| 【発明の名称】 |
シェルフ装置及びこれが搭載してある架装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】太田 肇
【氏名】佐藤 晋
【氏名】中田 教郎
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| 【要約】 |
【課題】本発明はシェルフ装置に係り、バックボードの取外しを簡単に且つ安全に行なえるようにすることを課題とする。
【解決手段】バックボード52がシェルフ本体51の内部に取り付けてある。シェルフ本体51の天板54に、バックボード52を出し入れするための開口65が形成してある。この天板54には、一方向に移動して、バックボード52の頂板76をロックする第1のロック部材111及び第2のロック部材112が取り付けてある。第1のロック部材111は、背面側から挿入された背面側パッケージ21によってロック位置に保持されており、第2のロック部材112は、前面側から挿入された前面側パッケージ20によってロック位置に保持されている。全部の背面側パッケージ21がバックボード52から外れ、且つ全部の前面側パッケージ20がバックボード52から外れた状態で、始めて、第1、第2のロック部材111、112がロック解除状態とされ、バックボード52の上方への抜き出しが可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 四角枠形状のシェルフ本体と、該シェルフ本体の内部に取付けてあるバックボードとよりなり、該バックボードはバックボード本体と該バックボード本体の前面に実装してある前面側コネクタと該バックボード本体の背面に実装してある背面側コネクタとよりなり、該シェルフ本体の前面側から複数の前面側パッケージが挿入されて該バックボードの前面側コネクタと接続されて実装され、且つ、該シェルフ本体の背面側から複数の背面側パッケージが挿入されて該バックボードの背面側コネクタと接続されて実装されるシェルフ装置において、該シェルフ本体の天板は、該バックボードを出し入れするための該バックボードに対応した形状の開口を有し、且つ、該シェルフ本体の天板に、上記背面側パッケージが実装された状態で該バックボードを係止して該バックボードが引上げられることを制限し、該背面側パッケージのコネクタが該バックボードの背面側コネクタより抜けない限り、該バックボードを係止し続け、該背面側パッケージのコネクタが該バックボードの背面側コネクタより抜けると該バックボードに対する係止が解除可能となる第1のロック部材と、上記前面側パッケージが実装された状態で該バックボードを係止して該バックボードが引上げられることを制限し、該前面側パッケージのコネクタが該バックボードの前面側コネクタより抜けない限り、該バックボードを係止し続け、該前面側パッケージのコネクタが該バックボードの前面側コネクタより抜けると該バックボードに対する係止が解除可能となる第2のロック部材とを設けた構成としたことを特徴とするシェルフ装置。 【請求項2】 上記第1のロック部材は、該背面側パッケージに係止される係止部を有し、上記第2のロック部材は、該前面側パッケージに係止される係止部を有する構成としたことを特徴とする請求項1記載のシェルフ装置。 【請求項3】 上記四角枠形状のシェルフ本体は、底板の上面に、上記バックボード本体の下縁が嵌合するレール部を有し、両側の側板の内側面に、上記バックボード本体の両側の縁を案内するガイドレール部を有し、且つ、上記第1のロック部材及び第2のロック部材は、上記バックボードを挟むように係止して該バックボードの上縁側を固定する構成としたことを特徴とする請求項1記載のシェルフ装置。 【請求項4】 上記ガイドレール部は、上端側の幅が下端側の幅より広い形状である構成としたことを特徴とする請求項3記載のシェルフ装置。 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のうちいづれか一項記載のシェルフ装置が架に搭載してある架装置において、架は、両側に柱部を有する架本体と前面扉と背面扉とよりなり、該架本体の両側の柱部の内側に、上記シェルフ装置の下面の左右端部分を摺動可能に支持するレール部を有し、該シェルフ装置が下面の左右端部分をレール部に支持されており、摺動して手前に引出し可能である構成としたことを特徴とする架装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はシェルフ装置及びこれが搭載してある架装置に係り、特に通信装置に適用されるシェルフ装置及びこれが搭載してある架装置に関する。