| 【発明の名称】 |
通信機器用装置架 |
| 【発明者】 |
【氏名】小西 真人
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、光通信機器等の通信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットを備える通信機器用装置架に係わり、特に、放熱ユニット内に、光ケーブル余長処理具を備えた通信機器用装置架に関し、簡易な機構で、容易に、対流誘導板を水平状態,または傾斜状態に回動することを目的とする。
【解決手段】通信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置するとともに、放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、対流誘導板を放熱ユニット内で回動自在に傾斜するように、対流誘導板の前部を放熱ユニットの底部に係止し、対流誘導板の上面に光ケーブル余長処理具を配置してなる通信機器用装置架において、対流誘導板の後部を持ち上げた傾斜状態で、対流誘導板を保持する傾斜保持機構を、放熱ユニットの側面側に有することを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 通信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置するとともに、前記放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、前記対流誘導板を前記放熱ユニット内で回動自在に傾斜するように、前記対流誘導板の前部を前記放熱ユニットの底部に係止し、前記対流誘導板の上面に光ケーブル余長処理具を配置してなる通信機器用装置架において、前記対流誘導板の後部を持ち上げた傾斜状態で、前記対流誘導板を保持する傾斜保持機構を、前記放熱ユニットの側面側に有することを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項2】 請求項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持機構は、放熱ユニット内に前後方向に沿って配置され、支点部を中心にして上下方向に回動する長尺状の回動部材と、前記回動部材の前端部と前記放熱ユニットの底部とを着脱自在に固定する固定機構と、前記回動部材の後端部と前記対流誘導板の後部とを回動自在に係止する回動機構と、を有していることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項3】 請求項2記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の前記後端部と前記対流誘導板の後部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項4】 請求項1記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の前記支点部と前記放熱ユニットの支点支持部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項5】 請求項2記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項6】 請求項2ないし請求項5のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記回動部材を、前記放熱ユニットの両側に配置するとともに、長尺状の接続部材により、前記回動部材の各前端部を相互に接続してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項7】 請求項6記載の通信機器用装置架において、前記接続部材を、断面円形形状の棒部材により形成してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の通信機器用装置架において、前記対流放熱板の前記後部を前記放熱ユニットの上部に向けて傾斜したときに、前記接続部材と前記対流誘導板との間に、所定間隔が形成されるように、前記接続部材と前記対流誘導板とを配置してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項9】 請求項7記載の通信機器用装置架において、前記棒部材に凹形状の折曲部を形成するとともに、前記棒部材を前記回動部材に回動自在に接続してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項10】 請求項2ないし請求項9のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部に、光ケーブルを支持する支持部材を配置するとともに、前記支持部材に、所定の曲率半径に湾曲する湾曲部を形成してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項11】 