| 【発明の名称】 |
フレキシブル配線板の保持構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】西川 浩一
【氏名】竹ノ内 一幸
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| 【要約】 |
【課題】保持リブを形成することなくフレキシブル配線板の端部をケース内に保持でき、省スペースおよび係合部形成の制約をなくしたフレキシブル配線板の保持構造を提供すること。
【解決手段】ケース1の底面に取り付けられたフレキシブル配線板4の端部をケース1の底面1aと側壁1bとの角部1cで折曲げて保持するようにしたフレキシブル配線板の保持構造であって、角部1c付近の底面1aに横向きの長孔5を形成し、この長孔5に前記フレキシブル配線板4の端部に形成された舌片4aを折曲げて挿入した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケースの底面に取り付けられたフレキシブル配線板の端部を前記ケースの底面と側壁との角部で折曲げて保持するようにしたフレキシブル配線板の保持構造であって、前記角部付近の前記底面に横向きの長孔を形成し、この長孔に前記フレキシブル配線板の端部に形成された舌片を折曲げて挿入したことを特徴とするフレキシブル配線板の保持構造。 【請求項2】 前記長孔は前記フレキシブル配線板の内面と相対する面がテーパ面となっており、かつ前記角部の内面は、前記底面から側壁に向かう下り傾斜または丸みをもつ形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル配線板の保持構造。 【請求項3】 前記角部の内面であって前記長孔にかかる位置に補強リブを形成し、該補強リブに前記長孔と連通する溝を形成したことを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブル配線板の保持構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル配線板の保持構造に関し、詳しくは、計器のケースにフレキシブル配線板を保持するための構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5および図6に示すように、車両用の計器等において、ケース1の底面に取り付けられるフレキシブル配線板4のはみ出し端部4aを保持する構造として、ケース1の後部の角部に爪状の保持リブ2を設け、フレキシブル配線板4の端部4aを保持リブ2の内側の溝部3に折曲げて挿入し、この折曲げた端部4aを保持リブ2で押さえて保持するようにした保持構造が知られている(実開平3−71691号公報参照)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の保持構造では、ケース1の角部に保持リブ2および溝3を設けるため、その分ケース1の厚みが増し、その厚み分のスペースが必要となる。そのスペースを小さくするため保持リブ2の肉厚を薄くすることも考えられるが、そうするとケース1の強度の問題が生ずる。また、保持リブ2の箇所には表ガラスや見返しを結合するための係合部が形成できないため、保持リブ2の形成にも制約があるという問題がある。 【0004】本発明は上述の点に着目してなされたもので、保持リブを形成することなくフレキシブル配線板の端部をケース内に保持でき、省スペースを可能にしたフレキシブル配線板の保持構造を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ケースの底面に取り付けられたフレキシブル配線板の端部を前記ケースの底面と側壁との角部で折曲げて保持するようにしたフレキシブル配線板の保持構造であって、前記角部付近の前記底面に横向きの長孔を形成し、この長孔に前記フレキシブル配線板の端部に形成された舌片を折曲げて挿入したことを特徴とするものである。 【0006】このため、請求項1記載の発明では、フレキシブル配線板の端部に形成した舌片を折曲げて長孔に挿入することにより、舌片をケース内に保持することができる。保持リブが不要となるため、省スペースをはかることができると共に、保持リブがないので見返し等の係合部に対する制約がなくなる。 【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のフレキシブル配線板の保持構造であって、前記長孔は前記フレキシブル配線板の内面と相対する面がテーパ面となっており、かつ前記角部の内面は、前記底面から側壁に向かう下り傾斜または丸みをもつ形状に形成されていること特徴とするものである。 【0008】このため、請求項2記載の発明では、フレキシブル配線板の舌片は長孔に斜め上から挿入され、先端が角部の内面に当たっても上方に持ち上げられながらスムーズに挿入でき、組付け作業が容易になる。 