| 【発明の名称】 |
電子部品実装機および電子部品実装方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】花田 恵二
【氏名】志波 浩仁
【氏名】常光 紳一郎
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| 【要約】 |
【課題】部品間違いのない、正確な実装を実現できる電子部品実装機および電子部品実装方法を提供する。
【解決手段】プリント基板10に実装前で吸着ノズル1に吸着された状態の電子部品2の部品IDを読み取るID読み取り装置14を設ける。ID読み取り装置14が読み取った部品IDが実装すべき部品に一致しているか照合する判定部を設ける。吸着された電子部品2の部品IDが正しいと判定された場合には電子部品2を所定位置に実装し、部品IDが正しくないと判定された場合には修正動作を実行するよう構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子部品供給部より供給された電子部品を、ロータリーヘッドの吸着ノズルにて取り出し、取り出した電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装機において、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の電子部品の部品IDを読み取るID読み取り装置を設け、前記ID読み取り装置が読み取った部品IDが実装すべき部品に一致しているか照合する判定部を設け、吸着された電子部品の部品IDが正しいと判定された場合には電子部品を所定位置に実装し、部品IDが正しくないと判定された場合には修正動作を実行するよう構成された電子部品実装機。 【請求項2】電子部品供給部より供給された電子部品を、ロータリーヘッドの吸着ノズルにて取り出し、取り出した電子部品をプリント基板に実装するに際し、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の部品の部品IDを読み取って部品IDが実装すべき部品に一致しているかを判定し、吸着された電子部品の部品IDが正しいと判定された場合には電子部品を所定位置に実装し、部品IDが正しくないと判定された場合には、リカバリ動作により電子部品を装着せず、修正動作が自動的に行われるかオペレータにその旨が伝えられて修正処理を施す電子部品実装方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品供給部より供給された電子部品を、ロータリーヘッドの吸着ノズルにて取り出し、取り出した電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装機および電子部品実装方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5,図6は、従来の電子部品実装機を示す。図5は電子部品実装機と、この電子部品実装機に電子部品を供給する電子部品供給装置を示す。 【0003】電子部品供給テーブル6に装着された電子部品供給装置7の供給口8に電子部品2が供給されると、電子部品実装機5のロータリーヘッド4に設けられた吸着ノズル1が電子部品2を吸着し、XYテーブル9の上のプリント基板10に電子部品2を実装する。 【0004】具体的には、電子部品供給装置7の先端部には電子部品2の収納されたキャリアテープがリール状にまとめられて収納リール11に装着されている。そして、電子部品供給テーブル6に装着された電子部品供給装置7が電子部品実装機5の部品取り出し位置に移動するとフィードレバー13が作動機構12によって矢印D方向に押動されて回動する。この作動機構12が回動すると、収納リール11からキャリアテープがテープ搬送方向[矢印B方向]へと搬送され、供給口8に電子部品が供給される。 【0005】なお、図5では電子部品供給装置7は1台しか描かれていないが、この電子部品供給テーブル6には数種類の電子部品供給装置7が複数台設置された部品供給部として構成されており、装着する電子部品2を順次吸着位置へ位置決めするように構成されている。 【0006】電子部品実装機5のロータリーヘッド4には、複数の吸着ノズル1が周縁に備えられ、上部に配置された間欠回転駆動装置により吸着ノズル1が矢印C方向に間欠回転する。間欠送りされた吸着ノズル1は静止位置としてのステーションを順次移動して各種の動作が行われる。 【0007】図6は、吸着ノズルとして16本の吸着ノズル11〜116が設けられた場合のステーションの配置図を示し、以下の説明では吸着ノズル11に着目して電子部品2の実装を説明する。 【0008】吸着ノズル11は矢印A方向に間欠回転し、ステーションS1からステーションS16を順次移動する。まず、モータが駆動して必要な電子部品2が搭載された電子部品供給装置7をステーションS7の位置に位置決めする。このステーションS7において、上述のように電子部品供給装置7の供給口8へ必要な電子部品2が供給されると、所定の吸着ノズル11が上下動して電子部品2を吸着する。 【0009】次に電子部品2を吸着した吸着ノズル11は、ステーションS8,ステーションS9を経てステーションS10へ移動する。ステーションS10では、実装プログラムで予め設定されたプリント基板10への装着角度θ1だけ吸着ノズル11に吸着中の電子部品2を回転させる。 