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【発明の名称】 屋外設置型通信機器用カードの冷却装置
【発明者】 【氏名】望月 正孝

【氏名】益子 耕一

【氏名】斎藤 祐士

【氏名】後藤 和彦

【氏名】江口 勝夫

【氏名】高宮 明弘

【氏名】タン ニューエン

【氏名】イワン サウチェック

【要約】 【課題】屋外に設置される筐体の内部のカードを冷却することの可能な屋外設置型通信機器用カードの冷却装置を提供する。

【解決手段】屋外に設置され、かつ、通信機器の情報処理を行うカード16が収容された筐体2と、カード16を保持するカードホルダー22と、カードホルダー22と筐体7とを熱授受可能に接続したヒートパイプ27と、カードホルダー22およびカード16に密着し、かつ、熱伝導性エラストマーにより構成された第1集熱部材33とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 屋外に設置され、かつ、通信機器の情報処理を行うカードが収容された筐体と、この筐体の内部に配置され、かつ、前記カードを保持するカードホルダーと、このカードホルダーと前記筐体とを熱授受可能に接続したヒートパイプと、前記カードホルダーおよび前記カードに密着し、かつ、熱伝導性エラストマーにより構成された第1集熱部材とを備えていることを特徴とする屋外設置型通信機器用カードの冷却装置。
【請求項2】 屋外に設置され、かつ、通信機器の情報処理を行うカードが収容された筐体と、この筐体に対して熱授受可能に接続され、かつ、前記カードを保持するカードホルダーと、このカードホルダーに密着し、かつ、前記カードに対面して配置された第2集熱部材と、前記筐体の外部に取り付けられ、この筐体の内部から筐体に伝達された熱を外気中に放熱する放熱機構とを備えていることを特徴とする屋外設置型通信機器用カードの冷却装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋外設置型の通信機器用のカードの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報通信の分野においては、各種の情報が電子データ化され、この情報が無線または有線の方式により、相互の端末機同士や、端末機と交換機との間で通信されている。端末機や交換機などの通信機器にはコンピュータが内蔵されており、電子データがコンピュータにより処理される。
【0003】上記コンピュータには、情報処理電子機器ユニットとしてのカードが接続されており、このカードにより、コンピュータの保有する情報を電子データとして外部に出力する処理や、外部から送信された電子データをコンピュータに入力する処理が行われる。上記構成の通信機器においては、カードにより処理される情報容量の増大によりカードの発熱が生じた場合は、この熱を通信機器の外部に放熱することでカードの冷却が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレターミナルシステムや、衛星通信システムなどにおいては、通信機器が屋外に設置される場合がある。この場合は、通信機器を構成する部品が風雨に曝されることを防止するため、密閉構造の筐体の内部に部品を収納する構成が採用されている。しかしながら、密閉構造の筐体の内部にカードが収納されている場合は、カードの発熱を筐体の外部に放熱することが困難であるため、このような外部設置型通信機器用カードに対する有効な冷却装置の開発が望まれていた。
【0005】この発明は上記の事情を背景としてなされたもので、筐体の内部に配置されたカードを冷却することの可能な屋外設置型通信機器用カードの冷却装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目的を達成するために請求項1の発明は、屋外に設置され、かつ、通信機器の情報処理を行うカードが収容された筐体と、この筐体の内部に配置され、かつ、前記カードを保持するカードホルダーと、このカードホルダーと前記筐体とを熱授受可能に接続したヒートパイプと、前記カードホルダーおよび前記カードに密着し、かつ、熱伝導性エラストマーにより構成された第1集熱部材とを備えていることを特徴とする。
【0007】請求項1の発明によれば、通信機器が屋外に設置された状態において、筐体によりカードが保護される。一方、情報処理容量の増大によりカードが発熱した場合は、この熱が第1集熱部材により集熱されるとともに、この熱がカードホルダーを介してヒートパイプに伝達される。
【0008】すると、ヒートパイプはその内部に温度差が生じることにより動作し、高温部で蒸発した作動流体が低温部に流動して放熱・凝縮することにより、作動流体の潜熱として熱輸送が行われ、この熱が筐体を介して外気中に放熱されるおよび筐体を介して外気中に放熱され、カードが冷却される。すなわち、密閉構造の筐体の内部に配置されたカードの熱が、第1集熱部材により効率的に集熱されるとともに、第1集熱部材から筐体への熱伝達がヒートパイプにより促進される。また、第1集熱部材のゴム弾性により、第1集熱部材とカードとの密着性が確保される。