シェルフ構造及び架構造の通信装置は、保守性が良いことが望ましい。近年のバックボードは、単に実装されたパッケージへの電源供給や実装された2つのパッケージ間の電気的接続だけではなく、LEDやLCD等の表示素子やスイッチ、更にはIC等の電子部品までもが搭載されるようになってきている。よって、バックボードも保守の対象となってきている。このため、シェルフ構造及び架構造は、バックボードの交換がし易い構造であることがが望ましい。 【0002】一方、シェルフ装置の構造についてみると、シェルフ装置は、一般には、四角の枠の背面にバックボードが固定してあり、パッケージを前面側から挿入して実装する構造であるけれども、バックボードが四角の枠の内部に固定してあり、電子部品が実装してある前面側パッケージを前面側から挿入して実装すると共に、拡張用等の背面側パッケージを背面側から挿入して実装した構造(以下、前面背面実装型シェルフ装置という)もある。この前面背面実装型シェルフ装置は、バックボードが四角の枠の内部に固定してあるため、バックボードの交換がし難く、よって、バックボードの交換をし易くするための工夫が必要となる。 【0003】 【従来の技術】図12は従来の前面背面実装型シェルフ装置10を背面側から見て分解して示す。シェルフ装置10は、四角枠形状のシェルフ本体11と、このシェルフ本体11の内部にねじで取付けてあるバックボード12とよりなる。シェルフ本体11は、底板13と、天板14と、左右の側板15、16とよりなる。このシェルフ装置10は、図13(A)に示すように、架30内に複数積み上げて搭載してある。 【0004】シェルフ本体11の前面側から前面側パッケージ20がX1方向に挿入されて実装されており、シェルフ本体11の背面側から拡張用等の背面側パッケージ21がX2方向に挿入されて実装されている。架30内のうち、シェルフ装置10の背面側の縦長の空間31が、ケーブル22の配線に利用されている。バックボード12の保守(交換)は、以下の手順で行なう。 【0005】■ 架30の前面扉32及び背面扉33を開く。 ■ シェルフ装置10を架30より取り外す(図13(A)参照)。 ■ 前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21をシェルフ装置10から抜く(図13(B)参照)。場合によっては、背面側パッケージ21は、バックボード12から外すだけでよい。 【0006】■ ねじ17を外して、バックボード12をシェルフ本体11の前側開口から抜いて取り外す。 新しいバックボードの取付けは、上記とは逆の手順で行なう。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上記のようにバックボード12をシェルフ本体11から取り外すには、シェルフ装置10を架30より取り外したり、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21をシェルフ装置10から抜く作業が必要となり、時間がかかり、面倒であった。 【0008】また、新しいバックボードを取付けた後に、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21を挿入して元どうりに実装する場合に、パッケージを差し違えるミスが発生する虞れもあった。そこで、本発明は、上記課題を解決したシェルフ装置及びこれが搭載してある架装置を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、四角枠形状のシェルフ本体と、該シェルフ本体の内部に取付けてあるバックボードとよりなり、該バックボードはバックボード本体と該バックボード本体の前面に実装してある前面側コネクタと該バックボード本体の背面に実装してある背面側コネクタとよりなり、該シェルフ本体の前面側から複数の前面側パッケージが挿入されて該バックボードの前面側コネクタと接続されて実装され、且つ、該シェルフ本体の背面側から複数の背面側パッケージが挿入されて該バックボードの背面側コネクタと接続されて実装されるシェルフ装置において、該シェルフ本体の天板は、該バックボードを出し入れするための該バックボードに対応した形状の開口を有し、且つ、該シェルフ本体の天板に、上記背面側パッケージが実装された状態で該バックボードを係止して該バックボードが引上げられることを制限し、該背面側パッケージのコネクタが該バックボードの背面側コネクタより抜けない限り、該バックボードを係止し続け、該背面側パッケージのコネクタが該バックボードの背面側コネクタより抜けると該バックボードに対する係止が解除可能となる第1のロック部材と、上記前面側パッケージが実装された状態で該バックボードを係止して該バックボードが引上げられることを制限し、該前面側パッケージのコネクタが該バックボードの前面側コネクタより抜けない限り、該バックボードを係止し続け、該前面側パッケージのコネクタが該バックボードの前面側コネクタより抜けると該バックボードに対する係止が解除可能となる第2のロック部材とを設けた構成としたものである。 【0010】上記シェルフ本体の天板に開口を形成することによって、バックボードの取外しをこの開口を通して行なうことが可能となり、バックボードの取外しの作業性が良好になる。また、第1のロック部材と第2のロック部材とを設けたことによって、一部のパッケージについてパッケージとバックボードとの接続が解除されずに接続された状態に残っている状態で誤ってバックボードを引き上げてしまう誤操作がされないようになり、よって、バックボードを無理に引き上げてパッケージに付いているコネクタを傷めてしまう事故を未然に防止することが可能となり、よって、バックボードの取外しが安全に行なえるようになる。 【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のシェルフ装置において、上記第1のロック部材は、該背面側パッケージに係止される係止部を有し、上記第2のロック部材は、該前面側パッケージに係止される係止部を有する構成としたものである。第1のロック部材は係止部を有することによって、背面側パッケージを挿入して実装させると、第1のロック部材が背面側パッケージによって押されてバックボードを係止する位置に移動させられる。第2のロック部材は係止部を有することによって、前面側パッケージを挿入して実装させると、第2のロック部材が前面側パッケージによって押されてバックボードを係止する位置に移動させられる。即ち、第1のロック部材及び第2のロック部材をいちいちバックボードを係止する位置に移動させる必要はない。 【0012】請求項3の発明は、上記四角枠形状のシェルフ本体は、底板の上面に、上記バックボード本体の下縁が嵌合するレール部を有し、両側の側板の内側面に、上記バックボード本体の両側の縁を案内するガイドレール部を有し、且つ、上記第1のロック部材及び第2のロック部材は、上記バックボードを挟むように係止して該バックボードの上縁側を固定する構成としたものである。 【0013】底板のレール部はバックボード本体の下縁を固定し、両側の側板の内側面のガイドレール部はバックボード本体の両側の縁を固定し、第1のロック部材及び第2のロック部材がバックボードを挟むことによってバックボードの下側部を固定する。請求項4の発明は、上記ガイドレール部は、上端側の幅が下端側の幅より広い形状である構成としたものである。 【0014】上端側の幅が下端側の幅より広いことは、バックボードをシェルフ本体の天板の開口を通してシェルフ内に挿入する場合に、バックボード本体の両側の縁がガイドレール部に入り易くなる。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいづれか一項記載のシェルフ装置が架に搭載してある架装置において、架は、両側に柱部を有する架本体と前面扉と背面扉とよりなり、該架本体の両側の柱部の内側に、上記シェルフ装置の下面の左右端部分を摺動可能に支持するレール部を有し、該シェルフ装置が下面の左右端部分をレール部に支持されており、摺動して手前に引出し可能である構成としたものである。 【0015】レール部を設けたことによって、シェルフ装置を引出しのように架本体から引き出すことが可能である。 【0016】 【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施例になる前面背面実装型シェルフ装置50を背面側より見て示す。前面背面実装型シェルフ装置50は、四角枠形状のシェルフ本体51と、このシェルフ本体51の内部に取付けてあるバックボード52とよりなる。X1,X2がシェルフ装置50及び後述する架80及び架装置100の前後方向であり、Y1,Y2がシェルフ装置50及び後述する架80及び架装置100の幅方向であり、Z1,Z2がシェルフ装置50及び後述する架80及び架装置100の上下方向である。 