| 【発明の名称】 |
配線基板の実装方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹森 理一
【氏名】藤崎 昭哉
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| 【要約】 |
【課題】パッケージなど配線基板のプリント基板等の外部電気回路基板に強固に且つ長期にわたり安定した接続状態を維持できる高信頼性の配線基板の実装方法を提供する。
【解決手段】絶縁基板1と、絶縁基板1に配設されたメタライズ配線層2と、メタライズ配線層2と電気的に接続された複数の接続パッド6と、接続パッド6に取着されたボール状端子等の複数の接続端子7とを具備する配線基板Aを、絶縁体9の表面に配線導体10が被着形成された外部電気回路基板B上に載置し、接続端子7と配線導体10との間にパルス電流を印加することにより、接続端子7と配線導体10とを溶接する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】絶縁基板と、該絶縁基板に配設されたメタライズ配線層と、前記絶縁基板に取着され前記メタライズ配線層と電気的に接続された複数の接続パッドと、該接続パッドに取着された複数の接続端子とを具備する配線基板を、絶縁体の表面に配線導体が被着形成された外部電気回路基板上に載置し、前記配線基板の前記接続端子の一部あるいは全部と、前記外部電気回路基板の前記配線導体とを溶接してなることを特徴とする配線基板の実装方法。 【請求項2】前記溶接処理を、前記接続端子と前記配線導体との間にパルス電流を印加することにより行うことを特徴とする請求項1記載の配線基板の実装方法。 【請求項3】前記パルス電流の電流密度が1〜2000A/cm2 、パルス幅が0.01〜1000msecである請求項1記載の配線基板の実装方法。 【請求項4】前記接続端子が、ボール状端子からなることを特徴とする請求項1記載の配線基板の実装方法。 【請求項5】前記接続端子がAg、Al、Au、Co、Cu、Fe、In、Ni、Pd、Pt、ZnおよびZrの少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1記載の配線基板の実装方法。 【請求項6】前記配線基板の絶縁基板が、セラミックスからなることを特徴とする請求項1記載の配線基板の実装方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、外部電気回路基板の表面に、接続端子を具備する配線基板を実装するのに適した実装方法に関するものである。 【0002】 【従来技術】従来より、配線基板は、絶縁基板の表面あるいは内部にメタライズ配線層が配設された構造からなる。また、この配線基板としての代表的な例として、半導体素子、特にLSI等の半導体素子を収容するための半導体素子収納用パッケージは、その表面および内部にWやMo等のメタライズ配線層が、またその底面に接続端子が配設された、アルミナセラミックス等からなる絶縁基板と、絶縁基板の上面中央部に半導体素子を収容するためのキャビティが形成され、キャビティは蓋体によって気密に封止される。 【0003】そして、かかる半導体素子収納用パッケージは、絶縁基板下面または側面に設けられた接続端子と外部電気回路基板表面に形成された配線導体とを半田などによりロウ付けして電気的に接続することにより実装される。 【0004】一般に、半導体素子の集積度が高まるほど、半導体素子に形成される電極数も増大するが、これに伴いこれを収納する半導体収納用パッケージにおける端子数も増大することになる。ところが、電極数が増大するに伴いパッケージ自体の寸法を大きくするにも限界があり、より小型化を要求される以上、パッケージにおける接続端子の形成密度を高くすることが必要となる。 【0005】これまでのパッケージにおける端子の密度を高めるための構造としては、パッケージの下面に接続端子として、コバールなどの金属ピンを接続したピングリッドアレイ(PGA)が最も一般的であるが、最近では、パッケージの4つの側面に導出された接続パッドに接続端子としてガルウイング状(L字状)の金属ピンが接続されたタイプのクワッドフラットパッケージ(QFP)、パッケージの4つの側面に接続端子を兼ねた接続パッドを備えたリードレスチップキャリア(LCC)、Siチップをフリップチップ実装したチップサイズパッケージ(CSP)、さらに絶縁基板の接続パッドにボール状端子を多数配置したボールグリッドアレイ(BGA)等があり、これらの中でもBGAが最も高密度化が可能であると言われている。 