| 【発明の名称】 |
プリント基板の搬送装置及び固定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥田 宗弘
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| 【要約】 |
【課題】プリント基板の端部付近にも部品搭載を可能とし、また、プリント基板の端部にダミー基板を設ける必要がなく、定尺基板から効率のよい板取りを可能とする。さらに、プリント基板設計時の制約を緩和し、自由度を広げる。
【解決手段】プリント基板1の四辺の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝2a,2b(2c,2d)を形成する。互いに平行な一対の溝2a,2bに、搬送用ローラ3a,3bを係合させてプリント基板1を支持し、搬送する。プリント基板の端面のみを支持して搬送するので、プリント基板の部品実装領域を広く確保することができる。また、プリント基板の他の一対の溝に係合する第2の搬送手段を用意すれば、プリント基板の向きを変えずに搬送方向を90度変えることができ、効果的なレイアウトが可能になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 互いに平行な一対の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し搬送する搬送手段とを備えていることを特徴とするプリント基板の搬送装置。 【請求項2】 四辺の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、互いに平行な一対の前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し搬送する第1の搬送手段と、互いに平行な他の一対の前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し搬送する第2の搬送手段とを備え、プリント基板の向きを変えずに搬送方向を変えることを特徴とするプリント基板の搬送装置。 【請求項3】 プリント基板の端面を支持して搬送することにより、プリント基板の両端部付近に部品の実装を可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプリント基板の搬送装置。 【請求項4】 互いに平行な一対の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し固定する固定手段とを備えていることを特徴とするプリント基板の固定装置。 【請求項5】 四辺の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、互いに平行な一対の前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し固定する第1の固定手段と、互いに平行な他の一対の前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し固定する第2の固定手段とを備え、プリント基板の向きを変えずに固定方向を変えることを特徴とするプリント基板の固定装置。 【請求項6】 プリント基板の端面を支持して固定することにより、プリント基板の両端部付近に部品の実装を可能とすることを特徴とする請求項4または請求項5記載のプリント基板の固定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に電子部品を実装する電気製品の生産工程における、プリント基板の搬送装置及び固定装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、プリント基板に電子部品を実装する電気製品の生産工程においては、各種の自動組立装置が使用されている。自動組立装置には、挿入部品を対象とした自動挿入機やフローソルダリング装置から、表面実装部品を対象とした自動装着機やリフローソルダリング装置などがある。 【0003】それらの自動組立装置で、プリント基板の搬送を行うには、図5に示したような搬送用レール7a,7bの凹部に、プリント基板1の両端を挿入し、プリント基板を搬送するものが一般的である。しかし、この方式のものは、図4に示したように、プリント基板1の両端に、搬送用レールの中へ挿入するための搬送スペース5a,5bを確保しなければならない。また、自動組立装置においてプリント基板の固定と位置決めを行うには、プリント基板1に基準穴6a,6bを設け、その基準穴にガイドピン(図5の8a,8b)を挿入するようにしていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来の自動組立装置では、プリント基板の搬送を行うためには、プリント基板1の両端に、搬送用レールに挿入するスペース5a,5bを確保しなければならず、そのプリント基板のレールに挿入する領域には部品搭載ができないという問題があった。あるいは、プリント基板の端部に部品を実装する場合は、プリント基板の端部に、さらに搬送用レールに挿入するダミー基板を設け、自動組立装着用の搬送スペースとする必要があり、したがって、基材の標準寸法(定尺)からのプリント基板の板取りも効率の悪いものとなっていた。また、プリント基板の固定を行うために、プリント基板に基準穴とガイドピンの逃げが必要であり、プリント基板設計時の制約となっていた。 