| 【発明の名称】 |
チップ部品取込装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】深井 喜久司
【氏名】斉藤 浩二
【氏名】安田 太郎
【氏名】相川 豊
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| 【要約】 |
【課題】バルク状に貯蔵されたチップ部品を所定向きで、しかも高確率で安定して取り込んで下方に導くことができるチップ部品取込装置を提供する。
【解決手段】可動側の第1取込部材4を固定側の第2取込部材5と平行に上下移動させることにより、互いの凹部4b,5bによって両取込部材4,5の上部間に形成された平行スペースPSに貯蔵部品Pを所定の向きで入り込ませ、該チップ部品Pを誘導面4d,5dを利用して取込通路(溝4c,5c)に1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させることができる。これにより、偏平角柱形のチップ部品Pが取込通路に取り込まれる確率を格段高めて、部品取り込みを安定且つ効率的に行って、従来のような取り込みミスを解消することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 多数のチップ部品をバルク状に貯蔵する貯蔵室と、貯蔵室の底部にその上端が貯蔵室内に臨むように配置され、互いの平面を接触した状態で相対的に平行移動する2つの取込部材と、少なくとも一方の取込部材の平面に設けられ、チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する平行スペースを、対向する2つの取込部材の上部間に形成する凹部と、凹部と連通するように少なくとも一方の取込部材の平面に設けられ、平行スペースに入り込んだチップ部品を1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させる取込通路とを備えた、ことを特徴とするチップ部品取込装置。 【請求項2】 前記2つの取込部材の相対的な平行移動方向が垂直である、ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品取込装置。 【請求項3】 前記2つの取込部材の相対的な平行移動方向が垂線に対して角度を有する、ことを特徴とする請求項1記載のチップ部品取込装置。 【請求項4】 前記凹部を2つの取込部材の平面それぞれに設けると共に、前記取込通路が2つの取込部材の平面それぞれに設けた溝から成る、ことを特徴とする請求項1乃至3記載のチップ部品取込装置。 【請求項5】 前記凹部を一方の取込部材の平面に設けると共に、前記取込通路が該取込部材の平面に設けた溝から成る、ことを特徴とする請求項1乃至3記載のチップ部品取込装置。 【請求項6】 前記2つの取込部材の一方の内部に前記取込通路に通じる排出通路を設けた、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項7】 前記凹部の幅が、取込部材の平面の幅と一致する、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項8】 前記凹部の下端に、平行スペースに入り込んだチップ部品を取込通路に向かって誘導する誘導面を設けた、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項9】 前記誘導面が、V字状となる2つの傾斜面から成る、ことを特徴とする請求項8記載のチップ部品取込装置。 【請求項10】 前記V字状誘導面の上端が、凹部上端よりも低い位置にある、ことを特徴とする請求項9記載のチップ部品取込装置。 【請求項11】 前記V字状誘導面の上端が、凹部上端と一致している、ことを特徴とする請求項9記載のチップ部品取込装置。 【請求項12】 前記V字状誘導面のV字角度が、45〜120度の範囲内である、ことを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項13】 前記誘導面と前記取込通路との境界部分に丸みを設けた、ことを特徴とする請求項8乃至12の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項14】 2つの取込部材は一方が固定され、他方が可動できるようになっている、ことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項15】 固定側の取込部材の上端位置が、貯蔵室の底面とほぼ一致している、ことを特徴とする請求項14記載のチップ部品取込装置。 【請求項16】 固定側の取込部材が貯蔵室構成部材と一体化されている、ことを特徴とする請求項14または15記載のチップ部品取込装置。 【請求項17】 可動側の取込部材の上昇位置が、貯蔵室の底面とほぼ一致している、ことを特徴とする請求項14乃至17の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項18】 多数のチップ部品をバルク状に貯蔵する貯蔵室と、貯蔵室の底部に互いの平面を向き合った状態でその上端が貯蔵室内に臨むように配置された2つの取込部材と、チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな厚みを有し、2つの取込部材の間に相対移動可能に挟まれて、厚み同等の平行スペースを対向する2つの取込部材の上部間に形成するスペーサと、スペーサに設けられ、平行スペースに入り込んだチップ部品を1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させる取込通路とを備えた、ことを特徴とするチップ部品取込装置。 