| 【発明の名称】 |
部品ライブラリ検索方法及び電子部品実装装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】服部 芳幸
【氏名】倉田 浩明
【氏名】野中 聡
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| 【要約】 |
【課題】電子部品実装装置で用いる部品ライブラリの登録数を増加させるとともに、それらを高速で検索できるようにする。
【解決手段】電子部品実装装置において、外部よりデータを取り込むデータ入出力部1と、電子部品の属性を参照、更新するデータ編集部2と、生産品種に従い必要な電子部品データを抽出するデータ転送部3と、直接生産の対象になる電子部品のデータを部品ライブラリ4における作業データ6に集め、生産に使用しない電子部品のデータをマスターデータ5に書き戻す部品ライブラリ管理部7とを備え、作業データ6に登録するデータ数を制限することにより検索を高速で行えるようにしながらマスターデータ5の最大登録数を増加させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生産する回路基板に実装する電子部品の一覧を抽出する工程と、入力された全電子部品データが登録されているマスターデータから前記一覧の電子部品データを複写し作業データに登録する工程と、作業データのデータ数が登録可能な最大数を超えた時に生産に使用されない電子部品データをマスターデータに書き戻して作業データから削除する工程と、作業データから実装する電子部品データを検索する工程とを有することを特徴とする部品ライブラリ検索方法。 【請求項2】 電子部品データを記憶媒体又は上位コンピュータにより外部より読み込みまたは外部へ書き出すためのデータ入出力部と、回路基板上に実装する電子部品の種別、寸法などを定義するデータを作成するデータ編集部と、入力された全電子部品データが登録されているマスターデータと現在生産中の回路基板に実装される電子部品及び最近生産の対象になった電子部品データのみを一時的に登録する作業データとを備えた部品ライブラリと、生産品種に従い必要な電子部品データを作業データから抽出して動作制御部に転送するデータ転送部と、生産品種切り替えまたは電子部品データ更新時にマスターデータより作業データを作成するとともに、生産に使用されない作業データをマスターデータに書き戻す部品ライブラリ管理部とを備えたことを特徴とする電子部品実装装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置における部品ライブラリ検索方法及び電子部品実装装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電子部品実装装置の構成例について、図5〜図8を参照して説明する。 【0003】電子部品実装装置の外観を示した図5において、20は装置の状態やデータの内容を表示するための画面、21はデータを入力するためのキーボードなどを備えた入力装置、22は回路基板を保持して位置決めを行うための直交テーブル、23は電子部品を供給するための移動可能な供給テーブルであり、電子部品を供給する位置を識別するための一意な番号(以下、Z番号と呼ぶ)を持っている。24は電子部品を保持して回路基板に装着する装着部であり、複数の装着ヘッドと各ヘッド毎に電子部品を吸着するためのノズルを備えており、この装着部の回転動作により供給テーブル23から電子部品を吸着し、回路基板上の実装位置へ実装する。 【0004】図6は、供給テーブル23上の電子部品の供給位置を定義するデータの構造を示したものであり、配列プログラムと呼ぶ。25はZ番号であり、電子部品を供給するための治具(以下、パーツカセットと呼ぶ)を供給テーブル23に搭載する位置に対応している。26は部品形状コードであり、電子部品の種類を一意に定義する文字列である。 【0005】図7は、電子部品の種別、寸法などを定義するデータ(以下、部品ライブラリと呼ぶ)を編集するための画面例である。27は部品形状コードであり、配列プログラムの部品形状コードを介してZ番号25と関連付けられることにより、各電子部品のパーツカセットを搭載する位置が決まる。28は電子部品の種別を定義するパラメータであり、チップ部品、QFP部品など、電子部品の形状、電気的特性などにより一意な番号が予め割り当てられている。29は電子部品の属性を定義するパラメータであり、電子部品の寸法などからなる。30は電子部品の実装方法を定義するパラメータであり、吸着・装着を行うノズルの種類、ヘッドの回転速度などからなる。31は電子部品の供給方法を定義するパラメータであり、パーツカセットの供給量などからなる。 【0006】図8は、部品ライブラリの運用及びそれに伴う内部処理を示したフローチャートである。