| 【発明の名称】 |
レール取付け型機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】大江 彰宏
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| 【要約】 |
【課題】支持レールの上下の係合辺に係合連結したレール取付け型機器が振動などによって大きく動揺するのを防止して、機器の内部構造や回路が破損したり、係合連結箇所が損傷するのを未然に回避できるようにする。
【解決手段】支持レール2の上下の係合辺2a,2bにレール取付け型機器1を取り付けるに、支持レール2が取り付けられた壁面Wと機器ケース3の背面との間に形成された空隙Cの上部および下部に、この空隙Cを埋めるスペーサ10,15を配備する。ここで、上下スペーサのうちの下方のスペーサ10を機器ケース3から一体突設するとともに、上方のスペーサ15を壁面Wと機器ケース3の背面との間に挿入装着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 壁面に取り付けられた支持レールの上下の係合辺に係合装着されるレール取付け型機器であって、支持レールが取り付けられた壁面と機器ケースの背面との間に形成された空隙の上部および下部の少なくとも一方に、この空隙を埋めるスペーサを配備してあることを特徴とするレール取付け型機器。 【請求項2】 前記スペーサを空隙の前記上部および下部に配備するとともに、上下のスペーサのうちの一方を機器ケースから一体突設するとともに、他方のスペーサを壁面と機器ケースの背面との間に挿入装着してある請求項1記載のレール取付け型機器。 【請求項3】 前記スペーサを空隙の前記上部および下部に配備するとともに、上下のスペーサのうちの一方を機器ケースから一体突設するとともに、他方のスペーサを壁面に対向する方向に弾性変形可能に機器ケースに装備してある請求項1記載のレール取付け型機器。 【請求項4】 前記スペーサを、機器ケース前面側から回動操作されるネジによって出退調節可能に機器ケースに装備してある請求項1記載のレール取付け型機器。 【請求項5】 出退変位可能な前記スペーサを機器ケースの背面内まで後退変位可能に構成するとともに、スペーサ出退調節用のネジを、後退変位したスペーサを貫通して機器ケースの背面より突出させるよう構成してある請求項4記載のレール取付け型機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット電源、温度調節器あるいはタイマ装置などの支持レールに取り付けられる各種のレール取付け型機器に関する。 【0002】 【従来の技術】図18は、従来のレール取付け型機器の一例であるユニット電源31の背面から見た斜視図であり、図19はその取り付け構造の側面図である。このレール取付け型機器を連結する支持レール32は、制御盤などの内壁面Wにネジ止めにより横架固定されるものであり、その上下にフランジ状の係合辺32a,32bが屈曲形成されている。また、レール取付け型機器31における機器ケース33の背面には支持レール32を係入する上下幅のレール溝34が横向きに形成され、このレール溝34の上部左右には支持レール32の上側の係合辺32aに係合される係合凹部35が形成されるとともに、レール溝34の下部中央には支持レール32の下側の係合辺32bに係合される可動係合片36が弾性的に上下スライド可能に備えられている。 【0003】このレール取付け型機器31の取り付けに際しては、図19(a)に示すように、先ず、機器ケース33を少し傾けた状態で係合凹部35を支持レール32の上側の係合辺32aに係合させ、次に機器ケース33の下部を壁面Wに向けて押しつける。この押しつけによって支持レール32の下側の係合辺32bが可動係合片36を押し下げ変位させながら乗り越え、図19(b)に示すように、復帰上昇変位した可動係合片36が係合辺32bに係合して、レール取付け型機器31が支持レール32の長手方向の任意の位置に係合連結されるのである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記のように構成された従来のレール取付け型機器においては、支持レール32に取り付けた状態において、壁面Wと機器ケース33の背面との間の上下に空隙Cが形成されることになり、何らかの原因で外部から振動が加わったような場合、支持レール32の係合辺32a,32bの弾性変形などによってレール取付け型機器31が上下の空隙Cのぶん大きく動揺し、機器の内部構造や回路が破損したり、係合連結箇所が変形あるいは損傷するおそれがあった。 【0005】本発明は、このような点に着目してなされたものであって、支持レールに係合連結したレール取付け型機器が振動などによって大きく動揺するのを防止して、機器の内部構造や回路が破損したり、係合連結箇所が損傷するのを未然に回避できるようにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明に係るレール取付け型機器の構成および作用は以下のようである。 