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【発明の名称】 バルクフィーダ
【発明者】 【氏名】佐保 秀浩

【氏名】田中 勇次

【要約】 【課題】ケースの収納室に収納されたチップが外力により黒化現象を生じるのを防止できるバルクフィーダ、またケースの収納室に収納されたチップをトンネルへスムーズに排出できるバルクフィーダを提供することを目的とする。

【解決手段】チップ3の収納室21は高い天井面22aと低い天井面22bを有し、チップ3の取り出し口25へ向う長い第1の傾斜面26aと短い第2の傾斜面26bを有する。チップ3の上層部は天井面22aの下方の自由空間27に露呈し、ケース20の振動により激しく振動して黒化現象を生じる。天井面22bの下方のチップ3は天井面22bに接触するので振動しにくく、黒化現象を生じにくい。取り出し口25からトンネル31へ落下するチップ3aに加えられる傾斜面26a,26b上のチップ3の荷重Faと荷重Fbは大きさが異るのでチップ3aはトンネル31にスムーズに落下する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】チップが収納室に収納されるケースと、このケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、このトンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバルクフィーダであって、前記収納室の天井面に高低の段差を設けたことを特徴とするバルクフィーダ。
【請求項2】高い方の天井面と低い方の天井面を低い方の天井面へ向って下り勾配の傾斜部で連結したことを特徴とする請求項1記載のバルクフィーダ。
【請求項3】前記トンネルへのチップの取り出し口が、低い方の天井面の直下に位置することを特徴とする請求項1または請求項2記載のバルクフィーダ。
【請求項4】チップが収納室に収納されるケースと、このケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、このトンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバルクフィーダであって、前記収納室の底面が、バルクフィーダの後部側から前記トンネルへのチップの取り出し口へ向う下り勾配の第1の傾斜面と、バルクフィーダの前部側から前記取り出し口へ向う下り勾配の第2の傾斜面を有し、第1の傾斜面の長さを第2の傾斜面の長さよりも長くしたことを特徴とするバルクフィーダ。
【請求項5】前記収納室の天井面に高低の段差があり、前記取り出し口が低い方の天井面の直下に位置することを特徴とする請求項4記載のバルクフィーダ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置にチップを供給するバルクフィーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品(以下、「チップ」という)を基板に実装する電子部品実装装置には、チップを供給するためのパーツフィーダが備えられる。パーツフィーダとしては、テープフィーダ、チューブフィーダ、トレイフィーダ、バルクフィーダなどが用いられている。このうち、バルクフィーダは小形のチップの大量供給に有利なことから、近年、次第に多用されるようになってきている。
【0003】図4は、従来のバルクフィーダのケースとトンネルの断面図である。ケース1の内部はチップ3の収納室2になっている。収納室2にはチップ3がランダムに大量収納されている。ケース1の上面には開閉蓋4が設けられており、これを開閉して収納室2にチップ3を出し入れする。
【0004】ケース1の下部中央にはトンネル5が連結されており、トンネル5の上端部がチップ3の取り出し口6になっている。収納室2の底面は取り出し口6へ向って下り勾配の傾斜面7になっている。空気圧手段(図外)によりトンネル5の内部を吸引したり、あるいはトンネル5の内部に正圧を加えたりするなどして、収納室2内のチップ3は取り出し口6からトンネル5内に1個づつ落下し(矢印a)、さらにトンネル5内を前方へ搬送される(矢印b)。トンネル5の前方に搬送されてきたチップ3は、電子部品実装装置の移載ヘッドのノズルに真空吸着してピックアップされ、基板に実装される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チップ3としては、チップコンデンサや抵抗チップが一般的であるが、これらのチップ3は外力により損耗劣化しやすい。特に図4に示すように収納室2に大量投入されたチップ3に振動などの外力が長時間繰り返し加えられると、チップ3の両側部の電極部同士は互いにこすり合って損耗劣化し、黒化現象を生じやすい。黒化現象を生じたチップ3は半田のぬれ性が悪く、半田付け不良になりやすい。
【0006】ケース1の収納室2に収納されたチップ3に加えられる主たる外力は、バルクフィーダの高速移動にともなう振動である。すなわちバルクフィーダは、例えば特開平5−86999号公報に示される移動テーブル上に並設されて使用される場合が多い。移動テーブルは、バルクフィーダを電子部品実装装置に対して横方向に高速移動させ、所定のバルクフィーダを移載ヘッドによるピックアップ位置に停止させるものである。
