| 【発明の名称】 |
電子部品の画像認識用照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 孝之
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品をプリント基板へ自動装着する装置において、電子部品供給部から電子部品を吸着し、部品認識装置により電子部品の画像認識を行うための照明が間接照明又は直接照明であって単独又は組み合わせて照射されることを特徴とする電子部品の画像認識用照明装置。 【請求項2】 間接光照明は照明装置の下部から照射され反射した拡散光であることを特徴とする請求項1記載の電子部品の画像認識用照明装置。 【請求項3】 直接光照明は照明装置の上部に設けられた8角形又は多角形或いは円形の全周から直接照射されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の画像認識用照明装置。 【請求項4】 電子部品の画像認識用照明は部品の種類及び目的に応じて照明方法の切替え及び或いは光量調整されることを特徴とする請求項1記載の電子部品の画像認識用照明装置。 【請求項5】 電子部品等に当たった反射光又は不要光は吸収材で吸収することを特徴とする請求項1記載の電子部品の画像認識用照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を画像認識装置により画像認識し、プリント基板へ搭載する装置の電子部品の画像認識用照明装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、光沢表面処理された電極のチップ状電子部品を直接光照明装置を用いて認識し画像処理を行う場合、鏡面状の光沢処理を行った電子部品の電極は、光が部品認識カメラに反射せず、電極に黒いムラが生じ良く見えないという問題があった。そのため、黒いムラになっている部分を画像処理するには、高度な画像処理技術を必要としていた。図12、13は、従来の技術の一例を示したものであり、照明装置5に装着された4角形の投光口の傾斜壁面に照明ランプ(LED)50は多段階に設置されており、更に照明の角度も変えて、均一な照射のための工夫がなされている。 【0003】しかし、電極の表面処理が光沢のある鏡面のようなチップ状電子部品4では、光が外に飛んでしまい、図14に示すように、チップ状電子部品4の電極60は均一に白く光らず、黒いムラが生じていた。又図15に示すように、BGA部品43等のボ−ル61においても、ボ−ル61は均一に白く光らず、黒いムラが生じていた。そのため、部品認識カメラ6で均一な白い画像として捉えることができず、いずれの場合も高度な画像処理技術が要求されていた。 【0004】図12に示される認識・制御機能は、レンズ33、部品認識カメラ6、画像処理ボ−ド29、メモリ−ボ−ド26、CPU27、制御ユニット28、各ユニットの信号(オン・オフ回路)34、X軸モ−タ24、Y軸モ−タ25、Z軸モ−タ30、θ軸モ−タ31からなっている。図13は従来の照明装置5の模式図であり、直接光の照明ランプ50が多段階照明となっており、且つ照明の角度は吸着されたチップ状電子部品4に向けた傾斜になっている。しかし、このような直接照射方法では光が外に飛んでしまい、図14に示す如く、光沢表面処理したチップ状電子部品4の電極60を均一に白く光らせることはできなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技術の問題点を解決するために、上記光沢表面処理されたチップ状電子部品(以下チップ状電子部品と言う)に照射する照明方法及びBGA部品のボ−ルに照射する照明方法に関するものである。上記チップ状電子部品の電極及びBGA部品のボ−ルに間接光照明と直接光照明を単独又は組み合わせて照射する手段と、1個の照明装置で照明方法を切替える手段と、光量調整を行う手段と、部品の種類に適した照明を選択する手段とにより、電極を均一に白く光らせて部品認識装置の認識度(解像度)を高め画像処理を容易にする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するために、上記チップ状電子部品に下方から照明を照射し、間接光にして拡散させることで、上記光沢メッキ処理されたチップ状電極を白く光らせることが可能になった。又、BGA等ボ−ル検出を行う必要がある部品は、上記間接照明に加え、BGAの全周囲サイド方向より直接光を組み合わせて照明することで、ボ−ルを白く光らせることを可能にした。このように1個の照明ユニットで間接照明、直接照明、組み合わせ照明と照明方法を切り換え、更に光量調整を行うことで、部品の種類に応じた最適照明が得られ、画像処理が容易になった。 【0007】 【発明の実施の形態】図1は、一般的に採用されているCCDカメラによって部品認識を行う電子部品搭載機の構成例である。部品供給部1から供給されるチップ状電子部品4を1個づつX−Y軸ロボットの搭載ヘッド2に装着された吸着ノズル3のバキュウムで吸着し、部品認識装置に移動する。部品の認識は照明装置5、部品認識カメラ6で行われ、部品認識されたチップ状電子部品4は正常であれば電子回路基板8に搭載する。正常で無い部品は部品排出ボックス7に排出される。基板8はバックアップピン9及びロケ−ションユニット11で支えられて一定の位置及び高さに保持される。基板8は搭載完了後、搬送レ−ル10で搬送され新しい基板と置換される。 【0008】図2は上記図1に示す、搭載工程のフロ−チャ−トである。12でスタ−トすると、13で部品を吸着し、14で部品認識装置へ移動する。部品認識装置には照明装置5と部品認識カメラ6があり、15で画像の取り込みを行う。画像を取り込む時に16で照明選択を行い最適照明を得る。取り込んだ画像は17で認識し、正常な場合は18でΔx、y、θの補正演算を実行する。正常で無い場合は22で停止し再度13の部品吸着に戻るか、23の排出ボックスに排出される。18で補正演算された部品は、19でX−Y軸及び、Z軸とθ回転によって、基板に移動し位置決めして、20で搭載され、21でエンドとなる。 