【0007】請求項1に係る発明は、壁面に取り付けられた支持レールの上下の係合辺に係合装着されるレール取付け型機器であって、支持レールが取り付けられた壁面と機器ケースの背面との間に形成された空隙の上部および下部の少なくとも一方に、この空隙を埋めるスペーサを配備してあることを特徴とする。 【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記スペーサを空隙の前記上部および下部に配備するとともに、上下のスペーサのうちの一方を機器ケースから一体突設するとともに、他方のスペーサを壁面と機器ケースの背面との間に挿入装着してある。 【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記スペーサを空隙の前記上部および下部に配備するとともに、上下のスペーサのうちの一方を機器ケースから一体突設するとともに、他方のスペーサを壁面に対向する方向に弾性変形可能に機器ケースに装備してある。 【0010】請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記スペーサを、機器ケース前面側から回動操作されるネジによって出退調節可能に機器ケースに装備してある。 【0011】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、出退変位可能な前記スペーサを機器ケースの背面内まで後退変位可能に構成するとともに、スペーサ出退調節用のネジを、後退変位したスペーサを貫通して機器ケースの背面より突出させるよう構成してある。 【0012】 【作用】請求項1に係る発明によれば、機器ケースを支持レールの上下の係合辺に係合連結した状態において、壁面と機器ケース背面の上下に形成された空隙の少なくとも一方にスペーサが配備されるので、外部振動が加わったとしても、ケース背面の上部および下部の少なくとも一方が壁面に接近することがスペーサによって阻止され、機器ケースの大きい動揺が防止される。 【0013】請求項2に係る発明によれば、取り付け前には他方のスペーサは外されているので、このスペーサ装着側では機器ケースを壁面に十分接近させることができ、機器ケースを傾けながら支持レールへの係合操作を行うことができる。そして、支持レールの上下の係合辺に機器ケースを係合連結した後、他方のスペーサを壁面とケース背面との間に挿入することで、壁面とケース背面との間に形成された上下の空隙にそれぞれスペーサが存在することになり、外部振動が加わったとしても、ケース背面の上部および下部が壁面に接近することが上下のスペーサによって阻止され、機器ケースの大きい動揺が防止される。 【0014】請求項3に係る発明によれば、他方のスペーサが弾性変形できるので、このスペーサを壁面に強く圧接変形させることで、このスペーサ装着側で機器ケースを壁面に十分接近させることができ、機器ケースを傾けながら支持レールへの係合操作を行うことができる。そして、支持レールの上下の係合辺に機器ケースを係合連結した状態では、壁面とケース背面との間に形成された上下の空隙にそれぞれスペーサが存在することになり、外部振動が加わったとしても、ケース背面の上部および下部が壁面に接近することが上下のスペーサによって阻止され、機器ケースの大きい動揺が防止される。 【0015】また、弾性変形状態で壁面に押圧されたスペーサは、その押圧反力で機器ケースを常に弾性的に押圧するので、支持レールとの係合連結箇所でガタが発生していても、これを吸収することができる。 【0016】請求項4に係る発明によれば、スペーサが出退調節できるので、このスペーサを後退変位させることで、このスペーサ装着側で機器ケースを壁面に十分接近させることができ、機器ケースを傾けながら支持レールへの係合操作を行うことができる。そして、支持レールの上下の係合辺に機器ケースを係合連結した後に、後退させていたスペーサを壁面に当接するまで進出させることで、壁面とケース背面との間に形成された上下の空隙にそれぞれスペーサを配備して、機器ケースの大きい上下動揺を阻止する。 【0017】また、進出させたスペーサによる壁面への押しつけ反力で機器ケースを前方側に押圧することになり、支持レールとの係合連結箇所でガタが発生していても、これを吸収することができる。 【0018】請求項5に係る発明によれば、スペーサを出退させるネジを、支持レールを介することなく機器ケースを壁面に直接ネジ止めする際の連結ネジに兼用することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明を制御盤などに組付けられるユニット電源に適用した場合の実施の形態のいくつかを図面に基づいて説明する。 