| 【発明の名称】 |
電子部品実装機のノズルユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】今野 宏則
【氏名】中島 誠
【氏名】瀬野 眞透
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| 【要約】 |
【課題】吸着ノズルを回動させるノズル回動機構がノズルユニットに連結されるときの衝撃により吸着ノズルが保持する電子部品に位置ずれが生じないようにした電子部品実装機のノズルユニットを提供する。
【解決手段】ノズルユニット1に設けられた吸着ノズル3と、ノズル回動機構20が連結して吸着ノズル3を回動させるブロック7との間が、その両者の対向間に配設された磁石17、18の磁気的結合により連結されているので、ノズル回動機構20がブロック7に連結されるときの衝撃が吸着ノズル3に伝わらない。従って、衝撃による振動により吸着ノズル3に保持された電子部品2の吸着位置に位置ずれが生じない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 周回軌道上で吸着ノズルを搭載した複数のノズルユニットを間欠的に周回移動させ、部品吸着位置で所定の電子部品を前記吸着ノズルにより吸着保持し、姿勢調整位置で回路基板上の所定位置への装着角度になるように姿勢調整位置に設けられたノズル回動機構により吸着ノズルを回動駆動し、部品装着位置で保持した電子部品を回路基板の所定位置に装着し、姿勢復帰位置でこの位置に設けられたノズル回動機構により吸着ノズルの回動角度を元の角度に戻し、再び前記部品吸着位置に戻るように駆動制御される電子部品実装機のノズルユニットにおいて、前記姿勢調整位置及び姿勢復帰位置に設けられたノズル回動機構が前記ノズルユニットに設けられた回動連結部と連結して吸着ノズルを回動させる前記回動連結部と吸着ノズルとの間が、磁気的結合により連結されてなることを特徴とする電子部品実装機のノズルユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基板に装着する電子部品実装機において電子部品を吸着保持する吸着ノズルを搭載したノズルユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図4は、電子部品実装機の要部構成を模式的に示すもので、ロータリーヘッド12は複数のノズルユニット10を搭載し、これを周回軌道上の所定位置A〜Dで一時的に停止させながら回転移動させる。部品吸着位置Aに移動したノズルユニット10は、電子部品2を供給するパーツカセット13から所定の電子部品2を吸着ノズル11の空気吸引による負圧により吸着保持する。この電子部品2を保持したノズルユニット10は、回転移動により部品装着位置Cに移動したときロータリーヘッド12から下降して吸着ノズル11による電子部品吸着を解除して電子部品2を所定位置に位置決めされた回路基板4上に装着する。このときの電子部品2の装着角度が、例えば、図示するように回路基板4のY軸方向から45度の回転姿勢となるように設定されているときには、ノズルユニット10が部品吸着位置Aから部品装着位置Cに回転移動するまでの間の姿勢調整位置Bにおいて、姿勢調整位置Bに配設されているノズル回動機構がノズルユニット10に連結して吸着ノズル11を45度回動させる。また、電子部品2の装着を終えたノズルユニット10は回転移動して再び部品吸着位置Aに移動するまでの姿勢復帰位置Dにおいて、この位置に配設されているノズル回動機構により45度に回動した状態にある吸着ノズル11を−45度回動させて元の位置に復帰させる。 【0003】図5及び図6は、前記姿勢調整位置B及び姿勢復帰位置Dに設けられたノズル回動機構とノズルユニット10との連結構造を示すものである。ノズルユニット10は、図5に示すように、ロータリーヘッド12上に昇降自在に支持されるフレーム9に、吸着ノズル11が回動自在に支持されると共に、この吸着ノズル11をノズル回動機構20により回動させる回動連結部となるブロック15が支持されている。前記姿勢調整位置B及び姿勢復帰位置Dに設けられたノズル回動機構20の下方にノズルユニット10が移動すると、ノズル回動機構20は下降して図6に示すように、モータ5の回転軸に連結された回転具6の先端係合凸部6aを前記ブロック15の係合凹部15bに嵌合させる。 【0004】図6に示すように、ノズル回動機構20が更に下降すると、その加圧によりブロック15はバネ8の付勢に抗して下降し、ブロック15に設けた係合部15aがフレーム9の回転阻止係合部9aから離れるので、吸着ノズル11は回動可能な状態となる。ブロック15と吸着ノズル11とは、吸着ノズル11に固定されたピン16がブロック15に形成された長穴14に嵌挿されることにより連結されているので、ブロック15がノズル回動機構20により回動駆動されることにより回動して、吸着した電子部品2を所定角度に回動させることができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル回動機構20の回転具6がブロック15に噛み合うとき、ブロック15に衝撃的な振動が生じ、その振動はピン16を介して吸着ノズル11に伝わり、吸着ノズル11の先端に保持している電子部品2に位置ずれが生じる問題点があった。電子部品2の位置ずれは回路基板4の所定位置に装着する装着位置にずれが生じることになり、電子部品実装の実装不良となる。