| 【発明の名称】 |
テープフィーダ |
| 【発明者】 |
【氏名】本多 義介
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| 【要約】 |
【課題】ポケットが深く、またテープのピッチ送り量が長いテープをスムーズにピッチ送りしながら、切断手段で切断することができるテープフィーダを提供することを目的とする。
【解決手段】テープ15の送行を案内するテープガイド12の前方に切断ユニット40を設ける。切断ユニット40には、台部41上に固定刃43を設け、また可動刃45を有するブロック44、ブロック44を上下動させるアクチュエータ50を設ける。テープガイド12上を送行されるテープ15のポケット16の電子部品は移載ヘッド60のノズル61にピックアップされる。空になったテープ15は可動刃45が上下動することにより切断され、受け体47上に押し出されてテープ片15’になって下方へ落下する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】テープ供給部から導出されたテープの送行を案内する水平なテープガイドと、テープをテープガイドに沿って送行するテープ送り手段と、テープの送行路を上下から挟むように設けられた固定刃および可動刃と、可動刃を固定刃に対して上昇下降させる上下動手段と、固定刃および可動刃の前方にあって固定刃と可動刃により切断されたテープ片を受ける受け体とを備え、前記テープ送り手段によりテープを前記テープガイドに沿ってピッチ送りしながら前記固定刃と前記可動刃によりテープを切断し、切断されたテープ片を前記受け体で一時的に受けた後、テープ片を受け体から排出するようにしたことを特徴とするテープフィーダ。 【請求項2】前記可動刃と前記受け体を一体の切断ユニットとし、この切断ユニットの位置をテープ送り方向に調節自在としたことを特徴とする請求項1記載のテープフィーダ。 【請求項3】前記テープガイドの断面形状がU字形であり、このテープガイドの内部にテープ幅の大きさに対応してテープの側部を受けるスペーサを着脱自在に装着することを特徴とする請求項1または2記載のテープフィーダ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置に電子部品を供給するテープフィーダに関するものである。 【0002】 【従来の技術】電子部品を基板に実装する電子部品実装装置には、電子部品を供給する手段としてテープフィーダが多用されている。テープフィーダは、電子部品をポケットに収納した電子部品収納テープ(以下、単に「テープ」という)をピッチ送りしながら、電子部品を電子部品実装装置に供給するものである。 【0003】従来のテープフィーダは、例えば特開平5−275890号公報などに記載されているように、供給リールに巻回されたテープをスプロケットなどのテープ送り手段によりピッチ送りしながら、電子部品実装装置の移載ヘッドにポケット内の電子部品をピックアップさせるようになっている。そして電子部品がピックアップされて空になったテープは、スプロケットを周回させた後、スプロケットの下方に設けられたカッタにより細かく切断するようになっている。 【0004】図7は、従来のテープフィーダのスプロケットの側面図を示している。図7(a)はテープ1のポケット2が浅い場合(ポケット2に高さの低い電子部品3が収納されている場合)を示している。また図7(b)はテープ4のポケット5が深い場合(ポケット5に高さの高い電子部品6が収納されている場合)を示している。7はスプロケット、8は移載ヘッド、8aはノズル、9はカッタである。 【0005】テープ1,4は、スプロケット7に沿って周回しながらピッチ送りされる。P1,P2はそれぞれのピッチ送り量である。そしてポケット2,5内の電子部品3,6は移載ヘッド8のノズル8aに真空吸着してピックアップされ、基板(図外)に実装される。電子部品3,6がピックアップされてポケット2,5が空になったテープ1,4は、スプロケット7に沿って周回した後、スプロケット7の下方に設けられたカッタ9でテープ片1’,4’に細かく切断される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】図7(a)に示すように、ポケット2が浅い場合は、テープ1はスプロケット7に沿ってスムーズに周回し、カッタ9で切断される。しかしながら図7(b)に示すようにポケット2が深い場合や、ピッチ送り量P2が長い場合には、テープ4はスプロケット7に沿ってスムーズに周回できず、ひいてはカッタ9により確実に切断できなくなりやすいものであった。 【0007】したがって本発明は、ポケットが深く、またテープのピッチ送り量が長いテープをスムーズにピッチ送りしながら、切断手段で切断することができるテープフィーダを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明のテープフィーダは、テープ供給部から導出されたテープの送行を案内する水平なテープガイドと、テープをテープガイドに沿って送行するテープ送り手段と、テープの送行路を上下から挟むように設けられた固定刃および可動刃と、可動刃を固定刃に対して上昇下降させる上下動手段と、固定刃および可動刃の前方にあって固定刃と可動刃により切断されたテープ片を受ける受け体とを備え、前記テープ送り手段によりテープを前記テープガイドに沿ってピッチ送りしながら前記固定刃と前記可動刃によりテープを切断し、切断されたテープ片を前記受け体で一時的に受けた後、テープ片を受け体から排出するようにした。 