【0020】〔第1例〕図1は、本発明に係るレール取付け型電気機器の一例であるユニット電源1を支持レール2に取付けた状態の前面側から見た斜視図、また、図3は、ユニット電源1を背面側から見た斜視図である。 【0021】支持レール2は板金プレス加工(あるいはアルミ押出し成型)によって製作された幅数十mm、長さ500〜1000mm程度の長尺部材であり、その上下の折曲げ側辺に沿って上向きおよび下向きにフランジ状に突出した係合辺2a,2bが備えられている。この支持レール2は、そのままの長さで、あるいは適当な長さに切断されて制御盤内などの壁面Wに横向き水平姿勢でネジ止め固定される。 【0022】ユニット電源1は、電源回路機構を内装したプラスチック製の機器ケース3の前面に、複数の接続端子を備えた2列の外部配線部4が設けられるとともに、機器ケース3の背面側の四隅に、ユニット電源1を壁面Wに直接にネジ止めする際に利用する取付け孔5が形成されている。また、ケース背面の上下中央箇所には、ユニット電源1を支持レール2に嵌合連結するために、支持レール2の上下幅と略同幅のレール溝6が形成されている。 【0023】レール溝6における上側縁の左右には、支持レール2の上側の係合辺2aに上方から係合する係合凹部7が形成されるとともに、レール溝6における下側には、支持レール2の下側の係合辺2bに係合するプラスチック製の可動係合片8がレール溝6に対して出退自在に配備されている。この可動係合片8は、ケース背面に上下スライド自在に装着されるとともに、可動係合片8の内部に片持ち状に一体形成したアーム8aの遊端部がケース背面にピン係合され、このアーム8aの弾性力によって可動係合片8がレール溝6側に付勢突出されている。また、この可動係合片8の下端には係合解除用の操作突起8bが連設されている。この操作突起8bは、可動係合片8がレール溝6側に付勢突出された状態において、ケース3の下端から数mm突出するものであり、その前面側にはドライバー等を差し入れる操作穴8cが図6に示されるように形成されている。 【0024】また、機器ケース3における背面の左右下端部には、動揺防止用として舌片状のスペーサ10が一体突設されている。図4(a),(b)に示すように、このスペーサ10には、切り溝11やマーク線12が形成されており、この切り溝や切断用マーク線に沿って切断することで、支持レール2の高さに対応してスペーサ10の突出高さを2段に選択できるようになっている。 【0025】本発明に係る第1例のレール取付け型電気機器は以上のように構成されており、次に支持レール2への着脱操作について説明する。 【0026】ユニット電源1を取付けるに際しては、先ず図5(a)に示すように、機器ケース3を少し傾けた姿勢で支持レール2に近づけて、レール溝6における係合凹部7を支持レール2の上側の係合辺2aに上方から斜めに係合する。次に機器ケース3の下部を支持レール2側に押しつけてゆくと、支持レール2の下側の係合辺2bの先端が、突出状態にある可動係合片8の先端に形成した傾斜ガイド面sに当接し、この状態からケース3の下部を更に支持レール2側に強く押しつけると、傾斜ガイド面sのカム作用によって可動係合片8が下方に押圧され、アーム8aが弾性変形されながら可動係合片8が下方に後退変位される。係合辺2bが可動係合片8を乗り越えてレール溝6の底面に到達すると、図5(b)に示すように、可動係合片8が弾性的に復帰上昇して係合辺2bに背部から係合する。 【0027】ここで、レール溝6の底面の左右上下には、僅かに隆起する筋状突起13,14が設けられており、上側の係合辺2aが、上側の筋状突起13に乗り上がりながら係合凹部10にこじ入れ状態で係入されることで、係合辺2aと機器ケース3とがガタつきなく嵌合されるとともに、下側の左右の筋状突起14に係合辺2bが乗り上がった状態で、その中間部に可動係合片8が係合することによって、係合辺2bと機器ケース3とがガタつきなく嵌合されるようになっている。 【0028】また、この例の場合、支持レール2の高さに合わせてスペーサ10は予め短く切断調整されており、支持レール2へユニット電源1を装着した状態では、スペーサ10の先端が壁面Wに当接して、ケース3の下部が壁面Wに接近するのが阻止される。また、図6に示すように、ケース3の背面の上部と壁面Wとの間に、予め準備された別体のスペーサ15を挿入することで、ケース3の上部が壁面Wに接近するのが阻止される。このように、機器ケース3の下部および上部と壁面Wとの間に形成された空隙Cをスペーサ10,15で埋めることで、ユニット電源1が上下に大きく動揺するのを防止することができる。 【0029】なお、別体に構成された上部のスペーサ15およびこれを受ける機器ケース背面には、互いに噛み合う凹凸部16,17がそれぞれ形成され、挿入したスペーサ15が容易には上方に抜け出さないようになっている。