請求項10記載の通信機器用装置架において、前記支持部材の前記湾曲部の前方に、前記湾曲部の形状に対応するカバー部材を、着脱自在に配置してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項12】 請求項2ないし請求項11のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底部との間に、前記対流誘導板を前記放熱ユニットの前記底部側に回動した際の衝撃を吸収する緩衝部材を配置してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項13】 請求項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持機構は、前記対流誘導板の前記後部の両側に配置される固定部材と、前記固定部材に固定され、前記放熱ユニットの前記側面方向にばね性を有して突出する突出部材と、前記放熱ユニットの前記側面に形成され、前記突出部材の先端を係止する係止部と、を有していることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項14】 請求項13記載の通信機器用装置架において、前記突出部材に、前記突出部材を前記放熱ユニットの前記側面と反対側に引き込み、前記係止部との係止を解除する操作部材を固定してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項15】 請求項1,請求項13または請求項14のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記光ケーブル余長処理具が配置される位置に、下方に向けて凹む凹部を形成するとともに、前記凹部の周辺に、内側に向けて傾斜する傾斜部を形成してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項16】 請求項15記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記凹部に配置される光ケーブル余長処理具は、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、前記ケーブル巻回部から周囲に向けて延在し、前記対流誘導板の板面と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを有することを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項17】 請求項13ないし請求項16のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記放熱ユニットの前記側面に、前記対流誘導板の前記前部を中心とする円弧状の案内溝を対向して形成するとともに、前記対流誘導板の前記両側に、前記案内溝に摺動自在に挿通される案内部材を固定してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項18】 請求項17記載の通信機器用装置架において、前記案内溝の下端を、前記対流誘導板の前記前部より高い位置に形成してなることを特徴とする通信機器用装置架。 【請求項19】 請求項17または請求項18記載の通信機器用装置架において、前記案内部材の周囲に、前記案内溝内を自在に回転する回転部を形成してなることを特徴とする通信機器用装置架。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光通信機器等の通信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットを備える通信機器用装置架に係わり、特に、放熱ユニット内に、光ケーブル余長処理具を備えた通信機器用装置架に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、放熱ユニット内に、光ケーブル余長処理部を備えた通信機器用装置架として、例えば、特開平8−23179号公報に開示されるものが知られている。図35および図36は、この種の通信機器用装置架を示すもので、装置架本体1内には、光通信機器等の通信機器3を収納する収納ユニット5と、放熱ユニット7とが交互に積層して配置されている。 【0003】放熱ユニット7内には、板金からなる対流誘導板9が配置されている。この対流誘導板9の前部9aは、ばね内蔵蝶番11により、放熱ユニット7の底部7aに蝶着され、前部9aを中心にして、上下方向に回動自在にされている。対流誘導板9の上面9bには、光ケーブル13の余長処理を行うための複数の光ケーブル余長処理具15が取り付けられている。 【0004】放熱ユニット7の前部7bには、取付具17を介して、棒状の回転ロック部19が取り付けられている。上述した通信機器用装置架では、以下示すようにして、収納ユニット5に収納される通信機器3に、外部から導入される光ケーブル13が接続される。すなわち、先ず、ばね内蔵蝶番11のばね力に対抗して、対流誘導板9が、下方に向けて押圧され、水平状態になるまで押し下げられる。 