【0009】この構成によれば、移載ヘッドに電子部品をピックアップされて空になったテープをそのまままっすぐ送りながら、固定刃と可動刃により切断するものであり、空のテープを従来のようにスプロケットに沿って周回させる必要がないので、ポケットの深いテープやピッチ送り量の長いテープであっても確実に切断して回収することができる。 【0010】また前記可動刃と前記受け体を一体の切断ユニットとし、この切断ユニットの位置をテープ送り方向に調節自在とした。 【0011】この構成によれば、テープの品種変更によりテープのピッチ送り量が変わる場合には、切断ユニットの位置を調整することにより多品種のテープに適用することができる。 【0012】また前記テープガイドの断面形状がU字形であり、このテープガイドの内部にテープ幅の大きさに対応してテープの側部を受けるスペーサを着脱自在に装着する。 【0013】この構成によれば、テープの品種変更によりテープの幅が変わる場合には、テープガイドにスペーサを着脱することにより多品種のテープに適用することができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態のテープフィーダの側面図、図2は同テープフィーダの前部付近の斜視図、図3および図4は同テープフィーダのテープガイドの断面図、図5は同テープフィーダの切断ユニットの断面図、図6は同テープの側面図である。 【0015】図1において、テープフィーダ10は、底板11上に以下の部品を組み付けて構成されている。12はテープガイドであり、その後部にはブラケット13が装着されている。ブラケット13にはテープ供給部である供給リール14が軸支されている。供給リール14にはテープ15が巻回されている。図6に示すように、テープ15はポケット16がエンボス加工により形成された主テープ17と、主テープ17上に貼着されたカバーテープ18から成っており、ポケット16には電子部品19が収納されている。テープガイド12の断面形状はU字形であり(図2を参照)、テープ15はその両側端部をテープガイド12の両側部上面に案内され、テープガイド12上をピッチ送行される。 【0016】図1において、テープガイド12上には剥離爪21が設けられている。カバーテープ18は剥離爪21で主テープ17から折り返し剥離され、巻取りリール22に巻取られる。テープガイド12の後部下方には第1のアクチュエータ23が設けられている。アクチュエータ23と巻取りリール22はリンク機構を構成するシャフト24,25で連結されており、アクチュエータ23が駆動するとシャフト24,25は揺動し、巻取りリール22はカバーテープ18を巻取る方向にピッチ回転する。 【0017】図1において、テープガイド12の中央部にはスプロケット26が設けられている。テープガイド12の下方には第2のアクチュエータ27が設けられている。スプロケット26とアクチュエータ27はリンク機構を構成するシャフト28,29で連結されており、アクチュエータ27が駆動するとシャフト28,29は揺動し、スプロケット26はピッチ回転する。 【0018】スプロケット26はテープ15の両側部に形成されたピン孔(図示せず)に係合しており、スプロケット26がピッチ回転することにより、テープ15はテープガイド12上を図1において左方向へピッチ送りされる。ピッチ送り量はポケット16の形成ピッチである。スプロケット26やアクチュエータ27はテープ15をピッチ送りするテープ送り手段となっている。 【0019】アクチュエータ27の側面に複数箇所形成されたピン孔30にはストッパピン31,32が挿着されている。ストッパピン31,32はシャフト28の揺動限度、すなわちスプロケット26のピッチ回転量を規定する。一方のストッパピン31の挿着位置を変えることにより、シャフト28の揺動量すなわちスプロケット26のピッチ回転量を変える。このピッチ回転量は、テープ15の品種変更に応じて変更される。 【0020】図1において、底板11の前部にはテープ15を1ピッチづつ切断するための切断ユニット40が設けられている。次に図1および図2を参照して切断ユニット40の構造を説明する。41は台部であり、その上面には支柱42が立設されており、支柱42上には固定刃43が水平に架設されている。台部41上にはブロック44が設けられている。ブロック41には板状の可動刃45が刃先を上側にして立設されている。可動刃45は固定刃43の下方に位置している。固定刃43と可動刃45は、主テープ17の送行路を上下から挟むように設けられている。台部41の前部にはガイドロッド46が2本立設されており、ブロック44はガイドロッド46に上下動自在に挿着されている。 