| 【発明の名称】 |
ネジ止め機構 |
| 【発明者】 |
【氏名】古川 等
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、結合用ネジの回転トルクによる凸側ネジボスのねじれを防止して、凸側ネジボスにクラック等が発生することを回避できるネジ止め機構を提供する。
【解決手段】対となる一方のケース1の内壁面から内側に突出した凸側ネジボス3を、他方のケース2の内壁面から内側に突出した凹側ネジボス4に嵌合し、前記凹側ネジボスの背面から挿入したネジ5を前記凸側ネジボスのネジ孔6に螺合させるネジ止め機構である。本発明では、前記凸側ネジボスには、半径方向に突出した複数のリブ10を形成し、前記凹側ネジボスには、前記複数のリブに対応した複数の凹部11を形成する。これにより、前記凸側ネジボスの前記ネジの回転方向の強度を増加する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 対となる一方のケースの内壁面から内側に突出した凸側ネジボスを、他方のケースの内壁面から内側に突出した凹側ネジボスに嵌合し、前記凹側ネジボスの背面から挿入したネジを前記凸側ネジボスのネジ孔に螺合させるネジ止め機構であって、前記凸側ネジボスには、半径方向に突出した複数のリブを形成し、前記凹側ネジボスには、前記複数のリブに対応した複数の凹部を形成してなることを特徴とするネジ止め機構。 【請求項2】 前記リブおよび凹部は、円周方向に90°ずつ離れて計4個ずつ形成されていることを特徴とする請求項1のネジ止め機構。 【請求項3】 前記リブおよび凹部は、円周方向に180°ずつ離れて計2個ずつ形成されていることを特徴とする請求項1のネジ止め機構。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、対となるケースを対向させて固定する際に使用するケース内蔵のネジ止め機構に関する。 【0002】 【従来の技術】図4(A)は、ゲーム機等の機器の対となる樹脂製ケース1,2を組み付けた状態の縦断面である。この図に示すケース1,2は、一方のケース1の内壁面から内側に突出した凸側ネジボス3を、他方のケース2の内壁面から内側に突出した凹側ネジボス4に嵌合し、この凹側ネジボス4の背面から挿入した結合用ネジ5を凸側ネジボス3のネジ孔6に螺合させるネジ止め機構を採用している。 【0003】凸側ネジボス3は円柱状に形成され、その下端面形状は、図4(B)の底面図に示すように、円形である。この凸側ネジボス3と対をなす凹側ネジボス4は、凸側ネジボス3を嵌合するための円柱状の嵌合用凹部7を有する。図4(C)は凹側ネジボス4の上端面形状を示す平面図である。嵌合用凹部7の中心にはネジ5を貫通させる透孔8が形成してある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図4に示すネジ止め機構は、凸側ネジボス3が円柱状であり、これを受ける凹側ネジボス4の嵌合用凹部7も円柱状であるため、ネジ5を螺合するとネジ5の回転トルクによって凸側ネジボス3がネジ5の回転方向にねじられる。この結果、凸側ネジボス3の機械的な強度が弱いと、凸側ネジボス3にクラック等が発生する原因になる。一般に、ケース1,2は樹脂素材で形成され、ネジボス3,4も同じ素材で一体成形されるため、凸側ネジボス3の機械的強度が強いとは言えない。 【0005】本発明は、結合用ネジの回転トルクによる凸側ネジボスのねじれを防止して、凸側ネジボスにクラック等が発生することを回避できるネジ止め機構を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、対となる一方のケースの内壁面から内側に突出した凸側ネジボスを、他方のケースの内壁面から内側に突出した凹側ネジボスに嵌合し、前記凹側ネジボスの背面から挿入したネジを前記凸側ネジボスのネジ孔に螺合させるネジ止め機構であって、前記凸側ネジボスには、半径方向に突出した複数のリブを形成し、前記凹側ネジボスには、前記複数のリブに対応した複数の凹部を形成してなるネジ止め機構で達成できる。 【0007】本発明の実施の形態によれば、前記リブおよび凹部は、円周方向に90°ずつ離れて計4個ずつ形成されているか、あるいは円周方向に180°ずつ離れて計2個ずつ形成されている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明のネジ止め機構の一実施形態を示す構成図で、(A)は縦断面図、(B)は凸側ネジボス3の下端面図、(C)は凹側ネジボス4の上端面図である。また、図2は凸側ネジボス3単体を下端から見た斜視図である。本発明も基本的には、対となる一方のケース1の内壁面から内側に突出した凸側ネジボス3を、他方のケース2の内壁面から内側に突出した凹側ネジボス4に嵌合し、前記凹側ネジボス4の背面から挿入したネジ5を前記凸側ネジボス3のネジ孔6に螺合させるネジ止め機構である。 【0009】本発明は上記構成に加え、凸側ネジボス3には、半径方向に突出した複数のリブ10を形成し、また凹側ネジボス4には、前記複数のリブ10に対応した複数の凹部11を形成してある。本例では、前記リブ10および凹部11は、円周方向に90°ずつ離れて計4個ずつ形成されている。各リブ10は角型形状であり、これに対応する凹部11も角型形状である。 【0010】凸側ネジボス3の本体は円柱状であるが、この本体から半径方向に4個の回転防止用リブ10が突出している。凹側ネジボス4の嵌合用凹部7は円柱状であるが、そこから更に半径方向に4個の回転防止用凹部11が形成されている。そして、図1(A)に示すように、凸側ネジボス3を凹側ネジボス4の嵌合用凹部7に嵌合させたとき、凸側ネジボス3の4個の回転防止用リブ10が凹側ネジボス4の4個の回転防止用凹部11にそれぞれ嵌合する。 【0011】この嵌合状態で、結合用ネジ5を凹側ネジボス4の透孔8に挿入して凸側ネジボス3のネジ孔6に螺合させると、ケース1,2を結合させることができる。この場合、ネジ5の回転によるトルクによって凸側ネジボス3を同じ方向に回転させようとしても、凸側ネジボス3はリブ10および凹部11を介して凹側ネジボス4と機構的に結合しているので、凸側ネジボス3が単体でネジ5の回転方向にねじれることはない。このため、ネジ5を強く螺合させても、凸側ネジボス3にクラック等が発生することが防止される。 【0012】回転防止用のリブ10および凹部11は、ネジ5の回転方向の強度増加機能だけでなく、ケース1、2の組み付け時の案内機能もある。このリブ10および凹部11の個数および形状は上述した例に限られない。例えば、図3(A)に示すようにリブ10の隅部にRを付けても良い。また、リブ10を図3(B)に示すように、円周方向に180°ずつ離れて2個だけ形成するようにしても良い。この場合、対応する凹部11も同様の形状とする。 【0013】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、対となるケースの組立時に、結合用ネジの回転トルクによる凸側ネジボスのねじれを防止することができるので、凸側ネジボスにクラック等が発生することのないネジ止め機構を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006220 【氏名又は名称】ミツミ電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月30日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−220269 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)8月10日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−33850 |
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