【0006】このボールグリッドアレイ(BGA)では、接続パッドに半田などからなるボール状端子が取着されており、このボール状端子を外部電気回路基板の配線導体上に載置当接させ、しかる後、前記端子を約250〜400℃の温度で加熱溶融し、ボール状端子を配線導体に接合させたり、ボール状端子を高融点半田により形成し、この端子を低融点半田によってロウ付けして、外部電気回路基板上に実装することが行われている。このような実装構造により、半導体素子収納用パッケージの内部に収容されている半導体素子はパッケージのメタライズ配線層、接続パッド、接続端子を経由して外部電気回路と電気的に接続される。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】一般に、これらのパッケージにおける絶縁基板として使用されているアルミナ、ムライトなどのセラミックスは、200MPa以上の高強度を有し、しかもメタライズ配線層などとの多層化技術として信頼性の高いことで有用ではあるが、その熱膨張係数は約4〜7ppm/℃程度であるのに対して、パッケージが実装される外部電気回路基板として最も多用されているガラス−エポキシ絶縁層にCu配線層が形成されたプリント基板の熱膨張係数は11〜18ppm/℃と非常に大きい。 【0008】そのため、配線基板や半導体素子収納用パッケージに半導体素子を収容し、しかる後、プリント基板などに実装した場合、半導体素子の作動時に発する熱が絶縁基板とプリント基板の両方に繰り返し印加されると前記絶縁基板とプリント基板との熱膨張差に起因する大きな熱応力が発生する。この熱応力は、パッケージにおける端子数が300以下の場合には影響ないが、端子数が300を超えたり、パッケージのサイズが大型化するに従い、その熱応力が大きくなる。 【0009】そのために、半導体素子の作動および停止の繰り返しにより熱応力が絶縁基板下面の接続パッドの外周部、及び外部電気回路基板の配線導体と端子との接合界面に作用し、パッケージ側の接続端子が外部電気回路基板における配線導体から剥離し、配線基板やパッケージと外部電気回路基板との接続信頼性が損なわれるという問題があった。特に、上記傾向は、前記QFP、LCCおよびBGA型などの表面実装型のパッケージにおいて顕著である。 【0010】また、外部電気回路基板に配線基板を実装した基板を、自動車用などの振動、衝撃などが印加される過酷な条件下で使用すると、前記と同様に配線基板と外部電気回路基板との接続信頼性が損なわれる虞があった。 【0011】よって、本発明は、半導体素子収納用パッケージなどの配線基板を外部電気回路基板に表面実装する際に、強固に且つ長期にわたり安定した接続状態を維持できる高信頼性の配線基板の実装方法を提供することを目的とするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題に対して検討を重ねた結果、パッケージ等の配線基板を、外部電気回路基板に接続する際に、配線基板側に取着された接続端子と、外部電気回路基板側の配線導体とをパルス電流の印加等により溶接処理することにより、接続端子と配線導体との接合強度を極めて強固にすることができることから、配線基板と外部電気回路基板との熱膨張差が大きい場合や、過酷な条件下での振動、衝撃等に対しても優れた耐久性を有し、長期にわたり安定した接続状態を維持できることを見いだし、本発明に至った。 【0013】即ち、本発明の配線基板の実装方法は、絶縁基板と、該絶縁基板に配設されたメタライズ配線層と、前記絶縁基板に取着され前記メタライズ配線層と電気的に接続された複数の接続パッドと、該接続パッドに取着された複数の接続端子とを具備する配線基板を、絶縁体の表面に配線導体が被着形成された外部電気回路基板上に載置し、前記配線基板の前記接続端子の一部あるいは全部と、前記外部電気回路基板の前記配線導体とを溶接してなることを特徴とするものであり、前記溶接処理を、前記接続端子と前記配線導体との間にパルス電流を印加することにより行うこと、前記パルス電流の電流密度が1〜2000A/cm2 、パルス幅が0.01〜1000msecであること、前記接続端子が、ボール状端子からなること、前記接続端子が、Ag、Al、Au、Co、Cu、Fe、In、Ni、Pd、Pt、ZnおよびZrの少なくとも1種からなること、さらには、前記配線基板の絶縁基板が、セラミックスからなることを特徴とするものである。