【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、簡単な構成でプリント基板の搬送と固定ができ、しかもプリント基板設計時の制約の削減と基材の標準寸法(以下、定尺基板という)から効率の良い板取りを可能とするプリント基板の搬送装置及び固定装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のプリント基板の搬送装置は、互いに平行な一対の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とするものである。 【0007】また、本発明のプリント基板の固定装置は、互いに平行な一対の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を有するプリント基板と、前記溝にそれぞれ係合して前記プリント基板を支持し固定する固定手段とを備えたことを特徴とするものである。 【0008】上記構成によれば、プリント基板の端面のみを支持して搬送または固定することができるので、プリント基板の端部付近にも部品搭載が可能となり、また、プリント基板の端部にダミー基板を設ける必要がなくなるので、定尺基板からの板取りも効率のよいものとなる。さらに、プリント基板に基準穴とガイドピンの逃げを設ける必要がなくなるので、従来のプリント基板設計時の制約を大幅に緩和することができ、設計の自由度が大きくなる。 【0009】また、この場合、プリント基板の四辺の端面に、それぞれ辺の全長に沿った溝を形成しておき、互いに直角な各一対の溝にそれぞれ係合して支持する第1及び第2の搬送手段または固定手段を設ければ、プリント基板の向きを変えずに搬送方向あるいは固定方向を90度変えることができ、設置場所に応じた効果的なレイアウトが可能になる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。 【0011】(実施の形態1)図1,図2は、本発明の実施の形態1におけるプリント基板の搬送装置を示したもので、1は四辺の端面にV字型溝2a,2b,2c,2dが形成されたプリント基板である。3a,3bは、プリント基板1を挾むようにして互いに平行な一対のV字型溝2a,2bにそれぞれ係合し、そのプリント基板を搬送する搬送手段としての回転式ローラである。 【0012】このように構成された本実施の形態1によれば、プリント基板1の端面のみを支持して搬送することができるので、従来のようにプリント基板の端部に搬送用のスペースを設ける必要はなく、したがって、端部付近を部品の実装スペースとして有効に利用することができる。また、プリント基板の端部にダミー基板を設ける必要がなくなるので、定尺基板からの板取りも効率がよくなる。 【0013】さらに、プリント基板1の互いに平行な他の一対のV字型溝2c,2dにそれぞれ係合し、そのプリント基板を搬送する第2の搬送手段を設ければ、プリント基板1の向きは変えずに、搬送方向を90度変えることが可能になり、効果的なレイアウトが可能になるとともに、実装工程での部品実装がし易くなる。 【0014】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の形態2におけるプリント基板の固定装置を示したものである。1は図1に示したプリント基板で、四辺の端面にV字型溝2a,2b,2c,2dが形成されている。また、4a,4bは、プリント基板の互いに平行な一対の溝2a,2bにそれぞれ係合して、プリント基板1を支持し固定する固定手段としての固定ガイドである。 【0015】このように構成された本実施の形態2によれば、プリント基板1の端面のみを支持して固定することができるので、従来のようにプリント基板の部品実装面に基準穴を設けたり、その基準穴に挿入されるガイドピンの逃げを設ける必要がなくなり、したがって、従来のプリント基板設計時の制約が大幅に緩和され、設計の自由度が大きくなる。 【0016】さらに、プリント基板1の互いに平行な他の一対のV字型溝2c,2dにそれぞれ係合し、そのプリント基板を固定する第2の固定手段を設ければ、プリント基板1の向きは変えずに、固定方向を90度変えることが可能になり、実装工程での部品実装がし易くなる。 【0017】なお、プリント基板の端面に形成する溝をV字型溝として説明したが、その外に略U字型の溝であってもよいことは言うまでもない。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、プリント基板上の部品実装領域を広く確保することができ、また、簡単な構成でプリント基板の搬送と固定ができるので、設置場所に合わせた効果的なレイアウトが可能となる。しかも、プリント基板には搬送及び固定用のスペースを確保する必要がないので、定尺基板からの効率の良い板取りが可能となり、また、プリント基板設計上の自由度が増すなど、多大の効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月30日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】松村 博
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| 【公開番号】 |
特開平11−220292 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−19334 |
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