| 【発明の名称】 |
電気装置の共用筐体 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 哲也
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| 【要約】 |
【課題】表示部及び操作部の配置についての異なる要求があっても個々の要求に応じた配置の可能な電気装置の共用筐体を提供する。
【解決手段】表示素子実装プリント板32の位置を保持する表示プリント板保持構造34と、操作スイッチ実装プリント板33の位置を保持する操作スイッチプリント板保持構造35とを共用筐体31の異なる位置に設ける。表示素子実装プリント板32を組み込む場合、表示素子は共用筐体31の外部より開口部36を通して視認される。操作スイッチ実装プリント板33を組み込む場合、操作スイッチの手動操作部は共用筐体31の外部より開口部36を通して操作される。操作スイッチ実装プリント板33を開口部36から離れた位置に保持させるようにすると、装置外部の静電気からの影響を受けにくくなる。プリント板保持構造にレール構造を用いると、共用筐体31への反りの発生が軽減可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示素子または操作スイッチのいずれかを含む電気部品が実装されているプリント板を有する電気装置で共用され、プラスチック材料よりモールド成形してなり、表示素子が実装されている前記プリント板を、前記筐体の外部より該筐体の開口部を通して該表示素子を視認させる位置に保持する表示プリント板保持構造と、 操作スイッチが実装されている前記プリント板を、前記表示プリント板保持構造で保持されたときのプリント板とは異なる位置であって、前記開口部を通して該操作スイッチの手動操作部を前記筐体の外部より操作させる位置に保持する操作スイッチプリント板保持構造と、を有する、ことを特徴とする電気装置の共用筐体。 【請求項2】 前記操作スイッチプリント板保持構造は、該操作スイッチプリント板保持構造により保持されたときのプリント板の位置が前記表示プリント板保持構造により保持されたときのプリント板の位置よりも前記筐体の前記開口部に対して離れて配置されるように設けられることを特徴とする請求項1に記載の電気装置の共用筐体。 【請求項3】 前記表示プリント板保持構造又は前記操作スイッチプリント板保持構造のいずれか若しくは両方は、レール構造であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の電気装置の共用筐体。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電気装置のための筐体の構造に関し、特に、異なる電気装置において共用することを可能とする筐体の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】軽量で、電気絶縁性があり、成形が容易である利点を有するプラスチック材料を用いて電気装置の筐体を製造することは以前から行われている。プラスチックの成形方法はモールド成形が一般的である。モールド成形では金型を用いるのであるが、この金型の制作費は非常に高価である。従って、金型の制作費を回収するためには、たとえ安価なプラスチック材料を用いたとしても、同一の筐体をある程度大量に製造しないと筐体のコストが極めて高いものとなってしまう。そこで、異なる電気装置に同一の筐体を共用して筐体の使用数を増やし、筐体のコストを低下させることが行われている。 【0003】図6は、従来の共用筐体の一例を示す図である(以下、従来例1ともいう)。同図は、共用筐体1を3方向から投影した図である。この共用筐体1は、工場の製造ラインなどで工作機械等のシーケンス制御を行なうシーケンサ装置(プログラマブル・ロジック・コントローラなどともいう)の筐体として使用されていたものである。この例のシーケンサ装置では、機能の違いにより、LED(発光ダイオード)素子による表示を行なって装置の操作者に対して情報を伝達することが必要な機種と、手動の操作スイッチを介して装置の操作者からの指示を受け付けることが必要な機種とが存在しており、同図の共用筐体1はこれらの機種で共用されていた。 【0004】図6において、共用筐体1はプラスチック材料からモールド成形されて製造されたものであり、主プリント板固定ツメ2、副プリント板保持部3、端子台取付穴4、インサートナット5(共用筐体1に予め埋め込まれているナット)を有している。 【0005】図7は、図6に示す共用筐体にシーケンサ装置の各構成要素を組み込む方法を説明する図である。