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【発明の名称】 電子部品認識装置
【発明者】 【氏名】新山 秀邦

【氏名】星野 恵一

【氏名】加藤 勝彦

【要約】 【課題】本発明は、特に、高精度で信頼性の高い電子部品認識装置を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明による電子部品認識装置1は、所定の場所に配置させた電子部品Pを、照明光により照らし出し、電子部品Pからの反射光を、筺体2内に設けられたミラー10を介して撮像素子3に入射させ、撮像素子3により、電子部品Pの像を認識するための電子部品認識装置1において、筺体2内に設けられた凹状のミラー収容部21の側面21aとミラー10の側面10aとの間に接着剤Sを設け、ミラー収容部21の底部には、ミラー収容部21の側面21aから連続する接着剤流入溝22が設けられた構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定の場所に配置させた電子部品を、照明光により照らし出し、電子部品からの反射光を、筺体内に設けられたミラーを介して撮像素子に入射させ、前記撮像素子により、前記電子部品の像を認識するための電子部品認識装置において、前記筺体内に設けられたミラー載置面は、前記ミラーの底面の中央領域に当接させるミラー支持凸部の頂面として形成し、前記ミラー載置面と前記ミラーの前記底面との間に接着剤を設けたことを特徴とする電子部品認識装置。
【請求項2】 所定の場所に配置させた電子部品を、照明光により照らし出し、電子部品からの反射光を、筺体内に設けられたミラーを介して撮像素子に入射させ、前記撮像素子により、前記電子部品の像を認識するための電子部品認識装置において、前記筺体内に設けられた凹状のミラー収容部の側面と前記ミラーの側面との間に接着剤を設け、前記ミラー収容部の底部には、前記ミラー収容部の前記側面から連続する接着剤流入溝が設けられたことを特徴とする電子部品認識装置。
【請求項3】 前記ミラー収容部の前記底部には、前記ミラーの底面に当接させるミラー支持凸部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の電子部品認識装置。
【請求項4】 前記ミラー収容部の前記底部には、前記ミラーの前記底面に対峙する光貫通穴が設けられ、この光貫通穴の周囲に前記ミラー支持凸部を設けたことを特徴とする請求項3記載の電子部品認識装置。
【請求項5】 前記ミラーはミラー固定台を介して前記筺体に固定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の電子部品認識装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品認識装置に係り、特に、電子部品を基板に実装するあたって、電子部品の状態を予め認識させるための電子部品認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品認識装置100は、図10に示すように、小視野組立体Dと大視野組立体Eとを有し、小視野組立体Dは、CCDからなる撮像素子103が組み込まれた撮像素子ユニット101を有し、大視野組立体Eは、CCDからなる撮像素子104が組み込まれた撮像素子ユニット102を有している。各撮像素子ユニット101,102は、筺体Hに対して直角に配置させた鏡胴107,108にそれぞれ固定され、各鏡胴107,108内には、結像レンズ105,106が設けられている。また、筺体Hの端部には、吸着ノズル109で撮像位置まで搬送させた電子部品Pに対し、その底面に向けて光を照射する照明光源110が配置されている。そして、筺体H内には、電子部品Pからの反射光の光路を90°曲げるための第1の全反射ミラー111が設けられている。さらに、筺体H内において、全反射ミラー111と結像レンズ105との間にはハーフミラープリズム112が配置され、ハーフミラープリズム112と結像レンズ106との間には第2の全反射ミラー113が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の電子部品認識装置は、上述したように構成されているため、次のような課題が存在していた。