【0005】次に、図37に示すように、棒状の回転ロック部19が回動され、この回転ロック部19により、対流誘導板9が水平状態で保持される。そして、放熱ユニット7内の対流誘導板9の上方に、光ケーブル13の余長処理を行うための空間が形成される。次に、装置架本体1の後側から、放熱ユニット7内に光ケーブル13が導入される。 【0006】導入された光ケーブル13は、対流誘導板9の光ケーブル余長処理具15により、余長部分が巻回される。そして、装置架本体1の前側を経由して、光ケーブル13が通信機器3に接続される。この後、回転ロック部19が回動され、対流誘導板9が、ばね内蔵蝶番11のばね作用により、持ち上げられ、図35に示した傾斜状態にされる。 【0007】そして、下方に位置する通信機器3から発生する熱が、対流誘導板9の傾斜に沿って装置架本体1の後側に排出され、上方の収納ユニット5内の通信機器を冷却するための空気が、放熱ユニット7の前部7bから取り込まれる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の通信機器用装置架では、ばね内蔵蝶番11が、常に、対流誘導板9を支持しているため、長期間の使用により、ばね内蔵蝶番11に内蔵するばねが劣化する虞があり、ばね内蔵蝶番11に使用するばねを、強力にする必要があった。 【0009】この結果、対流誘導板9を押し下げる際に、強い力が必要になり、作業性が低下するという問題があった。また、回転ロック部19を回動して、対流誘導板9を水平状態から解除した際に、強いばね力により、対流誘導板9が急激に傾斜状態になるため、光ケーブル13が、対流誘導板9の上面9bと放熱ユニット7との間に強く挟持され、損傷する虞があった。 【0010】本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、簡易な機構で、容易に、対流誘導板を水平状態,または傾斜状態に回動することができる通信機器用装置架を提供することを目的とする。 【0011】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の通信機器用装置架は、通信機器が収納される収納ユニットと放熱ユニットとを、上下方向に交互に積層して配置するとともに、前記放熱ユニット内に対流誘導板を配置し、前記対流誘導板を前記放熱ユニット内で回動自在に傾斜するように、前記対流誘導板の前部を前記放熱ユニットの底部に係止し、前記対流誘導板の上面に光ケーブル余長処理具を配置してなる通信機器用装置架において、前記対流誘導板の後部を持ち上げた傾斜状態で、前記対流誘導板を保持する傾斜保持機構を、前記放熱ユニットの側面側に有することを特徴とする。 【0012】請求項2記載の通信機器用装置架は、請求項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持機構は、放熱ユニット内に前後方向に沿って配置され、支点部を中心にして上下方向に回動する長尺状の回動部材と、前記回動部材の前端部と前記放熱ユニットの底部とを着脱自在に固定する固定機構と、前記回動部材の後端部と前記対流誘導板の後部とを回動自在に係止する回動機構とを有していることを特徴とする。 【0013】請求項3記載の通信機器用装置架は、請求項2記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の前記後端部と前記対流誘導板の後部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする。請求項4記載の通信機器用装置架は、請求項1記載の通信機器用装置架において、前記回動部材の前記支点部と前記放熱ユニットの支点支持部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする。 【0014】請求項5記載の通信機器用装置架は、請求項2記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底部とを、滑動自在に係止してなることを特徴とする。請求項6記載の通信機器用装置架は、請求項2ないし請求項5のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記回動部材を、前記放熱ユニットの両側に配置するとともに、長尺状の接続部材により、前記回動部材の各前端部を相互に接続してなることを特徴とする。 【0015】請求項7記載の通信機器用装置架は、請求項6記載の通信機器用装置架において、前記接続部材を、断面円形形状の棒部材により形成してなることを特徴とする。請求項8記載の通信機器用装置架は、請求項6または請求項7記載の通信機器用装置架において、前記対流放熱板の前記後部を前記放熱ユニットの上部に向けて傾斜したときに、前記接続部材と前記対流誘導板との間に、所定間隔が形成されるように、前記接続部材と前記対流誘導板とを配置してなることを特徴とする。 【0016】請求項9記載の通信機器用装置架は、請求項7記載の通信機器用装置架において、前記棒部材に凹形状の折曲部を形成するとともに、前記棒部材を前記回動部材に回動自在に接続してなることを特徴とする。