また、挿入装着されたスペーサ15の一部が、機器ケース3の上面に形成された浅い凹部18に係入され、この係合によってスペーサ15が横方向へ外れるのが阻止されるようになっている。 【0030】また、図2に示すように、別体のスペーサ15は階段状に形成されており、高さの小さい支持レール2が使用され、壁面Wと機器ケース背面との空隙Cが小さい場合には、図6に示すように、厚さの小さい部分15aが壁面Wとケース背面との間に挿入され、また、高さの大きい支持レール2が使用され、壁面Wと機器ケース背面との空隙Cが大きい場合には、図7に示すように、厚さの大きい部分15bが壁面Wとケース背面との間に挿入される。また、空隙Cが大きい場合には下部のスペーサ10は長いまま使用される。 【0031】ユニット電源1の支持レール2への固定を解除して取り外し、あるいは横移動する場合には、ケース3の下面から突出している操作突起8bの操作穴8cにドライバーなどをケース前面側から差し入れ、ドライバーをケース下面に支えながら梃子のようにしてこじり下げることで、可動係合片8を強制的にレール溝6から後退変位させて、可動係合片8を係合辺2bから外せばよい。 【0032】〔第2例〕図8および図9に、本発明に係るレール取付け型機器の第2例が示されている。この例では、機器ケース3背面の下部左右に前例と同様にスペーサ10が一体突設されるとともに、機器ケース3背面の上部左右に、ゴム等の弾性材からなる円柱状のスペーサ20が圧入装着されている。 【0033】支持レール1への機器取り付けに際しては、図9(a)に示すように、上部のスペーサ20を圧縮変形させるように機器ケース3の上部を強く壁面Wに押しつけて、係合凹部7を支持レール2の係合辺2aに係合した後、ケース下部を壁面側に押しつけることで、図9(b)に示すように、可動係合片8を支持レール2の係合辺2bに係合させる。 【0034】この構成によると、下部のスペーサ10の壁面Wへの当接によって機器ケース3下部が壁面W側へ接近するのが完全に阻止されるとともに、上部のスペーサ20が壁面Wに弾性的に圧接されることで機器ケース3上部が壁面W側へ接近するのが抑制されることになり、機器ケース3の大きい上下動揺が抑制されることになる。 【0035】〔第3例〕図10および図11に、本発明に係るレール取付け型機器の第3例が示されている。この例では、機器ケース3背面の下部左右に第1例と同様にスペーサ10が一体突設されるとともに、機器ケース3背面の上部左右にも同様なスペーサ21が一体突設されている。このように機器ケース3背面の上下左右にスペーサ10,21が突設されると、前例のように機器ケース3を傾けながら支持レール2の上部係合辺2aに先に係合させることができないので、レール溝6の上部中央にも、弾性アーム22aによって下向きに突出付勢された可動係合片22が備えられ、図11に示すように、壁面Wと平行に機器ケース3を支持レール2の押しつけて、上下の可動係合片22,8を略同時に乗り越え係合させることになる。このようにして取り付けられた機器ケース3は、その上下において壁面Wとの空隙Cがスペーサ21,10で埋められ、上下動揺が確実に阻止された状態となる。 【0036】〔第4例〕図12および図15に、本発明に係るレール取付け型機器の第4例が示されている。この例では、機器ケース3の背面の四隅に出退可能なスペーサ23が装着されている。このスペーサ23は中心にネジ孔24を有する六角軸状に構成されており、機器ケース3の背面に開口して形成された六角孔25にケース背面側から挿入される。また、機器ケース3の上下端面には各六角孔25に連通する細長い開口26が形成され、この開口26を通してネジ27が挿入されて、六角孔25に装着されたスペーサ23に前方からねじ込まれる。このネジ27にはネジ部27aより小径の軸部27bが備えられており、軸部27bが前記開口26の前方壁部28に形成された凹溝29に係入され、ネジ部27aの前端部が開口26の前方壁部28に当接して、ネジ27の前方への離脱が阻止されるようになっている。なお、前記ネジ部27aには右ネジが切られている。 【0037】この構成によると、支持レール2への装着時には、予めネジ27を右に回転操作してスペーサ23をケース背面より没入するまで後退させておき、前例と同様に機器ケース3を傾けて支持レール2の上部の係合辺2aに係合凹部7を係合させた後、下部の係合辺2bに可動係合片8を係合させ、その後、ネジ27を左に回転操作してスペーサ23をケース背面より突出させ、図14に示すように、突出させた各スペーサ23を壁面Wに当接させることで、機器ケース3を確実強固に固定することができる。 【0038】なお、ネジ27を右に回転操作してネジ部27a全体をスペーサ23から背面側に突出させると、図15に示すように、このネジ27を、機器ケース3を壁面Wに直接取り付ける場合の連結ネジに使用することができる。 