【0004】すなわち、図11及び図12に示すように、筺体H内の第1の全反射ミラー111は、ミラー固定台114を介して筺体Hに固定するが、第1の全反射ミラー111をミラー固定台114に固定させる際、全反射ミラー111の底面111aの全面に接着剤を塗布した状態で、ミラー固定台114のミラー載置面114aに載せる。このように、底面111aに接着剤を全面塗布すると、接着剤が硬化したとき、その体積変化がもとで、ミラー面111aがミクロンオーダではあるが、波を打ったり反ったりして歪むことになる。このことは、第2の全反射ミラー113も同様である。このような現象は、接着剤を利用してミラーを固定することに起因するものであるが、ミラー面の面精度が高次元で要求される電子部品認識装置においては、数ミクロンの凹凸誤差でも問題になっている。特に、近年の電子部品認識装置では、筺体H内に設けるミラーの枚数が多くなる傾向にある。その結果、ミラーで光を反射させるごとに、ミラー面の歪みは累積的に増加し、最終的には、撮像素子の画像に多大な影響を与え、ひいては、これが電子部品認識装置の性能に大きな影響を与えていた。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、高精度で信頼性の高い電子部品認識装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の電子部品認識装置は、所定の場所に配置させた電子部品を、照明光により照らし出し、電子部品からの反射光を、筺体内に設けられたミラーを介して撮像素子に入射させ、撮像素子により、電子部品の像を認識するための電子部品認識装置において、筺体内に設けられたミラー載置面は、ミラーの底面の中央領域に当接させるミラー支持凸部の頂面として形成し、ミラー載置面とミラーの底面との間に接着剤を設けたことを特徴とする。
【0007】この電子部品認識装置においては、ミラー載置面によりミラーの中央部分を支持するため、ミラー載置面とミラーとの接触面積を必要最小限に押さえることができ、結果的に、ミラー載置面の表面粗さがミラー面に与える影響を、必要最小限に抑えることが可能となる。しかも、ミラーの中央部分が支持されるため、ミラーをミラー載置面に安定して着座させることができる。さらに、ミラー載置面は、ミラー支持凸部の頂面として形成される結果、接着工程において、余分な接着剤をミラー載置面からその周囲に流し出すことができ、当初予定した面積にのみ接着剤を確実に塗布させることができ、ミラーの底面に必要以上の接着剤が塗布されることがない。そして、接着剤を、ミラーの底面の中央領域に設けることで、接着剤が硬化する際に引き起こされるミラーの引張り力を、その周囲に均一に逃がすことができ、接着剤による影響を極めて少なくすることができる。従って、ミラー固定に接着剤を利用した場合でも、ミラー面を、その加工時の精度に維持しつつミラー載置面上に接着固定させることが可能となる。
【0008】請求項2に係る本発明の電子部品認識装置は、所定の場所に配置させた電子部品を、照明光により照らし出し、電子部品からの反射光を、筺体内に設けられたミラーを介して撮像素子に入射させ、撮像素子により、電子部品の像を認識するための電子部品認識装置において、筺体内に設けられた凹状のミラー収容部の側面とミラーの側面との間に接着剤を設け、ミラー収容部の底部には、ミラー収容部の側面から連続する接着剤流入溝が設けられたことを特徴とする。
【0009】この電子部品認識装置においては、ミラーは、凹状のミラー収容部内に落とし込まれる結果、ミラーを当初予定した位置に確実に設置させることができる。しかも、ミラーの側面とミラー収容部の側面との間を接着させることで、接着剤が硬化する際に引き起こされるミラーの引張り力を、ミラーの側面から与えることが可能となる。従って、ミラーの引張り強度が強い部分での利用が可能となり、接着剤によるミラーの引っ張り変形が極めて少なくなる。よって、ミラー固定に接着剤を利用した場合でも、ミラー面を、その加工時の精度に維持しつつ接着固定させることが可能となる。さらに、余剰な接着剤を接着剤流入溝内に流し込むことができ、当初予定した接着剤の量の確保を確実なものにする。
【0010】請求項3記載の電子部品認識装置において、ミラー収容部の底部には、ミラーの底面に当接させるミラー支持凸部が設けられると好ましい。この場合、接着剤を介在させることなく、ミラーの底面をミラー支持凸部によって支持させ、ミラーの底面の安定した着座を可能にする。