【0007】この高速移動にともない、ケース1は激しく振動するが、収納室2内では、収納室2上部の自由空間8に露呈する上層部のチップ3程激しく振動し、上記黒化現象を生じるものである。図4において、黒く塗り潰したチップ3は黒化現象を生じたものを示している。
【0008】また収納室2内のチップ3は、取り出し口6から1個づつ高速度でしかもスムーズにトンネル5に落下しなければならない。しかしながら収納室2内のチップ3は取り出し口6付近で詰りやすく、そのためトンネル5へスムーズに落下されにくいものであった。
【0009】したがって本発明は、ケースの収納室に収納されたチップが外力により黒化現象を生じるのを抑制できるバルクフィーダを提供することを目的とする。またケースの収納室に収納されたチップをトンネルへ1個づつスムーズに排出できるバルクフィーダを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のバルクフィーダは、チップが収納室に収納されるケースと、このケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、このトンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバルクフィーダであって、前記収納室の天井面に高低の段差を設けた。
【0011】この構成おいて、高い天井面の下方に貯溜するチップの上層部は収納室上部の自由空間に露呈し、激しく振動するので従来同様に黒化現象を生じやすい。しかしながら低い天井面の下方に貯溜するチップはこの低い天井面に接触するので振動しにくく黒化現象を生じにくい。したがって全体として、黒化現象により不良品になるチップの数量を低減できる。また天井面に高低の段差を設けた構造とすることにより、ケースの剛性は増大する。したがってバルクフィーダが移動テーブル上を高速移動しても、ケースの振動は小さく、チップは黒化現象を生じにくい。
【0012】また本発明のバルクフィーダは、高い方の天井面と低い方の天井面を低い方の天井面へ向って下り勾配の傾斜部で連結した。
【0013】この構成により、ケースの剛性はより一層増大するので、高速移動時のケースの振動はより小さくなり、黒化現象を生じにくい。
【0014】また本発明のバルクフィーダは、前記トンネルへのチップの取り出し口が、低い方の天井面の直下に位置する。
【0015】この構成において、取り出し口からトンネルに落下しようとするチップには、その上方に存在する大量のチップの荷重が加わり、このチップはトンネル部の上端面に押し付けられるが、この荷重が大きいほどチップはダメージを受けやすい。そこでチップの取り出し口を低い方の天井面の直下に位置させることにより、取り出し口上のチップの量を少なくする。これによりチップをトンネルの上端面に押し付ける荷重は小さくなり、チップが受けるダメージを軽減できる。
【0016】また本発明のバルクフィーダは、チップが収納室に収納されるケースと、このケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、このトンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバルクフィーダであって、前記収納室の底面が、バルクフィーダの後部側から前記トンネルへのチップの取り出し口へ向う下り勾配の第1の傾斜面と、バルクフィーダの前部側から前記取り出し口へ向う下り勾配の第2の傾斜面を有し、第1の傾斜面の長さを第2の傾斜面の長さよりも長くした。
【0017】この構成において、取り出し口からトンネルに落下するチップには、第1の傾斜面側および第2の傾斜面側からこれらの傾斜面上に存在するチップの斜め下向きの荷重が外力として加えられるが、第1の傾斜面と第2の傾斜面の長さが異ることにより、取り出し口上のチップに前後から加えられる外力(荷重)の大きさも異ることとなる。このようにチップに前後から加えらえれる外力(荷重)の大きさを異らせれば、チップを取り出し口からトンネルにスムーズに落下させやすい。
【0018】また本発明のバルクフィーダは、前記収納室の天井面に高低の段差があり、前記取り出し口が低い方の天井面の直下に位置する。
【0019】この構成において、チップの取り出し口を低い方の天井面の直下に位置させることにより、取り出し口上のチップの量を少なくする。これによりチップをトンネル部の上端面に押し付ける荷重は小さくなり、チップが受けるダメージを軽減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のバルクフィーダの側面図、図2は同バルクフィーダのケースの断面斜視図、図3(a)は同バルクフィーダのケースの拡大断面図、図3(b)は同バルクフィーダのトンネルの上端部付近の拡大断面図である。
【0021】図1において、11はバルクフィーダ10の主体となる長板状の基台であり、その上面には第1のトンネル部12が装着されている。第1のトンネル部12の内部には水平なトンネル13が形成されている。14はトンネル13を覆うカバー板である。また基台11の下面には取付体15が装着されている。この取付体15は移動テーブル70上に載置されたテーブル71に着脱自在に装着される。移動テーブル70が駆動すると、バルクフィーダ10を載せたテーブル71は移動テーブル70の長手方向(図1の紙面に垂直な方向)に高速度で移動する。基台11の上方にはブロック16,17が設けられており、ブロック17の上方にケース20が装着されている。