請求項10記載の通信機器用装置架は、請求項2ないし請求項9のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部に、光ケーブルを支持する支持部材を配置するとともに、前記支持部材に、所定の曲率半径に湾曲する湾曲部を形成してなることを特徴とする。 【0017】請求項12記載の通信機器用装置架は、請求項2ないし請求項11のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記前部と前記放熱ユニットの前記底部との間に、前記対流誘導板を前記放熱ユニットの前記底部側に回動した際の衝撃を吸収する緩衝部材を配置してなることを特徴とする。 【0018】請求項13記載の通信機器用装置架は、請求項1記載の通信機器用装置架において、前記傾斜保持機構は、前記対流誘導板の前記後部の両側に配置される固定部材と、前記固定部材に固定され、前記放熱ユニットの前記側面方向にばね性を有して突出する突出部材と、前記放熱ユニットの前記側面に形成され、前記突出部材の先端を係止する係止部とを有していることを特徴とする。 【0019】請求項14記載の通信機器用装置架は、請求項13記載の通信機器用装置架において、前記突出部材に、前記突出部材を前記放熱ユニットの前記側面と反対側に引き込み、前記係止部との係止を解除する操作部材を固定してなることを特徴とする。請求項15記載の通信機器用装置架は、請求項1,請求項13または請求項14のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記光ケーブル余長処理具が配置される位置に、下方に向けて凹む凹部を形成するとともに、前記凹部の周辺に、内側に向けて傾斜する傾斜部を形成してなることを特徴とする。 【0020】請求項16記載の通信機器用装置架は、請求項15記載の通信機器用装置架において、前記対流誘導板の前記凹部に配置される光ケーブル余長処理具は、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、前記ケーブル巻回部から周囲に向けて延在し、前記対流誘導板の板面と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを有することを特徴とする。 【0021】請求項17記載の通信機器用装置架は、請求項13ないし請求項16のいずれか1項記載の通信機器用装置架において、前記放熱ユニットの前記側面に、前記対流誘導板の前記前部を中心とする円弧状の案内溝を対向して形成するとともに、前記対流誘導板の前記両側に、前記案内溝に摺動自在に挿通される案内部材を固定してなることを特徴とする。 【0022】請求項18記載の通信機器用装置架は、請求項17記載の通信機器用装置架において、前記案内溝の下端を、前記対流誘導板の前記前部より高い位置に形成してなることを特徴とする。請求項19記載の通信機器用装置架は、請求項17または請求項18記載の通信機器用装置架において、前記案内部材の周囲に、前記案内溝内を自在に回転する回転部を形成してなることを特徴とする。 【0023】(作用)請求項1記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの側面側に、対流誘導板を傾斜状態で保持する傾斜保持機構が形成されるため、光ケーブルが導入される放熱ユニットの前部または後部に、対流誘導板を保持するための部材を配置する必要がなくなる。 【0024】このため、放熱ユニットの前部または後部の開口部分を大きくすることが可能になり、放熱ユニット内に導入される光ケーブルの余長処理が、容易に行われる。請求項2記載の通信機器用装置架では、回動部材の支点部を中心にして、回動部材が上下方向に回動自在にされ、この回動部材の後端部が、対流誘導板の後部に回動自在に係止される。 【0025】そして、放熱ユニット内で光ケーブルの余長処理がされた後に、回動部材の前端部を押し下げることにより、回動部材の後端部が、上方に向けて回動され、同時に、回動機構により後端部に係止される対流誘導板の後部が、上方に向けて回動され、対流誘導板が傾斜状態にされる。この後、固定機構により、回動部材の前端部と放熱ユニットの底部とが固定され、対流誘導板が傾斜状態に保持される。 【0026】さらに、対流誘導板が傾斜状態に保持されている状態から、光ケーブルの余長処理を行う場合には、固定機構を解除することにより、対流誘導板が自らの重量で回動され、水平状態にされる。 【0027】そして、この状態で光ケーブルの余長処理が行われた後、上述した手順により、再度、対流誘導板が傾斜状態に保持される。請求項3記載の通信機器用装置架では、回動部材の回動に伴い、回動部材の後端部と対流誘導板の後部とが滑動され、回動部材および対流誘導板に無理な力が掛かることなく、相互に回動される。 【0028】請求項4記載の通信機器用装置架では、回動部材の回動に伴い、回動部材の支点部と放熱ユニットの支持部材とが滑動され、回動部材および対流誘導板に無理な力が掛かることなく、相互に回動される。