【0011】請求項4記載の電子部品認識装置において、ミラー収容部の底部には、ミラーの底面に対峙する光貫通穴が設けられ、この光貫通穴の周囲にミラー支持凸部を設けると好ましい。この場合、この光貫通穴によって、ハーフミラー等の光透過型ミラーの適用を可能にし、当然のこととして全反射型ミラーの適用をも可能にする。従って、汎用性が広い。
【0012】請求項5記載の電子部品認識装置において、ミラーはミラー固定台を介して筺体に固定すると好ましい。このような構成を採用した場合、筺体内にミラーを固定する作業を容易にする。しかも、ミラー固定台にミラーを接着固定させたものを予め準備しておくことで、ミラー面の要求精度に合ったミラーのみを選択して、筺体に固定させることができ、装置の組立て後の品質保証に寄与する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による電子部品認識装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0014】[第1実施形態]図1は、本発明に係る電子部品認識装置を示す断面図である。同図に示す電子部品認識装置1は、筺体2に固定した小視野組立体Aと中視野組立体Bと大視野組立体Cとを有し、中視野組立体Bの両側に小視野組立体A及び大視野組立体Cを配置させている。小視野組立体Aの内部にはCCDからなる撮像素子3が組み込まれ、中視野組立体Bの内部にはCCDからなる撮像素子4が組み込まれ、大視野組立体Cの内部にもCCDからなる撮像素子5が組み込まれている。そして、各撮像素子3〜5からは映像信号が出力される。
【0015】さらに、筺体2には、吸着ノズル6により撮像位置まで搬送させた電子部品Pの底面に向けて、光りを照射する複数の照明光源7が配置されている。各照明光源7は、LEDからなり、電子部品Pからの反射光を受け入れる撮像窓8の壁面に環状に配列させている。この撮像窓8には、図示しない防塵ガラスが嵌め込まれている。
【0016】筺体2内には、複数枚のミラーが固定されている。具体的に、撮像窓8と撮像素子3との間の小視野光路L1上には、第1の全反射ミラー10及び第1の結像レンズ11が筺体2に固定され、この全反射ミラー10は、撮像窓8に隣接して配置され、電子部品Pで反射した光の光路L1を90°曲げて、その光を第1の撮像素子3内に入射させるために45°傾けられている。
【0017】また、第1の全反射ミラー10と第1の結像レンズ11との間には、第1のハーフミラー12が筺体2に固定され、第1のハーフミラー12は、小視野光路L1を透過させ、中視野光路L2を90°曲げるために45°傾けられている。そして、第1のハーフミラー12に対面する位置には、第2の全反射ミラー13が筺体2に固定され、この全反射ミラー13は、第2の撮像素子4に向けて光路L2を90°曲げるために45°傾けられている。さらに、第2の全反射ミラー13と第2の撮像素子4との間の中視野光路L2上には第2の結像レンズ14が設けられている。
【0018】また、第2の全反射ミラー13と第2の結像レンズ14との間には、第2のハーフミラー15が筺体2に固定され、第2のハーフミラー15は、中視野光路L2を透過させ、大視野光路L3を90°曲げるために45°傾けられている。そして、第2のハーフミラー15に対面する位置には、第3の全反射ミラー16が筺体2に固定され、この全反射ミラー16は、第3の撮像素子5に向けて大視野光路L3を90°曲げるために45°傾けられている。さらに、第3の全反射ミラー16と第3の撮像素子5との間の大視野光路L3上には第3の結像レンズ17が設けられている。
【0019】このように構成した電子部品認識装置1で電子部品Pの底面を撮像する場合、例えば電子部品Pが5mm角の小型の部品である場合、小視野用の撮像素子3が利用され、電子部品Pで反射した光は、第1の全反射ミラー10、第1のハーフミラー12及び第1の結像レンズ11を介して撮像素子3に入射し、小視野組立体Aからその映像信号を出力させる。
【0020】同様に、例えば電子部品Pが20mm角の中型の部品である場合、中視野用の撮像素子4が利用され、電子部品Pで反射した光は、第1の全反射ミラー10、第1のハーフミラー12、第2の全反射ミラー13、第2のハーフミラー15及び第2の結像レンズ14を介して撮像素子4に入射し、中視野組立体Bからその映像信号を出力させる。
【0021】同様に、例えば電子部品Pが45mm角の大型の部品である場合、大視野用の撮像素子5が利用され、電子部品Pで反射した光は、第1の全反射ミラー10、第1のハーフミラー12、第2の全反射ミラー13、第2のハーフミラー15、第3の全反射ミラー16及び第3の結像レンズ17を介して撮像素子5に入射し、大視野組立体Cからその映像信号を出力させる。