共用筐体1は、LED素子が実装されているLED表示プリント板6と、手動の操作スイッチが実装されている操作スイッチプリント板7との外形の寸法を同一にして、副プリント板保持部3にそのいずれであっても保持できるようにすることで、これらの機種で使用する筐体の共用を可能とするものであった。 【0006】図7を更に説明する。主プリント板8はシーケンサ装置の主要回路を構成する電子部品が実装されており、図6に示す5ヵ所の主プリント板固定ツメ2に主プリント板を嵌め込むことにより共用筐体1に固定される。 【0007】LED表示プリント板6と操作スイッチプリント板7とは、シーケンサ装置の機種の違いによりそのいずれかが選択され、接続ケーブル9を介して主プリント板8と電気的に接続される。これらの基板は副プリント板保持部3の凹部に嵌め込まれ、更にその上からカバー10を被せることにより共用筐体1に固定される。なお、図7に示すカバー10はLED表示プリント板6を固定するためのものであり、外部からLED素子の発光が認識できるように光を透過する材質のもので作られている。操作スイッチプリント板7を固定するためのカバーは図示していないが、操作スイッチが外部から操作できるように、カバー10に操作スイッチの手動操作レバーを貫通させるための穴を開けたものを使用する。 【0008】端子台11は、配線材を接続するための端子が並べられている部品であり、端子台11に接続される配線材を介してシーケンサ装置と他の機器とが電気的に接続され、種々の信号の授受が行なわれる。シーケンサ装置は制御盤などに組み込まれて設置されるのが一般的であり、端子台11へ配線材の接続を済ませた設置完了の状態でコンパクトであることが望まれる。図6に示す共用筐体1がL字状の形状を採用し、端子台11の取り付けの位置がそのL字状の内側に設けられているのは、端子台11へ接続した配線材の引き回しによって余分に必要となるシーケンサ装置を設置するためのスペースを出来るだけ少なくするためである。 【0009】端子台11は端子台取付穴4に嵌め込まれ、更に端子台11の上からネジをインサートナット5へ締め付けることにより共用筐体1に固定される。なお、このとき、主プリント板8の周部に設けられている端子台接続部12が端子台11の有するプリント板挿入接続部13に挿入されることにより、主プリント板8と端子台11とが電気的に接続される。 【0010】次に図8について説明する。同図は、従来例1と同じシーケンサ装置に用いられた共用筐体の別の例を示す図である(以下、従来例2ともいう)。この例では、筐体を2分割し、また、主プリント板をL字状の形状としてLED表示プリント板あるいは操作スイッチのいずれかを直接実装するようにして、筐体の共用を可能とするものであった。 【0011】図8を更に説明する。筐体A21及び筐体B22は共にプラスチック材料からモールド成形により製造されたものである。筐体B22には従来例1の共用筐体1と同様に、端子台取付穴4、インサートナット5を有している。また、筐体A21及び筐体B22の内側面には溝24を有している。 【0012】主プリント板23はL字状の形状を有しており、シーケンサ装置の主要回路を構成する電子部品が実装されている他に、シーケンサ装置の有する機能の違いにより、LED素子が実装されているLED表示プリント板25あるいは操作スイッチ26のいずれかが実装されている。 【0013】主プリント板23はその周縁部を溝24に沿わせて筐体A21に差し込まれ、その後、筐体B22をその溝24に主プリント板23の周縁部を沿わせながら筐体A21に被せて嵌め込むことで筐体A21と筐体B22とは一体となり、主プリント板23は固定される。 【0014】カバー10及び端子台11の取り付けは従来例1における共用筐体1への取り付けと同様である。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】図9は、従来例1における問題点を説明する図である。同図はプリント板の組み込みを終えた共用筐体1の副プリント板保持部3の部分を3方向から投影した図であり、同図(a)ではLED表示プリント板6を、また、同図(b)では操作スイッチプリント板7をそれぞれ嵌め込み、カバー10を被せて固定した状態を示している。 【0016】前述したように、同図(b)ではカバー10に穴を開けて操作スイッチのレバーを貫通させ、シーケンサ装置の外部でのスイッチ操作を可能としている。従って、操作スイッチプリント板7は装置外部からの静電気を受けやすい。外部から受ける静電気の影響を軽減するためには、カバー10から操作スイッチプリント板7の表面までの距離Aの値をなるべく大きくして空間距離を確保することが有効である。 