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を一実施例の添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、BGA型の半導体素子収納用パッケージの実装構造を示した図である。このパッケージは、絶縁基板の表面あるいは内部にメタライズ配線層が配設された、いわゆる配線基板を基礎的構造とするものであり、Aは半導体素子収納用パッケージ、Bは外部電気回路基板をそれぞれ示す。 【0015】図1における半導体素子収納用パッケージAは、絶縁基板1の表面および内部には配線回路層2が被着形成されており、絶縁基板1表面にガラス、樹脂等の接着剤を介して接着固定された半導体素子3と電気的に接続されている。そして、絶縁基板1表面に実装された半導体素子3は、蓋体4を絶縁基板1表面に接合することにより形成されるキャビティ5内に気密に封止されている。 【0016】一方、絶縁基板1の底面には、多数の接続パッド6が被着形成され、この接続パッド6は、絶縁基板1の内部に配設された配線回路層2によって絶縁基板1に実装された半導体素子3と電気的に接続されている。 【0017】また、接続パッド6には、外部電気回路基板と接続するための接続端子7が被着されている。図1の例においては、接続端子7は、ボール状端子から構成され、各接続パッド6に半田8等により接続されている。 【0018】一方、外部電気回路基板Bは、絶縁体9と配線導体10により構成されており、絶縁体9は、例えば、ガラス−エポキシ系複合材料などのように40〜400℃における熱膨張係数が12〜16ppm/℃の絶縁材料からなり、一般にはプリント基板等が用いられる。また、このようなプリント基板の場合、基板B表面に形成される配線導体10は、絶縁体9との熱膨張係数の整合性と、良電気伝導性の点で、通常、Cu、Au、Ag、Al、Ni、Pb−Snなどの金属導体から形成される。 【0019】一般に、上記図1の半導体素子収納用パッケージAを外部電気回路基板Bに実装する場合には、パッケージAのボール状端子(接続端子)7を外部電気回路基板Bの配線導体10上に載置当接させ、しかる後、ボール状端子7が溶融する温度に加熱するか、あるいはボール状端子7を低融点の半田を用いて配線導体10に実装される。このような半田による接合の場合、配線導体10と接合材としての半田間には、必然的に界面が存在しており、その界面に応力が集中的に作用して、配線導体10からボール状端子7が容易に剥離しやすい。 【0020】これに対して、本発明では、ボール状端子7を配線導体10上に載置当接させた後、少なくともボール状端子7と配線導体10間を溶接処理する。金属部材間を溶接する方法としては、両部材間に高電圧を印加して放電溶接する方法や、一定電流を印加して通電加熱する方法等が知られているが、放電溶接法では、パッケージA内に収容された半導体素子3に高電圧が印加されてしまい、素子を破壊する虞があり、通電加熱法では、溶接時に発熱を伴う結果、絶縁基板1や外部電気回路基板Bを傷める虞がある。 【0021】そこで、本発明によれば、ボール状端子7と配線導体10間に所定のパルス電流を印加して溶接することが望ましい。パルス電流の印加によれば、瞬間的な電流の印加によってボール状端子7と配線導体10間の接触部に極微小領域でプラズマが発生して溶接が進行する。そのため、両者間の接合部には界面が存在しないために応力が分散され、強固な接合状態を保つことができる。 【0022】ここで、前記ボール状端子7は、Ag、Al、Au、Co、Cu、Fe、In、Ni、Pd、Pt、ZnおよびZrの少なくとも1種からなることが望ましい。従来から使用されているPbやSnの低融点金属からなるボール状端子では、配線導体やメッキと反応して、Cu−Sn,Ag−Sn等の合金を生じる場合が多く、接続信頼性を劣化させる原因となっている。また、この場合、Pbの凝集が生じ、その凝集部位に応力が集中し接続信頼性が損なわれる虞がある。また、ロウ付けの際には、フラックスを使用する必要があり実装後の洗浄に手間がかかる。さらに接続端子中にボイドを生じさせる原因にもなりうる。パルス電流の印加によれば、瞬間的な電流の印加によってボール状端子7と配線導体10間の接触部にごく微小領域でプラズマが発生して半田等と比較して高融点の金属材料においても溶接が進行する。そのため、両者間の接続部には界面が存在しないために応力が分散され、強固な接合状態を保つことができる。 