【0009】請求項2の発明は、屋外に設置され、かつ、通信機器の情報処理を行うカードが収容された筐体と、この筐体に対して熱授受可能に接続され、かつ、前記カードを保持するカードホルダーと、このカードホルダーに密着し、かつ、前記カードに対面して配置された第2集熱部材と、前記筐体の外部に取り付けられ、この筐体の内部から筐体に伝達された熱を外気中に放熱する放熱機構とを備えていることを特徴とする。
【0010】請求項2の発明によれば、通信機器が屋外に設置された状態において、筐体によりカードが保護される。一方、情報処理容量の増大によりカードが発熱した場合は、この熱が第2集熱部材により集熱されるとともに、この熱がカードホルダーを介して筐体に伝達される。筐体に伝達された熱は、放熱機構により外気中に放熱され、カードが冷却される。すなわち、密閉構造の筐体の内部に配置されたカードの熱が、第1集熱部材により効率的に集熱されるとともに、筐体からの放熱が放熱機構により高められる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明に係る屋外設置型通信機器用カードの冷却装置(以下、単に冷却装置と略記する)の実施例を、図面に基づいて説明する。この冷却装置は、例えば、テレターミナルシステムや衛星通信システムなどに適用される。以下に説明する各実施例のうち、第1実施例ないし第5実施例は請求項1に対応する実施例であり、第6実施例は請求項2に対応する実施例である。
【0012】(第1実施例)図1は、この発明に係る冷却装置1の第1実施例を示す部分的な正面図、図2は、図1のII−II線における右側面断面図、図3は、図2のIII −III 線における部分的な底面断面図である。冷却装置1は屋外に設置されるもので、金属板により構成された筐体2を備えている。筐体2は、放熱性能、密封性、組立コストの観点から、アルミニウム材料を鋳造して成形されている。
【0013】筐体2は、相互に平行に、かつ、ほぼ水平に配置された天板3および底板4と天板3の両端同士を接続し、かつ、ほぼ垂直に配置された一対の側板5と、天板3および底板4ならびに側板5の側縁を接続し、かつ、ほぼ垂直に配置された後面板6と、天板3および底板4ならびに側板5により構成された開口部2Aを塞開閉するための前扉7とを備えている。
【0014】前記天板3の下面には電源12が取り付けられている。また、筐体2の内部における側板5の側方には、部品8が収納されている。そして、電源12の下方には、金属製の保持台9が設けられている。保持台9はフレーム板10および板状のサポート部材13を備えている。このフレーム板10とサポート部材13とは、ほぼ水平に、かつ、相互に平行に配置されている。フレーム板10およびサポート部材13の両端には一対の側板11が接続され、一対の側板11の下端が底板4に当接している。また、一対の側板11の下端にはベース部12が取り付けられている。このベース部12により、一対の側板11に対する支持力が高められている。
【0015】そして、前記フレーム板10とサポート部材13との間には、情報処理電子機器ユニットとして、複数枚のカード16が収納されている。なお、図1においては、便宜上、カード16を一枚だけ示している。各カード16の側面形状はほぼ方形に構成され、相互に平行にほぼ一定間隔で保持されている。また、各カード16は、ほぼ垂直に立てられた状態で一方の側板5から他方の側板5に向けて順次配置されている。
【0016】そして、各カード16には、外部システムとの間で電子データの入力および出力を行うためのケーブル(図示せず)が接続されている。さらに、各カード16は、筐体2の内部に配置されたコンピュータ(図示せず)に対してデータ通信可能に接続されている。さらにまた、各カード16は側板5と平行に前後方向に移動可能に構成され、かつ、フレーム板10とサポート部材13との間に対して、着脱自在に構成されている。さらに、後面板6の前方にはプレート17が立設されており、プレート17にはコネクタ18が設けられている。コネクタ18は各カード16に接続されている。
【0017】一方、前記前扉7の内面におけるカード16と対向する位置には、ブラケット19が配置されている。このブラケット19には、前扉7側から後面板6側に向けて貫通する孔20が形成されている。孔20にはシャフト21が長手方向に移動可能に配置されており、シャフト21における後面板6側の端部にはカードホルダー22が取り付けられている。
【0018】カードホルダー22は、アルミニウムなどのように熱伝導性に優れた材料により板状に構成されており、カードホルダー22は、各カード16に対応して複数配置されている。また、各カードホルダー22は側面形状がほぼ方形に構成され、カードホルダー22は側板5とほぼ平行に立設されている。さらに、各カードホルダー22における後面板6側の端部には、切欠部23が形成されている。
【0019】前記シャフト21における前扉7側の端部には、孔20の内径よりも大径に設定された頭部24が形成されている。そして、シャフト21の周囲には圧縮ばね25が取り付けられている。このため、圧縮ばね25の弾性力によりカードホルダー22が後面板6側に向けて押圧されている。