【0021】ガイドロッド46の上端部にはテープ片の受け体47が装着されている。受け体47の断面形状はテープガイド12の断面形状と同じである。受け体47は、固定刃43と可動刃45の前方に位置している。受け体47の両側上端部には主テープ17の両側部の送行を案内するガイド板48が装着されている。50は第3のアクチュエータであって、その駆動シャフト51の先端部はブロック44に突設されたピン52に係合している。アクチュエータ50が駆動して駆動シャフト51が上下方向に揺動すると、ブロック44はガイドロッド46に沿って上下動する。図5はブロック44が上昇した状態を示している。可動刃45はブロック44と一体的に上昇し、固定刃43と可動刃45の間を通過する主テープ17を切断する。 【0022】図1において、台部41にはテープ送り方向に長尺の長孔53が形成されており、ビス54により底板11上に固着される。切断ユニット40は、長孔53の長さ分だけテープ送り方向にその位置を調整できる。この位置調整は、テープ15の品種変更により、ポケット16の形成ピッチすなわちテープのピッチ送り量が変わる場合に行われる。図1において、60は電子部品実装装置の移載ヘッド、61は電子部品吸着用のノズルである。また62は底板11の下面に装着された取付台である。このテープフィーダ10は、取付台62によりテーブル移動装置のテーブル(図示せず)上に設置され、電子部品実装装置に対する電子部品の供給を行う。 【0023】このテープフィーダ10は上記のような構成より成り、次に全体の動作を説明する。図1において、供給リール14から導出されたテープ15はアクチュエータ27が駆動することによりテープガイド12上を左方向へピッチ送りされる。このときアクチュエータ23も駆動し、カバーテープ18は主テープ17から折り返し剥離されて巻取りリール22に巻取られる。 【0024】カバーテープ18を剥離したことにより、ポケット16内の電子部品19は露呈する。この電子部品19は移載ヘッド60のノズル61に真空吸着してピックアップされ、基板(図外)に実装される。 【0025】テープ15のピッチ送りに同期してアクチュエータ50は駆動し、可動刃45は上下動してテープ15を1ピッチづつ切断する。切断されたテープ片15’は後続のテープ15により受け体47上に押し出され、受け体47の先端部から下方へ落下して排出される(図1および図5の矢印aを参照)。以上のように、テープ15はテープガイド12上をピッチ送りされながら移載ヘッド60に電子部品19を供給し、空になったテープ15は固定刃43と可動刃45により切断されテープ片15’となり、受け体47から落下して回収される。 【0026】テープ15の幅は品種によって異る。そこで次に、図2、図3、図4を参照して、テープ幅変更に対応する手段について説明する。テープガイド12の底面側部にはピン孔55が形成されている。56は板状のスペーサであって、その形状はテープガイド12の側壁部の形状と同一である。図4に示すようにスペーサ56はテープガイド12の内側面に当てがわれ、ピン孔55にビス57を挿入することによりテープガイド12上に着脱自在に装着される。 【0027】図4は、図3のテープ15よりも幅の狭いテープ15aを示している。16aはポケット、17aは主テープ、18aはカバーテープ、19aは電子部品である。このようにスペーサ56を装着することにより、幅狭のテープ15aにも適用できる。ピン孔55はテープガイド12の幅方向に複数個(本例では2個)形成されており、したがって厚さの異るスペーサ、あるいは複数枚のスペーサーを装着できる。図2に示すように、受け体47の底面にも同様のピン孔55が形成されており、受け体47にも同様にしてスペーサが着脱自在に装着される。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、移載ヘッドに電子部品をピックアップされて空になったテープをそのまままっすぐ送りながら、テープフィーダに具備された固定刃と可動刃により切断できるので、空のテープを従来のようにスプロケットに沿って周回させる必要がなく、ポケットの深いテープやピッチ送り量の長いテープであっても確実に切断することができる。またテープの品種変更によりテープのピッチ送り量が変わる場合には、切断ユニットの位置を調整することにより多品種のテープに適用することができる。さらには、テープの品種変更によりテープの幅が変わる場合には、テープガイドにスペーサを着脱することにより多品種のテープに適用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)12月16日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−177279 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)7月2日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−346048 |
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