【請求項19】 前記スペーサの移動方向が垂直である、ことを特徴とする請求項18記載のチップ部品取込装置。 【請求項20】 前記スペーサの移動方向が垂線に対して角度を有する、ことを特徴とする請求項18記載のチップ部品取込装置。 【請求項21】 前記2つの取込部材の一方に前記取込通路に通じる排出通路を設けた、ことを特徴とする請求項18乃至20の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項22】 前記スペーサの幅が、取込部材の平面の幅と一致する、ことを特徴とする請求項18乃至21の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項23】 前記スペーサの上端に、平行スペースに入り込んだチップ部品を取込通路に向かって誘導する誘導面を設けた、ことを特徴とする請求項18乃至22の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項24】 前記誘導面が、V字状となる2つの傾斜面から成る、ことを特徴とする請求項23記載のチップ部品取込装置。 【請求項25】 前記V字状誘導面のV字角度が、45〜120度の範囲内である、ことを特徴とする請求項24記載のチップ部品取込装置。 【請求項26】 前記誘導面と前記取込通路との境界部分に丸みを設けた、ことを特徴とする請求項23乃至25の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項27】 前記2つの取込部材の上端それぞれに、貯蔵室内のチップ部品を平行スペースに向かって案内する案内面を設けた、ことを特徴とする請求項1乃至26の何れか1項記載のチップ部品取込装置。 【請求項28】 前記案内面が、互いがV字状となる傾斜面から成る、ことを特徴とする請求項27記載のチップ部品取込装置。 【請求項29】 前記案内面が成すV字角度が、45〜120度の範囲内である、ことを特徴とする請求項28記載のチップ部品取込装置。 【請求項30】 チップ部品が偏平角柱形で、平行スペースの間隔が該チップ部品の厚みの1.2倍である、ことを特徴とする請求項1乃至29記載のチップ部品取込装置。 【請求項31】 チップ部品が偏平角柱形で、取込通路の深さ及び幅それぞれがチップ部品の厚み及び幅の1.2倍である、ことを特徴とする請求項1乃至30記載のチップ部品取込装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵室内にバルク状に貯蔵されているチップ部品を、所定向きで1個ずつ取り込んで下方に導くチップ部品取込装置に関するものである。このチップ部品取込装置は、バルクフィーダ等のチップ部品供給装置における部品取込機構として用いることができる。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のチップ部品取込装置を開示するものとして、特開平6−232596号公報が知られている。 【0003】同公報に開示されたチップ部品取込装置は、多数のチップ部品をバルク状に貯蔵する貯蔵箱と、貯蔵箱の底面に上下移動可能に挿通された取込管と、取込管の内側に配置された搬送管とを備えている。 【0004】このチップ部品取込装置は、レバー機構によって取込管を上下移動させることによって、貯蔵箱内のチップ部品を長手向きで1個ずつ取込管内に取り込んで、該チップ部品を搬送管を通じて下方に自重移動させるようにしている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のチップ部品取込装置は、円柱形のチップ部品を取込対象とするとものであるため、偏平角柱形や正角柱形のチップ部品を取り扱うには極めて不向きである。 【0006】つまり、偏平角柱形や正角柱形のチップ部品の場合には、長手方向の両端面を除く4側面の向きを揃えて取り込む必要があるが、前記装置ではこのような取込姿勢の制御を行うことができない。 【0007】取込姿勢の制御を行うために、前記取込管と前記搬送管の内孔横断面形を、チップ部品の端面形状に合わせることは容易に考えつく。しかし、搬送管の外側において取込管を上下移動させる前記装置では、このような方式を採用しても偏平角柱形や正角柱形のチップ部品のチップ部品を取込管に取り込む確率が極めて低いため、取り込みミスを頻繁に生じる恐れがある。 【0008】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、バルク状に貯蔵されたチップ部品を所定向きで、しかも高確率で安定して取り込んで下方に導くことができるチップ部品取込装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、本発明のチップ部品取込装置は、請求項1に記載のように、多数のチップ部品をバルク状に貯蔵する貯蔵室と、貯蔵室の底部にその上端が貯蔵室内に臨むように配置され、互いの平面を接触した状態で相対的に平行移動する2つの取込部材と、少なくとも一方の取込部材の平面に設けられ、チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する平行スペースを、対向する2つの取込部材の上部間に形成する凹部と、凹部と連通するように少なくとも一方の取込部材の平面に設けられ、平行スペースに入り込んだチップ部品を1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させる取込通路とを備えた、ことをその主たる特徴とする。 