| 【発明の名称】 |
電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】角 英樹
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| 【要約】 |
【課題】ノズルの取付エラーを確実に検出して、ノズル取付エラーに起因するトラブルを防止することができる電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法を提供することを目的とする。
【解決手段】電子部品実装装置の電子部品吸着用のノズルの取付状態を検査するノズル取付状態の検査方法において、ノズルチェックプログラム記憶部21に記憶された動作プログラムに従って電子部品実装装置を動作させ、検査対象のノズルを検査位置に移動させてノズルを電子部品認識用のカメラにより撮像する。撮像結果を認識し認識結果をノズルデータ記憶部22に記憶されたノズルデータと対比して検査対象のノズルの有無および種類を判別し、判別結果によりノズルの取付エラーが検出されたならば報知手段27により報知する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子部品吸着用のノズルの取付状態を検査する電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法であって、検査対象のノズルを検査位置に移動させる工程と、このノズルを電子部品認識用のカメラにより撮像する工程と、撮像結果を認識しこの認識結果をノズルデータ記憶部に記憶されたノズルデータと対比して検査対象のノズルの有無および種類を判別する工程と、判別結果によりノズルの取付エラーが検出されたならば報知手段により報知する工程とを含み、前記各動作をノズルチェックプログラム記憶部に記憶された動作プログラムに従って電子部品実装装置を動作させて行うことを特徴とする電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品実装装置は、移載ヘッドのノズルの下端部に電子部品を真空吸着し、基板の所定の位置まで移送して搭載するものである。電子部品の種類は様々であり、したがって電子部品を吸着するノズルにも多くの種類があり、移載ヘッドには一般に複数本の異る種類のノズルが装着されている。品種切換時のノズル交換や、清掃などのメンテナンス時にはこれらのノズルは移載ヘッドから取外され、替りに新しいノズルが装着される。この作業はオペレータにより人手で行われ、オペレータは各ノズルに付された番号などを参照して正しい位置に装着する。そしてノズルの装着後には、従来はオペレータの目視などの方法により、ノズル取付状態の検査が行われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズルは微小な部品であるため装着後に目視などの方法で取り付け状態を正確に判別することが困難であり、従来のノズルの取付状態の検査方法では、ノズルの取付忘れや、正しいノズルが取付けられていないノズル違いなどの取付エラーが発生することがあった。そしてこのような取付エラーは実装装置の稼働時まで発見されない場合が多く、電子部品の実装時の吸着ミスなどにより装置が停止する工程ロスや、ノズルの破損などのマシントラブルが発生して初めてノズルの取付エラーが発見されるという実情にあった。このように、従来のオペレータの目視による電子部品実装装置のノズル取付状態の検査では、ノズルの取付エラーを検出することが困難でノズルの取付エラーに起因するトラブルを確実に防止できないという問題点があった。 【0004】そこで本発明は、ノズルの取付エラーを確実に検出して、ノズル取付エラーに起因するトラブルを防止することができる電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法は、電子部品吸着用のノズルの取付状態を検査する電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法であって、検査対象のノズルを検査位置に移動させる工程と、このノズルを電子部品認識用のカメラにより撮像する工程と、撮像結果を認識しこの認識結果をノズルデータ記憶部に記憶されたノズルデータと対比して検査対象のノズルの有無および種類を判別する工程と、判別結果によりノズルの取付エラーが検出されたならば報知手段により報知する工程とを含み、前記各動作をノズルチェックプログラム記憶部に記憶された動作プログラムに従って電子部品実装装置を動作させて行うようにした。 【0006】本発明によれば、検査対象のノズルを電子部品認識用のカメラで撮像してノズルを認識し、認識結果をノズルデータと対比して検査対象ノズルの有無および種類を判別し、ノズル取付エラーが検出されたならば報知することにより、ノズルの取付ミスを確実に防止することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図、図2は同電子部品実装装置の構成を示すブロック図、図3は同電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法のノズルデータ表、図4は同電子部品実装装置におけるノズル取付状態の検査方法を示すフロー図である。 【0008】まず図1を参照して電子部品実装装置の構造を説明する。図1において、移載ヘッド1は複数本(本実施の形態では4本)のノズル2を有している。移載ヘッド1はロータリーヘッド3の円周方向にインデックス回転する(矢印a参照)。移載ヘッド1はロータリーヘッド3に多数個備えられており、ロータリーヘッド3には各移載ヘッド1を垂直な中心軸廻りに回転させるモータ4やベルト5が設けられている。モータ4が駆動して移載ヘッド1が回転することにより、ノズルの選択やノズル2の下端部に真空吸着された電子部品の角度設定などを行う。 