【0009】図3は上記図1に示した構成例の斜視図である。部品供給部1、電子部品4、搭載ヘッド2、吸着ノズル3、部品認識カメラ6、レンズ33を内蔵した照明装置5、基板搬送レ−ル10、基板8、X軸サ−ボモ−タ24、Y軸サ−ボモ−タ25、Z軸(上下動)、θ(Z軸が回転)のモ−タを内蔵した搭載ヘッド2の構成となっている。 【0010】以下、本発明について各図に従って説明すると、図4は本発明の部品認識装置の概念を示すもので、照明装置5には8角形の照明投光口32がある。投光口32の下部にはレンズ33を介して部品認識カメラ6が設置されている。CPU27には、部品認識カメラ6に接続された画像処理ボ−ド29及びメモリ−ボ−ド26が接続されており、部品認識のための画像処理を実行する。CPU27は、制御ユニット28にも接続され、照明装置5の直接照明及び間接照明の照明パタ−ンを、予めプログラム上に設定された部品デ−タから選定し、各ユニットの信号(オン・オフ回路)34を介して制御する。又、X軸24、Y軸25、Z軸30、θ回転31の各モ−タは部品の位置及び、電子回路基板8への搭載を制御する。 【0011】図5は、本発明による照明装置5の断面模式図とレンズ33、カメラ6の対応を示したものである。断面模式図の構成について説明すると、吸着ノズル3に吸着されたチップ状部品4はレンズ33を介してカメラ6で画像認識される。照明装置5には、上部に設置された直接光の光源38と下部に設置された間接光の光源(LED)35及び光源の取付け基板40が設けられている。チップ状電子部品4の電極48及びBGA部品43のボ−ル49が部品認識カメラ6で容易に画像認識できるように、柔らかい拡散光を得るための白色艶消し反射拡散壁面36、白色艶消し反射拡散板37及び不要な反射を防ぐためのラシャ紙又は黒色艶消し板39が設けられている。 【0012】一般的に、従来から光源はLEDが多く用いられているが、本発明では特に限定するものではなく、白色灯やその他の照明媒体でも目的を達しうる。更に本発明では簡単のため反射部を白色艶消しとして説明しているが限定するものではなく、光源の波長に応じた色、紙、セラミックス、擦りガラス等の合わせガラスでもよく柔らかい拡散光が得られれば目的を達し得る。又反射を防ぐためのラシャ紙、黒色艶消し板についても特に限定するものではなく光を吸収すれば目的を達する。 【0013】図6は、本発明による間接光の光源34をチップ状電子部品4に照射した模式図である。光沢表面処理されたチップ状電子部品4は図10に示す如く電極48を均一に白く光らせる必要がある。照明装置5の内壁内に設置された間接光源35は電子部品4とは逆向きに設置されており、白色艶消し反射拡散壁面36及び白色艶消し反射拡散板37に向けて光を照射すると矢印41に示すように光は柔らかく拡散し、光沢表面処理されたチップ状電子部品4を間接照射する。 【0014】このように、柔らかい拡散光を照射するとチップ状電子部品4の電極48は、図10のように均一に白く光り、部品認識カメラ6で容易に画像認識することができる。又チップ状電子部品4に当たって反射した光などの不要な光は間接光の光源35の取り付け板の裏面に貼り付けられたラシャ紙又は黒色艶消し板39で吸収され反射しない構成になっている。 【0015】図7は、本発明による直接光の光源38と間接光の光源35をBGA部品43に照射した模式図である。BGA部品43は図11に示すように、ボ−ル49のみを均一に白く光らせる必要がある。そのため、上記間接照射光と図4、7に示すBGA部品43の全周囲サイド方向を照らすための8角形の投光口32に装着した直接光の光源38から直接光42を組み合わせて照射する。このように、直接光と柔らかい拡散光を組み合わせ照射することにより図11に示す如く、BGA部品43のボ−ル49は均一に白く光り、部品認識カメラ6で容易に画像認識することができる。本例では8角形投光口を示したが、8角形又は多角形或いは円形であっても本発明の目的は達せられる。 【0016】図8、9は、上記本発明の変形例で、白色艶消し拡散壁面44及び白色艶消し反射板45を変形させたものである。間接光の光源46は反射板45の下方に別置され、反射板45の裏に向かって照射するようになっている。本例は、BGA部品43のボ−ル49を認識する例で、間接照射光は矢印47のように拡散照射され、直接光は矢印42のように照射される。このように、組み合わせて照射することにより、図7と同一の効果を得ることができる。本例のように間接光の光源46を反射板45の下方に設置することで光吸収のためのラシャ紙又は黒色艶消し板39は不要になる利点がある。 【0017】 【発明の効果】従来の照明装置では光沢表面処理されたチップ状電子部品の電極やBGA部品のボ−ルを均一に白く光らせることは困難であった。そのため、高度な画像処理技術によって処理する必要があり、非常に高価な設備が必要であった。本発明によれば、照明装置に柔らかい光の間接光と直射光を照射する機構を設け、単独又は組み合わせて照射することにより、上記電子部品の電極やBGA部品のボ−ルを均一に白く光らせることが可能になり、部品認識カメラでの識別及び画像処理が容易になった。更に1個の照明装置で照明方法を切替え又は光量調整することで、より一層の効果を得ることができる。更に本発明によれば高度な画像処理装置が不必要になり、照明の選択切替えも単純であり設備が安価であると同時に保守も簡単になる利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000178022 【氏名又は名称】山形カシオ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】奈良 武
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| 【公開番号】 |
特開平11−220299 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−21093 |
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