【0010】このチップ部品取込装置によれば、2つの取込部材を互いの平面を接触した状態で相対的に平行移動させることにより、貯蔵室内にバルク状に貯蔵されているチップ部品を、対向する2つの取込部材の上部間に凹部によって形成された平行スペース(チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する)に所定の向きで入り込ませ、そして、平行スペースに入り込んだチップ部品を、取込通路に1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させることができる。 【0011】また、本発明のチップ部品取込装置は、請求項18に記載のように、多数のチップ部品をバルク状に貯蔵する貯蔵室と、貯蔵室の底部に互いの平面を向き合った状態でその上端が貯蔵室内に臨むように配置された2つの取込部材と、チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな厚みを有し、2つの取込部材の間に相対移動可能に挟まれて、厚み同等の平行スペースを対向する2つの取込部材の上部間に形成するスペーサと、スペーサに設けられ、平行スペースに入り込んだチップ部品を1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させる取込通路とを備えた、ことをその主たる特徴とする。 【0012】このチップ部品取込装置によれば、スペーサを2つの取込部材の間で相対移動させることにより、貯蔵室内にバルク状に貯蔵されているチップ部品を、対向する2つの取込部材の上部間にスペーサによって形成された平行スペース(チップ部品1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する)に所定の向きで入り込ませ、そして、平行スペースに入り込んだチップ部品を、取込通路に1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】図1乃至図9は本発明の第1実施形態に係るもので、図中の1はフレーム、2は貯蔵庫、3はブッシュ、4は第1取込部材、5は第2取込部材、6は部品ガイド、7はベルトガイド、8はベルト、9はプーリ、10は操作レバー、11は駆動レバーである。 【0014】まず、図1乃至図4を参照して第1実施形態の装置構成を説明する。貯蔵庫2は、上面を開口した貯蔵室2aと、貯蔵室2aの上面開口を開閉自在に覆う蓋板2bと、貯蔵室2aのV字状傾斜底面2dに形成された横断面円形の貫通孔2cとを備えている。この貯蔵庫2は、V字状傾斜底面2dを有する非透明部材と、該非透明部材の側面を覆う透明板をフレーム1の上部に重ねてネジ止めすることにより構成されており、該透明板を通じて貯蔵部品の種類や残量等を外部から確認できる。貯蔵室2aは側面形状が5角形で一定幅を有する空間から成り、該貯蔵室2a内には長さ>幅>厚みの寸法関係を有する偏平角柱形のチップ部品P、例えばチップ抵抗器やチップコンデンサやチップインダクタやLC部品等で代表されるチップ部品Pの1種類が多数個バルク状に貯蔵される。また、貯蔵室2aの傾斜底面2bは凹曲面から成り、貯蔵部品Pは傾斜底面2bの傾斜と凹曲面の曲率に従って自重により貫通孔2cの上端に向かって移動する。 【0015】ブッシュ3は、前記貫通孔2cの内径に合致した外径と所定内径の内孔を有しており、該貫通孔2cに圧入して取り付けられている。このブッシュ3はすり鉢状の傾斜面をその上端に有しており、取り付け状態で、該傾斜面上端を前記貫通孔2cの上端と一致している。 【0016】第1取込部材4は、図2(A)〜(C)に示すように、横断面形状が半円形の部分を上部に有し、一定幅W1で縦長の平面4aを備えている。この平面4aの上部には、チップ部品Pの厚みの1/2よりも僅かに大きな深さT1、具体的にはチップ部品Pの厚みの1/2の1.2倍の深さT1を有する凹部4bが該平面4aと同一幅で形成されている。また、平面4aの凹部下側の中央には、凹部4bと同一の深さとチップ部品Pの幅よりも僅かに大きな幅w1、具体的にはチップ部品Pの幅の1.2倍の幅w1を有する溝4cが直線状に形成されている。 【0017】また、凹部4bの下端、換言すれば凹部4bと溝4cとの境界部分には、チップ部品Pを凹部4bから溝4cに向かって誘導する誘導面4dが形成されている。ちなみに、図示例の誘導面4dはV字状となる2つの傾斜面から成り、その上端が凹部4bの上端よりも長さL1だけ低い位置にあり、この結果、凹部4bは正面形状が5角形となっている。また、このV字状誘導面5dのV字角度θ1は90度で、2つの傾斜面それぞれの傾斜角度は、平面4aの幅方向中心線に対して45度である。尚、V字状誘導面4dのV字角度θ1は90度に限らず45〜120度の範囲内にあればよい。また、誘導面4dは傾斜面以外の凹曲面または凸曲面から形成してもよい。 