【0017】ところが、同図(a)においては、カバー7からLED表示プリント板6の表面までの距離Aの値を小さくした方が、シーケンサ装置の外部からLED表示を見込む視野角(同図における角度B)が大きくなり、良好な視認性が得られるので、好ましい。 【0018】このようにLED表示プリント板6を取り付ける場合と操作スイッチプリント板7を取り付ける場合とでは、取り付け位置に関して異なる要求がなされることがあり、プリント板の取り付け部を共用する従来例1では、そのいずれかを妥協しなければならない問題があった。 【0019】一方、従来例2では、主プリント板23上におけるLED表示プリント板25と操作スイッチ26の取り付け位置を異ならせることが可能であるので、従来例1のような問題はないが、別の問題があった。 【0020】図10は、従来例1及び2で使用していた各プリント板の外形を示す図である。 同図(a)に示す従来例1では、主プリント板8は、ほぼd×eの長方形の形状からその角の1つを長方形に切り欠いた外形とし、更にその切り欠いた部分をLED表示プリント板6、あるいは操作スイッチプリント板7として使用していた。プリント板は一般に大きな長方形の板材を分割して所望の外形のプリント板に加工するので、加工後のプリント板の外形は長方形に近い形状の方が、不必要な端材の発生が少なくて済む。従って、従来例1におけるプリント板の基板設計は板取効率が良好である。 【0021】ところが、同図(b)に示す従来例2では、主プリント板23は、ほぼd×eの長方形の形状から小さな長方形が部分的に張り出した外形になってしまっていた。このような外形では、板材から主プリント板23への加工時に端材が大量に発生してしまう。このように、従来例2は、単にプリント板の面積が大きくなるだけでにとどまらず、板取効率の悪い基板設計となるため、プリント板のコストが高騰する問題があった。 【0022】また、従来例2では、筐体を2分割し、筐体A21と筐体B22という複雑な立体形状を有する2つの筐体をそれぞれをモールド成形によりプラスチック材から製造していたので、従来例1と比較すると、筐体のコストまでもが上昇していた。 【0023】このように、従来例2では、コストの上昇が大きな問題であった。以上の問題を鑑み、表示部もしくは操作部のいずれかを有する電気装置で共用可能であり、表示部及び操作部の配置についての異なる要求があっても個々の要求に応じた配置の可能な筐体を提供することが本発明が解決しようとする課題である。 【0024】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、表示素子または操作スイッチのいずれかを含む電気部品が実装されているプリント板を有する電気装置で共用され、プラスチック材料よりモールド成形してなり、表示素子が実装されている前記プリント板を、前記筐体の外部より該筐体の開口部を通して該表示素子を視認させる位置に保持する表示プリント板保持構造と、操作スイッチが実装されている前記プリント板を、前記表示プリント板保持構造で保持されたときのプリント板とは異なる位置であって、前記開口部を通して該操作スイッチの手動操作部を前記筐体の外部より操作させる位置に保持する操作スイッチプリント板保持構造と、を有する、ことを特徴としている。 【0025】図1は、本発明の共用筐体の構造を説明する図である。なお、同図は、本発明の基本思想をわかりやすく説明するために、各プリント板の配置位置の違いを誇張して描いてある。 【0026】同図において、表示素子実装プリント板32には、例えば、LED、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、等の表示素子を含む電子部品が実装されているが、手動で操作するスイッチは実装されていない。一方、操作スイッチ実装プリント板33には、手動操作により接続の切り換えが行なわれる操作スイッチを含む電子部品が実装されている。 【0027】共用筐体31には、表示素子実装プリント板32の位置を保持するための構造である表示プリント板保持構造34と、操作スイッチ実装プリント板33の位置を保持するための構造である操作スイッチプリント板保持構造35とがそれぞれ異なる位置に設けられている。 【0028】表示プリント板保持構造34に表示素子実装プリント板32を保持させた場合には、表示素子実装プリント板32に実装されている表示素子は、共用筐体31に設けられている開口部36を通して共用筐体31の外部より視認される。