【0022】このような電子部品認識装置1では、大視野用の撮像素子5までの光路L3の途中には、5枚のミラーが介在することになり、ミラー面の面精度がかなりの高次元で要求される。これは、ミラーで光を反射させるごとに、ミラー面の歪みが累積的に増加することに起因するものであり、ミラーでの反射回数が多ければ多いほど、電子部品認識装置1の認識性能に多大な影響を与えるからである。
【0023】そこで、図2〜図4に示すように、厚さ2〜3mm程度の極めて薄い全反射ミラー(以下単に「ミラー」という)10は、アルミ又は鉄製のミラー固定台20上に接着固定され、このミラー固定台20は筺体2にネジ止めされている。このミラー固定台20には、全反射ミラー10の外形と略等しい凹状のミラー収容部21が形成され、ミラー収容部21の側面21aとミラー10の側面10aとの間を接着剤Sで固定している(図4参照)。なお、この接着剤Sは、接着強度を考慮して、エポキシ系のほか、嫌気性、紫外線硬化型その他の接着剤を適宜選択する。また、ミラー収容部21の底面には、その周囲において、矩形状に這い回された接着剤流入溝22が形成され、この接着剤流入溝22は、ミラー収容部21の側面21aに対して連続させた壁面で作り出されている。
【0024】また、ミラー収容部21の底面に接着剤流入溝22を形成した結果、その底面には、ミラー10の底面10bを当接支持させるミラー支持凸部23が形成されることになる。このミラー支持凸部23の頂面はミラー載置面23aとして利用され、ミラー載置面23aによりミラー10の着座を良好にしている。さらに、ミラー載置面23aは、高い面精度をもって形成され、ミラー載置面23aとミラー10の底面10bとの間には接着剤は存在しない。
【0025】このようなミラー固定台20を採用すると、ミラー収容部21内にミラー10を落とし込むだけで、ミラー10を、当初の位置に簡単かつ確実に設置させることができる。しかも、ミラー10の側面10aとミラー収容部21の側面21aとの間に接着剤Sを介在させる結果、接着剤Sが硬化する際に引き起こされるミラー10の引張り力を、ミラー10の側面10aから与えることが可能となる。従って、ミラー10の引張り強度が強い部分での利用が可能となり、接着剤Sによるミラー10の引っ張り変形が極めて少なくなる。よって、ミラー固定に接着剤Sを利用した場合でも、ミラー面10cを、その加工時の精度に維持しつつ接着固定させることが可能となる。さらに、余剰な接着剤Sを接着剤流入溝22内に流し込むことができ、当初予定した接着剤Sの量の確保を確実なものにする。
【0026】なお、ミラー固定台20には通し穴25を有する固定片24が設けられ、この通し穴25を利用すると、筺体2に対してミラー固定台20を簡単にネジ固定させることができる。このようなミラー固定台20の採用は、筺体2内にミラー10を固定させる作業を容易にする。しかも、ミラー固定台20にミラー10を接着固定させたものを予め準備しておくことで、ミラー面10cの要求精度に合ったミラー10のみを選択して、筺体2に固定させることができ、装置組立て後の品質保証に寄与する。
【0027】[第2の実施形態]前述したミラー固定台20は、全反射ミラー10を固定するためのものであるが、ハーフミラー12を固定する場合には、図5及び図6に示すようなミラー固定台30が利用される。このミラー固定台30に設けられたミラー収容部31の側面31aと、厚さ1mm程度のハーフミラー12の側面12aとの間を接着剤Sで固定している。また、ミラー収容部31の底面には、ハーフミラー12の底面12bに対峙する矩形の光貫通穴32が設けられ、光貫通穴32の周囲には、矩形のミラー載置面33aをもったミラー支持凸部33が設けられている。このような構成は、光貫通穴32によって、ハーフミラー12の利用を可能にするばかりか、全反射ミラー10の利用をも可能にする。従って、汎用性が広い。なお、ミラー固定台30において、ミラー固定台20と同一又は同等な構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0028】[第3の実施形態]本発明の電子部品認識装置1に適用するミラー固定台40は、図7〜図9に示すように、全反射ミラー(以下単に「ミラー」という)10の固定に利用するものである。