| 【発明の名称】 |
発熱部品の放熱構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】上原 建彦
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| 【要約】 |
【課題】発熱部品の放熱を効率良く行うことができる発熱部品の放熱構造を提供する。
【解決手段】箱型で金属製のケース11内に、発熱部品15を実装した基板16を収容し、該発熱部品15から発生した熱を周囲に放熱するようにした発熱部品の放熱構造において、金属製のケース11の一面11aに対向する基板16の一面16a側に発熱部品15を実装し、この発熱部品15と金属製のケース11の一面11aとの間に放熱部材18を介在した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 箱型で金属製のケース内に、発熱部品を実装した基板を収容し、該発熱部品から発生した熱を周囲に放熱するようにした発熱部品の放熱構造において、前記金属製のケースの一面に対向する前記基板の一面側に前記発熱部品を実装し、この発熱部品と前記金属製のケースの一面との間に放熱部材を介在したことを特徴とする発熱部品の放熱構造。 【請求項2】 請求項1記載の発熱部品の放熱構造であって、前記金属製のケースを熱伝導性の被取付体に締結手段を介して締結固定したことを特徴とする発熱部品の放熱構造。 【請求項3】 請求項1記載の発熱部品の放熱構造であって、前記放熱部材としてゴム製の熱伝導性部材を用いたことを特徴とする発熱部品の放熱構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、高出力パワーMOS FETをワンチップ上に搭載したインテリジェントパワースイッチ(IPS)を内蔵する多重通信用コントロールボックス等に用いて好適な発熱部品の放熱構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の多重通信用コントロールボックスとして、図3に示すものがある。この多重通信用コントロールボックス1は、箱型で金属製のケース2内の底面上に複数の基板固定用ボス3を突設してある。この複数の基板固定用ボス3上には、発熱部品としてのインテリジェントパワースイッチ4を実装したプリント基板5をネジ6により固定してある。 【0003】そして、インテリジェントパワースイッチ4から発生した熱は金属製のケース2内に放熱されるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の多重通信用コントロールボックス1では、インテリジェントパワースイッチ4のプリント基板5に対する実装位置を特定せずに、該プリント基板5の表面や裏面、或いは表裏両面にインテリジェントパワースイッチ4を実装して該インテリジェントパワースイッチ4から発生した熱を金属製のケース2内の周囲の空気へ放熱していたため、密閉された空間では放熱に限界があり、故障の要因となっていた。 【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、発熱部品の放熱効果を向上させることができる発熱部品の放熱構造を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、箱型で金属製のケース内に、発熱部品を実装した基板を収容し、該発熱部品から発生した熱を周囲に放熱するようにした発熱部品の放熱構造において、前記金属製のケースの一面に対向する前記基板の一面側に前記発熱部品を実装し、この発熱部品と前記金属製のケースの一面との間に放熱部材を介在したことを特徴とする。 【0007】この発熱部品の放熱構造では、発熱部品から発生した熱が放熱部材を介して金属製のケースの一面側から外部に放熱され、発熱部品の放熱が効率良く行われ、また、金属製のケース自体が放熱板として機能し、放熱効率が高められる。 【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の発熱部品の放熱構造であって、前記金属製のケースを熱伝導性の被取付体に締結手段を介して締結固定したことを特徴とする。 【0009】この発熱部品の放熱構造では、金属製のケースの熱が熱伝導性の被取付体側に伝導されて外部に放熱されるため、放熱効率がより一段と高められる。 【0010】請求項3の発明は、請求項1記載の発熱部品の放熱構造であって、前記放熱部材としてゴム製の熱伝導性部材を用いたことを特徴とする。 【0011】この発熱部品の放熱構造では、発熱部品から発生した熱がゴム製の熱伝導性部材により金属製のケースの一面側から外部に放熱されると共に、該ゴム製の熱伝導性部材により金属製のケースから基板側に伝わる振動が抑制される。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。 【0013】図1は本発明の一実施形態の発熱部品の放熱構造を適用した多重通信用コントロールボックスの側断面図、図2は同多重通信用コントロールボックスのカバーを開けた状態を示す斜視図である。 【0014】図1,図2に示すように、多重通信用コントロールボックス10は、熱伝導性の良い箱型で金属製のケース11と、このケース11の上面側の開口部12を閉塞する熱伝導性の良い矩形板状で金属製のカバー13とを備えている。このケース11内の底面(一面)11a上には4本の基板固定用ボス14を一体突出形成してある。この各基板固定用ボス14上には、発熱部品としてのインテリジェントパワースイッチ(IPS)15を裏面(一面)16aに実装したプリント基板(基板)16をネジ(締結手段)17を介して固定してある。 