また、操作スイッチプリント板保持構造35に操作スイッチ実装プリント板33を保持させた場合には、操作スイッチ実装プリント板33に実装されている操作スイッチの手動操作部は、開口部36を通して共用筐体31の外部より操作される。このように構成することにより、一種類の筐体で、表示部及び操作部の配置についての異なる要求に個別に応じることができるようになる。 【0029】なお、本発明において、共用筐体に設けられる表示プリント板保持構造及び操作スイッチプリント板保持構造は、例えば、後述するレール構造、あるいは、プリント板のビス止めのためのナットが埋め込まれた構造、など、電気部品が実装されたプリント板を固定して保持するために設けられる構造であれば、どのようなものでも良い。 【0030】また、表示プリント板保持構造に表示素子実装プリント板を保持させる場合に、表示素子実装プリント板を保護する等のために、光を多少なりとも透過させる材料により作られるカバーで開口部を覆ったり、また、操作スイッチプリント板保持構造に操作スイッチ実装プリント板を保持させる場合に、使用者が誤って操作スイッチ実装プリント板に直接触れてしまうことを防止する等のために、操作スイッチの手動操作のためのレバーを貫通させる穴を開けたカバーで開口部を覆ったりしても良く、本発明の作用・効果に対して何ら悪影響を及ぼすものではない。 【0031】請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の特徴に加え、前記操作スイッチプリント板保持構造は、該操作スイッチプリント板保持構造により保持されたときのプリント板の位置が前記表示プリント板保持構造により保持されたときのプリント板の位置よりも前記筐体の前記開口部に対して離れて配置されるように設けられることを特徴としている。 【0032】図1において、操作スイッチプリント板保持構造35に保持させた場合の操作スイッチ実装プリント板33の位置は、表示プリント板保持構造34に保持させた場合の表示素子実装プリント板32の位置に比較し、開口部36から離れた位置に配置させている。このように構成することにより、特に、異種の電気装置で筐体を共用しても、表示素子を備える場合には、筐体外部から表示素子を見込む視野角を広くとることができ、一方で、操作スイッチを備える場合には、静電気に対する耐性を高く有することが可能となる。従って、表示部及び操作部の配置についての異なる要求に個々に応じることができるようになる。 【0033】請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の発明の特徴に加え、前記表示プリント板保持構造又は前記操作スイッチプリント板保持構造のいずれか若しくは両方は、レール構造であることを特徴としている。 【0034】図1では、表示プリント板保持構造34と操作スイッチプリント板保持構造35との両方にレール構造を用いて構成されている。レール構造を同図の表示プリント板保持構造34に関して説明すると、共用筐体31に凸部37を並べて設け、凸部37の間にできる凹部38に表示素子実装プリント板32の周縁部を挿入することでその位置を保持するものである。このように構成することにより、プラスチック材料からモールド成形されて作られる共用筐体に熱や荷重などが加わることに起因する反りの発生を軽減させる効果が得られる。 【0035】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図2は、本発明を実施するシーケンサ装置の共用筐体を示す図である。同図は、共用筐体41を3方向から投影した図である。 【0036】同図で、主プリント板固定ツメ2は、図6における従来例1の共用筐体1のものと同一である。また、LED表示プリント板保持部42は、図6における従来例1の共用筐体1の副プリント板保持部3と同一である。 【0037】操作スイッチプリント板保持部43には、図2に網掛けで示すように、レール構造を有している。また、操作スイッチプリント板固定ツメ44は、図3に示すように、操作スイッチプリント板7にスリット45を設け、このスリット45に操作スイッチプリント板固定ツメ44を噛み合せることで、操作スイッチプリント板7を固定するためのものである。 【0038】図4は、図2に示す共用筐体にシーケンサ装置の各構成要素を組み込む方法を説明する図である。LED表示プリント板6と操作スイッチプリント板7とは、シーケンサ装置の機種の違いによりそのいずれかが選択されて共用筐体41に組み込まれ、接続ケーブル9を介して主プリント板8と電気的に接続される。 【0039】LED表示プリント板6を共用筐体41に組み込む場合は、LED表示プリント板保持構造42の凹部に嵌め込まれ、更にその上から光を透過する材質で作られているカバー10を被せることにより共用筐体41に固定される。 