【0010】そしてステーションS11へと吸着ノズル11を間欠送りし、電子部品実装機5に設けられた画像認識装置15にて、吸着している電子部品2の吸着時の姿勢を測定し装着時の姿勢とのずれを検出する認識処理を行う。 【0011】この吸着ノズル11を矢印A方向へと間欠送りし、ステーションS14ではステーションS11で測定したずれを補正するため、ずれ量θ2だけ吸着ノズル11に吸着中の電子部品2を回転する。 【0012】ステーションS15では、X軸モータおよびY軸モータで駆動するXYテーブル9移動によって、実装プログラムで予め設定された装着位置へプリント基板10があらかじめ位置決めされている。 【0013】上記のように補正回転された吸着ノズル11がステーションS15へ間欠送りされると、吸着ノズル11が上下可動して位置決めされたプリント基板10へ電子部品2を装着する。 【0014】このようにして吸着ノズル12から吸着ノズル116まで、順次上記と同様にして電子部品2の実装を行う。なお、上記で記載されていないステーションS1〜S6では、吸着ノズル1のチェックや切り替えなどといった電子部品の実装に関わる各種の準備などが行われている。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような電子部品2の実装方法では、供給口8から取り出された電子部品2が目的とする電子部品2と異なった種類のものであったとしても、同形状のものであれば、ステーションS11における電子部品2の認識処理は正常なものとして終了することとなる。 【0016】その結果、電子部品2をプリント基板10へ実装した後の検査工程まで誤った電子部品2が装着されていることが判定できないという問題がある。本発明は、前記問題点を解決し、部品間違いのない、正確な実装を実現できる電子部品実装機および電子部品実装方法を提供するものである。 【0017】 【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装機は、吸着された電子部品の部品IDの読み取り手段を設けたことを特徴とする。 【0018】この本発明によると、部品間違いがなくなり、従来よりも正確な電子部品の実装が実現できる。 【0019】 【発明の実施の形態】請求項1記載の電子部品実装機は、電子部品供給部より供給された電子部品を、ロータリーヘッドの吸着ノズルにて取り出し、取り出した電子部品をプリント基板に実装する電子部品実装機において、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の電子部品の部品IDを読み取るID読み取り装置を設け、前記ID読み取り装置が読み取った部品IDが実装すべき部品に一致しているか照合する判定部を設け、吸着された電子部品の部品IDが正しいと判定された場合には電子部品を所定位置に実装し、部品IDが正しくないと判定された場合には修正動作を実行するよう構成されたことを特徴とする。 【0020】この構成によると、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の電子部品の部品IDを読み取ることができるため、部品間違いがなくなり、正確な電子部品の実装が実現できる。 【0021】請求項2記載の電子部品実装方法は、電子部品供給部より供給された電子部品を、ロータリーヘッドの吸着ノズルにて取り出し、取り出した電子部品をプリント基板に実装するに際し、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の部品の部品IDを読み取って部品IDが実装すべき部品に一致しているかを判定し、吸着された電子部品の部品IDが正しいと判定された場合には電子部品を所定位置に実装し、部品IDが正しくないと判定された場合には、リカバリ動作により電子部品を装着せず、修正動作が自動的に行われるかオペレータにその旨が伝えられて修正処理を施すことを特徴とする。 【0022】この構成によると、吸着された電子部品の部品IDを読み取ったあとで電子部品の実装を行うため、間違った部品を実装することがなくなり、正確な部品の実装が実現できる。 【0023】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。なお、前記従来例を示す図4,図5と同様をなすものには、同一の符号を付けて説明する。 【0024】(実施の形態)図1〜図4は、本発明の(実施の形態)を示す。電子部品実装機5は上記従来例を示す図5とほぼ同様の構成であるが、これから実装しようとする電子部品2には裏面に部品の内容を示す部品IDがある。 【0025】また、この(実施の形態)では、図1に示すように、吸着された電子部品2の部品IDを読み取って種別および極性を判断するID読み取り装置14が設けられており、さらに電子部品実装機5のメインコントローラーの一部が図3に示すように構成されている。 【0026】電子部品2の部品IDは、電子部品2の部品名称や部品サイズや極性などを判別できるものであり、図2(a)に示すように吸着ノズル11にて電子部品2が取り出されると、図2(b)に示すように電子部品2の裏面に記載された部品ID3がID読み取り装置14によって識別できる状態となる。 