【0017】シェルフ本体51は、底板53と、天板54と、左右の側板組立体55、56とを有する。側板組立体55、56は、夫々、内側の側板57、58と、外側の側板59、60とが組み合わされた構成である。内側側板57、58のフランジ57a、58aが外側側板59、60のフランジ59a、60aにねじ61、62によってねじ止めしてある。 【0018】バックボード52は、バックボード本体71と、バックボード本体61の前面に整列して実装してある複数の前面側コネクタ72と、バックボード本体の背面に整列して実装してある複数の背面側コネクタ73と、バックボード本体71に実装してある表示部品及び電子部品(共に図示せず)を有する。バックボード本体71の上縁及び下縁を挟むように縁取り金具74、75が固定してあり、バックボード本体71は反りに対して補強されている。76は帯状の頂板であり、縁取り金具74と固定してあり、バックボード本体71の全長に亘って設けてある。バックボード52は、横から見るとT字形状を有している。 【0019】ここで、バックボード52はシェルフ本体51の天板54側から引き上げて取り外せるようになっているけれども、このための構成については後述する。上記構成のシェルフ装置50は、図3及び図4に示すように、建屋内の床面に設置してある架80内に複数段に積み上げて搭載してあり、架装置100を構成している。 【0020】架80は、架本体81と前面扉82と背面扉83とよりなる。架本体81は、床面に設置された基盤部84と、これより立ち上がっている両側の柱部85、86と、柱部85、86の頂部を繋ぐ天板部87とよりなる。柱部85、86の内側面には、シェルフ装置50の下面の左右端部分を摺動可能に支持するレール88、89が複数固定してある。 【0021】各シェルフ装置50は、下面の左右端部分(内側側板57、58の下端のフランジ57b、58b)をレール88、89に支持されて、且つ、外側側板59、60のフランジ59b、60bをねじ63によって柱部85、86に固定されて(図4参照)搭載してある。ねじ61、62を外すことによって、各シェルフ装置50は、X1方向(背面方向)に引き出すことが可能である。 【0022】シェルフ本体51の前面側から電子部品が実装してある前面側パッケージ20がX1方向に挿入されて先端のコネクタ20aが前面側コネクタ72と嵌合して接続されて実装されており、シェルフ本体51の背面側から背面側パッケージ21がX2方向に挿入されて先端のコネクタ21aが背面側コネクタ73と嵌合して接続されて実装されている。前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21の上下の縁は天板54のレール(図示せず)及び底板53のレール54b,53cと嵌合している。背面側パッケージ21のX1方向端のコネクタ23にケーブル22の先端のコネクタ24が接続してある。架80内のうち、シェルフ装置50の背面側の縦長の空間90が、ケーブル22の配線に利用されている。 【0023】次に、バックボード52のシェルフ本体51への取付け状態について、図1、図4、図5(A),(B)を参照して説明する。バックボード52は、天板54の後述する開口65を通して、且つ左右端の縁71a,71bをガイドレール57a,58aに嵌合して案内されて、且つ、縁取り金具75が底板53上の溝部53aに嵌合して動かないように位置決めされ、帯状の頂板76が開口65を塞いだ状態で、且つ、後述するようにロック部材によってロックされて取り付けてある。 【0024】シェルフ本体51の天板54には、バックボード52を引き上げるための(出し入れするための)開口65及びロック部材を取付けるための第1の開口66、第2の開口67が形成してある。開口65は、シェルフ本体51の前後方向上の中央より背面側寄りの部位に位置しており、Y1,Y2方向に長く、天板54の略全幅に亘っており、且つ、上記背面側コネクタ73に対応するようにX1方向に切り込まれた切り込み部65aと上記前面側コネクタ72に対応するようにX2方向に切り込まれた切り込み部65bとを有する。また、第1の開口66は矩形状を有し、各切り込み部65aの隣に形成してある。第2の開口67も矩形状を有し、各切り込み部65bの隣に形成してある。 【0025】図6(A),(B)は、第1のロック部材111を示す。図7(A),(B)は、第2のロック部材112を示す。