また、電子部品2の実装効率を向上させるためにロータリーヘッド12の回転速度を増加させるためには、前記姿勢調整位置B及び姿勢復帰位置Dにおいての吸着ノズル11の角度設定の動作にも速度の増加が必要となるが、ノズル回動機構20の連結速度が早まるため衝撃が発生する度合いも大きくなり、より以上に実装不良が発生するケースが多くなる。 【0006】本発明は上記従来技術の課題に鑑みて創案されたもので、その目的とするところは、ノズル回動機構とノズルユニットとの連結時の衝撃により吸着ノズルに吸着した電子部品に位置ずれが生じないようにした電子部品実装機のノズルユニットを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明は、周回軌道上で吸着ノズルを搭載した複数のノズルユニットを間欠的に周回移動させ、部品吸着位置で所定の電子部品を吸着ノズルにより吸着保持し、姿勢調整位置で回路基板上の所定位置への装着角度になるように姿勢調整位置に設けられたノズル回動機構により吸着ノズルを回動駆動し、部品装着位置で保持した電子部品を回路基板の所定位置に装着し、姿勢復帰位置でこの位置に設けられたノズル回動機構により吸着ノズルの回動角度を元の角度に戻し、再び前記部品吸着位置に戻るように駆動制御される電子部品実装機のノズルユニットにおいて、前記姿勢調整位置及び姿勢復帰位置に設けられたノズル回動機構が前記ノズルユニットに設けられた回動連結部と連結して吸着ノズルを回動させる前記回動連結部と吸着ノズルとの間が、磁気的結合により連結されてなることを特徴とする。 【0008】上記構成によれば、ノズル回動機構がノズルユニットに連結する回動連結部と吸着ノズルとの間が磁気的結合によって連結されているので、この間の機械的な接続関係はなく、ノズル回動機構が回動連結部に連結されるときの衝撃による振動が吸着ノズルに伝わることがない。従って、連結時の振動により吸着ノズルに吸着保持された電子部品の吸着位置に位置ずれが生じることがなく、位置ずれによる実装不良を発生させることがない。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、電子部品実装装置の構成形態を限定するものではない。 【0010】図1、図2は、本発明の実施形態に係るノズルユニット1の構成及びその動作を示すもので、各構成要素のうち従来構成と共通する要素には同一の符号を付している。また、このノズルユニット1を用いた電子部品実装機の構成は、先に図4に示したものと同様なので、電子部品実装機としての構成及び動作の説明は省略する。 【0011】図1において、ノズルユニット1は、ロータリーヘッド12(図4参照)上に昇降自在に支持されるフレーム9に、吸着ノズル3が回動自在に支持されると共に、この吸着ノズル3をノズル回動機構20により回動させる回動連結部となるブロック7が支持されている。図4に示した姿勢調整位置B及び姿勢復帰位置Dに設けられたノズル回動機構20の下方にノズルユニット1が移動すると、ノズル回動機構20は下降してモータ5の回転軸に連結された回転具6の先端係合凸部6aを前記ブロック7の係合凹部7bに嵌合させる。 【0012】図2に示すように、ノズル回動機構20が更に下降すると、その加圧によりブロック7はバネ8の付勢に抗して下降し、ブロック7に設けた係合部7aがフレーム9の回転阻止係合部9aから離れるので、吸着ノズル3は回動可能な状態となる。ブロック7と吸着ノズル3とは、吸着ノズル3に固定されたノズル側磁石17と、ブロック7に固定されたブロック側磁石18とによる磁気的結合により連結されている。この磁気的結合は、図3に示すように円周上の複数位置で磁極の異極間が対向するように配置されているので、ブロック7を回動させることにより同時に吸着ノズル3も回動させることができる。従って、ブロック7の係合凹部7bに先端係合凸部6aを嵌合させた回転具6がモータ5により回動すると、吸着ノズル3も回動して、その先端に吸着保持した電子部品2を所定角度に回動させることができる。 【0013】上記構成によれば、ノズル回動機構20の回転具6とノズルユニット1のブロック7とが嵌合する際に生じる衝撃は、ブロック7と吸着ノズル3との間が磁気的結合によって連結されているので、衝撃による振動がブロック7から吸着ノズル3に伝わることがない。従って、連結時の振動により吸着ノズル3に吸着保持された電子部品2の吸着位置に位置ずれが生じることがなく、位置ずれによる実装不良を発生させることがない。 【0014】 【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、ノズル回動機構がノズルユニットに連結する回動連結部と吸着ノズルとの間が磁気的結合によって連結されているので、この間の機械的な接続関係はなく、ノズル回動機構が回動連結部に連結されるときの衝撃による振動が吸着ノズルに伝わることがない。従って、連結時の振動により吸着ノズルに吸着保持された電子部品の吸着位置に位置ずれが生じることがなく、位置ずれによる実装不良を発生させることがない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月2日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石原 勝
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| 【公開番号】 |
特開平11−220295 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−20964 |
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