【0018】さらに、第1取込部材4の上端には、貯蔵部品Pを凹部4bに向かって案内する案内面4eが形成されている。ちなみに、図示例の案内面4eは傾斜面から成り、第2取込部材5に形成された同様の案内面5eとでV字状を成す。この案内面4eの傾斜角度α1は平面4aに対して45度であり、第1取込部材4の上端と第2取込部材5の上端とが同一高さにあるときに両案内面4e,5eが成すV字角度は90度となる。尚、両案内面4e,5eが成すV字角度は90度に限らず45〜120度の範囲内にあればよい。また、案内面4e,5eは傾斜面以外の凹曲面または凸曲面から形成してもよい。 【0019】さらにまた、第1取込部材4の裏面側には、該第1取込部材4の移動量を微調整するためのストッパピン4fが挿着されてネジ止めされており、該ストッパピン4fの下端拡大部と第1取込部材4の底面との間にはコイルバネ4gが介装されている。 【0020】第2取込部材5は、図3(A)〜(C)に示すように、横断面形状が第1取込部材4と同じ半円形の部分を上部に有し、一定幅W2(=W1)で縦長の平面5aを備えている。第1取込部材4と同様に、この平面5aの上部には、チップ部品Pの厚みの1/2よりも僅かに大きな深さT2(=T1)を有する凹部5bが該平面5aと同一幅で形成されている。また、平面5aの凹部下側の中央には、凹部5bと同一の深さとチップ部品Pの幅よりも僅かに大きな幅w2(=w1)を有する溝5cが直線状に形成されている。 【0021】また、凹部5bの下端、換言すれば凹部5bと溝5cとの境界部分には、チップ部品Pを凹部5bから溝5cに向かって誘導する誘導面5dが形成されている。ちなみに、図示例の誘導面5dはV字状となる2つの傾斜面から成り、その上端が凹部5bの上端よりも長さL2(=L1)だけ低い位置にあり、この結果、凹部5bは正面形状が5角形となっている。このV字状誘導面5dのV字角度θ2は90度で、2つの傾斜面それぞれの傾斜角度は、平面5aの幅方向中心線に対して45度である。尚、V字状誘導面5dのV字角度θ2は90度に限らず45〜120度の範囲内にあればよい。また、誘導面5dは傾斜面以外の凹曲面または凸曲面から形成してもよい。 【0022】さらに、第2取込部材5の上端には、貯蔵部品Pを凹部5bに向かって案内する案内面5eが形成されている。ちなみに、図示例の案内面5eは傾斜面から成り、その傾斜角度α2は平面5aに対して45度である。この案内面5eと第1取込部材4の案内面4eとの関係は先に述べた通りである。 【0023】さらまた、第2取込部材5内には、前記溝5cの下端とその入口を連通する横断面矩形の排出通路5fが形成されている。この排出通路5fの幅は溝5cと同じで、奥行きは溝5cの2倍となっている。図示例の排出通路5fは、図3(A)において第2取込部材5の溝5cの下端から右下方向に延びる部分と、同部分の下端から真下に延びる部分と、同部分下端から左方向に90度湾曲する部分と、同部分の左端から真横に延びる部分とから構成されており、真横に延びる部分はその下面を開口してベルト8の表面と接している。 【0024】さらにまた、平面5aの排出通路5fの入口よりも下側部分中央には、第1取込部材4の溝4cの幅及び深さと同一の幅及び高さを有する帯状突起5gが形成されている。この帯状突起5gは、溝5cから排出通路5fへの部品移動をガイドする役目と、第1取込部材4の溝4cに係合して該第1取込部材4が移動するときの移動方向を規制する機能を有する。 【0025】さらにまた、図示例の第2取込部材5は、半円形部分よりも下側部分の側面を、着脱自在にネジ止めされた透明板5hによって構成し、該透明板5hによって排出通路5fの側面開口を覆うようにしてあるので、該透明板5hを通じて排出通路5f内の様子を外部から確認できる。 【0026】前記の第1取込部材4と第2取込部材5は、図4に示すように、互いの平面4aと5aを面接触した状態で、その上部半円形部分をブッシュ3内に挿入される。ちなみに、第1取込部材4と第2取込部材5の上部半円形部分は互いの平面4aと5aを面接触した状態でブッシュ3の内孔径とほぼ一致した円形となる。第2取込部材5はその上端(案内面5eの上端)がブッシュ3の内孔上端と一致する位置まで挿入され、同状態でフレーム1にネジ止めされている。一方、第1取込部材4は、挿入状態でその平面4aを第2取込部材5の平面5aに面接触し、且つ溝4cに第2取込部材5の帯状突起5gを受け入れており、この状態のまま第2取込部材5と平行にブッシュ3内を上下移動できる。 【0027】部品ガイド6は、前記排出通路5fの真横に延びる部分と同一の幅及び深さの直線溝6aをその下面に有している。この部品ガイド6は、直線溝6aが排出通路5fの真横に延びる部分と段差なく連通するように、フレーム1にネジ止めされている。 【0028】ベルトガイド7は、ベルト8の幅及び厚みよりも僅かに大きな幅及び深さを有する直線溝7aをその上面に有している。このベルトガイド7は、直線溝7aの幅方向中心が部品ガイド6の直線溝6aの幅方向中心と一致するように、フレーム1にネジ止めされている。 【0029】ベルト8は、合成ゴムや軟質樹脂等から形成された非磁性のタイミングベルトまたは平ベルトから成り、ベルトガイド7の前後位置においてフレーム1に回動自在に支持されたプーリ9(前側プーリは図示省略)に巻き付けられ、その上側平坦部分をベルトガイド7の直線溝7a内に位置し、巻き付けテンションによって同部分の表面を部品ガイド6の下面及び第2取込部材5の底面に移動可能な状態で接している。