| 【発明の名称】 |
バルクフィーダ |
| 【発明者】 |
【氏名】佐保 秀浩
【氏名】田中 勇次
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| 【要約】 |
【課題】チップのピックアップ位置などのトンネル部のメンテナンスを低コストで容易に行うことができるバルクフィーダを提供することを目的とする。
【解決手段】トンネル部2の上面には溝状のトンネル20が形成されており、チップはトンネル20内をピックアップ位置へ向って搬送される。ピックアップ位置にはサブトンネル部24が交換自在に設けられており、第1のトンネル部2のトンネル20を通過したチップはサブトンネル部24上のシャッタ5が開閉することにより、チップは移載ヘッドのノズルにピックアップされる。トンネル26がチップの破片で痛められるとピックアップミスが多発するようになる。そこで第2のカバー板4を取りはずし、サブトンネル部24を交換する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】基台と、基台の上部に設けられた水平なトンネル部と、基台の上部に設けられたケースとを備え、ケースの内部に収納されたチップをトンネル部へ1個づつ送り出し、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置へ搬送するようにしたバルクフィーダであって、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置をサブトンネル部として別体形成し、このサブトンネル部を交換自在としたことを特徴とするバルクフィーダ。 【請求項2】基台と、基台の上部に設けられた水平なトンネル部と、トンネル部の上面に溝状に形成されたチップを搬送するためのトンネルを覆うカバー板と、基台の上部に設けられたケースとを備え、ケースの内部に収納されたチップをトンネル部へ1個づつ送り出し、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置へ搬送するようにしたバルクフィーダであって、前記カバー板の側縁部に切欠部を複数個形成するとともに、前記トンネル部の上面に複数個のねじを螺着し、切欠部をねじに嵌合させてねじ込むことにより、カバー板を前記トンネル部に着脱自在に装着することを特徴とするバルクフィーダ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置にチップを供給するバルクフィーダに関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品(以下、「チップ」という)を基板に実装する電子部品実装装置には、チップを供給するためのパーツフィーダが備えられる。パーツフィーダとしては、テープフィーダ、チューブフィーダ、トレイフィーダ、バルクフィーダなどが用いられている。このうち、バルクフィーダは小形のチップの大量供給に有利なことから、近年、次第に多用されるようになってきている。 【0003】バルクフィーダは、ケースに小形のチップをランダムに収納している。そしてケースからチップを1個づつトンネルへ排出し、電子部品実装装置の移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ搬送するようになっている。トンネル部の先端部のピックアップ位置まで搬送されてきたチップは、移載ヘッドのノズルに真空吸着してピックアップされ、基板に実装される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】移載ヘッドは、ノズルを上下動させることによりチップをピックアップするが、ノズルがチップの上面に着地するときの衝撃のためにチップは破損されやすい。そして破損されたチップの破片はトンネル内に散在し、次第にトンネルに傷をつけ、またトンネルの内面に付着する。このようにトンネルが傷つけられ、またトンネルの内面にチップの破片が付着すると、移載ヘッドはチップのピックアップミスを多発するようになる。 【0005】従来は、このようにしてチップのピックアップミスが多発するようになると、トンネル全体を交換するか、あるいはバルクフィーダ自体を廃棄交換していた。しかしながらこのような従来方法では、メンテナンスコストがかかりすぎるものであった。 【0006】またトンネル部のトンネル内にチップは詰りやすい。チップがトンネル内に詰ったならば、トンネルを開放してチップを取り出したり、あるいはトンネル内の清掃を行うなどのメンテナンスを行う必要があるが、従来のバルクフィーダはトンネル部の構造が複雑でしかも強固に組み付けられていたため、トンネル内のメンテナンスを行いにくいものであった。 【0007】したがって本発明は、チップのピックアップ位置のトンネル部のメンテナンスを低コストで容易に行うことができるバルクフィーダを提供することを目的とする。またトンネル内のメンテナンスを容易に行うことができるバルクフィーダを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、基台と、基台の上部に設けられた水平なトンネル部と、基台の上部に設けられたケースとを備え、ケースの内部に収納されたチップをトンネル部へ1個づつ送り出し、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置へ搬送するようにしたバルクフィーダであって、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置をサブトンネル部として別体形成し、このサブトンネル部を交換自在とした。 【0009】上記構成において、バルクフィーダを長時間使用していると、チップのピックアップ位置に位置するサブトンネル部はチップの破片により次第に傷つき、また破片が付着する。そこでサブトンネル部を適宜交換すれば、チップのピックアップミスが多発するのを解消できる。 【0010】また本発明は、基台と、基台の上部に設けられた水平なトンネル部と、トンネル部の上面に溝状に形成されたチップを搬送するためのトンネルを覆うカバー板と、基台の上部に設けられたケースとを備え、ケースの内部に収納されたチップをトンネル部へ1個づつ送り出し、トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置へ搬送するようにしたバルクフィーダであって、前記カバー板の側縁部に切欠部を複数個形成するとともに、前記トンネル部の上面に複数個のねじを螺着し、切欠部をねじに嵌合させてねじ込むことにより、カバー板を前記トンネル部に着脱自在に装着するようにした。 