| 【発明の名称】 |
電子部品装着機と電子部品装着方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】村田 和弘
【氏名】犬塚 良治
【氏名】左近 英雄
|
| 【要約】 |
【課題】電子部品吸着ノズルを回転させながら、吸着ノズルを真下からの認識カメラと真横からの認識カメラで認識、検査を行い、吸着ノズルの“かけ”を事前に検知できる電子部品装着装置を提供すること。
【解決手段】電子部品を吸着する吸着ノズル15と、電子部品を吸着する吸着ノズル15を回転させる駆動部19と、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラ17と真横から認識する認識カメラ18を備えた電子部品装着機において、電子部品の部品供給部11から電子部品を吸着する吸着ノズル15を回転させる駆動部19によって、吸着ノズルをある一定の決められた角度幅で一方向に回転させる毎に、真下から認識する認識カメラ17と真横から認識する認識カメラ18によって、ノズル15を認識して、画像処理を行い、電子部品を吸着するノズル15に“かけ”などの異常がないかの検査を事前に実施できる手段を備えた電子部品装着機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品の供給手段が並列して固定されている部品供給部と、電子部品を装着する回路基板を保持する保持手段と、電子部品を吸着し、認識し、回路基板上に装着する手段として上下方向に移動する装着ヘッドと、電子部品を吸着する吸着ノズルと、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラと、認識カメラによる認識時に吸着ノズルを回転させる駆動部を備えたことを特徴とする電子部品装着機。 【請求項2】 請求項1記載の電子部品装着機において、電子部品を吸着する吸着ノズルを駆動部によって、ある一定の決められた角度幅で一方向に回転させ、決められた角度幅で位置決めされる毎に、真横から認識する認識カメラによって、吸着ノズルを認識して画像処理を行い、ノズルの異常を検知することを特徴とする電子部品装着方法。 【請求項3】 請求項1記載の電子部品装着機において、電子部品を吸着する吸着ノズルを、駆動部によってある一定の決められた角度幅で一方向に回転させ、決められた角度幅で位置決めされる毎に、真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラによって、吸着するノズルを認識して画像処理を行い、吸着ノズルの異常を検知することを特徴とする電子部品装着方法。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基板上に装着する電子部品装着機と装着方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より電子部品実装機では、電子部品を部品供給部から吸着ミスすることなく、高速かつ正確に吸着動作ができる実装機が求められている。以下、従来の電子部品装着機の部品吸着ノズルの高さ計測方法の一例について、本発明の電子部品装着機の一実施例を示す図1、図2、図3を援用して、説明する。 【0003】まず、電子部品装着機の構成と各ユニットの機能について説明する。図において、11は電子部品23の供給手段が並列して固定されている部品供給部である。12は回転テーブルで、インデックスユニット13にて間歇回転駆動される。回転テーブル12の周囲には間歇回転ピッチで等間隔に複数の装着ヘッド14が配設されている。装着ヘッド14は上下方向に移動し、その下端部には電子部品23を吸着する吸着ノズル15を備えている。 【0004】回転テーブル12の停止位置には、部品供給部11に並列に配列されている電子部品23を吸着する前に、吸着ノズル15の角度を0度の状態に位置決めする駆動部16が配設されている。その停止位置は図1に示す吸着ノズル0度戻し位置Aである。吸着ノズル15は図4に示す形状をしている。 【0005】また、回転テーブル12において装着ヘッド14の停止位置には、部品供給部11が配設されており、その停止位置は図1に示す電子部品供給位置Bで、電子部品23が装着ヘッド14側に供給される。また、他の装着ヘッド14の停止位置には、吸着ノズル15にて吸着された電子部品23の補正量を計測する認識カメラ17が配設されている。その停止位置は図1に示す電子部品認識位置Cである。 【0006】また、他の装着ヘッド14の停止位置には、電子部品23を吸着している吸着ノズル15を真横方向からカメラにて認識計測する部品厚み認識カメラユニット18が配設されている。その停止位置は図1に示す部品厚み計測位置Dである。また、他の装着ヘッド14の停止位置には、電子部品23を装着すべき回路基板21を固定してこの回路基板21を任意に位置決めするX−Yテーブル22が配設されている。その停止位置は図1に示す電子部品装着位置Eである。 【0007】次に、上記に示す装着機において、電子部品23を吸着する吸着ノズル15の高さを計測する動作について説明する。回転テーブル11が回転して装着ヘッド14が吸着ノズル0度戻し位置Aで停止すると、吸着ノズル15は0度の状態になるように位置決めされる。