図8において、まずはじめに外部コンピュータ又は他の電子部品実装装置において作成され、1ファイルとして保存されている部品ライブラリを、フロッピーディスクなどの記録媒体、または上位コンピュータより電子部品実装装置に読み込む(ステップ#21)。次に、読み込んだデータに対して、電子部品実装装置のタイプ、生産におけるデータの運用などに基づいて、必要な電子部品データを更新する(ステップ#22)。次に、生産する回路基板の種類、使用する電子部品に基づいて、動作制御部に必要な電子部品データを抽出し、転送する(ステップ#23)。これらの操作により回路基板の生産に必要な前準備工程が完了する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の構成では部品ライブラリが内部では全て1ファイルとして扱われるため、登録されている部品形状コードの数が多い場合には、編集部で目的の部品形状コードを選択する時、又は転送部で必要なデータを抽出する時など、検索に時間を要するという問題があった。また逆に、検索処理をある一定時間内に行うためには、登録可能な部品形状コード数が制限されるという問題があった。 【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、部品データの検索を高速で行うことができる部品ライブラリ検索方法及び電子部品実装装置を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明の部品ライブラリ検索方法は、生産する回路基板に実装する電子部品の一覧を抽出する工程と、入力された全電子部品データが登録されているマスターデータから前記一覧の電子部品データを複写し作業データに登録する工程と、作業データのデータ数が登録可能な最大数を超えた時に生産に使用されない電子部品データをマスターデータに書き戻して作業データから削除する工程と、作業データから実装する電子部品データを検索する工程とを有するものであり、マスターデータに大量の電子部品データを登録できるとともに、検索対象となる作業データに登録されている電子部品データの数を少なくすることができ、電子部品データの検索を高速で行うことができる。 【0010】また、本発明の電子部品実装装置は、電子部品データを記憶媒体又は上位コンピュータにより外部より読み込みまたは外部へ書き出すためのデータ入出力部と、回路基板上に実装する電子部品の種別、寸法などを定義するデータを作成するデータ編集部と、入力された全電子部品データが登録されているマスターデータと現在生産中の回路基板に実装される電子部品及び最近生産の対象になった電子部品データのみを一時的に登録する作業データとを備えた部品ライブラリと、生産品種に従い必要な電子部品データを作業データから抽出して動作制御部に転送するデータ転送部と、生産品種切り替えまたは電子部品データ更新時にマスターデータより作業データを作成するとともに、生産に使用されない作業データをマスターデータに書き戻す部品ライブラリ管理部とを備えたものであり、多数の電子部品を登録しながら部品ライブラリの編集時や生産品種の切り替え時に電子部品データの検索を高速で行うことができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の部品装着装置における部品ライブラリ検索方法の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。 【0012】図1は電子部品実装装置のデータ処理及び動作制御部のブロック図である。1は入出力部であり、記録媒体又は上位コンピュータによりデータを外部より取り込むための装置を備えている。2はデータ編集部であり、図7に示すような編集画面を備えており、各部品形状コードごとにパラメータの値を参照、更新できるように構成されている。3はデータ転送部であり、生産品種に従い必要な電子部品データを抽出し、配列プログラムなど他のデータとの関連付けを行って動作制御部8に転送する。4は部品ライブラリであり、入力された全部品形状コードのデータが登録されているマスターデータ5と、生産品種の切り替えや電子部品データの更新により、直接生産の対象になる電子部品部品形状コードを一時的に集めて登録する作業データ6とを備えている。7は部品ライブラリ管理部であり、データ編集部2、データ転送部3の処理対象となる作業データ6をマスターデータ5から作成する。また、作業データ6に登録可能な最大数を超えた場合には、生産に使用しない電子部品データの内容をマスターデータ5に書き戻すとともに、作業データ6から削除する。作業データ6に登録可能な最大数は、部品形状コードの検索がある時間内に完了するように適切に設定する必要がある。動作制御部8は、データ転送部3より転送されたデータに基づき、図5の直交テーブル22や供給テーブル23の軸制御や装着部24における吸装着ノズルの切り替えなどを行い、回路基板の生産を行う。 