| 【発明の名称】 |
電子機器 |
| 【発明者】 |
【氏名】齋藤 義雄
【氏名】寺島 公則
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| 【要約】 |
【課題】マザー基板等に配設する電子機器の取付強度を向上することができ、且つ枠体の取付脚の機械的強度を向上することができる電子機器を提供する。
【解決手段】半田付け可能な金属からなる枠体1と、該枠体1の側板1aに突出して形成された取付脚1bとを備え、該取付脚1bの半田付け面1eと直交する方向に貫通孔を有する突起部1dを設ける。また、前記突起部1dが前記枠体1の側板1aと接続された前記取付脚1bの根元部A上に位置した状態で、前記取付脚1bと前記枠体1の側板1aとに跨るように形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 半田付け可能な金属からなる枠体と、該枠体の側板に突出して形成された取付脚とを備え、該取付脚の半田付け面と直交する方向に貫通孔を有する突起部を設けてなることを特徴とする電子機器。 【請求項2】 前記突起部が前記枠体の側板と接続された前記取付脚の根元部上に位置した状態で、前記取付脚と前記枠体の側板とに跨るように形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5は従来の電子機器の枠体の斜視図、図6は従来の電子機器の要部拡大図、図7は従来の電子機器をマザー基板に取り付けた場合の要部拡大図、図8は図7の8−8線における断面図である。従来の電子機器の枠体11は、金属板よりなる4つの側板11aを備え、そのうちの相対向する2つの側板11aには、各側板11aの一部が延長して枠体11の下方へ突出した取付脚11bが、各側板11aに2つずつ設けられている。これらの取付脚11bの先端部分は、取付脚11bと側板11aとの接続部である根元部Aよりも幅狭に構成され、段差状となった肩部11cが設けられている。そして、取付脚11bが側板11aと接続している根元部A上の取付脚11bと側板11aとに跨る位置には、取付脚11bの幅よりも外径が小さい孔11dが設けられている。 【0003】また、プリント配線が施された回路基板12上には、回路部品等(図示せず)が搭載されて電気回路が構成され、枠体11の内部に適宜方法で固着されている。また、端子13の一端は回路基板12に構成されている電気回路と電気的に接続され、その他端は枠体11の外部へ突出している。 【0004】前記従来の電子機器は、図7、図8のようにテレビジョン受像機等のマザー基板14に電子機器を配設して使用されるものである。この電子機器の配設工程では、まず、取付脚11bの形状と対応してマザー基板14に設けられた取付孔14aに、取付脚11bの先端の一部が挿入されて、肩部11cがマザー基板14上に係止される。次に、取付脚11bの半田付け面11eに溶融された半田15が流し込まれ、取付脚11bがマザー基板14上に設けられた半田付けランド16に半田付けされる。そして、取付脚11bに設けられた孔11dの存在により、溶融された半田15が取付脚11bの半田付け面11eの裏側にも回り込み、電子機器がマザー基板14上に確実に半田付けされて固定される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来の電子機器は取付脚11bの孔11dの周辺部においては、肉部が少ないために取付脚11bの機械的強度が弱く、電子機器の運搬時等に衝突や落下等が原因となる衝撃が取付脚11b部分に対して与えられると、側板11aとそれに一体化された取付脚11bとの接続部である根元部Aに沿って折れ曲がる恐れがある。そして、取付脚11bが折れ曲がると、電子機器を配設するマザー基板14に設けられた取付孔14aに、取付脚11bの先端部分を挿入することができなくなる。 【0006】また、孔11dの存在により、取付脚11bと、それに半田付けされる半田15との接触面積(半田付け面積)が減少し、電子機器のマザー基板への取付強度が弱くなる。 【0007】本発明が解決しようとする課題は、マザー基板等に配設する電子機器の取付強度を向上することができ、且つ枠体の取付脚の機械的強度を向上することができる電子機器を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するための第1の解決手段として、本発明の電子機器は、半田付け可能な金属からなる枠体と、該枠体の側板に突出して形成された取付脚とを備え、該取付脚の半田付け面と直交する方向に貫通孔を有する突起部を設けた構成とした。 【0009】また、第2の解決手段として、本発明の電子機器は、前記突起部が前記枠体の側板と接続された前記取付脚の根元部上に位置した状態で、前記取付脚と前記枠体の側板とに跨るように形成された構成とした。 