【0022】次に、図1および図2を参照して、ケース20の構造を説明する。図2はケース20を長手方向に2分割した断面斜視図である。ケース20は幅の小さい薄箱形であり、その内部に収納室21が形成されている。ケース20は弾性を有する合成樹脂により形成されている。収納室21の天井面には高低の段差があり、後部側の天井面22aは前部側の天井面22bよりもかなり高くなっている。また天井面22aと天井面22bは低い方の天井面22bへ向って下り勾配の傾斜部23で連結されている。天井面22aには開閉蓋24が装着されており、これをスライドさせて開閉することにより収納室21にチップ3を出し入れする。
【0023】収納室21の下部の前寄りにはチップ3の取り出し口25がすりばち状に形成されている。この取り出し口25は、低い天井面22bの直下に位置している。バルクフィーダ10の後部側から取り出し口25へ向って第1の傾斜面26aとなっており、また同前部側から取り出し口25へ向って第2の傾斜面26bとなっている。第1の傾斜面26aの長さLaは、第2の傾斜面26bの長さLbよりもかなり長くなっている(図3(a)も参照)。
【0024】取り出し口25の下部には、第2のトンネル部30が設けられている。第2のトンネル部30は、上記トンネル13に連通する垂直なトンネル31と、トンネル31に上下動自在かつ回転自在に挿嵌されたパイプ状の外筒32から成っている。トンネル31は細長いパイプから成り、上下動しないように固設されている。外筒32の下部にはフランジ33が上下2段形成されている。34は駆動部としてのモータである。モータ34は横設されており、モータ34に駆動されて回転する偏心ピン35はフランジ33の間に嵌入している。36は上側のフランジ33の下面に装着された偏心ピン35のすべり止め用のOリング、37はモータ34の保持フレームである。
【0025】モータ34が駆動して偏心ピン35が回転すると、外筒32は上下運動とその軸心を中心とする回転運動を行う。外筒32はこのように上下運動と回転運動を行いながら、その上端部は取り出し口25に間欠的に突出する。そしてこの上端部により取り出し口25に存在するチップ3を突き崩し、チップ3を1個づつ取り出し口25からトンネル31に落下させる。そしてトンネル31内に落下したチップ3は水平なトンネル13内へ移動する。これらのトンネル13,31は、チップ3が移載ヘッド46によるピックアップ位置へ搬送されるのを案内する。
【0026】図1において、基台11の後部上方には空気圧ユニット40が設けられている。トンネル13の先端部と空気圧ユニット40はチューブ41で接続されている。空気圧ユニット40が駆動してトンネル13内を真空吸引することにより、チップ3はトンネル13内を前方へ搬送される。すなわち空気圧ユニット40はチップ3の搬送手段となっている。搬送手段としては、トンネルの後側からトンネル内に正圧を送り込むものなども用いられる。
【0027】トンネル部12の先端上面にはシャッタ42が装着されている。43はシャッタ開閉用のレバーである。レバー43の上端部のローラ44を電子部品実装装置側の押圧子45で上方から押圧すると、シャッタ42は開き、トンネル13の先端部のピックアップ位置まで送られてきたチップ3は露呈する。そこで電子部品実装装置の移載ヘッド46のノズル47はこのチップ3を真空吸着してピックアップし、基板に実装する。
【0028】図1において、トンネル13の後部には、トンネル13を上下からはさむようにチップ検出素子48が設けられている。またバルクフィーダの後部フレーム47の背面には棒状のホルダ60が設けられている。ホルダ60の先端部には発光素子61が装着されている。ホルダ60は受部62により上下方向に回転自在に装着されている。ホルダ60から後部フレーム47内に突子63が突出しており、突子63の先端部の下方には電源投入用のスイッチ部64が設けられている。ホルダ60が上向きの状態では突子63はスイッチ部64のレバー65を押圧し、スイッチ部64は閉成する。また鎖線で示すようにホルダ60を下向きにすると、突子63はレバー65から離れ、スイッチ部64は開放される。チップ検出素子48がトンネル13内を移動するチップ3を検出すると、発光素子61は点灯する。オペレータは発光素子61の点滅を視認することにより、トンネル13内をチップ3が順調に移動していることを外部から確認できる。
【0029】基台11の後方にはトグル部50が設けられている。トグル部50からはカギ形のフック51が延出している。トグル部50から操作レバー52が上方へ延出している。操作レバー52を矢印方向へ揺動させると、フック51は揺動し、フック51は移動テーブル70上のテーブル71の係合口72に係脱する。フック51は、パーツフィーダ10をテーブル71に着脱自在に固定するための手段である。
