の位置の情報や部品1のリード部の位置の情報を参照することで、各種の部品1に対して微量でも常に適切な接着媒体16の塗布量を確保することを可能としている。 【0039】図6は、本実施の形態の部品搭載装置の制御系を示すものである。 【0040】即ち、この部品搭載装置の全体の制御を行う制御部50に対して、装置本体100に配置され、図1にも示す実装基板30の基板位置の位置ずれを認識する基板位置認識部51(例えば基板位置認識カメラ、レーザセンサ等)、実装すべき各部品1の位置の情報や各部品1のリード部の位置の情報を各部品1毎に予め記憶している記憶手段である部品マスタ52、ヘッドユニット21をX、Y方向に駆動するヘッドユニット駆動部60、ヘッドユニット22をX、Y方向に駆動するヘッドユニット駆動部70、ヘッドAをZ、θ方向に駆動するヘッドA駆動部61、ヘッドAをZ、θ方向に駆動するヘッドB駆動部62、ヘッドAをZ、θ方向に駆動するヘッドA駆動部71、ヘッドBをZ、θ方向に駆動するヘッドB駆動部72、前記ヘッドA側に設けられ部品位置の位置ずれを認識する部品位置認識部(部品位置認識カメラ)53A、前記ヘッドユニット側に設けられ前記ヘッドA又はヘッドBにおける部品位置の位置ずれを認識する部品位置認識部(部品位置認識カメラ、レーザセンサ等)53B、基板位置の位置ずれ及び部品位置の位置ずれの補正演算を行う補正演算部54を各々接続し、前記制御部50によりこれらの動作制御を行うようになっている。 【0041】尚、前記基板位置認識カメラ、部品位置認識カメラの詳細についてここでは省略する。 【0042】次に、上述した構成を有する部品搭載装置を使用した溶剤塗布方法及び部品搭載方法を図7及び図8乃至10を参照して説明する。 【0043】図2に示すヘッドユニット21のヘッド構成は、詳細は後述するモード3のフラックス塗布方法を実行するためのものであり、また、ヘッドユニット22のヘッド構成はやはり詳細は後述するモード1又はモード2のフラックス塗布方法である。 【0044】この部品搭載装置の動作が開始すると、図8に示すように、基板位置認識部51により部品1を搭載すべき実装基板30の位置が認識され(ステップS1)、次に、制御部50は前記部品マスタ52からの前記部品1の情報の読み取り(ステップS2)により各モード1乃至3のうちのいずれかのモードを選択する(ステップS3)。 【0045】この部品マスタ52の読み取りとは、実装基板30へ搭載する部品1のX、Y、Z等の長さの情報、部品実装する速度の情報等に加えて、部品1への最適な接着媒体16の塗布方法を記述した部品マスタ52のファイル中から当該部品1の情報を得ることを意味するものである。この結果、部品1へ塗布する半田等の接着溶剤やフラックス等の接着媒体16の特性により、実装基板30へ実装可能な部品1に関連する情報として最適な塗布方法を各部品1毎に指定できる。 【0046】以下に、モード1乃至モード3の具体的処理内容を各々説明する。ステップS3において選択されるモード1は、接着溶剤やフラックス等からなる接着媒体16の部品1の裏面への塗布の場合に、接着媒体16の表面張力により影響を受け、部品認識を後回しにせざるを得ない場合に適用される。 【0047】このモード1においては、ヘッドユニット22のヘッド構成として、図2の右欄に示すようにヘッドA、Bとも吸着ノズル82を使用したものとする。即ち、ヘッドA、Bに各々1部品づつ吸着でき、2ヘッドあるため1度に2点打ちが可能となる。 【0048】このモード1において、まず、図9に示すように、ヘッドユニット駆動部70はヘッドユニット22を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各々吸着ノズル82を装着し(ステップS11)、次に、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を動作させ、ヘッドA、Bにより各々部品1を吸着する(ステップS12)。このとき、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を介して、前記制御部50はヘッドA、Bにおける部品1の吸着(ピックアップ)の有無を前記部品位置認識部53A、53Bにより認識する(ステップS13)。 【0049】部品1の吸着の有無の認識が必要である理由は、吸着すべき部品1に対して何らかの理由で吸着動作が失敗した場合、即ち、ピックエラーの場合(ステップS14)、このモード1では部品認識処理が接着媒体16の転写後のため部品1を吸着していると判断して転写動作を行った時、部品ノズル(吸着ノズル)が塗布液を吸ってしまうことを防ぐためである。