【0023】その結果、前記配線基板と外部電気回路の熱膨張係数差から生じる応力や、過酷な使用条件下での振動、衝撃の付加に対しても優れた耐久性を有し、接続端子7と配線導体10との接続不良が発生するのを防止することができ、これによって例えば、パッケージ内に収納された半導体素子と外部電気回路基板とを長時間にわたり正確に、且つ強固に電気的に接続させることが可能となる。 【0024】印加するパルス電流は、そのボール状端子7や配線導体10が電流の印加によって溶接するに十分な条件の電流を印加する。具体的には、その電流密度が1〜2000A/cm2 、パルス幅が0.01〜1000msecであり、さらにはパルス間隔が3秒以下であることが望ましい。 【0025】このボール状端子7と配線導体10間へのパルス電流の印加処理は、例えば、ボール状端子7と配線導体10とに対して、パルス電流印加のための電極を当接させて個々に電流を印加してもよいが、例えば、ボール状端子7と電気的に接続されている接続パッド6、配線回路層2、あるいはそれらと電気的に接続された電流印加用のダミー配線を例えば絶縁基板1の側面に引出し、場合によっては外部電気回路基板Bの配線導体10に対しても同様に電流印加用のダミー配線を設けて、それらの間にパルス電流を印加してもよい。 【0026】その場合、ボール状端子7と配線導体10との間が溶接されるのみならず、ボール状端子7と接続パッド6との間も溶接されることになり、さらに強固な接続が可能となる。 【0027】なお、上記のボール状端子7と配線導体10との溶接とは、図2に示すように、ボール状端子7と配線導体10との接触部にネック11が形成された状態を意味するものであり、このネックの幅xがボール状端子の直径yに対して、0.1倍以上であることが望ましい。このネック11は、ボール状端子7と配線導体10が異なる金属からなる場合には、それらの合金によって形成される。 【0028】また、上記の本発明の実装方法では、ボール状端子7と配線導体10とを半田等を用いることなく溶接する場合について説明したが、本発明の方法によれば、半田等によってボール状端子7と配線導体10とを仮止めした後、パルス電流を印加処理することによりボール状端子7と配線導体10と溶接して接合することもできる。 【0029】上記のBGA型パッケージの実装方法においては、ボール状端子7と配線導体10との溶接は、必ずしもパッケージの絶縁基板1の底面に取着されたすべてのボール状端子7と配線導体10に対して処理する必要はなく、例えば、パッケージAの底面に取着された多くのボール状端子7のうちの一部分、例えば、最も外側に取着されたボール状端子7とこれに対応する配線導体10とを溶接処理し、他の部分は通常の半田により接合することによっても、パッケージAの外部電気回路基板Bへの実装の信頼性を十分に高めることが可能である。 【0030】さらに、これまでの説明では、接続端子がボール状端子からなるBGA型パッケージの実装方法について説明したが、本発明の実装方法によれば、QFP型パッケージにおいては、接続端子7としてパッケージの4つの側面に導出された接続パッドに接続端子としてガルウイング状(L字状)の金属ピンと基板Bの配線導体10とを当接して、そこに所定のパルス電流を印加することにより、金属ピンと配線導体10とを溶接して実装することができる。 【0031】 【実施例】実施例196%アルミナ材料(40〜400℃における熱膨張係数7.5×10-6/℃)を絶縁基板とし、メタライズ配線層、スルーホール導体および基板の底面に接続パッドをタングステンによって、絶縁基板と1600℃の窒素水素混合雰囲気中で焼成した。その後、接続パッドにNiおよびAuメッキを施した後、接続パッドに対して、直径が1mmのPb10重量%−Sn90重量%の高融点半田からなるボール状端子を低融点半田(Pb40重量%−Sn60重量%)によって取着してBGA型パッケージ用配線基板を作製した。なお、ボール状端子は、1cm2 当たり30端子の密度で配線基板下面全体に形成した。なお、各接続パッドに対しては、ボール状端子に対して電流印加処理ができるように、パルス電流印加用ダミー配線を形成した。 【0032】一方、外部電気回路基板として、ガラス−エポキシ基板からなる40〜400℃における熱膨張係数が13ppm/℃の絶縁体の表面に銅箔からなる配線導体が形成されたプリント基板を準備した。 【0033】そして、上記プリント基板の上に、配線導体とパッケージ用配線基板のボール状端子が接触するように載置した後、前記配線基板のダミー配線とプリント基板の配線導体間に表1に示すような電流密度、パルス間隔のパルス電流を印加した。なお、パルス幅はパルス間隔と同じに設定した。 