【0011】この構成によれば、トンネル部のトンネルが詰るなどのトラブルが発生したときは、カバー板を簡単に取りはずしてトンネルを開放し、トンネルのメンテナンスを手軽に行うことができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のバルクフィーダの斜視図、図2は同バルクフィーダの先端部の斜視図、図3は同バルクフィーダの先端部の分解斜視図、図4は同バルクフィーダの先端部の断面図である。 【0013】図1において、1は長板状の基台であり、その上部に棒状の第1のトンネル部2が水平に装着されている。第1のトンネル部2の上面には第1のカバー板3と第2のカバー板4が着脱自在に装着されている。また第1のトンネル部2の先端部上面にはシャッタ5が装着されている。シャッタ5は第1のトンネル部2の先端部のチップのピックアップ位置を開閉する。 【0014】基台1の後部上方にはケース6が設けられている。ケース6の内部にはチップが大量にランダム投入されている。ケース6の底部は第2のトンネル部7を介して第1のトンネル部2に連結されている。ケース6内のチップは1個づつ第2のトンネル部7に落下し、第1のトンネル部2へ移動して、第1のトンネル部2の先端部のピックアップ位置へ送られる。 【0015】基台1の後方には空気圧ユニット8が設けられている。空気圧ユニット8は図示しない配管により第1のトンネル部2の先端部に連結されており、第1のトンネル部2のトンネル(後述)内を真空吸引する。この真空吸引圧により、チップはトンネル内をピックアップ位置へ向って搬送される。9は後部フレーム、10は後部フレーム9に装着された把手、11は後部フレーム9の背面に装着されたチップ収納ケースのホルダ、12は基台1の後部に設けられたトグル部である。レバー13を揺動操作すると、トグル部12を介してフック14は前後方向に揺動する。フック14は、移動テーブル装置上のテーブル(図示せず)にバルクフィーダを固定するための固定手段である。 【0016】次に、図2〜図4を参照してバルクフィーダの先端部の構造を説明する。第1のトンネル部2の上面には、チップを搬送するための細長いトンネル20が溝状に形成されている。第1のトンネル部2の上面にはトンネル20を覆う第1のカバー板3と第2のカバー板4が装着され、トンネル20は密閉される。 【0017】第1のカバー板3の側端部には切欠部21が複数箇所形成されている。また第1のトンネル部2の上面にはねじ22が螺着されている。したがって切欠部21をねじ22に嵌合させ、ねじ22をねじ込むと、第1のカバー板3は第1のトンネル部2の上面に固着される。またねじ22を緩めると、第1のカバー板3は第1のトンネル部2から取りはずせる。このような切欠部21とねじ22による固着手段によれば、第1のカバー板3は第1のトンネル部2に簡単に着脱し、トンネル20内のチップの詰りやごみ清掃などのメンテナンスを手軽に行うことができる。なお第2のカバー板4も第1のカバー板3と同じ固着手段により第1のトンネル部2の上面に着脱自在に装着されている。 【0018】図3において、第1のトンネル部2の先端部は部分的に切除されており、この切除部23に小形のサブトンネル部24が交換自在に載置される。25は切除部23の両側部に突設されたサブトンネル部24の横方向の位置決め用リブである。サブトンネル部24の上面には、トンネル20に直線状に連続するサブトンネル26が細い溝状に形成されている。 【0019】図4において、切除部23に配設されたサブトンネル部24の左側上面は第2のカバー板4で抑えられる。またサブトンネル部24の右側上面はシャッタ5で覆われる。電子部品実装装置の押圧手段によりレバー15(図1)の上端部が押圧されると、シャッタ5は前後方向(矢印a)にスライドし、サブトンネル部24の上面を瞬間的に開放する。その状態で、電子部品実装装置の移載ヘッド30のノズル31(図2)は、サブトンネル部24のトンネル26まで搬送されてきたチップを真空吸着してピックアップする。このようにサブトンネル部24はチップのピックアップ位置に配設されている。27はトンネル26に連通するチューブであって、空気圧ユニット8に接続されている。 【0020】このバルクフィーダは上記のような構成より成り、次に動作を説明する。ケース6内のチップは第2のトンネル部7へ落下し、第1のトンネル部2へ移動する。トンネル20は空気圧ユニット8の真空吸引圧により真空吸引されており、この真空吸引力によりチップはトンネル20内を一列になってピックアップ位置へ搬送される。ピックアップ位置では、シャッタ5が開閉することによりサブトンネル部24のトンネル26へ送られてきたチップは瞬間的に露呈し、移載ヘッド30のノズル31に真空吸着してピックアップされ、基板に実装される。 【0021】ノズル31がチップをピックアップするときにチップに加えられる衝撃によりチップは破損しやすい。破損されたチップの破片はトンネル26の内面を傷つけやすく、また内面に付着しやすい。このようにトンネル26を痛めるとチップのピックアップミスが多発するようになる。そこで適宜サブトンネル部24の交換を行う。この交換は、ねじ22を緩めて第2のカバー板4を第1のトンネル部2から取りはずすことにより簡単に行うことができる。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によればサブトンネル部のトンネルの内面がチップの破片で傷ついたり、あるいはトンネルの内面にチップの破片が付着するなどしてチップのピックアップミスを生じるようになれば、サブトンネル部を交換することにより、チップのピックアップミスが発生するのを防止することができる。またチップがトンネル内に詰るなどのトラブルが発生したときには、カバー板を簡単にトンネル部から取りはずしてトンネル部のメンテナンスを手軽に行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月8日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−204988 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−1996 |
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