これにより、部品吸着に失敗しても接着媒体16の転写を回避してもう1度部品1のピックを行うリトライ動作が可能である。 【0050】部品1のピックエラーでない場合には、ヘッドユニット駆動部70、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72の動作で、ヘッドA、Bが吸着している各部品1の各裏面に接着媒体16が塗布され(ステップS15)、さらにヘッドA、Bにおける各部品1に対し該当部品であるかが認識された後(ステップS16)、ヘッドA、Bにおける各部品1のステップS16での認識による位置補正が実行され(ステップS17)、次にヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板補正による位置補正が行われ(ステップS18)、この後ヘッドA、Bに吸着した各部品1が前記実装基板30の所定の位置に対して正確に搭載される(ステップS19)。 【0051】そして、次の工程でも同じ部品1を実装するか否かを制御部50が判断し(ステップS20)、同じ部品1の実装であればステップS12に移行し、次の工程において、異なる部品1の実装である場合には、図8に示すステップS2に移行する。 【0052】図10に示すモード2は、モード1とは逆に接着溶剤やフラックスの部品裏面塗布の場合に液の表面張力の影響は受けないが部品裏面塗布の後の部品認識処理に影響を受ける場合に適用される。 【0053】このモード2は、モード1と同様に1ヘッドにつき1部品の搭載ができ、1軸で2ヘッドあれば1度に2点打ちが可能であり、従来の接着溶剤・フラックスの塗布付きの部品実装タクト率を非常に向上させるものである。 【0054】このモード2において、まず、ヘッドユニット駆動部70はヘッドユニット22を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各々吸着ノズル(部品ノズル)を装着し(ステップS21)、次に、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を動作させ、ヘッドA、Bにより各々部品1を吸着する(ステップS22)。このとき、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を介して制御部50はヘッドA、Bにおける部品1に対し該当部品であるかを認識する(ステップS23)。 【0055】何らかの理由でヘッドA、Bにおける部品1の吸着が失敗した場合にはリトライ動作が行われ(ステップS24)、また、部品1のピックエラーでない場合には、ヘッドユニット駆動部70、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72の動作で、ヘッドA、Bが吸着している各部品1の各裏面に接着媒体16が塗布され(ステップS25)、ヘッドA、Bにおける各部品1のステップS23での認識による位置補正が実行され(ステップS26)、次にヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズレによる位置補正が行われ(ステップS27)、この後ヘッドA、Bに吸着した各部品1が前記実装基板30の所定の位置に対して正確に搭載される(ステップS28)。 【0056】そして、次の工程でも同じ部品1を実装するか否かを制御部50が判断し(ステップS29)、同じ部品1の実装であれば、ステップS22に移行し、次の工程において異なる部品1の実装である場合には、図8に示すステップS2に移行する。 【0057】図11に示すモード3については、モード1、2のように部品1の実装タクト率の向上にはつながらないものの、接着溶剤やフラックス等の接着媒体16の粘性には全く影響を受けず、確実に部品実装を実行できるモードである。 【0058】この場合には、図2の左欄に示すヘッドユニット21のように、片側のヘッドAにスタンプノズル81を装着し、もう片側のヘッドBに吸着ノズル82を装着することにより行うものである。 【0059】まず、ヘッドユニット駆動部60はヘッドユニット21を前記ツールチェンジャ本体31の位置に駆動して、ヘッドAにスタンプノズル81を装着するとともに(ステップS31)、もう片側のヘッドBに吸着ノズル82を装着する(ステップS32)。 【0060】次に、前記ヘッドB駆動部62を動作させ、ヘッドBにより部品1を吸着する(ステップS33)。このとき、ヘッドB駆動部62を介して制御部50はヘッドBにおける部品1に対し、該当部品であるかを認識する(ステップS34)。 