【0020】また、前記底板4には棒状のヒートパイプサポート26が立設されており、ヒートパイプサポート26の上端がフレーム板10に当接している。さらに底板4上には棒状のヒートパイプ27が複数取り付けられている。各ヒートパイプ27は、各カードホルダー22に対応して配置されたマイクロヒートパイプであり、各ヒートパイプ27は、底板4に当接された第1水平部28と、第1水平部28の一端から後面板6側に向けて斜め上側に延ばされた傾斜部29と、傾斜部29における後面板6側の端部から、後面板6に向けてほぼ水平に延ばされた第2水平部30と、第2水平部30における後面板6側の端部からほぼ垂直に延ばされた垂直部31とを備えている。
【0021】各ヒートパイプ27は、密閉された金属パイプ等のコンテナの内部に、非凝縮性ガスを脱気した状態で、水、アルコール、メタノール、アセトン、アンモニア、ヘリウム、ナトリウム、窒素などの凝縮性の流体(図示せず)を作動流体として封入した構成になっている。ヒートパイプ27を構成するコンテナの材料としては、銅、アルミニウム、鋼、ステンレス鋼、ニッケル、チタン、インコネルなどが例示される。なお、ヒートパイプ27を構成するコンテナの内部には、作動流体の還流を促進するウィック(図示せず)が、必要に応じて設けられる。
【0022】上記構成の各ヒートパイプ27は、クランプ32により底板4上に固定されている。そして、筐体2の開口部2Aが前扉7により閉じられている状態においては、圧縮ばね25の弾性力により後面板6側に押圧された各カードホルダー22と、ヒートパイプサポート26との間に、ヒートパイプ27の垂直部31が挟持されている。具体的には、図3に示すように、カードホルダー22の切欠部23内に、ヒートパイプ27の垂直部31が保持されている。
【0023】一方、前記カードホルダー22におけるカード16側の面には、第1集熱部材33が取り付けられている。この第1集熱部材33は、カード16の熱を集熱してカードホルダー22に伝達するための構成である。第1集熱部材33は、側面形状がほぼ方形の板形状(シート形状)に構成され、かつ、熱伝導性エラストマーにより構成されている。そして、第1集熱部材33の一方の面がカードホルダー22の表面に面接着され、第1集熱部材33の他方の面がカード16の表面に当接している。第1集熱部材33におけるカード16との当接面には、格子状の溝34が形成されている。このように、第1集熱部材33が、カード16およびカードホルダー22に対して熱授受可能に接続されている。
【0024】この第1集熱部材33の具体的な成分組成および構成としては、酸化アルミニウムの粒子を充填したシリコンエラストマーのシートに、熱伝導性を備えた強化材(カプトン)を貼り合わせて耐久性を向上させた第1の製品と、酸化アルミニウムを充填したシリコンエラストマーのシートの表面に、アルミ箔を被覆した第2の製品と、低硬度の放熱シリコーンゴムと放熱シリコーンゴムとを重合して一体成形した第3の製品と、低硬度放熱シリコーンゴムの単体をシート状に成形した第4の製品とが例示される。
【0025】第1の製品ないし第4の製品は、高い熱伝導性および柔軟性を備え、かつ電気的には絶縁性を備え、さらには、蓄熱を防ぐ優れた熱拡散機能を備えている。また、第1の製品ないし第4の製品は、柔軟性および粘着性に富むため、カード16およびカードホルダー22に対する密着性が良好に維持される。さらに、第3の製品は難燃性に優れている。なお、第3の製品は、どちらの面をカード16にと当接させた場合でも、その放熱効果はほとんど同じになることが確認されている。
【0026】つぎに、第1実施例の作用を説明する。まず、外部システムとカード16との間でデータ通信が行われる。また、冷却装置1に内蔵されたコンピュータにより電子データが処理される。一方、冷却装置1が風雨に曝された場合でも、筐体2の材質および構造に基づく密封機能により、外部から水や異物が筐体2の内部に侵入することを抑制できる。
【0027】さらに、前扉7を図2の左方向に移動させて開口部2Aを開口させることにより、前扉7と一緒にカードホルダー22および第1集熱部材33を筐体2の外部に取り出すことができる。このように、前扉7を取り外した状態で、各カード16を筐体2に対して出し入れする作業が行われる。
【0028】一方、通信機器の起動中に、各カード16により処理される情報容量が増大して各カード16の発熱が生じた場合、各カード16が筐体2の内部に収納され、かつ、筐体2の開口部2Aが前扉7により閉じられているため、各カード16の熱を、空気伝達により筐体2の外部に放熱させることは困難である。
【0029】そして、第1実施例において、各カード16が発熱した場合は、その熱が各第1集熱部材33を介して各カードホルダー22に伝達される。各カードホルダー22に伝達された熱が各ヒートパイプ27に伝達されると、各ヒートパイプ27は、その内部に温度差が生じることにより動作し、垂直部(高温部)31で蒸発した作動流体が第1水平部(低温部)28に流動して放熱・凝縮することにより、作動流体の潜熱として熱輸送が行われる。
【0030】ここで、各ヒートパイプ13の見かけ上の熱伝導率は、銅やアルミ等の金属と比較して数十倍ないし数百倍程度優れている。このようにして、ヒートパイプ27により輸送された熱が筐体2の底板4に伝達されるとともに、底板4から外気中に放熱されて各カード16が冷却される。すなわち、密閉構造の筐体2の内部に配置されたカード16の熱が、第1集熱部材33により効率的に集熱されるとともに、第1集熱部材33から筐体2に対する熱伝達がヒートパイプ27により促進される。したがって、カード16を効率的に冷却することが可能になる。
