| 【発明の名称】 |
方向切換機能付きエクステンションカード |
| 【発明者】 |
【氏名】平山 龍
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| 【要約】 |
【課題】PWBモジュールに対する性能計測等の作業の操作性及び効率を向上可能な方向切換機能付きエクステンションカードを提供する。
【解決手段】切換えスイッチ2の各スイッチ部はコネクタ3の各ピンとコネクタ4の各ピンとを接続線の切換え動作を行う。コネクタ3はPWBモジュール6のコネクタ7に嵌合されて接続され、コネクタ4は壁10の近傍に配置された筐体8内に設けられた基板ラック9のコネクタ5に嵌合されて接続される。コネクタ3にはPWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bが嵌合する切り欠き3a〜3dが設けられ、コネクタ4には基板ラック9のコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合する突起部4a,4bが設けられている。方向切換機能付きエクステンションカード1の両面にはコネクタ4に接続される接続線に施されたジャンパピンが配設されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筺体内の基板ラックに差し込まれている状態で少なくとも前記基板の調整や性能計測を行う際に前記基板ラックと前記筐体の外部に引出された前記基板との間に配設される方向切換機能付きエクステンションカードであって、前記基板ラックに配設されたラック用コネクタに電気的に接続される第1のコネクタと、前記基板に配設された基板用コネクタに電気的に接続される第2のコネクタと、前記第2のコネクタに設けられかつ前記基板の部品搭載面が所定方向に向いている時に前記基板用コネクタの突起部が嵌合する第1の切り欠きと、前記第2のコネクタに設けられかつ前記基板の部品搭載面の向きが変更された時に前記基板用コネクタの突起部が嵌合する第2の切り欠きとを有することを特徴とする方向切換機能付きエクステンションカード。 【請求項2】 前記基板の部品搭載面が所定方向に向いている時に前記第2のコネクタの各ピンを前記第1のコネクタの各ピンに接続する第1の接続経路と前記基板の部品搭載面の向きが変更された時に上下が入れ替わった前記第2のコネクタの各ピンを前記第1のコネクタの各ピンに接続する第2の接続経路とを切換える切換え手段を含むことを特徴とする請求項1記載の方向切換機能付きエクステンションカード。 【請求項3】 前記第2のコネクタの各ピンを前記第1のコネクタの各ピンに接続する接続線に配設されかつ前記接続線を搭載する面及びその対向面各々に設けられるジャンパピンを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の方向切換機能付きエクステンションカード。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は方向切換機能付きエクステンションカードに関し、特に基板ラックに差し込まれている状態でのPWB(Printed Wire Board)モジュールの性能計測等を行う際に使用するエクステンションカードに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、エクステンションカードにおいては、筺体に設けられた基板ラックに差し込まれている状態で基板の調整や性能計測等を行う際に、基板ラックと外部に引出された基板との間に配設され、基板を外部に引出した状態で基板の調整や性能計測等が行われている。 【0003】すなわち、エクステンションカードには、図3に示すように、その両端にPWB(Printed Wire Board)モジュール6のコネクタ7に嵌合されて接続されるコネクタ22と、壁10の近傍に配置された筐体8内に設けられた基板ラック9のコネクタ5に嵌合されて接続されるコネクタ23とが設けられている。 【0004】ここで、エクステンションカード21のコネクタ22にはPWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bが嵌合する切り欠き22a,22bが設けられており、コネクタ23には基板ラック9のコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合する突起部23a,23bが設けられている。 【0005】また、エクステンションカード21では、図4に示すように、筺体8側のコネクタ23−1及びPWBモジュール6側のコネクタ22−1各々の同一位置のピンが夫々接続され、筺体8側のコネクタ23−2及びPWBモジュール6側のコネクタ22−2各々の同一位置のピンが夫々接続される回路構成となっている。 【0006】また、これらコネクタ22−1,22−2とコネクタ23−1,23−2とを接続する接続線に施されるジャンパピン24−1〜24−2n(nは正の整数)はエクステンションカード21の片面のみに実装されている。 【0007】通常、PWBモジュール6はコネクタ7の突起部7a,7bをコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合し、コネクタ7をコネクタ5に電気的に接続することで、筐体8内の基板ラック9に収容されている。 