【0013】図2に、生産品種切り替え時に部品ライブラリ管理部7にてマスターデータ5より作業データ6を作成する手続きのフローチャートを示す。図2において、まず始めに切り替えられた生産品種で使用される部品形状コードの一覧を抽出する(ステップ#1)。次に、抽出された部品形状コードのすべてについて、作業データ6の中に登録されていないものがあれば(ステップ#2)、それをマスターデータ5より複写し、作業データ6に登録する(ステップ#3)。この時、作業データ6に登録可能な最大数を超えて登録しようとした場合は(ステップ#4)、切り替えられた生産品種で使用される部品形状コード以外で、一番長期間更新されていない部品形状コードのデータをマスターデータ5に書き戻し、作業データ6から削除する(ステップ#5)。この一連の手続きを、ステップ#1で抽出した全ての部品形状コードについて繰り返す(ステップ#6)。なお、作業データ6から削除する部品形状コードを選択する際に、上記以外に作業データ6に新規登録された時期、更新される頻度などに基づいて判断する方法を適用してもよい。 【0014】図3に、データ編集部2による部品ライブラリ4の編集時にマスターデータ5より作業データ6を作成する手続きのフローチャートを示す。図3において、まず始めに編集の対象になった部品形状コードが作業データ6の中に登録されているかを調べ(ステップ#11)、登録されていない場合はそのデータをマスターデータ5より複写し、作業データ6に登録する(ステップ#12)。この時、作業データ6に登録可能な最大数を超えて登録しようとした場合は(ステップ#13)、図2のステップ#5の方法と同様に、作業データ6の中から使用しない部品形状コードのデータを削除する(ステップ#14)。編集対象としては、ステップ#12で登録した作業データに対してデータの参照、更新を行う(ステップ#15)。 【0015】図4に、作業データ6とマスターデータ5に登録されている部品形状コードの関係を示す。図4において、10はマスターデータ5に登録されている部品形状コードの一覧、11は作業データ6に登録されている部品形状コードの一覧である。12は現在生産中の品種で使用されているかどうかを示すフラグであり、使用中を1、未使用を0とする。13はその部品形状コードのデータが一番最近更新された日付及び時間、14は作業データ6に登録されている部品形状コードの中で更新された日付及び時間が最も古いデータである。 【0016】生産品種が切り替わった時、使用される部品形状コードについてフラグ12を0から1に更新するとともに、使用されなくなった部品形状コードのフラグ12を1から0に更新する。この時、作業データ6の中に使用される部品形状コードが登録されていなければ、マスターデータ5より該当する部品形状コードのデータを作業データ6に複写し、フラグ12を1に設定する。さらに、作業データ6に登録されている部品形状コードの数が最大数になっている場合には、最も古いデータ14の内容をマスターデータ5に複写するとともに、作業データ6から削除する。マスターデータ5の保存手段として、読み書き可能なメモリ、シーケンシャルファイルなどを用いる代わりに、データベースなどのソフトウェア技法を応用することも可能である。 【0017】上記実施形態の説明では、電子部品実装装置として直交テーブル22、移動可能な供給テーブル23、ロータリー式の装着部24を有したものを例示したが、直交ロボットに装着ヘッドを設けた電子部品実装装置にも適用できることは言うまでもない。 【0018】 【発明の効果】本発明の部品ライブラリ検索方法及び電子部品実装装置によれば、以上の説明から明らかなように、部品ライブラリの編集時や生産品種の切り替え時などに、通常の操作において使用されている電子部品データを作業データに集めることにより、検索すべき登録データ数を少なくでき、電子部品データの検索を高速で行えて操作性が向上する。しかも、生産で使用されていない電子部品データ又は長時間更新されていない電子部品データをマスターデータとして二次的に保持しているので多量の電子部品データを登録することができ、特にデータベースなどのソフトウェア技法を応用すると最大登録数を飛躍的に増加させることができ、多品種の電子部品データを一元的に管理できるという効果を発揮する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石原 勝
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| 【公開番号】 |
特開平11−204998 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−4574 |
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