| 【発明の名称】 |
磁気シールド方法及び磁気シールド構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】梶原 暁
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| 【要約】 |
【課題】高透磁率性材料の使用を可能な限り低減し磁気シールドルームを低コストで作る。
【解決手段】高透磁率性材料からなるシールドルームの周囲にコイルを巻回しコイルの両端を接続する方法。ない。コイルは3つのコイルからなり、コイルのそれぞれの軸を直交させるようにしてもよい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】高透磁率性材料からなるシールドルームの周囲にコイルを巻回しコイルの両端を接続することを特徴とする磁気シールド方法。 【請求項2】コイルは3つのコイルからなり、コイルのそれぞれの軸を直交させることを特徴とする請求項1記載の磁気シールド方法。 【請求項3】高透磁率性材料からなり外面に開口を有するシールドルームと、該シールドルームの周囲に巻回され両端が接続されたコイルと、前記シールドルームに回動可能に設けられた扉と、該扉に配設された導電線と、前記扉の周囲の壁面に設けられたコネクタとを備え、前記導電線をコネクタを介して前記コイルに接離可能にしたことを特徴とする磁気シールド構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、工業材料の製造、医療用の磁場の計測等に用いられる磁気シールドの技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】従来、工業材料の製造、医療用の磁場の計測等において、低磁場交流の計測を行う際に低磁場の空間が必要なときには、外部の磁場を遮断する必要があり、そのため、シールドルームを設置して低い磁場の空間を作ることが行われている。このシールドルームとしては、鉄、パーマロイ等の高透磁率性材料を使用しできるだけ開口の少ない閉鎖した構造にするものが一般的な方法として実用化されている。他の方式としては、コイルを対向させて周囲の環境磁場の変動に合わせて電流を流し、反対向きの磁場を作ることにより磁場をキャンセルし内部の磁場を一様に低くするシールドルームもあるがあまり一般的ではない。また、鉄、銅等の導電性の金属で囲う電磁シールドルームもあるが、周波数の高い電磁波に有効であり、低い周波数に対してはあまり効果がない。さらに、超電導を利用したシールドルームもあるが、まだ試験的な用途に限られており実用的ではない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の方式のうち、高透磁率性材料を使用する実用的なシールドルームは、高透磁率性材料を使用するため重量が重くなるという問題を有している。また、パーマロイ等の高価で衝撃に対する耐性の低い材料もあり、このため加工する上で切断、加工、運搬等に種々の配慮が必要であり、その結果さらにコストが増大するという問題を有している。 【0004】本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、高透磁率性材料の使用を可能な限り低減し磁気シールドルームを低コストで作ることができる磁気シールド方法及び磁気シールド構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の磁気シールド方法は、高透磁率性材料からなるシールドルームの周囲にコイルを巻回しコイルの両端を接続することを特徴とし、請求項2記載の磁気シールド方法は、請求項1において、コイルは3つのコイルからなり、コイルのそれぞれの軸を直交させることを特徴とし、また、請求項3記載の磁気シールド構造は、高透磁率性材料からなり外面に開口を有するシールドルームと、該シールドルームの周囲に巻回され両端が接続されたコイルと、前記シールドルームに回動可能に設けられた扉と、該扉に配設された導電線と、前記扉の周囲の壁面に設けられたコネクタとを備え、前記導電線をコネクタを介して前記コイルに接離可能にしたことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の磁気シールド構造の1実施形態を示し、図1(A)はコイルの形状を示す模式図、図1(B)はシールドルームの斜視図である。 【0007】図1(B)において、シールドルーム1は、鉄、パーマロイ等の高透磁率性材料から構成され、シールドルーム1の外面には、コイル2X、2Y、2Zが巻回されている。これらのコイルは、図1(A)に示すように、導電線3が角型状に巻回され、導電線3の両端は接続点4で接続されている。なお、コイルの形状は、図1(B)に示す直方体状のシールドルーム1の場合には角型とし、シールドルーム1が円筒状であれば、丸型とし、要するにシールドルーム1の形状に対応させるようにする。そして、コイル2X、2Y、2Zはそれぞれの軸X、Y、Zを直交させるように巻回している。 【0008】上記磁気シールド構造において、コイル2XにX方向から磁気が進入すると、コイル2Xにはその磁気を妨げるような方向に電流が流れ、コイル2Xの内部には外部の磁場よりも変動が弱い空間を作ることができる。この作用は高透磁率性材料の使用を低減させることができ、磁気シールドルームを低コストで作ることができる。同様に、コイル2Y、2Zについても同様であり、これにより種々の方向から磁気が進入する場合に磁気シールドを図ることができる。無論、ある方向からの磁気の進入がない場合には、その方向のコイルを省略することができる。 【0009】図2は、本発明の磁気シールド構造の他の実施形態を示すシールドルームの斜視図である。なお、図1と同一の構成には同一番号を付けて説明を省略する。 【0010】シールドルーム1の外面には多数の空気開口5が形成され、多量の空気の流通を可能にしている。また、シールドルーム1の壁面には扉6が蝶番9により回動可能に装着されている。扉6にも空気開口7は形成され、また、格子状に導電線10が配設されている。扉6の周囲の壁面にはコネクタ11が設けられ、格子状の導電線10は、コネクタ11を介してコイル2X、2Zに接離可能にされている。これにより、扉6を回動させたとき、扉6の導電線10がシールドルーム1から離れて、この開口から人間あるいは道具等の搬出入を行うことができる。本実施形態によれば、空気開口によりシールド性能が低下した分をコイルの作用で補って、当初の遮蔽性能を確保することができる。 【0011】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高透磁率性材料の使用を可能な限り低減し磁気シールドルームを低コストで作ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002299 【氏名又は名称】清水建設株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】白井 博樹 (外7名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−243294 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−44793 |
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