このベルト8は前側プーリ9をラチェット機構等の駆動機構を介して所定角度ずつ間欠回転させることにより、所定距離ずつ前方に間欠移動して部品搬送を行う。 【0030】操作レバー10は、その一端をピン10aを介してフレーム1に回動自在に取り付けられ、フレーム1との間に張設したコイルバネS1によって図1中で時計回り方向に付勢されている。この操作レバー10の復帰位置は、レバー上側に設けた位置決めストッパ12によって規制されている。ちなみに、位置決めストッパ12は偏心孔を有する円盤と止めネジから成り、円盤の向きを変更することによって操作レバー10の復帰位置を微調整できる。 【0031】駆動レバー11は、その中央部分をピン11aを介してフレーム1の操作レバー10の下側に回動自在に取り付けられ、操作レバー10との間に張設したコイルバネS2によって図1中で時計回り方向に付勢されている。ちなみに、コイルバネS1とS2の力関係はS1>S2である。また、駆動レバー11の一端には操作レバー11の下面に当接するローラ11bが設けられている。さらに、駆動レバー11の他端にはU字形部または丸穴を有する係合部11cが形成されており、該係合部11cは、第1取込部材4のストッパピン4fの下端拡大部とコイルバネ4gとの間に介装されている。 【0032】次に、図5乃至図9を引用して第1実施形態の動作を説明する。図1及び図4に示した待機状態では、第1取込部材4は下降位置にあってストッパピン4fの下端は第2取込部材5に当接している。同状態では、第1取込部材4の上端(案内面4eの上端)はブッシュ3の内孔上端よりも低い位置にあり、図6に示すように、第1取込部材4の上側に形成された空間には貯蔵部品Pが複数個入り込んでいる。図6ではチップ部品Pの量を説明の便宜上少数に止めてあるが、実際にはこれよりも多数のチップ部品Pが貯蔵される。 【0033】この待機状態から操作レバー10の可動端をコイルバネS1の付勢力に抗して下方に押圧すると、該操作レバー10がピン10aを中心して図1中で反時計回り方向に回動し、該操作レバー10によって駆動レバー11のローラ11bがコイルバネS2の付勢力に抗して下向きに押圧され、該駆動レバー11がピン11aを中心として図1中で反時計回り方向に回動する。 【0034】そして、図5及び図7に示すように、駆動レバー11の係合部11cによって第1取込部材4が下降位置から所定ストローク上昇、詳しくは、案内面4eの上端が第2取込部材5の案内面5eの上端と同じ高さとなる位置までに上昇する。ちなみに、この第1取込部材4の上昇位置は、ストッパピン4fの上端が貯蔵庫2の下面に当接することにより規定される。 【0035】操作レバー10の可動端への下方押圧を解除すれば、該操作レバー10と駆動レバー11がバネ付勢力によって待機状態に復帰し、第1取込部材4も上昇位置から下降して待機状態に戻る。 【0036】第1取込部材4が上昇する過程では、該第1取込部材4の上側空間に入り込んでいたチップ部品Pが上方に持ち上げられ、該持ち上げによって貯蔵部品Pが撹拌作用を受ける。また、第1取込部材4の上端と第2取込部材5の上端とが同一高さとなることによって、互いの凹部4b,5bと誘導面4d,5dと案内面4e,5eとがそれぞれ同一高さとなって正対し、両案内面4e,5eがV字状となると共に、対向する凹部4bと5bの間に、チップ部品P1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する平行スペースPSが形成される。また、第1取込部材4の溝4cと第2取込部材5の溝5cとが合致して、チップ部品Pの端面形状に整合した横断面矩形の取込通路(符号なし)が形成される。 【0037】これにより、貯蔵室2a内のチップ部品Pは、図7に示すように、V字状となった両案内面4e,5eによって平行スペースPSに向かって案内され、該平行スペースPSに所定の向き(平行スペースPSの間隔とチップ部品Pの厚みとが整合する向き)で入り込む。 【0038】平行スペースPSに入り込んだチップ部品Pは、図8(A)に示すように、V字状の誘導面4d,5dによって取込通路(溝4c,5c)に向かって誘導され、やがて該取込通路に縦向きで1個ずつ入り込み、この後は自重によって下方移動する。ちなみに、誘導面4d,5dと溝4c,5cの境界部分それぞれに丸みや面取りを施しておけば、取込通路への部品取り込みをよりスムーズに行うことができる。 【0039】また、平行スペースPSに入り込んだチップ部品Pが、図8(B)に示すように、溝4c,溝5cの上端位置に横向きになって取込通路を塞ぐような状態となっても、第1取込部材4の昇降動作が繰り返し行われる中で、誘導面4dによって該チップ部品Pを図中破線で示す方向に変位させて同位置から簡単に除去することができる。 【0040】操作レバー10及び駆動レバー11による第1取込部材4の間欠的な昇降は断続的に繰り返されるため、例えばベルト8によって部品取出位置に搬送されたチップ部品Pが吸着ノズルによって取り出される度に繰り返されるため、貯蔵室2a内のチップ部品Pは前記取込作用を繰り返し受けることになる。 【0041】前記取込通路に取り込まれて下方に自重移動するチップ部品Pは、図7に示すように、その下側の帯状突起5gの上端を介して第2取込部材5の排出通路5f内に移行する。