【0009】移載ヘッド1の移動路の下方には、電子部品供給部6、ノズル2の下端部に真空吸着された電子部品の有無を検知するセンサ7、電子部品認識用およびノズル検知用のカメラ8、基板9を位置決めする可動テーブル10が配設されている。電子部品供給部6には、電子部品を供給するパーツフィーダ11が多数個並設されている。パーツフィーダ11は基台12上に載置されており、送りねじ13やナット(図外)により横方向(矢印b)へ移動することにより、所望の電子部品を備えたパーツフィーダ11をピックアップ位置Pへ移動させる。またカメラ8は移動テーブル13に載せられており、移動テーブル13が移動することによりカメラ8は水平方向に移動する。 【0010】移載ヘッド1はロータリーヘッド3の円周方向へインデックス回転しながらピックアップ位置Pにおいてノズル2の下端部に電子部品を真空吸着してピックアップする。次に移載ヘッド1はセンサ7の上方へ移動し、ノズル2の下端部に電子部品が真空吸着されているか否か、すなわち電子部品の有無を検出する。 【0011】次に移載ヘッド1はカメラ8の上方へ移動し、電子部品をカメラ8で下方から観察して電子部品の位置認識を行う。次に移載ヘッド1は基板9の上方へ移動し、電子部品を基板9の所定の座標位置に搭載する。 【0012】次に図2を参照して電子部品実装装置の制御系の構成を説明する。図2において、制御部20はCPUであり、電子部品実装装置の動作全体を制御する。ノズルチェックプログラム記憶部21は、カメラ8によりノズル2の検査を行うための動作プログラムを記憶する。ノズルデータ記憶部22は、各種のノズル2の形状や装着位置のデータを記憶する。エラー情報記憶部23はノズル2の検査結果でエラーと判別された場合の情報を記憶する。 【0013】インタフェース24は上記各要素と、以下に説明する各部との間のデータの授受を行う。 【0014】検出部25はカメラ8によって撮像されたノズル2の画像データを画像処理し、ノズルの形状認識を行う。モータ駆動部26はロータリーヘッド3の駆動モータおよび移載ヘッド1を回転させるモータ4を駆動する。報知手段27はブザーや表示灯であり、ノズル2の検査により取付エラーが検出されたことを報知する。モニタ28は表示画面であり、ノズル配置データやノズル形状データなどを表示するとともに、カメラ8により撮像されたノズルの認識画像を表示する。 【0015】次に図3を参照してノズルデータ記憶部22に記憶されるノズルデータについて説明する。図3(a)は移載ヘッド1におけるノズル2の配置を示すノズル配置データ表がモニタ28上に表示された状態を示している。図3(a)において、枠31内に表示される番号は移載ヘッド1の番号を示している。表示画面30内にはノズル2の配置図32および各ノズル位置A,B,C,Dに装着されるノズルのコード表33が表示される。画面30内のアイコン34を操作することにより、次データへの画面切換が行われる。図3(b)はノズル形状データを表示する画面を示しており、表示画面30内にはノズル番号35とノズル下端面の画像図36および形状データ表37が表示される。 【0016】次に、電子部品実装装置のノズル取付状態の検査方法について、図4のフローに沿って説明する。このノズル取付状態の検査は、電子部品の機種切換時のノズル交換時やノズルの清掃などの後にノズルの有無やノズルの種類の異常などの取付エラーを検出するために行われるものである。 【0017】図4において、まず検査対象の移載ヘッド1を検査位置へ移動させる(ST1)。次いでこの移載ヘッド1の検査対象のノズル2をカメラ8の上方へ移動させ(ST2)、カメラ8によりノズル2の下端部を撮像する(ST3)。そして検出部25により撮像したノズル形状を認識し(ST4)、ノズルデータ記憶部22に記憶されたノズルデータと対比することにより、ノズルの有無および種類を判別し、ノズルの取付エラーの有無を判断する(ST5)。そしてノズルの取付エラーと判断されたならばエラー情報記憶部23に記憶させ、エラー情報登録を行う(ST6)。 【0018】ST5にてノズルの取付エラー無しと判断された場合、およびST6の処理後に、未検査のノズルの有無(ST7)、未検査の移載ヘッドの有無(ST8)がそれぞれ判断される。この後全ての移載ヘッド1の全てのノズル2について検査が完了するまでノズルの取付状態検査をくり返し、ノズルの取付エラーが検出される都度、エラー情報登録を行う。このとき、ST6にてエラー情報が登録された時点で、報知手段27によりその旨報知するとともに、モニタ28には誤って取付けられているノズルの種類が表示される。 【0019】また上記フローでは全ノズルについて取付状態の検査を行う例を示しているが、予めエラーを生じやすいノズルを選択して入力しておくことにより、検査対象を限定してノズル取付状態検査に要する時間を短縮することも可能である。さらに、本実施の形態では、ノズルの交換後や清掃などの保守作業の後にノズル取付状態の検査を行う例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば電子部品実装装置の稼働中の適切なインターバル毎に、ノズル取付状態の検査を自動的に行わせるようにすれば、ノズルの破損やノズル下端部への異物の付着などによるマシントラブルを予防することができる。 【0020】 【発明の効果】本発明は、検査対象のノズルを電子部品認識用のカメラで撮像してノズルを認識し、認識結果をノズルデータと対比して検査対象ノズルの有無および種類を判別し、ノズル取付エラーが検出されたならば報知するようにしたので、従来作業者により目視など不確実な方法で行われていたノズル取付状態の検査を確実に効率よく行うことができ、ノズル取付エラーなどによるマシントラブルを予防することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−204996 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−1995 |
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