【0031】また、第1実施例においては、各カード16および各カードホルダー22に熱伝達可能に密着された第1集熱部材33が、熱伝達性エラストマーにより構成されている。さらに、第1集熱部材33におけるカード16との接触面に溝34が形成されている。このため、第1集熱部材33のゴム弾性により、第1集熱部材33と各カード16および各カードホルダー22との密着性が確保される。特に、カード16の取付および取り外しにより、カード16とカードホルダー22との相対位置決め精度が低下した場合でも、この相対位置の変動を第1集熱部材33のゴム弾性により吸収することが可能である。したがって、カード16の熱をカードホルダー22に伝達する場合の集熱面積(熱伝達面積)が広く確保され、熱伝達効率が向上してカード16の冷却機能を高めることができる。
【0032】また、第1実施例においては、各カードホルダー22と筐体2とが各ヒートパイプ27により熱授受可能に接続されているため、カードホルダー22から筐体4に伝達される熱の伝達率が高められ、冷却装置1のカード冷却機能が一層向上する。
【0033】さらに、第1実施例においては、前扉7を図2の左方向に移動させてカードホルダー22および第1集熱部材33を筐体2の外部に取り出すことにより、各カード16の側方の空間が広く確保される。したがって、筐体2の内部に対して各カード16を出し入れする作業性が向上する。
【0034】(第2実施例)図4は、冷却装置1の第2実施例を示す部分的な正面図、図5は、図4のV−V線における側面断面図、図6は、図5のVI−VI線における部分的な平面断面図である。なお、第2実施例において、第1実施例の構成と同様の構成部分については、第1実施例と同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0035】筐体2の後面板6の近傍にはサポート部材35が立設されており、サポート部材35の上端にはブラケット36が取り付けられている。このブラケット36には、前扉7側から後面板6側に向けて貫通する孔37が形成されている。孔37にはシャフト38が長手方向に移動可能に配置されており、シャフト38における前扉7側の端部にはカードホルダー39が取り付けられている。
【0036】カードホルダー39は、アルミニウムなどのように熱伝導性に優れた材料により板状に構成されており、各カードホルダー39は、各カード16に対応して複数配置されている。また、各カードホルダー39は側面形状がほぼ方形に構成され、カードホルダー39は側板5とほぼ平行に立設されている。さらに、各カードホルダー39における前扉7側の端部には、当接板40が取り付けられている。当接板40は、アルミニウムなどのように熱伝導性に優れた材料により板状に構成されている。
【0037】前記シャフト38における後面板6側の端部には、孔37の内径よりも大径に設定された頭部41が形成されている。そして、シャフト38の周囲には圧縮ばね42が取り付けられている。このため、圧縮ばね42の弾性力によりカードホルダー39が前扉7側に向けて押圧されている。そして、前扉7が閉じられた状態においては、当接板40が前扉7に当接して停止している。
【0038】また、各カードホルダー39におけるカード16とは反対側の面には、ヒートパイプ43が固定されている。このヒートパイプ43は、相互に平行に配置され、かつ、上下方向に配置された第1水平部44および第2水平部45と、第1水平部44および第2水平部45の両端を接続する垂直部46とを備えている。つまり、ヒートパイプ43はほぼU字形状に屈曲されている。そして、垂直部46が当接板40に当接している。なお、ヒートパイプ43の構成材料および内部構造は、第1実施例に示されたヒートパイプ27と同様である。
【0039】さらに、カードホルダー39におけるカード16側の面には、第1集熱部材33が取り付けられている。この第1集熱部材33は、カード16の熱を集熱してカードホルダー39に伝達するための構成である。
【0040】つぎに、第2実施例における冷却装置1の作用を説明する。各カード16が発熱した場合は、その熱が各第1集熱部材33を介して各カードホルダー39に伝達される。各カードホルダー39に伝達された熱が各ヒートパイプ43に伝達されると、第1実施例と同様の作用により、熱が当接板40を介して前扉7に伝達され、前扉7から外気中に放熱されて各カード16が冷却される。したがって、第2実施例においても、第1実施例と同様の効果を得られる。また、第2実施例においても、第1集熱部材33のゴム弾性および溝34の存在により、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0041】(第3実施例)図7は、冷却装置1の第3実施例を示す部分的な正面図、図8は、図7のVIII−VIII線における左側面断面図、図9は、図7のIX−IX線における冷却装置1の全体的な構成を示す右側面断面図である。なお、第3実施例において、第1実施例の構成と同様の構成部分については第1実施例と同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0042】底板4上にはベース板47が配置され、ベース板47上には集熱ブロック48が設けられている。ベース板47および集熱ブロック48は、アルミニウムなどのように熱伝導性に優れた材料により構成されている。また集熱ブロック48の上面には、前扉7側から後面板6側に向けて複数の溝49が形成されている。これらの溝49は相互に平行に配置されている。