排出通路5f内に移行したチップ部品Pは、該排出通路5fをその形状に従ってさらに下方に自重移動し、図9に示すように、縦向きから横向きに約90度変更された後に、排出通路5fの終端からベルト8の表面に排出される。 【0042】ベルト8は前記第1取込部材4の昇降動作に合わせて所定距離ずつ、好ましくはチップ部品Pの長さよりも大きな距離ずつ前方に間欠移動するため、排出通路5fから排出されたチップ部品Pは、該ベルト8と一緒に同距離ずつ前進して部品取出位置まで搬送される。ベルト8の間欠移動はチップ部品Pが取り出される度に繰り返されるため、排出通路5f内に連なるチップ部品Pは、順次ベルト8の表面に排出され、部品ガイド6の直線溝6aによって整列作用を受けながら一列に並んだ状態で前方に搬送される。 【0043】このように、第1実施形態の装置によれば、可動側の第1取込部材4を固定側の第2取込部材5と平行に上下移動させることにより、互いの凹部4b,5bによって両取込部材4,5の上部間に形成された平行スペースPSに貯蔵部品Pを所定の向きで入り込ませ、該チップ部品Pを誘導面4d,5dを利用して取込通路(溝4c,5c)に1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させることができる。これにより、偏平角柱形のチップ部品Pが取込通路に取り込まれる確率を格段高めて、部品取り込みを安定且つ効率的に行って、従来のような取り込みミスを解消することができる。 【0044】尚、前述の第1実施形態では、誘導面4d,5dの上端を凹部4b,5bの上端よりも低い位置とすることで凹部4b,5bの正面形状を5角形としたものを例示したが、図10(A)(B)に示すように第1取込部材4の誘導面4dの上端を凹部4bの上端と一致させ、且つ図11(A)(B)に示すように第2取込部材5の誘導面5dの上端を凹部5bの上端と一致させることで、各々の凹部4b’,5b’の正面形状を逆三角形としてもよい。また、凹部の幅は平面の幅よりも小さくしてもよい。この場合、凹部によって形成される平行スペースPSの面積が小さくなるが、前記同様の部品取込動作を実現できる。 【0045】また、前述の第1実施形態では、第1取込部材4と第2取込部材5の両方に凹部4b,5bと溝4c,5cと誘導面4d,5dを設けたものを例示したが、図12(A)(B)に示すように第1取込部材4から溝4cと誘導面4dを排除して凹部底面と面一の平面4aのみを残し、図13(A)(B)に示すように第2取込部材5にT2の2倍の深さT2’を有する凹部5b”とこれに準じた溝5c’と誘導面5d’を設けると共に帯状突起5gを排除するようにしてもよい。或いは、これとは逆に、第2取込部材5から溝5cと誘導面5dを排除して、第1取込部材4に前記同様の凹部と溝と誘導面と形成するようにしてもよい。 【0046】さらに、前述の第1実施形態では、第1取込部材4を可動側とし第2取込部材5を固定側として使用したが、リンク機構等を用いて両取込部材4,5を交互に上下移動させるようにしても前記同様の部品取込動作を実現できる。 【0047】さらに、前述の第1実施形態では、第1取込部材4の移動方向が垂直となるように該第1取込部材4と第2取込部材5の両方を垂直に配置したものを例示したが、図14に示すように、第1取込部材4’と第2取込部材5’を垂線に対して傾斜するように貯蔵室2aの下側に配置して、第1取込部材4’の移動方向に垂線に対して角度を持たせるようにしてもよい。この場合は、両取込部材に第1実施形態のような傾斜案内面を設けなくとも前記同様の部品取込動作を実現することが可能である。 【0048】[第2実施形態]図15乃至図20は本発明の第2実施形態に係るもので、第1実施形態とは第1取込部材4及び第2取込部材5の代わりに、第1取込部材21と第2取込部材22とスペーサ23を用いた点で構成を異にする。他の構成は第1実施形態と同じであるため、同一符号を用いてその説明を省略する。 【0049】第1取込部材21は、図16(A)〜(C)に示すように、横断面形状が半円形の部分を上部に有し、一定幅W3で縦長の平面21aを備えている。また、第1取込部材21の上端には、貯蔵部品Pを平面21aに向かって案内する案内面21bが形成されている。ちなみに、図示例の案内面21bは傾斜面から成り、該第2取込部材22に形成された同様の案内面22bとでV字状を成す。この案内面21bの傾斜角度α3は平面21aに対して45度であり、第1取込部材21の上端と第2取込部材22の上端とが同一高さにあるときに両案内面21b,22bが成すV字角度は90度となる。尚、両案内面21b,22bが成すV字角度は90度に限らず45〜120度の範囲内にあればよい。また、案内面21b,22bは傾斜面以外の凹曲面または凸曲面から形成してもよい。さらに、平面21aの下部中央には、チップ部品Pの厚み及び幅よりも僅かに大きな高さT3と幅w3、具体的にはチップ部品Pの厚みの1.2倍の高さT1とチップ部品Pの厚みの1.2倍の幅w3を有する傾斜突起21cが形成されている。 【0050】第2取込部材22は、図17(A)〜(C)に示すように、横断面形状が第1取込部材21と同じ半円形の部分を上部に有し、一定幅W4(=W3)で縦長の平面22aを備えている。また、第2取込部材22の上端には、貯蔵部品Pを平面22aに向かって案内する案内面22bが形成されている。ちなみに、図示例の案内面22bは傾斜面から成り、その傾斜角度α4は平面22aに対して45度である。この案内面22bと第1取込部材21の案内面21aとの関係は先に述べた通りである。