| 【発明の名称】 |
電子部品実装機 |
| 【発明者】 |
【氏名】関 芳典
【氏名】泉田 圭三
【氏名】中野 和幸
|
| 【要約】 |
【課題】レーザー光照射範囲内に人が入るとレーザー光の連続照射を停止し、またレーザー光が照射中であることを警告する。
【解決手段】電子部品を実装するためのプリント基板を位置決めしかつ所定の範囲内を移動可能なXYテーブル部1と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部3と、ヘッド部3に電子部品を供給する部品供給部4とを備えた電子部品実装機において、レーザー光を用いたセンサー部6と、センサー部6のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止するための連続照射防止装置9と、連続照射防止装置9を有効と無効状態に切替える切替スイッチ8と、切替スイッチ8を無効状態に切り替えた時にレーザー光の連続照射を目視可能に警告表示する表示装置10とを設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品を実装するためのプリント基板を位置決めしかつ所定の範囲内を移動可能なXYテーブル部と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部と、ヘッド部に電子部品を供給する部品供給部とを備えた電子部品実装機において、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段とを設けたことを特徴とする電子部品実装機。 【請求項2】 電子部品を実装するためのプリント基板を位置決めしかつ所定の範囲内を移動可能なXYテーブル部と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部と、ヘッド部に電子部品を供給する部品供給部とを備えた電子部品実装機において、レーザー光を用いたセンサー部と、レーザー光が連続して照射されていることを目視可能に警告表示する手段とを設けたことを特徴とする電子部品実装機。 【請求項3】 電子部品を実装するためのプリント基板を位置決めしかつ所定の範囲内を移動可能なXYテーブル部と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部と、ヘッド部に電子部品を供給する部品供給部とを備えた電子部品実装機において、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段と、制御手段を有効と無効状態に切替える切替スイッチと、切替スイッチを無効状態に切り替えた時にレーザー光の連続照射を目視可能に警告表示する手段とを設けたことを特徴とする電子部品実装機。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装機に関し、特に部品供給部にレーザー光を用いたセンサー部を備えた電子部品実装機における安全対策に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のレーザー光を用いたセンサー部を搭載した電子部品実装機としては、図4に示すように、電子部品を実装するためプリント基板を位置決めでき、かつ所定の範囲で移動できるXYテーブル部11と、XYテーブル部11を駆動するXYテーブル駆動部12と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部13と、ヘッド部13に電子部品を供給する部品供給部14と、部品供給部14の駆動及び位置決めを行う部品供給部14の駆動部15とを備え、部品供給部14にレーザー光を照射するセンサー部16を設けた構成のものが知られている。 【0003】センサー部16は、図5に示すように、投光器16aと受光器16bから成り、レーザー光照射の入出力装置17にて出力制御されており、図6に示すように、入出力装置17をオンし、そのレーザー出力をオンすることにより、センサー部16がオンしてレーザー光が連続照射される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、HHS規格によれば、レーザー光の連続照射について照射時間/発光強度が規制されていて、低パワーで0.25秒以内が安全とされている。しかしながら、上記構成の電子部品実装機では、部品供給部14においてレーザー光が照射中であることを確認するには、センサー部16からのレーザー光を確認するしかなく、レーザー光が照射中であることを見逃し易く、センサー部16からレーザー光が連続して照射されている状態で、部品供給部14に対して部品供給を行うための部品交換作業を行う際や、部品供給部14に入り込んでメンテナンスを行う際などに、作業者がセンサー部16のレーザー光照射範囲内に入り、作業者にレーザー光が連続照射される恐れがあった。 【0005】また、部品供給部14をメンテナンスする時、レーザー光照射中の注意を促す表示機能がないため、レーザー光が連続して照射中であることに気付かず、センサー部16から照射されているレーザー光を直接浴びてしまう恐れがあるという問題があった。 【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、レーザー光照射範囲内に人が入るとレーザー光の連続照射を停止し、またレーザー光が照射中であることを警告するようにした電子部品実装機を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装機は、電子部品を実装するためのプリント基板を位置決めしかつ所定の範囲内を移動可能なXYテーブル部と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部と、ヘッド部に電子部品を供給する部品供給部とを備えた電子部品実装機において、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段とを設けたものであり、作業者がレーザー光に当たるとレーザー光の遮断によって自動的に連続照射が停止し、レーザー光が連続して照射されるのを防止できる。 【0008】また、レーザー光を用いたセンサー部と、レーザー光が連続して照射されていることを目視可能に警告表示する手段とを設けると、レーザー光が連続して照射されていることを目視で確認できて作業者に注意を喚起することができる。 