【0043】一方、集熱ブロック48の両端には、一対の側板50が相互に平行に立設されている。この一対の側板50の上端同士が天板51により接続されている。そして、集熱ブロック48と天板51との間には、複数のカード16が立てられた状態で配置されている。また、集熱ブロック48と天板51との対向面には、2個を一組とする保持爪52が複数組設けられている。各カード16は各保持爪52により保持されて相互に平行な状態に維持されている。各カード16は、各保持爪52の間に対して着脱自在に構成されている。
【0044】さらに、集熱ブロック48と天板51との間には、各カード16に対応する複数のカードホルダー53が設けられている。各カードホルダー53は、アルミニウムなどのように熱伝導性に優れた材料により、板状に構成されている。このカードホルダー53は、カード16とほぼ平行に配置されており、カードホルダー53の上端が天板51に当接している。
【0045】また、カードホルダー53の下部には、ほぼ方形に屈曲された屈曲部54が形成され、この屈曲部54が溝49の内部に配置されている。さらにまた、集熱ブロック48の上面には、複数の押え板55が設けられており、各押え板55により各屈曲部54が上側から押えられている。このようにして、各カードホルダー53がほぼ垂直に保持されている。
【0046】そして、各カードホルダー53における各カード16側の側面には、第1集熱部材33が取り付けられている。この第1集熱部材33は、第1実施例と同様の材質および構成を備えており、第1集熱部材33における格子状の溝34側の面がカード16に接触している。
【0047】一方、カードホルダー53における第1集熱部材33とは反対側の面には、ヒートパイプ56が熱授受可能に接続されている。このヒートパイプ56の構成材料および内部構造は、第1実施例に示されたヒートパイプ27と同様である。このヒートパイプ56は、相互に平行に配置され、かつ、上下方向に配置された第1水平部57および第2水平部58と、第1水平部57および第2水平部58の両端を接続する接続部59とを備えている。つまり、ヒートパイプ56はほぼU字形状に屈曲されている。
【0048】そして、第1水平部57がカードホルダー53に当接され、第1水平部57がブラケット60によりカードホルダー53に固定されている。また、第2水平部58は、カードホルダー53の屈曲部54により取り囲まれた空間に配置されて屈曲部54に当接している。上記のようにして、各カード16に対して各第1集熱部材33がそれぞれ熱授受可能に接続され、各ヒートパイプ56がカードホルダー53の屈曲部54を介して集熱ブロック48に熱授受可能に接続されている。そして、集熱ブロック48はベース部47を介して筐体2の底板4に熱授受可能に接続されている。
【0049】つぎに、第3実施例の作用を説明する。各カード16が発熱した場合は、その熱が各第1集熱部材33を介して各カードホルダー53に伝達される。各カードホルダー53に伝達された熱が各ヒートパイプ56の第1水平部57に伝達されると、第1実施例と同様の作用によりヒートパイプ56の内部で熱輸送が行われ、この熱が第2水平部58から屈曲部54に伝達される。屈曲部54に伝達された熱は、集熱ブロック48およびベース板47を介して筐体2に伝達され、筐体2の底板4を介して外気中に放熱される。したがって、第3実施例においても、第1実施例と同様の効果を得られる。また、第3実施例においても、第1集熱部材33のゴム弾性および溝34の存在により、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0050】(第4実施例)図10は、冷却装置1の第4実施例を示す部分的な正面図、図11は、図10のXI−XI線における右側面断面図である。なお、第4実施例において、第1実施例または第3実施例と同様の構成部分については、第1実施例または第3実施例と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0051】この第4実施例においては、集熱ブロック48と天板51との間に、各カード16および各カードホルダー22ならびに各第1集熱部材33が配置されている。つまり、各カードホルダー22は、集熱ブロック48およびベース板47を介して筐体2に熱授受可能に接続されている。
【0052】一方、後面板6の内面には、複数のヒートパイプ61が取り付けられている。各ヒートパイプ61の材料および内部構成は、第1実施例のヒートパイプ27と同様である。各ヒートパイプ61は、ブラケット62により後面板6に固定されている。各ヒートパイプ61は、ほぼ垂直に立てられており、その大半が後面板6に当接しているとともに、その下端にはベース板47側に向けて屈曲された屈曲部63が形成されている。各屈曲部63は底板4に当接されている。すなわち、底板4と後面板6とが、ヒートパイプ61により熱授受可能に接続されている。