【0015】また、インテリジェントパワースイッチ15の底面と金属製のケース11の底面11aとの間には放熱部材としてのゴム製の熱伝導性絶縁シリコン(ゴム製の熱伝導性部材)18を介在してある。さらに、プリント基板16にはケース11の一側面11bに取り付けられた雌コネクタ(コネクタ)19の複数の端子19aを半田付け等により接続してある。 【0016】さらに、ケース11の開口部12の上部には、カバー13を嵌め込む凹状の段差部12aを形成してある。また、ケース12の開口部12の上端部の回りには外側に突出する枠状の鍔部12bを一体突出形成してある。この鍔部12bの四隅の突出部にはネジ挿通孔12cを形成してある。そして、ケース11の開口部12内にカバー13が嵌め込まれた該ケース11は鍔部12bのネジ挿通孔12cに挿通されるネジ(締結手段)20を介して熱伝導性の良い金属製の車体フレーム(被取付体)21に締結固定されるようになっている。 【0017】また、カバー13の底面にも4本の基板固定用ボス22を一体突出形成してあり、該各基板固定用ボス22にプリント基板(基板)23をネジ(締結手段)24を介して固定してある。このカバー12側のプリント基板23とケース11側のプリント基板16とはフレキシブルプリント基板25で接続されている。 【0018】以上実施形態の多重通信用コントロールボックス10によれば、インテリジェントパワースイッチ15から発生した熱は、図1中矢印で示すように、ゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18を介して金属製のケース11の底面11a側より外部に放熱される。 【0019】このように、金属製のケース11の底面11aに対向するプリント基板16の裏面16a側にインテリジェントパワースイッチ15を実装し、このインテリジェントパワースイッチ15と金属製のケース11の底面11aとの間にゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18を介在したので、インテリジェントパワースイッチ15から発生した熱をゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18を介して金属製のケース11の底面11a側から外部に放熱することができ、インテリジェントパワースイッチ15の放熱を効率良く行うことができる。また、金属製のケース11自体を放熱板として機能させることができ、低コストで放熱効率を高めることができる。 【0020】また、金属製のケース11を熱伝導性の車体フレーム21にネジ20を介して締結固定したので、金属製のケース11の熱を車体フレーム21側に伝導して外部に放熱することができ、放熱効果をより一層向上させることができる。 【0021】さらに、ゴム製の熱伝導性部材(放熱部材)としてゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18を用いたことにより、インテリジェントパワースイッチ15から発生した熱をゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18を介して金属製のケース11の底面11a側より外部に確実に放熱することができると共に、該ゴム製の熱伝導性絶縁シリコン18により金属製のケース11からプリント基板16側に伝わる振動を確実に抑制することができる。また、プリント基板16の裏面16a側の金属製のケース11の底面11aとの狭いスペースにも他の部品26等を実装することができ、プリント基板16への実装スペースを十分に確保することができる。 【0022】尚、前記実施形態によれば、発熱部品としてインテリジェントパワースイッチを用いたが、発熱部品はインテリジェントパワースイッチに限られるものでないことは勿論である。また、金属製のケースの側面に基板を平行に配置し、該ケースの側面に対向する基板の一面に発熱部品を実装し、金属製のケースの側面と発熱部品との間に放熱部材を介在してもよい。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明によれば、金属製のケースの一面に対向する基板の一面側に発熱部品を実装し、この発熱部品と金属製のケースの一面との間に放熱部材を介在したので、発熱部品から発生した熱を放熱部材を介して金属製のケースの一面側から外部に効率良く放熱することができ、発熱部品の放熱効果を向上させることができる。また、金属製のケース自体を放熱板として機能させることができ、低コストで放熱効率を高めることができる。 【0024】請求項2の発明によれば、金属製のケースを熱伝導性の被取付体に締結手段を介して締結固定したので、金属製のケースの熱を熱伝導性の被取付体側に伝導して外部に効率良く放熱することができ、放熱効率をより一段と高めることができる。 【0025】請求項3の発明によれば、放熱部材としてゴム製の熱伝導性部材を用いたことにより、発熱部品から発生した熱をゴム製の熱伝導性部材を介して金属製のケースの一面より外部に確実に放熱することができると共に、該ゴム製の熱伝導性部材を介して金属製のケースから基板側に伝わる振動を確実に抑制することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月29日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−220278 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−17528 |
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