【0030】後部フレーム47の背面は前方へ向って下り勾配の傾斜面53になっており、この傾斜面53にフレーム54を介してホルダ55が装着されている。このホルダ55には、チップ収納ケース56が着脱自在に装着される。収納室21内のチップ3の残量が少なくなったり、チップ3が品切れになると、オペレータは開閉蓋24を開き、チップ収納ケース56内のチップ3を収納室21に投入して補給する。そして空になったチップ収納ケース56はホルダ55に装着される。したがってオペレータはこのチップ収納ケース56のラベル57などを視認することにより、収納室21に現在収納されているチップ3の品種を知ることができる。後部フレーム47の上部にはアーム状の保持部58が後方へ突設されている。オペレータはこの保持部58を手に保持してバルクフィーダ10を取り扱う。
【0031】このバルクフィーダ10は上記のような構成より成り、次に動作を説明する。収納室21内のチップ3は垂直なトンネル31に落下し、水平なトンネル13へ移動する。空気圧ユニット40を駆動してトンネル13内を真空吸引すると、チップ3はトンネル13内を一列になって前方へ搬送される。そこで押圧子45が駆動してシャッタ42が開閉することによりトンネル13内の先頭のチップ3は露呈し、移載ヘッド46にピックアップされて基板に実装される。バルクフィーダ10は、移動テーブル70上を高速度で移動することにより所定の位置で停止し、そこで押圧子45が駆動して上述のように移載ヘッド46にチップ3を供給する。
【0032】次に、ケース20を上記のような構造としたことによる作用効果について説明する。まず第1の作用効果について述べる。上述のようにパーツフィーダ10は移動テーブル70上を高速度で移動し、この移動・移動停止にともなう外力がケース20に加えられる。ケース20は合成樹脂などの弾性材により形成されており、この外力のためにケース20は振動する。この振動が収納室21内のチップ3に長時間繰り返し加えられると、殊に上層部のチップ3に黒化現象が生じることは上述したとおりである。そこでこのケース20は段差のある高い天井面22aと低い天井面22bを形成し、かつ傾斜部23で連結した異形状にしているので、ケース20の剛性は大きく、それだけ振動しにくい。したがってケース20の振動によるチップ3の黒化現象の発生を抑制できる。
【0033】また図3において、収納室21に収納されたチップ3のうち、高い天井面22aの下方に貯溜されたチップ3の上層部は自由空間27に露呈しており、かつ図4に示す従来例と同様に長時間かなりの振動を受けるので図示するように黒化現象を生じやすい。これに対し低い天井面22bの下方に貯溜されたチップ3はこの天井面22bに接触している。したがって天井面22bの直下のチップ3は振動しにくく、黒化現象を生じにくい。すなわちこのケース20によれば、高い天井面22aの下方に貯溜されたチップ3は従来例同様に黒化現象を生じやすいが、低い天井面22bの下方に貯溜されたチップ3は黒化現象を生じにくいので、全体として黒化現象を生じるチップ3の数量を低減できる。
【0034】次に図3を参照して第2の作用効果について述べる。上述したように、収納室21内のチップ3は、1個づつトンネル31内へ落下させる必要がある。図3において、3aは今からトンネル31に落下しようとするチップである。このチップ3aには、第1の傾斜面26a上に集積するチップ3から受ける斜め下向きの荷重Faと、第2の傾斜面26b上に集積するチップ3から受ける斜め下向きの荷重Fbを前後から受けるが、第1の傾斜面26aの長さLaは第2の傾斜面26bの長さLbよりも長いので、Fa>Fbである。
【0035】このようにチップ3aに前後から加えられる荷重Faと荷重Fbの大きさが異っていると、チップ3aは一定個所に停止することなく流動しやすく、したがってトンネル31にスムーズに落下しやすい。なお図4に示す従来例では、第1の傾斜面(取り出し口6の後側の傾斜面)と第2の傾斜面(取り出し口6の前側の傾斜面)の長さは等しいので、取り出し口6からトンネル5へ落下しようとするチップ3には前後から等しい荷重が加えられる。したがって取り出し口6上のチップ3は前後から等しい力ではさみつけられることとなって一定箇所に停止しやすく、取り出し口6にスムーズに落下しにくい。
【0036】また図3(a)において、取り出し口25は低い天井面22bの直下にあり、したがって取り出し口25から落下しようとするチップ3aにはその上方の高さHのチップ3の荷重が加えられる。ここで、高さHが高いと、チップ3aに加えられる荷重も大きくなり、チップ3aは第2のトンネル部30の外筒32の上端面に強く押しつけられて破損しやすい。したがって上記高さHは低い方が有利である。このケース20は、取り出し口25は低い天井面22bの直下に位置しているので、上記高さHはそれだけ低く、チップ3aは破損しにくい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケースの収納室に収納されたチップの黒化現象を低減することができる。またチップを取り出し口からトンネル内へスムーズに落下させて移載ヘッドによるピックアップ位置へ搬送することができる。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成9年(1997)12月16日
【代理人】 【弁理士】
【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
【公開番号】 特開平11−177283
【公開日】 平成11年(1999)7月2日
【出願番号】 特願平9−346046