【0053】つぎに、第4実施例の作用を説明する。カード16が発熱した場合は、カード16の熱が第1集熱部材33およびカードホルダー22を介して集熱ブロック48に伝達される。そして、集熱ブロック48に伝達された熱が、ベース板47および底板4を介してヒートパイプ61の屈曲部63に伝達される。すると、第1実施例と同様の作用によりヒートパイプ61の内部で熱輸送が行われ、後面板6に熱が伝達されて後面板6を介して外気中に放熱される。したがって、第4実施例においても、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0054】また、第4実施例においても、前扉7と第1集熱部材33とが、ブラケット20およびシャフト25ならびにカードホルダー22により接続されている。このため、前扉7を取り外して開口部2Aを開放することにより、各カード16を筐体2の外部に取り出すことができる。そして、各カード16および各カードホルダー22に対して熱伝達可能に密着された第1集熱部材33が、熱伝達性エラストマーにより構成されているため、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0055】(第5実施例)図12は、冷却装置1の第5実施例を示す正面図、図13は、図12に示された冷却装置1の右側面断面図である。なお、第5実施例において、第1実施例の構成と同様の部分については第1実施例と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0056】まず、電源12が集熱ブロック64を介して天板2に取り付けられている。集熱ブロック64は、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料により構成されている。この集熱ブロック64の内部には、前扉7から後面板6側に向けて棒状のヒートパイプ65が複数埋め込まれている。各ヒートパイプ65は相互に平行に、かつ、ほぼ水平に配置されている。各ヒートパイプ65の構成材料および内部構造は、第1実施例のヒートパイプ27と同様である。
【0057】一方、天板3の外面には複数の放熱フィン66が設けられており、前扉7の外面には放熱フィン67が設けられている。各放熱フィン66,67は、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料により構成されている。
【0058】また、筐体2の底板4上にはベース板68が設けられており、ベース板68の上面には孔69が形成されている。さらに、ベース板68上の両端には一対の側板70が立設されており、一対の側板70の上端同士が天板71により接続されている。天板71にはその厚さ方向に貫通する孔72が形成されている。孔72は孔69のほぼ真上に配置されている。
【0059】また、天板71とベース板68との間には複数のカード16が立てられた状態で、かつ、相互に平行に配置されている。さらに、天板71とベース板68との間には、各カード16に対応する集熱ブロック73が複数配置されている。各集熱ブロック73は、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料により構成されている。各集熱ブロック73の上端にはピン74が形成され、集熱ブロック73の下端にはピン75が形成されている。そして、ピン74が孔72に配置され、ピン75が孔69に配置されることにより、集熱ブロック73がほぼ垂直に支持されている。
【0060】さらに、各集熱ブロック73には、前扉7側から後面板6側に向けて挿入孔76が2箇所ずつ形成されている。そして、各挿入孔76には棒状のヒートパイプ77がそれぞれ取り付けられている。各ヒートパイプ77の構成材料および内部構造は、第1実施例のヒートパイプ27と同様である。各ヒートパイプ77の一端は、挿入孔76の外部から前扉7側に露出している。
【0061】また、各集熱ブロック73と各カード16とが、サーマルパッド78により熱授受可能に接続されている。具体的には、サーマルパッド78の一方の面がカード16に対して密着し、サーマルパッド78の他方の面が集熱ブロック73に密着している。
【0062】一方、前記前扉7の内面にはサーマルパッド79を介して保持部材80が2個を一組として、各集熱ブロック73に対応する組数が取り付けられている。このサーマルパッド79および前記サーマルパッド78は、第1実施例の第1集熱部材33と同様の材質により構成されている。
【0063】また、各保持部材80は、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料により構成されている。各保持部材80には前扉7側から集熱ブロック73側に向けて貫通するスライド孔81が2箇所ずつ形成されている。そして、各スライド孔81には、各ヒートパイプ77が長手方向に相対移動可能に配置されている。上記のように、集熱ブロック73と前扉7とが、ヒートパイプ77および保持部材80ならびにサーマルパッド78により熱授受可能に接続されている。