また、第2取込部材22内には、平面22aのほぼ中央位置に入口を開口する横断面矩形の排出通路22cが形成されている。この排出通路22cの幅はチップ部品Pの幅よりも僅かに大きく、奥行きはチップ部品の厚みよりも僅かに大きい。具体的には、排出通路22cの幅はチップ部品Pの幅の1.2倍で、奥行きはチップ部品Pの厚みの1.2倍である。図示例の排出通路22cは、図17(A)において入口から右下方向に延びる部分と、同部分の下端から真下に延びる部分と、同部分下端から左方向に90度湾曲する部分と、同部分の左端から真横に延びる部分とから構成されており、真横に延びる部分はその下面を開口してベルト8の表面と接している。さらに、図示例の第2取込部材22は、半円形部分よりも下側部分の側面を、着脱自在にネジ止めされた透明板22dによって構成し、該透明板22dによって排出通路5fの側面開口を覆うようにしてあるので、該透明板22dを通じて排出通路22c内の様子を外部から確認できる。 【0051】スペーサ23は、図18(A)〜(C)に示すように、チップ部品Pの厚みよりも僅かに大きな厚みT4、具体的にはチップ部品Pの厚みの1.2倍の厚みT4と、第1取込部材21及び第2取込部材22の幅W3,W4と同一の幅W5を備え、全体がL字形を成している。また、スペーサ23の幅方向中央には、チップ部品Pの幅よりも僅かに大きな幅w3、具体的にはチップ部品Pの幅の1.2倍の幅w3を有するスリット23aが上端から下方に向けて形成されている。さらに、スリット23aの上端、換言すればスペーサ23の上端とスリット23aとの境界部分には、チップ部品Pをスリット23aに向かって誘導する誘導面23bが形成されている。ちなみに、図示例の誘導面23bはV字状となる2つの傾斜面から成る。このV字状誘導面23bのV字角度θ3は90度で、2つの傾斜面それぞれの傾斜角度は、スリット23aの幅方向中心線に対して45度である。尚、V字状誘導面23bのV字角度θ2は90度に限らず45〜120度の範囲内にあればよい。また、誘導面23bは傾斜面以外の凹曲面または凸曲面から形成してもよい。さらにまた、スペーサ23の一側には、該スペーサ23の移動量を微調整するためのストッパピン23cが挿着されてネジ止めされており、該ストッパピン23cの下端拡大部とスペーサ23の底面との間にはコイルバネ23dが介装されている。 【0052】前記の第1取込部材21と第2取込部材22とスペーサ23は、図15に示すように、第1取込部材21と第2取込部材22の間にスペーサ23を挟み込んだ状態で、その上部半円形部分をブッシュ3内に挿入される。ちなみに、第1取込部材21と第2取込部材22の上部半円形部分は、互いの平面21a,22aの間にスペーサ23を挟み込んだ状態でブッシュ3の内孔径とほぼ一致した円形となる。第1取込部材21と第2取込部材22はその上端(案内面21b,22bの上端)がブッシュ3の内孔上端と一致する位置まで挿入され、同状態でフレーム1または貯蔵庫にネジ止めされている。一方、スペーサ23は、挿入状態でその各面を第1取込部材21と第2取込部材22の平面21a,22aに面接触し、且つスリット23aに第1取込部材21の傾斜突起21cを受け入れており、この状態のまま第1,第2取込部材21,22と平行にブッシュ3内を上下移動できる。 【0053】以下に、図19及び図20を引用して第2実施形態の動作を説明する。図15に示した待機状態では、スペーサ23は下降位置にあってストッパピン23cの下端は第2取込部材22に当接している。同状態では、スペーサ23の上端(誘導面23bの上端)は、第1,第2取込部材21,22の案内面21b,22bの下端よりも低い位置にある。また、第1取込部材4の上端と第2取込部材5の上端とが同一高さとなっていることによって、互いの案内面21b,22bが同一高さとなって正対し、両案内面21b,22bがV字状となって貯蔵部品が複数個入り込むと共に、対向する平面21aと22bとの間に、チップ部品P1個分の厚みよりも大きく且つ2個分の厚みよりも小さな間隔を有する平行スペースPSが形成される。また、スペーサ23のスリット23aが第1,第2取込部材21,22の平面21a,22aによって塞がれて、チップ部品Pの端面形状に整合した横断面矩形の取込通路(符号なし)が形成される。 【0054】この待機状態から操作レバー10の可動端をコイルバネS1の付勢力に抗して下方に押圧すると、該操作レバー10がピン10aを中心して図1中で反時計回り方向に回動し、該操作レバー10によって駆動レバー11のローラ11bがコイルバネS2の付勢力に抗して下向きに押圧され、該駆動レバー11がピン11aを中心として図1中で反時計回り方向に回動する。 【0055】そして、図19に示すように、駆動レバー11の係合部11cによってスペーサ23が下降位置から所定ストローク上昇、詳しくは、誘導面23bの上端が第1,第2取込部材21,22の案内面21b,22bの上端とほぼ同じ高さとなる位置までに上昇する。ちなみに、このスペーサ23の上昇位置は、ストッパピン23cの上端が第1取込部材21の下面に当接することにより規定される。 【0056】操作レバー10の可動端への下方押圧を解除すれば、該操作レバー10と駆動レバー11がバネ付勢力によって待機状態に復帰し、スペーサ23も上昇位置から下降して待機状態に戻る。 