その後、回転テーブル11は、装着ヘッド14が電子部品厚み計測位置Dに移動するまで回転動作を行う。 【0008】装着ヘッド14が電子部品厚み計測位置Dで停止すると、電子部品23を吸着していない吸着ノズル15の高さを部品厚み認識カメラユニット18で真横から計測する。以上、各ステーションの装着ヘッド14の電子部品吸着ノズル高さ計測動作を繰り返すことによって、各吸着ノズルの高さを逐次計測してマシンコントローラ内部に登録していく。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように従来の電子部品装着機は、電子部品厚み計測位置で吸着ノズルの高さを計測しているだけで、吸着ノズルの“かけ”などの異常検査を行っていない。吸着ノズルに“かけ”などの異常が発生していると、吸着ノズルと電子部品との間に隙間が発生し、吸着ミスを生じ、そのため、電子部品装着機の吸着率が低下し、安定した部品供給ができなくなり、マシンとしての生産性も低下する。 【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、事前に“かけ”などの吸着ノズルの異常検査を行い、異常がある場合には、吸着ノズルの異常を事前に通知して正常な吸着ノズルに交換し、吸着ノズルの吸着時に電子部品との間に隙間が発生することなく、吸着ミスのない安定した部品供給を可能にし、電子部品装着機の稼働率を向上することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、本発明は、電子部品の供給手段が並列して固定されている部品供給部と、電子部品を装着する回路基板を保持する保持手段と、電子部品を吸着し、認識し、回路基板上に装着する手段として上下方向に移動する装着ヘッドと、電子部品を吸着する吸着ノズルと、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラと、認識カメラによる認識時に吸着ノズルを回転させる回転駆動部を備えたことを特徴とする。 【0012】従来の電子部品実装機は、電子部品厚み計測位置で吸着ノズルの高さを計測しているだけで、吸着ノズルの“かけ”などの吸着ノズルの異常検査を行っていないため、吸着ノズルに“かけ”など異常が発生していると、吸着ノズルと電子部品との間に隙間が発生し、吸着ミスを発生し、安定した部品供給ができなくなるという問題点を有していたが、本発明は、認識カメラによる吸着ノズルの認識時に、吸着ノズルを回転させて吸着ノズルの形状を正確に認識して、吸着ノズルの“かけ”などの異常検査を行い、吸着ノズルの異常を事前に通知して正常な吸着ノズルに取り替えることにより、吸着ミスのない安定した部品供給を実現でき、電子部品装着機の稼働率を向上することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、電子部品の供給手段が並列して固定されている部品供給部と、電子部品を装着する回路基板を保持する保持手段と、電子部品を吸着し、認識し、回路基板上に装着する手段として上下方向に移動する装着ヘッドと、電子部品を吸着する吸着ノズルと、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラと、認識カメラによる認識時に吸着ノズルを回転させる駆動部を備えたことを特徴とする電子部品装着機であり、電子部品を吸着する吸着ノズルを、認識カメラによる認識時に駆動部により回転して認識するので、吸着ノズルの形状を正確に認識することができ、ノズルの“かけ”などの異常を正確に検知できる作用を有する。 【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電子部品装着機において、電子部品を吸着する吸着ノズルを駆動部によって、ある一定の決められた角度幅で一方向に回転させ、決められた角度幅で位置決めされる毎に、真横から認識する認識カメラによって、吸着ノズルを認識して画像処理を行い、吸着ノズルの異常を検知することを特徴とする電子部品装着方法であり、吸着ノズルを回転させる駆動部によって、吸着ノズルをある一定の決められた角度幅で一方向に回転させる毎に、真横から認識する認識カメラによって、ノズルを認識して画像処理を行い、電子部品を吸着するノズルの“かけ”などの異常検査を事前に実施し、吸着ノズルに異常がある場合には、新しいノズルの交換を促すなどの処置を事前に通知して、正常な吸着ノズルに交換することにより、常時吸着ノズルの密着性を確保し、吸着ミスのない安定した部品供給を提供することができる作用を有する。 【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電子部品装着機において、電子部品を吸着する吸着ノズルを回転駆動部によって、ある一定の決められた角度幅で一方向に回転させ、決められた角度幅で位置決めされる毎に、真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラによって、吸着ノズルを認識して画像処理を行い、ノズルの異常を検知することを特徴とする電子部品装着方法であり、請求項2に記載の発明が有する作用に加えて、吸着ノズルを真下から認識するカメラによっても検査を行うので、吸着ノズルの“かけ”などの異常検査をより正確に行うことができる作用を有する。 (実施の形態)以下、本発明の一実施例の電子部品装着機について、図1、図2、図3を参照しながら、電子部品装着機の吸着ノズルの高さ計測と吸着ノズルの“かけ”の検査を実施する方法の一例について説明する。 【0016】まず、電子部品装着機の構成と各ユニットの機能について説明する。図において、11は電子部品23の供給手段が並列して固定されている部品供給部である。12は回転テーブルで、インデックスユニット13にて間歇回転駆動される。回転テーブル12の周囲には間歇回転ピッチで等間隔に複数の装着ヘッド14が配設されている。装着ヘッド14は上下方向に移動し、下端部には電子部品23を吸着する吸着ノズル15を備えている。 【0017】回転テーブル12には、図1に示すようにA〜Eの停止位置が設けられており、停止位置Aは、部品供給部11に並列に配列されている電子部品23を吸着する前に、吸着ノズル15の角度を0度の状態に位置決めする駆動部16が配設された吸着ノズル0度戻し位置である。停止位置Bは、部品供給部11が配設された電子部品供給位置で、電子部品23が装着ヘッド14側に供給される。 【0018】停止位置Cは、吸着ノズル15にて吸着された電子部品23の補正量を計測する認識カメラ17が配設された電子部品認識位置である。認識カメラ17は電子部品を真下から認識するように設置されている。停止位置Dは、電子部品23を吸着している吸着ノズル15を真横方向から認識計測する部品厚み認識カメラユニット18が配設された部品厚み計測位置である。また、部品厚み計測位置Dには、図3に示すように、吸着ノズル15を回転させ、ある決められた位置に位置決めする駆動部19が配設されている。 【0019】また、停止位置Eは、電子部品23を装着すべき回路基板21を固定して、この回路基板21を任意に位置決めするX−Yテーブル22が配設された電子部品装着位置である。次に、上記に示す装着機において、電子部品23を吸着する吸着ノズル15の高さ計測動作時に実施する“かけ”を検査する動作について説明する。 【0020】回転テーブル11が回転して装着ヘッド14が吸着ノズル0度戻し位置Aで停止すると、吸着ノズル15は0度の状態になるように位置決めされる。その後、回転テーブル11は、装着ヘッド14が電子部品厚み計測位置Dに移動するまで回転動作を行う。装着ヘッド14が電子部品認識位置Cで停止すると、電子部品23を吸着していない吸着ノズル15を電子部品認識位置Cにて、真下から認識する認識カメラにて認識する。 【0021】次に、装着ヘッド14が電子部品厚み計測位置Dで停止すると、吸着ノズル15を回転させる駆動部19によって、吸着ノズルを一定の決められた角度の幅(例えば1度)一方向に360度になるまで回転させ、位置決めを行い、決められた角度の幅で位置決めされる毎に、吸着ノズル15の形状を、部品厚み認識カメラユニット18で認識する。その吸着ノズル15の形状を認識した認識画像をマシンコントローラで処理し、ノズルの“かけ”など、吸着ノズル15の異常検査を行う。検査結果により吸着ノズル15に異常があれば、異常であることを通知し、新しいノズルに交換するように促す。 【0022】上記の実施例においては、吸着ノズルを回転させる駆動部19は部品厚み計測位置Dにのみ設けられているが、電子部品認識位置Cにも設け、吸着ノズルを一定の決められた角度幅で一方向に回転される毎に認識カメラ17により真下から認識し、吸着ノズルの異常を検査することができる。以上、各ステーションの装着ヘッド14の電子部品吸着ノズル高さ計測動作を繰り返す際に、吸着ノズル15の検査を実施し、各吸着ノズルの高さ計測およびノズルの検査動作を逐次行っていく。 【0023】 【発明の効果】以上のように、本発明は、電子部品の供給手段が並列して固定されている部品供給部と、電子部品を装着する回路基板を保持する保持手段と、電子部品を吸着し、認識し、回路基板上に装着する手段として上下方向に移動する装着ヘッドと、電子部品を吸着する吸着ノズルと、吸着ノズルを回転させる駆動部と、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラを備えた電子部品装着機において、吸着ノズルを回転させる駆動部によって、吸着ノズルをある一定の決められた角度幅で一方向に回転させる毎に、吸着ノズルを真下から認識する認識カメラと真横から認識する認識カメラによって、電子部品を吸着するノズルを認識して、画像処理を行い、ノズルの“かけ”などの異常検査を事前に実施し、吸着ノズルに異常がある場合には、新しいノズルの交換を促すなどの処置を事前に通知して、正常な吸着ノズルに交換することにより、吸着ノズルの密着性を確保し、吸着ミスのない安定した部品供給を可能とし、電子部品装着機の稼働率を向上することができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月9日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡崎 謙秀 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開平11−177288 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−338329 |
|