第1のロック部材111は、背面側パッケージ21と関係するものであり、第1の開口66にひとつづつ嵌合して開口65に沿って並んで複数個取り付けてある。第2のロック部材112は、前面側パッケージ20と関係するものであり、第2の開口67にひとつづつ嵌合して開口65に沿って並んで複数個取り付けてある。第1のロック部材111及び第2のロック部材112は、取付けられた状態で、開口65の長手方向中心線に関して対称の形状を有する。 【0026】図6(A),(B)に示すように、第1のロック部材111は、天板54を挟むように嵌合する本体部111aと、この本体部111aのうち上側の先端の部分から上記頂板76の厚さの分上方に一段上がって先に(X2方向に)延びている第1の係止腕部111bと、この本体部111aのうち下側の先端の部分からZ2方向及びY2方向に延びている第2の係止腕部111cとよりなる。この第1のロック部材111は、第1の開口66に嵌合して取り付けてあり、本体部111aが天板54を挟んで嵌合しており、X1、X2方向に摺動可能である。第2の係止腕部111cはシェルフ本体51内に垂下しており、実装される背面側パッケージ21の先端によって押される位置に位置している。 【0027】図5(A),(B)に示すように、第1のロック部材111は、背面側パッケージ21が実装された状態で、第2の係止腕部111cが背面側パッケージ21の先端に押されてX2方向に摺動したロック位置P1にあり、第1の係止腕部111bが頂板76のうちX1方向寄りの部分を覆っている。また、第2の係止腕部111cが背面側パッケージ21の先端に当たっており、第1のロック部材111は、X1方向に(ロック解除位置P2の方向に)摺動することが制限されている。 【0028】図7(A),(B)に示すように、第2のロック部材112は、取付けられた状態でY1,Y2方向線に関して、第2のロック部材111は、天板54を挟むように嵌合する本体部112aと、この本体部112aのうち上側の先端の部分から上記頂板76の厚さの分上方に一段上がって先に(X1方向に)延びている第1の係止腕部112bと、この本体部112aのうち下側の先端の部分からZ2方向及びY2方向に延びている第2の係止腕部112cとよりなる。この第1のロック部材112は、第2の開口67に嵌合して取り付けてあり、本体部112aが天板54を挟んで嵌合しており、X1、X2方向に摺動可能である。第2の係止腕部112cはシェルフ本体51内に垂下しており、実装される前面側パッケージ20の先端によって押される位置に位置している。 【0029】図5(A),(B)に示すように、第2のロック部材112は、前面側パッケージ20が実装された状態で、第2の係止腕部112cが前面側パッケージ20の先端に押されてX1方向に摺動したロック位置P11にあり、第1の係止腕部112bが頂板76のうちX2方向寄りの部分を覆っている。また、第2の係止腕部112cが前面側パッケージ20の先端に当たっており、第2のロック部材112は、X2方向に(ロック解除P12の方向に)摺動することが制限されている。 【0030】この状態で、第1のロック部材111の段部111dと第2のロック部材112の段部112dとが、頂板76をX1、X2方向上挟んでおり、バックボード52の上端側が固定されている。ここで、図5(B)に示すように、背面側パッケージ21(前面側パッケージ20)のコネクタ21a(20a)が背面側コネクタ73(前面側コネクタ72)と嵌合する寸法をa、第1の係止腕部111b(112b)の長さをb、第1のロック部材111(第2のロック部材112)が摺動する距離をcとした場合に、a,b,cは、 a<b<cの関係を満足するように定めてある。 【0031】次に、バックボード52をシェルフ本体51から取り外す操作について説明する。バックボード52の保守(交換)は、以下の手順で行なう。 ■ 図3中、架装置100の前面扉82及び背面扉83を取り外す。 ■ 架装置100の背面側に位置し、取り外そうとするバックボード52が取りついているシェルフ装置50についてケーブル22を外す。 【0032】■ ねじ61、62(図1参照)を外して、シェルフ装置50をX1方向に引き、レール88、89上をすべらせて、図8に示すように、頂板76が架装置100の外に出る位置まで引き出す。以後、作業は、この状態で行なう。 ■ 前面側パッケージ20をコネクタ20aが前面側コネクタ72から抜けて外れる位置まで引く。背面側パッケージ21をコネクタ21aが背面側コネクタ73から抜けて外れる位置まで引く。