【0008】このPWBモジュール6を筺体8から引出してその調整や性能計測等を行う場合、PWBモジュール6を引出した後に筺体8にエクステンションカード21を挿入し、コネクタ23の突起部23a,23bを基板ラック9のコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合し、コネクタ23とコネクタ5とを電気的に接続する。 【0009】その後に、PWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bをエクステンションカード21のコネクタ22の切り欠き22a,22bに嵌合し、コネクタ7とコネクタ22とを電気的に接続する。この状態で、PWBモジュール6の調整や性能計測等が行われる。上記のエクステンションカードについては、実開平5−36884号公報等に開示されている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来のエクステンションカードでは、エクステンションカードに取付けられるPWBモジュールの部品面の向きが固定されているため、性能計測等を行う際にPWBモジュールの部品面が壁面を向いていると、その部品面が見えなくなり、部品面において内部のポイントの信号をあたることができないことがある。よって、限られたスペースでのPWBモジュールの性能計測等の作業において、操作性が低下するととも、最悪の場合には調整が不可能になることがある。 【0011】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、PWBモジュールに対する性能計測等の作業の操作性及び効率を向上させることができる方向切換機能付きエクステンションカードを提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明による方向切換機能付きエクステンションカードは、筺体内の基板ラックに差し込まれている状態で少なくとも前記基板の調整や性能計測を行う際に前記基板ラックと前記筐体の外部に引出された前記基板との間に配設される方向切換機能付きエクステンションカードであって、前記基板ラックに配設されたラック用コネクタに電気的に接続される第1のコネクタと、前記基板に配設された基板用コネクタに電気的に接続される第2のコネクタと、前記第2のコネクタに設けられかつ前記基板の部品搭載面が所定方向に向いている時に前記基板用コネクタの突起部が嵌合する第1の切り欠きと、前記第2のコネクタに設けられかつ前記基板の部品搭載面の向きが変更された時に前記基板用コネクタの突起部が嵌合する第2の切り欠きとを備えている。 【0013】すなわち、本発明の方向切換機能付きエクステンションカードは、従来のエクステンションカードとは異なり、PWBモジュールをどちらの向きからでも取り付けられるようにするための切換えスイッチと、部品実装面の向きが変わってもPWBモジュールのコネクタが接続可能なように切り欠きを備えたコネクタと、両面に実装されたジャンパピンとからなる。 【0014】これによって、限られたスペースで作業する際に作業のやりやすい向きにPWBモジュールを取り付けることが可能となり、従来のエクステンションカードでの作業と比較した場合に性能測定等の作業効率を向上することが可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の斜視図であり、図2は本発明の一実施例による方向切換機能付きエクステンションカードの平面図である。 【0016】これらの図において、本発明の一実施例による方向切換機能付きエクステンションカード1は切換えスイッチ2と、PWB(Printed Wire Board)モジュール6側のコネクタ3,3−1,3−2と、筺体8側のコネクタ4,4−1,4−2と、方向切換機能付きエクステンションカード1の両面に実装されたジャンパピン11−1〜11−4nとから構成されている。 【0017】切換えスイッチ2はスイッチ部2−1〜2−2nからなり、スイッチ部2−1〜2−nはコネクタ3−1のn本のピンをコネクタ4−1のn本のピンに接続される接続線とコネクタ4−2のn本のピンに接続される接続線とのいずれかに接続するための切換え動作を行い、スイッチ部2−(n+1)〜2−2nはコネクタ3−2のn本のピンをコネクタ4−1のn本のピンに接続される接続線とコネクタ4−2のn本のピンに接続される接続線とのいずれかに接続するための切換え動作を行う。 【0018】コネクタ3,3−1,3−2はPWBモジュール6のコネクタ7に嵌合されて電気的に接続され、コネクタ4,4−1,4−2は壁10の近傍に配置された筐体8内に設けられた基板ラック9のコネクタ5に嵌合されて電気的に接続される。 【0019】コネクタ3にはPWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bが嵌合する切り欠き3a〜3dが設けられており、コネクタ4には基板ラック9のコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合する突起部4a,4bが設けられている。尚、図1においては方向切換機能付きエクステンションカード1にコネクタ3,4のみ、PWBモジュール6にコネクタ7のみ、基板ラック9にコネクタ5のみを図示しているが、それらのコネクタは夫々2個ずつ有するものとする。また、図2に示すコネクタ3−1,3−2はコネクタ3と同様の構成となっており、コネクタ4−1,4−2はコネクタ4と同様の構成となっている。 【0020】ジャンパピン11−1〜11−n,11−(2n+1)〜11−3nは夫々コネクタ4−1のn本のピンに接続される接続線に施され、ジャンパピン11−(n+1)〜11−2n,11−(3n+1)〜11−4nは夫々コネクタ4−2のn本のピンに接続される接続線に施されている。 