【0061】何らかの理由でヘッドBにおける部品1の吸着が失敗した場合にはリトライ動作が行われ(ステップS35)、また、部品1のピックエラーでない場合には、ヘッドA駆動部61の動作で、ヘッドAにおけるスタンプノズル81にフラックスが転写される(ステップS36)。 【0062】次に、ヘッドBにおける部品1のステップS34での認識による位置補正が実行され(ステップS37)、次にヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズレによる位置補正が行われ(ステップS38)、この後、ヘッドAに装着されたスタンプノズル81により前記実装基板30の所定の位置に対して正確にフラックスが塗布される(ステップS39)。 【0063】次に、ヘッドBに吸着した部品1が実装基板30のフラックスが塗布された位置に搭載される(ステップS40)。 【0064】そして、次の工程でも同じ部品1を実装するか否かを制御部50が判断し(ステップS41)、同じ部品1の実装であれば、ステップS33に移行し、次の工程において異なる部品1の実装である場合には、図8に示すステップS2に移行する。 【0065】このモード3においては、部品認識時での補正情報や実装基板30の位置ズレ情報等、実装位置への補正情報を、従来のスタンプノズル81を使用した場合は持たないが、本実施の形態のモード3においては、実装位置への補正情報をスタンプノズル81を装着したヘッドA側にも持たせるようにしたことが大きな特徴である。 【0066】即ち、従来のスタンプノズル81を使用する場合には、このスタンプノズル装着時、実装基板を搬送するレールに対して垂直になるように装着するが、実装基板の位置ズレまでを補正しきれなかった。しかし、本実施の形態の場合、部品1を吸着するヘッドB(吸着ヘッド)と同様に基板位置ズレ情報をスタンプノズル81を装着したヘッドA(スタンプヘッド)側に持たせる(図11に示すステップS38)ことにより、図7に示すように、X、Y方向及びθ方向のズレをヘッドAの着地前に補正し、その後ヘッドAにより、接着媒体16を実装基盤30に塗布することにより、実装基板30の正確な実装位置にフラックス等が塗られ、部品1の裏面の半田バンプ又はQFP部品の電極部に満遍なくフラックス等を塗布することと同じ効果を得ることができる。 【0067】(実施の形態2)図12(a)、(b)は、実施の形態2を示すものであり、各々X、Y方向に移動可能なヘッドA,Bを備えたヘッドユニット21及びヘッドユニット22とからなる2軸構成で、ヘッドユニット21のヘッドA及びヘッドBには各々スタンプノズル81a、81bを装着し、ヘッドユニット22のヘッドA及びヘッドBには各々吸着ノズル82を装着した構成を示している。すなわち、粘性も表面張力も大きい接着媒体16に対応するスタンプ方式の構造としている。 【0068】前記各ヘッドユニット21、22の各々のヘッドA、ヘッドBは、Z、θ方向に5ミクロン単位で可動可能となっている。 【0069】また、前記ヘッドユニット21の各ヘッドA及びヘッドBに対してはヘッドユニット21の下方に配置する既述したと同様な接着溶剤・フラックス供給装置10により接着媒体16を塗布するように構成している。 【0070】次に、上述した構成を有する部品搭載装置を使用した溶剤塗布方法及び部品搭載方法を図13を参照して説明する。 【0071】この部品搭載装置の動作が開始すると、図6に示すように、基板位置認識部51により部品1を搭載すべき実装基板30の位置が認識され(ステップS50)次に、ヘッドユニット駆動部60はヘッドユニット21を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各々スタンプノズル81を装着する(ステップS51)。また、ヘッドユニット駆動部70はヘッドユニット22を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各々吸着ノズル82を装着する(ステップS61)。 【0072】次に、ヘッドA駆動部61、ヘッドB駆動部62を動作させヘッドA、Bの各スタンプノズル81a、81bにフラックスを転写する(ステップS52)。一方、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72の動作により、ヘッドユニット22のヘッドA、Bに各々部品1を吸着する(ステップS62)。そして、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を介して制御部50はヘッドA、Bにおける部品1に対し該当部品であるかを認識する(ステップS63)。 