【0034】また、一部の試料に対しては、表1の条件で通電処理を施した。一部の試料に対しては最外側に取着されたボール状端子についてのみ処理を施し、他のボール状端子に対しては低融点半田によって実装した。さらに、従来例として、電流印加処理することなく、すべてのボール状端子を実装した(試料No.1、7、9、15)。 【0035】得られた実装基板に対して、以下の評価を行った。まず、処理を施した後のパッケージ用配線基板とプリント基板とのボール状端子と配線導体との接触部のネック幅xを測定しボール状端子の直径yとのネック比(x/y)を算出した。 【0036】また、実装基板に対して、大気雰囲気にて−40℃と125℃の各温度に制御した恒温槽に試験サンプルを15分/15分の保持を1サイクルとして最高1000サイクルの熱サイクルを印加した。そして、100サイクル毎のボール状端子とプリント基板の配線導体間の電気抵抗を測定して抵抗変化が表れた時のサイクル数を表1に示した。 【0037】さらに、MIL−STD−883Cに基づき20〜2000Hzまでの振動を連続して印加し、同様にボール状端子とプリント基板の配線導体間の電気抵抗を測定して抵抗変化が表れるまでの時間を最高2880秒まで測定し、その結果を表1に示した。 【0038】実施例2実施例1と同様にして、アルミナセラミックスからなる絶縁基板とし、メタライズ配線層、スルーホール導体および基板の側面に接続パッドをタングステンによって、絶縁基板と1600℃の窒素水素混合雰囲気中で焼成した。その後、接続パッドにNiおよびAuメッキを施した後、接続パッドに対して、直径が0.25mmの42アロイからなる金属線をL字状に折り曲げて作製された金属リードを前記低融点半田によって取着してQFP型パッケージ用配線基板を作製した。なお、金属リードは、側面の1cm当たり20端子の密度で形成した。 【0039】そして、実施例1と同様にして処理を施した後のQFP型パッケージ用配線基板とプリント基板とのL字状端子と配線導体との接触部のネック幅xを測定しL字状端子の金属線の直径zとのネック比(x/z)を算出した。また、実施例1と同様にして、熱サイクル試験、振動試験を行い、その結果を表1に示した。なお、従来例として、電流印加処理することなく、すべての端子を低融点半田を用いて実装し(試料No.6)、同様に評価した。 【0040】実施例3実施例1と同様にして、アルミナセラミックスからなる絶縁基板とし、メタライズ配線層、スルーホール導体および基板の側面に接続パッドをタングステンによって、絶縁基板と1600℃の窒素水素混合雰囲気中で焼成した。その後、接続パッドにNiおよびAuメッキを施した後、接続パッドに対して、直径が1mmの表1に示した金属からなるボール状端子を低融点半田(Pb40重量%−Sn60重量%)によって取着してBGA型パッケージ用配線基板を作製した。なお、ボール状端子は、1cm2 当たり30端子の密度で配線基板下面全体に形成した。また、各接続パッドに対しては、ボール状端子に対して電流印加処理ができるように、パルス電流印加用ダミー配線を形成した(試料No.9〜31)。 【0041】得られた実装基板に対して、実施例1と同様の評価を行った。 【0042】 【表1】
【0043】表1の結果から明らかなように、溶接処理を施した本発明品は、従来のものに比較して、熱サイクル試験、衝撃試験においても優れた耐久性を示し、パッケージのプリント基板への実装の信頼性が非常に高いものであった。 【0044】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明の配線基板の実装方法によれば、配線基板の接続端子と外部電気回路基板の配線導体とを溶接により強固に接続させることができる結果、両者の熱膨張差による熱応力や、外部からの振動、衝撃などに対しても優れた耐久性と接続信頼性を示し、信頼性の高い配線基板の実装構造を実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006633 【氏名又は名称】京セラ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−243275 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)9月7日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−84600 |
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