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【発明の名称】 電子機器のフタ構造
【発明者】 【氏名】大池 聡

【要約】 【課題】開閉、固定、挿入が容易にできるフタ構造を提供する。

【解決手段】筐体1のケースウエ2に嵌合されるフタ3構造であって、フタの両側に開閉の軸となる長円凸部31を設け、ケースウエ2の両側に、長円凸部31が嵌入する間隙部21とその間隙部21に沿って長円凸部31が摺動する溝22を設けたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】筐体(1)のケースウエ(2)に嵌合されるフタ(3)構造であって、前記フタの両側に開閉の軸となる長円凸部(31)を設け、前記ケースウエの両側に、前記長円凸部が嵌入する間隙部(21)と、前記間隙部に沿って前記長円凸部が摺動する溝(22)とを設けたことを特徴とする電子機器のフタ構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子機器のフタ構造に係わり、特にフタの開閉、固定、挿入が容易にできる電子機器のフタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフタ構造は、図3、図4(a)で示すようにケースウエ5とフタ6で構成されており、ケースウエ5に基板が取付けられ、設定スイッチ71、取付ネジ72など外部からの操作が必要な部品はケースウエ5だけでは部品を覆うことができず、部品を隠すためにフタ6をケースウエ5に嵌合させて覆っている。
【0003】図3の構造では、ケースウエ5にフタ6嵌合用の穴があり、フタ6にある凸部を穴に差し込んで嵌合させる構造になっており、フタ6を矢印の方向に外すとケースウエ5とフタ6は分離する。また、図4(a)で示すようにフタ6に凸部61を設けケースウエ5に凹部51を設け嵌合させ、図4(b)、(c)で示すようにフタ6を開けておくにはケースウエ5にフタ6を固定する凸部52を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器のフタ構造はフタ6を開ける時、ケースウエ5とフタ6が分離するためフタ6を紛失しやすい。また、ケースウエ5とフタ6を嵌合させるには、フタ6をたわませケースウエ5の凹部51にフタ6の凸部61を差し込むため嵌合が非常に難しく、フタ6を開けておくには、ケースウエ5にフタ6を固定するための凸部52が必要となる問題がある。
【0005】本発明は、この難点を解決するためになされたもので、フタ3の開閉、固定、挿入が容易にできる構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明による電子機器のフタ構造は、筐体のケースウエに嵌合されるフタ構造であって、フタの両側に開閉の軸となる長円凸部を設け、ケースウエの両側に、長円凸部が嵌入する間隙部とその間隙部に沿って長円凸部が摺動する溝を設けたことを特徴とするものである。
【0007】このように構成された電子機器のフタ構造において、ケースウエに対しフタを容易に挿入でき、嵌合されたフタは外れにくく、また、開けられたフタは溝に沿って自動的に下へさがり、ケースウエ壁面にて固定される。
【0008】
【発明の実態の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態例について図面を参照して詳述する。本発明は図1に示すように、筐体1の一部であるケースウエ2とフタ3から構成される。図2(a)はケースウエ2の間隙部21とフタ3の長円凸部31の嵌合状態を示す断面図である。図1にある差し込み口4にドライバーなどを差し込み、図2(b)で示すように、上に持ち上げ開けられたフタ3は長円凸部31が溝22に沿って自動的に下へさがり、同時にフタ3は倒れ込み、図2(c)で示すようにケースウエ2の壁面23に当たり固定される。閉める時もフタ3を上にあげれば長円凸部31は溝22に沿って上にあがり、元の位置でフタ3は閉まり、フタ3の開閉、固定の動作は容易に出来ることを示している。また、図2(d)で示すように、ケースウエ2に対しフタ3を傾かせ矢印の方向にひねればフタ3の長円凸部はケースウエ2の間隙部21に潜り込み、容易にフタ3をケースウエ2内部に挿入することができ、潜り込んだフタ3とケースウエ2の嵌合状態は図2(b)のようになり、図2(e)のようにフタ3を倒せば、フタ3の長円凸部は図2(a)のようになり、ケースウエ2からフタ3を外そうとしても長円凸部がケースウエ2内部で当たり、フタ3は外れにくい構造となる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明による電子機器のフタ構造によれば、フタがケースウエに容易に挿入でき外れにくく、かつ、開閉もフタをケースウエから分離することなく、容易に動作ができ、フタの固定構造も必要としないので、フタの開閉、固定、挿入が容易にできる構造を提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000100908
【氏名又は名称】アイホン株式会社
【出願日】 平成10年(1998)2月9日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−233961
【公開日】 平成11年(1999)8月27日
【出願番号】 特願平10−26998