【0073】次に、ヘッドユニット21側では、ヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズレによる位置補正が行われ(ステップS53)、前記実装基板30の所定の位置に対して正確にヘッドA、Bによるフラックスの塗布(スタンプ)が実行され(ステップS54)、さらに、ヘッドユニット21側からヘッドユニット22へ塗布終了の合図が送られる(ステップS55)。 【0074】一方、ヘッドユニット22側では、上述したステップS63における部品1の認識動作の後、部品1のピックエラーか否かが判断され(ステップS64)、部品1のピックエラーで無い場合にはヘッドA、Bにおける各部品1の認識補正による位置計算が実行され(ステップS65)、次に、ヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズレによる位置補正が行われる(ステップS66)。また、部品1のピックエラーである場合には、ヘッドユニット21は、ステップS55でヘッドユニット22がスタンプ終了の合図を受けるまで待機状態となり、ヘッドユニット22の動作は、上述した通りステップS62へ戻る。 【0075】次に、ヘッドユニット22側において、前記ヘッドユニット21側からの塗布終了の合図が有るか否か判断され(ステップS67)、ヘッドユニット21側の塗布終了であれば、ヘッドユニット22のヘッドA、Bに吸着した各部品1が、前記実装基板30におけるヘッドユニット21のヘッドA、Bによるフラックス塗布位置へ正確に搭載される(ステップS68)。 【0076】そして、次の工程でも同じ部品1を実装するか否かを制御部1が判断し(ステップS69)、同じ部品1の実装であれば、ステップS52及びステップS62に移行して、ヘッドユニット21、ヘッドユニット22の各ヘッドA、Bに対して上述した場合と同様な制御が繰り返される。また、次の工程において異なる部品1の実装である場合には動作終了となる。 【0077】図12に示す実施の形態2については、スタンプノズル81側と部品1側というように、ヘッドユニット21、ヘッドユニット22毎に分かれて動作を行うことが最大の特徴であり、これにより、図12に示すヘッドユニット21のヘッドAのみのスタンプ方式よりタクト率を向上させることができる。 【0078】また、本実施の形態2によれば、前述した図11に示すモード3の場合と同等に実装基板30の位置ズレ情報等、実装位置への部品、スタンプノズル両方の補正情報を持ち、正確な実装位置にフラックス等を塗布でき、部品1の裏面の電極部に満遍なくフラックスを塗布することが可能となる。 【0079】尚、本実施の形態の前記基板位置認識部51、部品位置認識部53A、53B等は、CCDカメラ、レーザラインセンサ、発光部、受光部を備えた反射型の光センサ等を使用して構成できる。また、前記接着溶剤・フラックス供給装置10におけるフラックス等の供給は、自動供給処理、手動供給処理のいずれでも採用可能である。さらに、本発明は、図1に示す構成のほか、種々の構成(例えばロータリー型)の部品搭載装置に適用可能である。 【0080】 【発明の効果】本発明によれば、部品の種類に対応してヘッドに装置される吸着ノズル、スタンプノズル等の交換動作、接着媒体の供給動作、ヘッドによる部品、接着媒体の搭載動作を部品、接着媒体の種類に応じて自在に設定して基板への部品搭載を行うものであるから、少量多品種の生産の場合においても、高い生産効率を得ることが可能な部品搭載装置を提供することができる。 【0081】また、本発明によれば、部品に粘性を問わない接着媒体を塗布し、基板の搭載位置に正確に実装することが可能となり、基板に対して塗布剤の印刷が不可能であった従来の部品に対しても円滑に対処することができ、高密度実装の部品の搭載にも対応可能な部品搭載方法を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000178022 【氏名又は名称】山形カシオ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月24日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】奈良 武
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| 【公開番号】 |
特開平11−243298 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−42116 |
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