【0064】さらに、ヒートパイプ77の外周には圧縮ばね82が取り付けられている。この圧縮ばね82により、集熱ブロック73がプレート17側に押圧されて確実に位置決めされ、サーマルパッド78とカード16との密着性が高められている。この集熱ブロック73の位置決めにより、ヒートパイプ77と保持部材80とが長さ方向に位置決めされ、ヒートパイプ77と保持部材80との密着性が高められている。なお、前扉7は金具83により閉じられた状態が維持される構成になっている。
【0065】ここで、第5実施例の構成と請求項1との対応関係を説明すれば、集熱ブロック73が請求項1のカードホルダーに相当し、サーマルパッド78が請求項1の第1集熱部材に相当する。
【0066】つぎに、第5実施例の作用を説明する。すなわち、カード16が発熱した場合は、この熱がサーマルパッド78を介して集熱ブロック73に伝達される。集熱ブロック73に伝達された熱は、ヒートパイプ77の機能により保持部材80に伝達される。保持部材80に伝達された熱は、サーマルパッド79を介して前扉7に伝達され、ついで放熱フィン67により外気中に放熱される。したがって、第1実施例と同様の効果を得られる。
【0067】一方、電源12が発熱した場合は、この熱が集熱ブロック64に伝達されるとともに、ヒートパイプ65の機能により天板3に伝達される。天板3に伝達された熱は、放熱フィン66により外気中に放熱される。このため、電源12の過熱が抑制される。
【0068】また、金具83を取り外して前扉7を図13の左側に移動させると、保持部材80とヒートパイプ77とが長手方向に相対移動して、ヒートパイプ77が保持部材80のスライド孔81から抜け出すとともに、開口部2Aが開放される。この状態においては、圧縮ばね82をヒートパイプ77から取り外すことが可能である。
【0069】さらに、この第5実施例では、圧縮ばね82により、集熱ブロック73がプレート17側に押圧されて、サーマルパッド78とカード16との密着性が高められている。このため、カード16とサーマルパッド78との間の熱伝達性が向上している。また、集熱ブロック73の位置決めにより、ヒートパイプ77と保持部材80とが長さ方向に位置決めされ、ヒートパイプ77と保持部材80との密着性が高められている。このため、ヒートパイプ77の放熱性が一層向上している。
【0070】なお、この第5実施例においても、サーマルパッド78が熱伝導性のエラストマーにより構成されているため、カード16との密着性が良好に維持されて第1実施例と同様の効果を得られる。
【0071】(第6実施例)図14は、冷却装置1の第6実施例を示す正面図、図15は、図14に示された冷却装置1の側面断面図である。なお、第6実施例において、第1実施例と同様の構成部分については、第1実施例と同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0072】まず、天板3の外面には放熱フィン84が形成されている。放熱フィン84はアルミニウムなどの熱伝達性に優れた材料により構成されている。また、筐体2の内部には、板状に構成された一対のカードホルダー85,86が、相互に平行に、かつほぼ水平に配置されている。一対のカードホルダー85,86はアルミニウムなどの熱伝導性に優れた材料により構成されている。一対のカードホルダー85,86のうち、上側に位置するカードホルダー85が天板3の内面に密着されている。
【0073】また、一対のカードホルダー85,86の間には、複数のカード16が相互に平行に、かつ、立てられた状態で配置されている。各カード16は、その下端が一方のカードホルダー86に対して着脱自在に支持されている。さらに、一対のカードホルダー85,86の間には、複数の第2集熱部材87が配置されている。各第2集熱部材87は板状に構成され、各第2集熱部材87と各カード16とが交互に配置されている。具体的には、各カード16と各第2集熱部材87とが所定の間隔おきに配置されており、両者が非接触の状態にある。
【0074】そして、各第2集熱部材87の両端が一対のカードホルダー85,86により支持されている。つまり、各第2集熱部材87と一対のカードホルダー85,86とが熱授受可能に接続されている。ここで、各第2集熱部材87は、第1実施例に示された第1集熱部材33と同様の材料により構成されている。
【0075】図16は、筐体2に取り付けられた前扉7の開閉を制御するヒンジ機構88の一部を破断した平面図、図17は、図16のXVII−XVII線における側面断面図である。
【0076】すなわち、ヒンジ機構88は、2本のヒートパイプ89,90と、これらのヒートパイプ89,90を接続するコネクタ91とから構成されている。このコネクタ91は、例えば熱伝導性に優れる銅やアルミニウム合金等の金属ブロックで構成され、このコネクタ91が筐体2の天板3の上面に固定されている。このコネクタ91には、径の等しい2つの円孔を水平方向に連通した状態で並列させた保持孔92が形成されている。すなわち、この保持孔92は、側面断面形状が8字形状に構成され、コネクタ91の両側面に開口するように貫通している。
【0077】また、2本のヒートパイプ89,90は棒状に構成されたマイクロヒートパイプである。そして、一方のヒートパイプ89は、保持孔92内に回転可能に配置された回転部93と、この回転部93に対してほぼ直角に接続された揺動部94とを備えている。この揺動部94は前扉7の外面に熱授受可能に接続されている。