【0010】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の電子機器の実施の形態について説明する。図1は本発明の電子機器の実施の形態に係る斜視図、図2は本発明の電子機器の要部拡大図、図3は本発明の電子機器をマザー基板に取り付けた場合の要部拡大図、図4は図3の4−4線における断面図である。本発明の電子機器の枠体1は、半田付け可能な金属板よりなる4つの側板1aを備え、そのうちの相対向する2つの側板1aには、各側板1aの一部が延長して枠体1の下方へ突出した取付脚1bが、各側板1aに2つずつ設けられている。これらの取付脚1bの先端部分は、取付脚1bと側板1aとの接続部である根元部Aよりも幅狭に構成され、段差状となった肩部1cが設けられている。 【0011】そして、取付脚1bが側板1aと接続している根元部A上の取付脚1bと側板1aとに跨る位置には、取付脚1bと直交するように取付脚1bの幅よりも外径が小さい貫通孔を有する突起部1dが設けられている。 【0012】また、プリント配線が施された回路基板2上には、回路部品等(図示せず)が搭載されて電気回路が構成され、枠体1の内部に適宜方法で固着されている。また、端子3の一端は回路基板2に構成されている電気回路と電気的に接続され、その他端は枠体1の外部へ突出している。 【0013】本発明の電子機器においても、テレビジョン受像機等のマザー基板4上に配設する工程では、取付脚1bの形状と対応してマザー基板4に設けられた取付孔4aに、取付脚1bの先端の一部が挿入されて、肩部1cがマザー基板4上に係止され、取付脚1bの半田付け面1eに溶融された半田5が流し込まれ、取付脚1bがマザー基板4上に設けられた半田付けランド6に半田付けされる。そして、取付脚1bに設けられた貫通孔を有する突起部1dの存在により、溶融された半田5が取付脚1bの半田付け面1eの裏側にも回り込み、電子機器がマザー基板4上に確実に半田付けされて固定される。 【0014】この突起部1dの内部には貫通孔が存在するものの、取付脚1bと直交する方向に配設される補強リブとしての役割を果たす。この突起部1dが側板1aと、それに一体化された取付脚1bとの接続部である根元部A上に取付脚1bと側板1aとに跨るように設けられているため、電子機器の運搬時等に衝突や落下等が原因となる衝撃が取付脚1b部分に対して与えられた場合にも、取付脚1bと側板1aとの根元部Aにおいて折れ曲がりのない、機械的強度が高い取付脚1bとすることができる。折れ曲がりのない取付脚1bは、電子機器を配設するマザー基板4に設けられた取付孔4aに確実に挿入することができる。 【0015】また、突起部1dの存在により、取付脚1bと、それに半田付けされる半田5との接触面積(半田付け面積)が増大する。そのため、電子機器のマザー基板4への取付強度が強くなる。 【0016】本実施の形態に示したように、突起部1dが根元部A上の取付脚1bと側板1aとに跨るような位置に形成されていなくとも、取付脚1bの半田付け面と直交する方向に設けられていれば、取付脚1bの機械的強度を向上させることができる。 【0017】取付脚1bの形状は先端の一部が幅狭であり段差状の肩部1cが設けられているが、このような形状を有する取付脚1bに限られるものではない。また、前記突起部1dは、図示した円筒状のもの以外に、断面が三角や四角、楕円等の筒状の突起部1dとすることも可能である。さらに、取付脚1bをマザー基板4に設けられた取付孔4aへ挿入した状態において、突起部1dとマザー基板4との間に若干の隙間を設けておくことで、電子機器のマザー基板4への半田付けによる取付工程において、取付脚1bの裏側への半田5の回り込みを更に向上させることができる。 【0018】 【発明の効果】本発明は以上のように構成されているため、以下に記すような優れた効果を奏する。本発明の電子機器によれば、突起部が取付脚と直交するように設けられているため取付脚の機械的強度が向上し、また、電子機器をマザー基板上に配設するために行われる半田付け工程において、取付脚と半田との接触面積が増大し、電子機器のマザー基板への取付強度が強くなる。この突起部を取付脚の根元部上に、取付脚と側板とに跨るように設けることにより、取付脚に対して衝撃が加わっても根元部において折れ曲がりが生じない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000010098 【氏名又は名称】アルプス電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)1月12日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−204954 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−3901 |
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