【0057】スペーサ23が上昇する過程では、図20(A)に示すように、第1,第2取込部材21,22のV字状案内面に入り込んでいたチップ部品Pが上方に持ち上げられ、該持ち上げによって貯蔵部品Pが撹拌作用を受ける。また、スペーサ23が下降する過程では、貯蔵室2a内のチップ部品Pは、図20(B)に示すようにV字状となった両案内面21b,22bによって平行スペースPS(図15参照)に向かって案内され、該平行スペースPSに所定の向き(平行スペースPSの間隔とチップ部品Pの厚みとが整合する向き)で入り込む。 【0058】平行スペースPSに入り込んだチップ部品Pは、図20(B)に示すように、V字状の誘導面23bによって取込通路(スリット23a)に向かって誘導され、やがて該取込通路に縦向きで1個ずつ入り込み、この後は自重によって下方移動する。ちなみに、誘導面4d,5dと溝4c,5cそれぞれとの境界部分に丸みや面取りを施しておけば、取込通路への部品取り込みをよりスムーズに行うことができる。 【0059】操作レバー10及び駆動レバー11による第1取込部材4の間欠的な昇降は断続的に繰り返されるため、例えばベルト8によって部品取出位置に搬送されたチップ部品Pが吸着ノズルによって取り出される度に繰り返されるため、貯蔵室2a内のチップ部品Pは前記取込作用を繰り返し受けることになる。 【0060】前記取込通路に取り込まれて下方に自重移動するチップ部品Pは、その下側の傾斜突起21cを介して第2取込部材22の排出通路22c内に移行する。排出通路22c内に移行したチップ部品Pは、該排出通路22cをその形状に従ってさらに下方に自重移動し、図9に示したように、縦向きから横向きに約90度変更された後に、排出通路22cの終端からベルト8の表面に排出される。 【0061】ベルト8は前記スペーサ23の昇降動作に合わせて所定距離ずつ、好ましくはチップ部品Pの長さよりも大きな距離ずつ前方に間欠移動するため、排出通路22cから排出されたチップ部品Pは、該ベルト8と一緒に同距離ずつ前進して部品取出位置まで搬送される。ベルト8の間欠移動はチップ部品Pが取り出される度に繰り返されるため、排出通路22c内に連なるチップ部品Pは、順次ベルト8の表面に排出され、部品ガイド6の直線溝6aによって整列作用を受けながら一列に並んだ状態で前方に搬送される。 【0062】このように、第2実施形態の装置によれば、第1取込部材21と第2取込部材22の間に挟み込まれたスペーサ23を両取込部材21,22と平行に上下移動させることにより、両取込部材4,5の上部間に形成された平行スペースPSに貯蔵部品Pを所定の向きで入り込ませ、該チップ部品Pを誘導面23bを利用して取込通路(溝4c,5c)に1個ずつ所定向きで取り込んで下方に自重移動させることができる。これにより、偏平角柱形のチップ部品Pが取込通路に取り込まれる確率を格段高めて、部品取り込みを安定且つ効率的に行って、従来のような取り込みミスを解消することができる。 【0063】尚、前述の第2実施形態では、第1,第2取込部材21,22を固定側としスペーサ23を可動側として使用したが、スペーサ23を固定し両取込部材21,22をスペーサと平行に上下移動させるようにしても前記同様の部品取込動作を実現できる。 【0064】また、前述の第2実施形態では、スペーサ23の移動方向が垂直となるように第1取込部材21と第2取込部材22の両方を垂直に配置したものを例示したが、図14に示したものと同様に、第1取込部材と第2取込部材を垂線に対して傾斜するように貯蔵室2aの下側に配置して、スペーサの移動方向に垂線に対して角度を持たせるようにしてもよい。この場合は、両取込部材に第2実施形態のような傾斜案内面を設けなくとも前記同様の部品取込動作を実現することが可能である。 【0065】以上、前述の第1,第2実施形態及びその変更形態では、何れもチップ部品として偏平角柱形のものを例示したが、正角柱形や円柱形のチップ部品も高確率で取り込めることは言うまでもない。また、取込後のチップ部品を排出通路を介してベルト表面に排出するものを例示したが、エアによって部品搬送を行う搬送通路にチップ部品を排出して該排出部品をエアの正圧または負圧を利用して目的位置に搬送するようにしてもよい。勿論、本発明のチップ部品取込装置は実施形態の項に記載した以外の部品搬送機構を利用した各種チップ部品供給装置に幅広く適用できる。 【0066】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、バルク状に貯蔵されているチップ部品が取込通路に取り込まれる確率を格段高めることができ、従来のような取り込みミスを確実に解消して、部品取り込みを安定且つ効率的に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000204284 【氏名又は名称】太陽誘電株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)2月3日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 精孝 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−220290 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−22331 |
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