ミラー固定台40には、全反射ミラー10の外形と略等しい凹状のミラー収容部41が形成され、このミラー収容部41の底面には、ミラー10の底面10bの中央領域に当接させるミラー支持凸部42が突設され、このミラー支持凸部42の頂面がミラー載置面42aとなる。そして、ミラー載置面42aとミラー10の底面10bとの間を接着剤Sで固定している(図9参照)。この場合、接着剤Sとして、エポキシ系のほか、嫌気性、紫外線硬化型その他の接着剤を適宜選択する。また、ミラー収容部41には、ミラー支持凸部42を取り囲むように接着剤流入溝43が形成され、この接着剤流入溝43は、ミラー収容部41の側面41aまで達している。なお、ミラー載置面42aの面積は、ミラー10の底面10bの約25%に相当する。
【0029】このようなミラー固定台40を採用すると、ミラー収容部41内にミラー10を落とし込むだけで、ミラー10を、当初の位置に簡単かつ確実に設置させることができる。しかも、ミラー載置面42aによりミラー10の中央部分を支持するため、ミラー載置面42aとミラー10との接触面積を必要最小限に押さえることができ、結果的に、ミラー載置面42aの表面粗さがミラー面10cに与える影響を、必要最小限に抑えることが可能となる。また、ミラー10の中央部分が支持されるため、ミラー10の着座性が良好になる。さらに、ミラー載置面42aは、ミラー支持凸部42の頂面として形成される結果、接着工程において、余分な接着剤Sを、ミラー載置面42aから接着剤流入溝43内に流し込むことができ、当初予定した面積にのみ接着剤Sを確実に塗布させることができ、ミラー10の底面10bに必要以上の接着剤Sが塗布されることがなく、接着面積を、ミラー載置面42aの大小により調節することができる。
【0030】そして、接着剤Sを、ミラー10の底面10bの中央領域に設けることで、接着剤が硬化する際に引き起こされるミラー10の引張り力を、その周囲に均一に逃がすことができる。従って、接着剤Sによるミラー10の引っ張り変形を極めて少なくすることができる。
【0031】なお、ミラー固定台40には通し穴45を有する固定片44が設けられ、この通し穴45を利用すると、筺体2に対してミラー固定台40をネジ固定させることができる。このようなミラー固定台40の採用は、筺体2内にミラー10を固定させる作業を容易にする。しかも、ミラー固定台40にミラー10を接着固定させたものを予め準備しておくことで、ミラー面10cの要求精度に合ったミラー10のみを選択して、筺体2に固定させることができ、装置組立て後の品質保証に寄与する。
【0032】本発明は、前述した第1〜第3の実施形態に限定されることはない。例えば、全反射ミラー10にミラー固定台20,30,40を適用させる場合について説明したが、全反射ミラー13,16にミラー固定台20,30,40が適用され得ることは言うまでもない。同様に、ハーフミラー12にミラー固定台30を適用させる場合について説明したが、ハーフミラー15にミラー固定台30が適用され得ることは言うまでもない。そして、ミラー固定台を利用しない場合、筺体2の壁面にミラー載置面を一体に形成してもよい。また、ミラー載置面は矩形に限らず、丸形であってもよく、ハーフミラーに代えてダイクロイックミラーであってもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明による電子部品認識装置は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。
【0034】すなわち、筺体内に設けられたミラー載置面は、ミラーの底面の中央領域に当接させるミラー支持凸部の頂面として形成し、ミラー載置面とミラーの底面との間に接着剤を設けることにより、高精度で信頼性の高い電子部品認識装置を可能にする。
【0035】同様に、筺体内に設けられた凹状のミラー収容部の側面とミラーの側面との間に接着剤を設け、ミラー収容部の底部には、ミラー収容部の側面から連続する接着剤流入溝が設けられることにより、高精度で信頼性の高い電子部品認識装置を可能にする。
【出願人】 【識別番号】000001225
【氏名又は名称】株式会社コパル
【出願日】 平成10年(1998)1月13日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外2名)
【公開番号】 特開平11−204999
【公開日】 平成11年(1999)7月30日
【出願番号】 特願平10−4869