【0027】この電子部品実装機5を用いた前記コントローラーの構成を、図3に基づいて説明する。なお、ここでロータリーヘッド4には上記従来例を示す図6と同様に、吸着ノズルとして16本の吸着ノズル11〜116が設けられたものを用い、吸着ノズル11に着目して電子部品2の実装を説明する。 【0028】図4に示すように、吸着ノズル11がステーションS7に搬送されると、ステップ1に示すように、吸着ノズル11が上下可動して電子部品供給部より供給された電子部品2を吸着する。 【0029】この吸着ノズル11がステーションS8,ステーションS9を経てステーションS10に到達すると、ステップ2に示すように、装着角度となるようにθ1だけ吸着ノズル11に吸着中の電子部品2を回転させる。 【0030】そして吸着ノズル11がステーションS11に送られると、ステップ3に示すように、吸着された電子部品2の裏面に記載された部品ID3がID読み取り装置14によって読み取られる。 【0031】そして、ステップ4では電子部品2の種別が判断され、種別が正しいと判断されると、ステップ5では電子部品2の極性が判断される。ステップ5で極性が正しいと判断されると、ステップ6を飛び越して、吸着ノズル11はステーションS12へと送られ電子部品実装機5に設けられた画像認識装置15にて、ステップ7に示すように電子部品2の認識処理が行われる。 【0032】認識処理は、吸着された電子部品2を精度よくプリント基板10の上へ装着するために、認識した電子部品2の吸着姿勢よりXYテーブル9、吸着ノズル1の各回転補正量を予め設定されているプリント基板10の上の装着位置と装着角度を考慮したうえで算出するものである。 【0033】認識処理を終えた吸着ノズル11は、ステーションS13を経てステーションS14へ送られると、ステップ7で算出されたデータに基づいて、ステップ8に示すようにずれ量θ2だけ吸着ノズル11に吸着中の電子部品2を回転させる。それと同時にXYテーブル9の移動も行う。 【0034】最後に、吸着ノズル11がステーションS15に到着すると、ステップ9に示す部品装着が行われ、電子部品2のプリント基板10への実装が完了する。また、前記ステップ5で極性が誤っていると判断された場合には、ステップ6の極性補正を行った後、上記と同様にステップ7〜9を実行する。 【0035】また、ステップ4で種別が誤っていると判断された場合には、ステップ10のリカバリー処理が行われる。具体的には、吸着ノズル11はステーションS12からステーションS16を経て、吸着された電子部品2の部品装着を行わずにステーションS1にて電子部品2を不良部品として排出するものである。リカバリー処理が行われると、その記憶がコントローラのプログラムによりなされ、修正動作が自動的に実行されるかオペレータにその旨が伝えられ、修正処理が施される。 【0036】以下、吸着ノズル12〜116についても同様の動作が繰り替えされて、電子部品2の実装が行われる。この(実施の形態)によれば、ステーションS7で取り出された電子部品2は、ステーションS15で実装される前にステーションS11にて部品IDが確認されているため、間違った電子部品2がプリント基板10に実装されることがなく、安定した電子部品の実装が実現できる。 【0037】また、ID読み取り装置14から得られる結果より、あらかじめ設定された部品供給部の電子部品供給装置7の部品種別や極性が決まる供給方向位置やNCデータ等の実装のためのデータなどを自動的に修正することにより、以後の実装時に適正な部品の選択と実装方向を決定することができる。 【0038】なお、この(実施の形態)では、上記従来例に較べて電子部品2の種別を確認する工程、すなわちステーションS11の位置におけるステップ3の部品ID判定が増えているが、この部品ID判定はロータリーヘッド4の間欠動作の時間とメカ的な空き空間を利用しているため、この機能追加に伴うタクトロスや、設備が大きくなるといった不具合は発生しない。 【0039】また、上記(実施の形態)では、ステーションS11でステップ3の部品ID判定を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、プリント基板10への実装前で吸着ノズル1に吸着された状態であれば、ステーションS7とステーションS15との間のいずれに設けても同様の効果が得られる。 【0040】 【発明の効果】以上の説明のように本発明の電子部品実装機によれば、プリント基板に実装前で前記吸着ノズルに吸着された状態の電子部品の部品IDを読み取ることができるため、部品間違いがなくなり正確な電子部品の実装が実現できる。 【0041】また、本発明の電子部品実装方法によれば、吸着された電子部品の部品IDを読み取ったあとで電子部品の実装を行うため、間違った部品を実装することがなくなり、正確な部品の実装が実現できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】森本 義弘
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| 【公開番号】 |
特開平11−220296 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−21359 |
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