【0039】〔第5例〕図16および図17に、本発明に係るレール取付け型機器の第5例が示されている。この例は、前記第4例におけるスペーサ23を変形したものであり、六角軸状のスペーサ23の端部に大径の当接部23aを連設することで、壁面Wへの接触面積を大きくして、当接部位に働く面圧を小さくして壁面Wの変形損傷を防止できるようになっている。 【0040】〔その他の変形例〕図示しないが、本発明は以下のような形態で実施することもできる。 【0041】(1)機器ケース3の背面に一体突設したスペーサ10は、必ずしも壁面Wに密着して当接する必要はなく、壁面Wとの間に若干の間隙があっても機器ケース3の大きい動揺を十分防止することができる。 【0042】(2)機器ケース3の背面下部にスペーサ10を一体突設し、背面上部に第4例あるいは第5例に示す出退調節可能なスペーサ23を装備して実施することもできる。 【0043】(3)機器ケース3の背面における四隅の全てに、第2例の上部スペーサとして利用した弾性変形可能なスペーサ20を装備してもよい。この場合、機器ケース3の上下動揺を完全に阻止することはできないが、大きい動揺を抑制して機器を保護する機能は十分発揮する。 【0044】(4)弾性変形可能なスペーサ20としては、ゴムを利用する他にコイルバネを用いることも可能である。また、樹脂製のスペーサをコイルバネで突出付勢したものを機器ケース3に装着して実施することも可能である。 【0045】(5)可動係合片8がレール溝6の上部に配備される場合には、機器ケース3を逆方向に傾けて支持レール3の下側の係合片2bから先に係合操作できるよう、各例における固定のスペーサ10を上部に設け、挿入式のスペーサ15、弾性変形可能なスペーサ20、出退可能なスペーサ23を下部に配備するとよい。 【0046】(6)スペーサは、上下の一方のみに設けてもよく、また、上述の各実施例のスペーサを任意に組み合わせてもよい。 【0047】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のような効果が期待できる。 【0048】請求項1に係る発明によると、支持レールに係合連結された機器ケースの背面と壁面との間に形成された空隙にスペーサを配備するので、外部からの振動を受けても機器ケースが上下の大きく動揺することがなくなり、機器ケースの内部構造や回路が損傷したり、係合連結部位が変形あるいは損傷することを防止でき、レール取付け型機器の耐久性を向上することができる。 【0049】請求項2に係る発明によると、機器ケースを傾けながらの装着ができ、従来と同様に取り扱うことができるものでありながら、スペーサ挿入状態では、機器ケースの背面の上部および下部が壁面に接近するのを阻止して、機器ケースが大きく上下動揺するのを防止することができ、レール取付け型機器の耐久性を向上することができる。 【0050】請求項3に係る発明によると、機器ケースを傾けながらの装着ができ、従来と同様に取り扱うことができるものでありながら、支持レールへの取り付け状態では機器ケースが大きく上下動揺するのを防止することができ、レール取付け型機器の耐久性を向上することができる。しかも、弾性変形可能なスペーサの弾性力によって支持レールと機器ケースとの間に発生したガタをも吸収でき、振動のない取り付け状態を得ることができる。 【0051】請求項4に係る発明によると、機器ケースを傾けながらの装着ができ、従来と同様に取り扱うことができるものでありながら、支持レールへの取り付け状態では機器ケースが大きく上下動揺するのを防止することができ、レール取付け型機器の耐久性を向上することができる。しかも、壁面に押圧させたスペーサの反力によって支持レールと機器ケースとの間に発生したガタをも吸収でき、振動のない取り付け状態を得ることができる。 【0052】請求項5に係る発明によると、機器ケースを直接壁面に取り付ける際には、スペーサ出退用のネジを壁面への連結ネジに利用できるので、直接取り付け用の連結ネジを別途準備しておく必要がなく、取扱い性および部品管理の点で有効となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002945 【氏名又は名称】オムロン株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月12日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 和秀
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| 【公開番号】 |
特開平11−233970 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−29546 |
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