【0078】さらに、他方のヒートパイプ90は、保持孔92に保持された固定部95と、固定部95に対してほぼ直角に接続された水平部96とを備えている。そして、水平部96が天板3の外面に対して熱授受可能に接続されている。固定部95は、例えば接着剤などによってコネクタ91に固定されている。
【0079】また、固定部95には、その長さ方向に沿って延びた窪み部97が形成されている。この窪み部97は、回転部93の半径方向の断面形状に合わせて湾曲した円弧形状に構成されている。つまり、窪み部97の外周面の曲率半径は、回転部93の外周面の曲率半径とほぼ等しく設定されている。このため、回転部93と固定部95とが相互に面接触した状態で相対回転可能である。なお、ヒートパイプ89,90の構成材料および内部構造は、第1実施例のヒートパイプ27と同様である。
【0080】ここで、第6実施例の構成と、請求項2の構成との対応関係を説明すれば、放熱フィン84およびヒンジ機構88ならびに前扉7が請求項2の放熱機構(言い換えればヒートシンク)に相当する。
【0081】つぎに、第6実施例の作用を説明する。カード16が発熱した場合は、カード16の熱が空気、またはカードホルダー86を介して第2集熱部材87に伝達される。第2集熱部材87に伝達された熱は、カードホルダー85を介して天板3に伝達される。そして、天板3に伝達された熱の一部が放熱フィン84により外気中に放熱される。
【0082】一方、天板3に伝達された熱の一部がヒートパイプ90に伝達され、ヒートパイプ90の機能によりコネクタ91に熱伝達される。コネクタ91に伝達された熱は、ヒートパイプ89の機能により前扉7に伝達され、前扉7の外面から外気中に放熱される。以上のようにして、カード16が冷却され、第1実施例と同様の効果を得られる。また、第6実施例においては、カード16から筐体2に伝達された熱が、天板3および前扉7の両方から外気中に放熱されるため、冷却装置1の冷却機能が一層向上する。
【0083】また、筐体2と前扉7とがヒンジ機構88により接続されているため、ヒートパイプ89を回転部93を支点として回転させることにより、前扉7を開閉させることができる。
【0084】なお、第6実施例においては、各カード16と第2集熱部材87とが非接触の状態で配置されている。このため、各カード16と第2集熱部材87との密着性を考慮する必要性が無く、第2集熱部材87を熱伝導性に優れたアルミニウムなどにより構成することも可能である。また、第6実施例においては、放熱フィン84またはヒンジ機構88の何れか一方だけを採用することも可能である。また、第6実施例において、カード16と第2集熱部材とを接触させる構成を採用することも可能である。
【0085】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば、通信機器が屋外に設置された状態において、筐体によりカードが保護される。一方、情報処理容量の増大によりカードが発熱した場合は、この熱が第1集熱部材により集熱されるとともに、この熱がカードホルダーを介してヒートパイプに伝達される。すると、ヒートパイプはその内部に温度差が生じることにより動作し、高温部で蒸発した作動流体が低温部に流動して放熱・凝縮することにより、作動流体の潜熱として熱輸送が行われ、この熱が筐体を介して外気中に放熱されるおよび筐体を介して外気中に放熱され、カードが冷却される。すなわち、密閉構造の筐体の内部に配置されたカードの熱が、第1集熱部材により効率的に集熱されるとともに、第1集熱部材から筐体への熱伝達がヒートパイプにより促進される。したがって、筐体の内部に配置されたカードを有効に冷却することができる。
【0086】また、第1集熱部材のゴム弾性により、第1集熱部材とカードとの密着性が確保される。このため、カードホルダーに対してカードの取付および取り外しを行うことにより、カードとカードホルダーとの相対位置決め精度が低下した場合でも、この相対位置の変動を第1集熱部材のゴム弾性により吸収することが可能である。したがって、カードの熱をカードホルダーに伝達する場合の集熱面積が広く確保され、熱伝達効率が向上してカードの冷却機能を高めることができる。
【0087】請求項2の発明によれば、通信機器が屋外に設置された状態において、筐体によりカードが保護される。一方、情報処理容量の増大によりカードが発熱した場合は、この熱が第2集熱部材により集熱されるとともに、この熱がカードホルダーを介して筐体に伝達される。筐体に伝達された熱は、放熱機構により外気中に放熱され、カードが冷却される。すなわち、密閉構造の筐体の内部に配置されたカードの熱が、第1集熱部材により効率的に集熱されるとともに、筐体からの放熱が放熱機構により高められる。
【出願人】 【識別番号】000005186
【氏名又は名称】株式会社フジクラ
【出願日】 平成10年(1998)1月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 丈夫
【公開番号】 特開平11−204966
【公開日】 平成11年(1999)7月30日
【出願番号】 特願平10−20496