前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21は、天板54及び底板53のレール54a,53aと嵌合してバックボード52に対する位置関係が維持された状態で、シェルフ本体51内に留まっている(図9参照)。 【0033】■ 図11(A)に示すように、指先で全部の第2のロック部材112をX2方向に移動させ、次いで図11(B)に示すように、指先で全部の第1のロック部材111をX1方向に移動させ、頂板76に対するロックを解除させる(図9参照)。 ■ 図10及び図11(C)に示すように、頂板76を掴んでバックボード52をZ1方向に引上げて開口65を通って上方に取り出す。背面側コネクタ73及び前面側コネクタ72は、夫々切り込み部65a、65bを通って抜け出る。 【0034】新しいバックボードの取付けは、上記とは逆の手順で行なう。上記のようにバックボード52の取り外し及び取付けはシェルフ装置50が架装置100に搭載された状態で行なわれるため、作業はし易い。また、上記ガイドレール57a,58aは上端側の幅が広くなっているため、新しいバックボードを開口65を通して入れるときに、ガイドレール57a,58aとの嵌合が容易になされ、よって、新しいバックボードは作業良く取付けられる。 【0035】また、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21は、天板54及び底板53のレール54a,53aと嵌合してバックボード52に対する位置関係が維持された状態でシェルフ本体51内に留まっているため、新しいバックボードを取付けた後は単に前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21をシェルフ本体51内に押し込めば足り、作業はし易い。また、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21は、天板54及び底板53のレール54a,53aと嵌合してバックボード52に対する位置関係が維持された状態でシェルフ本体51内に留まっているため、差し違い等のミスも起きない。 【0036】また、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21を新しいバックボードと接続するべく押し込むと、第2のロック部材112及び第1のロック部材111は、第2の係止腕部112c、111cを前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21の先端で押されてロック位置P11,P1に移動される。よって、第2のロック部材112及び第1のロック部材111をいちいちロック位置P11,P1に移動させる操作は不用である。 【0037】また、上記のa<b<cの関係に有るため、前面側パッケージ20及び背面側パッケージ21のコネクタ20a,21aが夫々前面側コネクタ72及び背面側コネクタ73から抜け出なければ、第1のロック部材111第2のロック部材112はロック解除位置P2,P12までは移動出来ず、よって、頂板76に対するロックは解除されず、バックボード52をZ1方向に引上げることは出来ない。よって、一部のコネクタ20a,21aが外れていず前面側コネクタ72及び背面側コネクタ73に接続されたままバックボード52を引上げてしまい、この結果、コネクタ20a,21aが天板54にぶつかって傷めてしまう事故が発生することを確実に防止出来る。 【0038】なお、寸法的に余裕がある場合には、各第1のロック部材111及び第2のロック部材112と天板54との間にバネを掛けて、第1のロック部材111及び第2のロック部材112をロック解除方向に移動するように付勢する構成とすることも出来る。この構成によれば、指先で第1、第2のロック部材111、112をロック解除位置に移動させる操作は不用となる。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、シェルフ本体の天板は、バックボードを出し入れするためのバックボードに対応した形状の開口を有する構成であるため、バックボードの取外しをこの開口を通して行なうことが可能となり、よって、バックボードの取外しを作業性良く行なうことが出来る。 