【0021】これら図1及び図2を参照して本発明の一実施例によるPWBモジュール6の調整や性能計測等を行う場合の動作について説明する。 【0022】通常、PWBモジュール6はコネクタ7の突起部7a,7bをコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合し、コネクタ7をコネクタ5に電気的に接続することで、筐体8内の基板ラック9に収容されている。 【0023】このPWBモジュール6を筺体8から引出してその調整や性能計測等を行う場合、PWBモジュール6を引出した後に筺体8にエクステンションカード1を挿入し、コネクタ4の突起部4a,4bを基板ラック9のコネクタ5の切り欠き5a,5bに嵌合し、コネクタ4とコネクタ5とを接続する。 【0024】その後に、PWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bをエクステンションカード1のコネクタ3の切り欠き3a,3bに嵌合し、コネクタ7とコネクタ3とを接続する。この状態で、PWBモジュール6の調整や性能計測等が行われる。 【0025】しかしながら、上記の方法でPWBモジュール6をエクステンションカード1に接続すると、PWBモジュール6の部品面6aが壁10の方向を向いてしまうので、性能計測等を行う際にPWBモジュール6の部品面6aが見えなくなり、部品面6aにおいて内部のポイントの信号をあたることができなくなる。 【0026】上述したような場合には、PWBモジュール6の部品面6aを壁10の方向とは逆方向に向け、PWBモジュール6のコネクタ7の突起部7a,7bをエクステンションカード1のコネクタ3の切り欠き3c,3dに嵌合し、コネクタ7とコネクタ3とを接続する。この状態で、PWBモジュール6の調整や性能計測等を行えば、PWBモジュール6の部品面6aを見ることができ、部品面6aにおいて内部のポイントの信号をあたることができる。 【0027】尚、PWBモジュール6の部品面6aの向きを変える場合には、PWBモジュール6のコネクタ7のn本のピンが上下逆さまになってしまい、コネクタ7のn本のピンが基板ラック9のコネクタ5のn本のピンに正しく接続されなくなる。そこで、切換えスイッチ2のスイッチ部2−1〜2−nをコネクタ3−1のn本のピンがコネクタ4−2のn本のピンに接続されるように設定し、スイッチ部2−(n+1)〜2−2nをコネクタ3−2のn本のピンがコネクタ4−1のn本のピンに接続されるように設定すれば、PWBモジュール6のコネクタ7を基板ラック9のコネクタ5に正しく接続することができる(図2参照)。 【0028】このように、筺体8内の基板ラック9に方向切換機能付きエクステンションカード1を取付けることによって、壁9側のPWBモジュール6を調整する時でも部品面6aが保守者に見える方向にPWBモジュール6を取付けて調整や性能計測等をすることができる。 【0029】すなわち、エクステンションカード1に切換えスイッチ2を取付け、PWBモジュール6側のコネクタ3,3−1,3−2に夫々PWBモジュール6の向きが変えられた時にコネクタ7の突起部7a,7bが嵌合可能なように切り欠き3a〜3dを設けるとともに、ジャンパピン11−1〜11−4nをエクステンションカード1の両面に取付けることによって、PWBモジュール6をどちらの向きからでもエクステンションカード1に取付けらるので、筺体8に差し込まれている状態でのPWBモジュール6の調整や性能計測等の操作性及び効率を向上させることができる。 【0030】したがって、限られたスペースで作業する際に作業のやりやすい向きにPWBモジュール6を基板ラック9に取付けることができるため、従来のエクステンションカードでの作業と比較した場合に作業効率が向上する。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、筺体に設けられた基板ラックに差し込まれている状態で少なくとも基板の調整や性能計測を行う際に基板ラックと筐体の外部に引出された基板との間に配設される方向切換機能付きエクステンションカードにおいて、基板ラックに配設されたラック用コネクタに電気的に接続される第1のコネクタと、基板に配設された基板用コネクタに電気的に接続される第2のコネクタと、基板の部品搭載面が所定方向に向いている時に第2のコネクタの各ピンを第1のコネクタの各ピンに接続する第1の接続経路と基板の部品搭載面の向きが変更された時に上下が入れ替わった第2のコネクタの各ピンを第1のコネクタの各ピンに接続する第2の接続経路とを切換える切換え手段とを含み、基板の部品搭載面が所定方向に向いている時に基板用コネクタの突起部が嵌合する第1の切り欠きと基板の部品搭載面の向きが変更された時に基板用コネクタの突起部が嵌合する第2の切り欠きとを第2のコネクタに設けらることによって、基板に対する性能計測等の作業の操作性及び効率を向上させることができるという効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000232047 【氏名又は名称】日本電気エンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−233975 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−30816 |
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