【0040】操作スイッチプリント板7を共用筐体41に組み込む場合は、操作スイッチプリント板保持部43のレール構造を構成している凹部に操作スイッチプリント板7の周縁部を挿入し、操作スイッチプリント板7に設けられているスリット45(図4には図示せず)と、共用筐体41に設けられている操作スイッチプリント板固定ツメ44(図4には図示せず)とが噛み合わさることにより固定される。 【0041】操作スイッチプリント板7を用いる場合のカバーは図4に示していないが、操作スイッチが外部から操作できるように、カバー7に操作スイッチの操作レバーを貫通させるための穴を開けたものを使用し、LED表示プリント板保持部42の開口部を嵌め込む。 【0042】主プリント板8及び端子台11の共用筐体41への組み込みは、図7を用いて説明した従来例1の共用筐体1への組み込みの方法と同様である。図5は、シーケンサ装置の各構成要素を図2に示す共用筐体に組み込んだ様子の一部を示す図である。同図(a)ではLED表示プリント板6を、また、同図(b)では操作スイッチプリント板7をそれぞれ組み込み、カバー10を被せた部分の様子を示している。 【0043】同図(a)におけるカバー10からLED表示プリント板6の表面までの距離Aの値と、同図(b)におけるカバー10から操作スイッチプリント板7の表面までの距離Cとの値を比較すると、Aの値とCの値とは異なる値とすることができ、しかも、Cの値の方がAの値よりも大きくしていることが分かる。つまり、共用筐体41は、LED表示プリント板6を組み込む場合には、共用筐体41の外部からLED表示を見込む視野角(同図における角度B)を確保して良好な視認性を得、一方で、操作スイッチプリント板5を組み込む場合には、所望の静電気への耐性を得られるだけのカバー10から操作スイッチプリント板7の表面までの距離を得ることのできる構造となっている。 【0044】なお、本実施の形態ではシーケンサ装置の共用筐体への本発明の適用例について説明したが、本発明は、本発明のシーケンサ装置の共用筐体への適用に限定されるものではなく、表示素子と操作スイッチのいずれかを含む電気部品が実装されているプリント板を有する各種の電気装置に用いられる共用筐体へ適用可能である。 【0045】また、電気装置によっては、表示素子による表示の内容を装置周囲にいる者から秘匿するために、表示素子の視認できる視野を敢えて狭め、装置の操作者以外からは見えにくくするようにすることが望まれる場合もある。このような場合に用いる共用筐体では、本実施の形態で説明したシーケンサ装置への適用例とは逆に、表示素子を含む電気部品が実装されているプリント板が操作スイッチを含む電気部品が実装されているプリント板よりも開口部に対して離れて配置されるように表示スイッチプリント板保持構造を備えることももちろん可能である。 【0046】 【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明したように構成されているので、表示部もしくは操作部のいずれかを有する電気装置で共用可能であり、表示部及び操作部の配置についての異なる要求があっても個々の要求に応じて配置する筐体を提供することを可能とし、また、その共用による量産効果により、筐体のコストを低減させる効果が得られる。 【0047】更に、特に、表示部を備える場合には、筐体外部から表示を見込む視野角を広くとることができ、一方で、操作部を備える場合には、静電気に対する耐性を高く有することを可能とする共用筐体を提供できる効果が得られる。 【0048】また、プリント板取り付け構造にレール構造を採用することにより、筐体への反りの発生を軽減させる効果が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005234 【氏名又は名称】富士電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】大菅 義之
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| 【公開番号】 |
特開平11−233954 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月27日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−35250 |
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