【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のフレキシブル配線板の保持構造であって、前記角部の内面であって前記長孔にかかる位置に補強リブを形成し、該補強リブに前記長孔と連通する溝を形成したたことを特徴とするものである。 【0010】このため、請求項3記載の発明では、長孔を設けることによる強度の低下を補強リブで補い、長孔の周囲の変形等を防止できる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図5および図6と同一部材または同一機能のものは同一符号で示している。 【0012】図1および図2は本発明の第1実施の形態を示すもので、ケース1の底面1aと側壁1bの角部1cは、底面1aから側壁1bにかけて下り傾斜または丸みをもった形状に形成されると共に、底面1aには、上記角部1cに隣接した箇所に1乃至複数個の横向き(側壁1bと略平行をなす方向)の長孔5が形成されている。この長孔5は上側の内面(フレキシブル配線板4の折曲げ部分の内側と相対する面)がテーパ面6に形成されている。 【0013】フレキシブル配線板4の端部には長孔5の幅より若干小さい幅の舌片4aが長孔5の箇所に形成されている。フレキシブル配線板4はケース1の底面1aに当接され、その舌片4aの部分を折曲げて長孔5に挿入する。これにより、フレキシブル配線板4の突出部分である舌片4aはケース1内に収納保持される。 【0014】長孔5の上側の内面をテーパ面6とし、かつ角部1cの内側を傾斜または丸みをもった形状に形成することにより、舌片4aは長孔5に斜め上から挿入され、かつ、舌片4aの先端が角部1cの内面に当たっても上方に持ち上げられながらスムーズに挿入できる。 【0015】このように構成したのは仮に、角部1cの内面が直角であり、長孔5の上面も底面1aと直角(垂直)に形成されていたとすると、舌片4aを略直角に折曲げながら挿入しなければならず、フレキシブル配線板4に応力が発生するため挿入が困難となるおそれがあるためであるが、角部1cが直角であり、長孔5の上面が底面1aと平行であっても、前記保持リブ2を設けないでフレキシブル配線板4の端部を保持するという目的は達成できる。 【0016】以上のように、第1実施の形態のフレキシブル配線板の保持構造では、ケース1の角部1cに長孔5を形成してフレキシブル配線板4の端部に形成した舌片4aをこの長孔5に挿入するようにしたので、保持リブ2が不要となり、したがって、ケース1の厚みは変わらず、省スペースをはかることができると共に、保持リブ2がないので表ガラスや見返し10の係合部11の形成に対する制約がなくなるという利点がある。 【0017】図3および図4は、本発明の第2実施の形態を示すもので、角部1cおよび長孔5は第1実施の形態と同一である。この第2実施の形態においては、長孔5の位置に、角部1cの内面から突出するように補強リブ8が形成されている。そして、この補強リブ8に長孔5に向けて一端が開口する溝9を形成している。フレキシブル配線板4の舌片4aは長孔5から溝9に挿入され、溝9内に収納保持される。 【0018】この第2実施の形態では、長孔5を設けることによるケース1の強度の低下を補強リブ8で補い、長孔5の周囲の変形等を防止できると共に、補強リブ8はケース1内の空いているスペースを利用できるため、省スペースの妨げにならないという利点がある。 【0019】 【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の発明によれば、ケースの角部付近の底面に長孔を形成し、この長孔にフレキシブル配線板の端部に形成された舌片を折曲げて挿入するようにしたので、保持リブを設けることなくフレキシブル配線板の端部が体裁よく保持でき、長孔のみで良いので省スペースを図ることができると共に、見返し等の係合部の形成の制約がなくなる。 【0020】また、請求項2記載の発明によれば、長孔はフレキシブル配線板の内面と相対する面がテーパ面となっており、かつ角部の内面は下り傾斜または丸みをもつように形成したので、請求項1記載の発明の効果に加えて、舌片は長孔に斜め上から挿入され、かつ先端が角部の内面に当たっても上方に持ち上げられながらスムーズに挿入でき、組付け性が良好になる。 【0021】また、請求項3記載の発明によれば、角部の内面であって長孔にかかる位置に補強リブを形成したので、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、長孔を設けることによる強度の低下を補強リブで補い、長孔の周囲の変形等を有効に防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006895 【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−204961 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−7887 |
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