【0009】さらに、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段と、制御手段を有効状態と無効状態に切替える切替スイッチと、切替スイッチを無効状態に切り替えた時にレーザー光の連続照射を目視可能に警告表示する手段とを設けると、作業者がレーザー光に当たるとレーザー光の連続照射を防止でき、かつメンテナンスや調整時には切替スイッチを無効状態に切り替えることによってレーザー光を遮断してもレーザー光を連続照射して作業を継続でき、しかもその際に警告表示して作業者に注意を喚起することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の電子部品実装機の一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。 【0011】図1において、電子部品実装機には電子部品を実装するためプリント基板を位置決めでき、かつ所定の範囲で移動できるXYテーブル部1と、XYテーブル部1を駆動するXYテーブル駆動部2と、プリント基板に電子部品を実装するヘッド部3と、ヘッド部3に電子部品を供給する部品供給部4と、部品供給部4の駆動及び位置決めを行う部品供給部の駆動部5とを備え、部品供給部4にレーザー光を照射するセンサー部6が設けられている。 【0012】図1、図2において、センサー部6は投光器6aと受光器6bから成り、レーザー光照射の入出力装置7にて出力制御されている。8はレーザー光の連続照射(スイッチ・オン時)とレーザー光の連続照射防止機能(スイッチ・オフ時)を切り替える切替スイッチ、9はレーザー光の連続照射防止装置、10は「レーザー照射中」若しくは「レーザー検出異常」の状態を表示する表示装置である。 【0013】次に、図3を参照して動作を説明する。まず、入出力装置7をオンすると、レーザー光の出力を開始する。これによりセンサー部6でレーザー光が連続照射される。この状態で、レーザー光の連続照射とレーザー光の連続照射防止機能を切り替える切替スイッチ8をオフにし、連続照射防止機能(フェールセーフ機能)を有効にすると、センサー部6のレーザー光を遮断したとき、レーザー光の連続照射防止装置9により入出力装置7は0.25秒以内にレーザー光の出力を停止し、センサー部6のレーザー光照射が停止される。 【0014】また、レーザー光の連続照射防止装置9はレーザー光の連続照射が停止したことを記憶し、表示装置10に「レーザー検出異常」のメッセージを出力する。かくして、レーザー光の連続照射を防止し、レーザー光が正常に出力されていなことを表示し、作業者に通知される。 【0015】次に、レーザー光の連続照射を復帰させるために、レーザー光の連続照射防止装置9にリセットをかけると、レーザー光の連続照射防止装置9はレーザー光の出力停止の記憶を解除し、表示装置10は「レーザー検出異常」のメッセージ出力を停止させ、入出力装置7にレーザー光の出力を開始させ、センサー部6はレーザー光の照射を開始する。 【0016】ここで、センサー部6がなおも遮光されていれば、再びレーザー光の連続照射防止装置9により入出力装置7にレーザー光の出力を停止させる。センサー部6が遮光されていなければ、レーザー光の連続照射防止装置9は入出力装置7にレーザー光を継続して出力させる。 【0017】以上により、電子部品実装機において、レーザー光の連続照射の可否を自動的に判断し、レーザー光が正常に出力される。 【0018】一方、電子部品実装機のメンテナンス及び調整時はフェールセーフ機能を無効にする必要性がある。その際には、切替スイッチ8をオン(フェールセーフ機能無効)にする。この場合、表示装置10に「レーザー照射中」のメッセージが表示され、センサー部6よりレーザー光が連続して照射されていることを目視確認できるように警告表示し、作業者に注意を促す。 【0019】以上により、電子部品実装機において、フェールセーフ機能を無効化した場合でもレーザー光が連続照射されていることに注意を促すことができる。 【0020】本実施形態によれば、以上のように切替えスイッチ8をオフにしておくことにより、センサー部6からレーザー光が連続照射されている状態で、センサー部6の投光器6aと受光器6bの間に作業者が入り込むと、直接人体にレーザー光が当たるが、それによってレーザー光が遮断されるため、入出力装置7を介してレーザー光の入力が一度オフされる。レーザー光の入力が一度オフされると、レーザー光の連続照射防止装置9がレーザー光が遮断されたと判断してレーザー光の照射が停止され、連続照射されなくなる。また、表示装置10に「レーザー検出異常」と表示される。これによって、視覚的にもレーザー光が停止されたことを判別できる。また、センサー部6と入出力装置7の間で接続異常についても信号が遮断されれば同様になる。 【0021】また、電子部品実装機のメンテナンス及び調整時には、切替えスイッチ8をオンにすることにより、レーザー光を遮断してもレーザー光の連続照射が継続されるが、その場合には表示装置10に「レーザー照射中」のメッセージが表示され、警告表示がなされる。 【0022】 【発明の効果】本発明の電子部品実装機によれば、以上の説明から明らかなように、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段とを設けたので、作業者がレーザー光に当たるとレーザー光の遮断によって自動的に連続照射が停止し、レーザー光が連続して照射されるのを防止できる。 【0023】また、レーザー光を用いたセンサー部と、レーザー光が連続して照射されていることを目視可能に警告表示する手段とを設けると、レーザー光が連続して照射されていることを目視で確認できて作業者に注意を喚起することができる。 【0024】さらに、レーザー光を用いたセンサー部と、センサー部のレーザー光が遮断されたときレーザー光の連続照射を停止する制御手段と、制御手段を有効状態と無効状態に切替える切替スイッチと、切替スイッチを無効状態に切り替えた時にレーザー光の連続照射を目視可能に警告表示する手段とを設けると、作業者がレーザー光に当たるとレーザー光の連続照射を防止でき、かつメンテナンスや調整時には切替スイッチを無効状態に切り替えることによってレーザー光を遮断してもレーザー光を連続照射して作業を継続でき、しかもその際に警告表示して作業者に注意を喚起することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月13日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】石原 勝
|
| 【公開番号】 |
特開平11−204990 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−4573 |
|