【0040】また、請求項1の発明によれば、シェルフ本体の天板に、背面側パッケージが実装された状態で該バックボードを係止してバックボードが引上げられることを制限し、背面側パッケージのコネクタがバックボードの背面側コネクタより抜けない限り、バックボードを係止し続け、背面側パッケージのコネクタがバックボードの背面側コネクタより抜けるとバックボードに対する係止が解除可能となる第1のロック部材と、前面側パッケージが実装された状態でバックボードを係止してバックボードが引上げられることを制限し、前面側パッケージのコネクタがバックボードの前面側コネクタより抜けない限り、バックボードを係止し続け、前面側パッケージのコネクタがバックボードの前面側コネクタより抜けるとバックボードに対する係止が解除可能となる第2のロック部材とを設けた構成としたものであるため、一部のパッケージについてパッケージとバックボードとの接続が解除されずに接続された状態に残っている状態で誤ってバックボードを引き上げてしまう誤操作がされないように出来、よって、バックボードを無理に引き上げてパッケージに付いているコネクタを傷めてしまう事故を未然に防止することが出来、よって、バックボードの取外しが安全に行なえるように出来る。 【0041】請求項2の発明は、請求項1記載のシェルフ装置において、上記第1のロック部材は、該背面側パッケージに係止される係止部を有する構成としたものであるため、第1のロック部材は係止部を有することによって、背面側パッケージを挿入して実装させると、第1のロック部材が背面側パッケージによって押されてバックボードを係止する位置に移動させることが出来る。また、上記第2のロック部材は、該前面側パッケージに係止される係止部を有する構成としたものであるため、第1のロック部材は係止部を有することによって、前面側パッケージを挿入して実装させると、第1のロック部材が前面側パッケージによって押されてバックボードを係止する位置に移動させることが出来る。よって、第1のロック部材及び第2のロック部材をいちいちバックボードを係止する位置に移動させる面倒な操作が必要でなく、よって、操作性の向上を図ることが出来る。 【0042】請求項3の発明は、上記四角枠形状のシェルフ本体は、底板の上面に、上記バックボード本体の下縁が嵌合するレール部を有し、両側の側板の内側面に、上記バックボード本体の両側の縁を案内するガイドレール部を有し、且つ、上記第1のロック部材及び第2のロック部材は、上記バックボードを挟むように係止して該バックボードの上縁側を固定する構成としたものであるため、底板のレール部はバックボード本体の下縁を固定し、両側の側板の内側面のガイドレール部はバックボード本体の両側の縁を固定し、第1のロック部材及び第2のロック部材がバックボードを挟むことによってバックボードの下側部を固定することによって、上方からの挿入したバックボードをしっかりと固定することが出来る。 【0043】請求項4の発明は、上記ガイドレール部は、上端側の幅が下端側の幅より広い形状である構成としたものであるため、バックボードをシェルフ本体の天板の開口を通してシェルフ内に挿入する場合に、バックボード本体の両側の縁がガイドレール部に入り易くなり、新しいバックボードの上方からの挿入を簡単に行なうことが出来る。 【0044】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいづれか一項記載のシェルフ装置が架に搭載してある架装置において、架は、両側に柱部を有する架本体と前面扉と背面扉とよりなり、該架本体の両側の柱部の内側に、上記シェルフ装置の下面の左右端部分を摺動可能に支持するレール部を有し、該シェルフ装置が下面の左右端部分をレール部に支持されており、摺動して手前に引出し可能である構成としたものであるため、バックボードの交換をシェルフ装置を架から取り外すことなく、シェルフ装置を引出しのように架から一部引出した状態で行なうことが出来、バックボードの交換を作業性良く行なうことが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005223 【氏名又は名称】富士通株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠彦
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| 【公開番号】 |
特開平11−233976 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−29785 |
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