請求項5記載の通信機器用装置架では、回動部材の回動に伴い、対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部とが滑動され、回動部材および対流誘導板に無理な力が掛かることなく、相互に回動される。 【0029】請求項6記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの両側に回動部材が配置され、回動部材の各前端部が、長尺状の接続部材により接続される。そして、接続部材を上下に操作することで、容易に回動部材が回動され、対流誘導板が水平状態から傾斜状態にされる。また、回動部材により、対流誘導板が両側から支持されるため、対流誘導板が、左右に傾くことなく、安定して水平状態,または傾斜状態にされる。 【0030】請求項7記載の通信機器用装置架では、接続部材が棒部材により形成され、放熱ユニットの前面開口が広く形成される。請求項8記載の通信機器用装置架では、対流放熱板が傾斜状態にされているときに、接続部材と対流誘導板の上面との間に所定間隔が形成され、光ケーブルが接続部材と対流誘導板との間に挟まれて損傷することが防止される。 【0031】請求項9記載の通信機器用装置架では、回動部材に回動自在に接続される棒部材に凹形状の折曲部が形成され、対流放熱板の水平状態,傾斜状態に拘わりなく、棒部材の折曲部が、常に自重により対流放熱板に接触されるため、光ケーブルが棒部材と対流誘導板との間に挟まれることがなくなり、光ケーブルの損傷が確実に防止される。 【0032】請求項10記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部に、所定の曲率半径の湾曲部を形成した支持部材が配置され、湾曲部により、放熱ユニットから収納ユニットに向けて導出される光ケーブルが、所定の曲率半径に保持される。請求項11記載の通信機器用装置架では、支持部材の湾曲部の前方に、湾曲部の形状に対応するカバー部材が、着脱自在に配置され、このカバー部材と湾曲部とにより、放熱ユニットから収納ユニットに向けて導出される光ケーブルが、より確実に所定の曲率半径に保持される。 【0033】請求項12記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部との間に、緩衝部材が配置され、対流誘導板が放熱ユニットの底部側に回動する際に、対流誘導板の急激な回動が防止され、対流誘導板上で余長処理されている光ケーブルに急激な力が加わり、光ケーブルが損傷することが防止される。請求項13記載の通信機器用装置架では、先ず、放熱ユニットの底部側に沿って、対流誘導板が水平状態になるまで回動され、対流誘導板上の光ケーブル余長処理具を使用して、放熱ユニット内に導入される光ケーブルの余長処理が行われる。 【0034】この際に、対流誘導板の両側の突出部材は、先端を放熱ユニットの側面に押圧状態で当接されている。光ケーブルの余長処理が行われた後に、対流誘導板の後部を持ち上げると、突出部材の先端は、放熱ユニットの側面に当接した状態で、側面を摺動する。さらに、対流誘導板の後部を持ち上げ、突出部材が放熱ユニットの係止部まで移動すると、側面方向に向くばね作用により、突出部材が係止部に向けて移動し、突出部材の先端が、自動的に係止部に係止される。 【0035】そして、対流誘導板が、放熱ユニットの側面に係止され、傾斜状態で保持される。請求項14記載の通信機器用装置架では、操作部材を放熱ユニットの側面と反対側に引き込むことにより、容易に、突出部材と係止穴との係止が解除され、傾斜状態にある対流誘導板が、自重により水平状態まで回動される。 【0036】請求項15記載の通信機器用装置架では、対流誘導板に、周囲に傾斜部を有する凹部が形成され、この凹部に光ケーブル余長処理具が配置されるため、光ケーブルを光ケーブル余長処理具に巻回する際に、光ケーブルが凹部の傾斜部に沿って、自重で凹部内に入り込むことが可能になり、狭い放熱ユニット内においても、容易に、光ケーブルの余長処理が行われる。 【0037】請求項16記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の凹部に配置される光ケーブル余長処理具が、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、このケーブル巻回部から周囲に向けて延在し、対流誘導板の板面と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを有するため、ケーブル保持部により、ケーブル巻回部に巻回された光ケーブルが、光ケーブル余長処理具から外れることが防止される。 【0038】請求項17記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの側面に、円弧状の溝部が形成され、この溝部に摺動自在に挿通される案内部材が、対流誘導板の側部に固定されるため、放熱誘導板が、水平状態または傾斜状態に回動される際に、放熱誘導板が両側方向に傾くことなく、常に均等に回動される。このため、放熱誘導板を回動する際に、放熱誘導板が放熱ユニットの側面に引っ掛かることが防止される。 【0039】請求項18記載の通信機器用装置架では、案内溝の下端が、対流誘導板の前部より高い位置に形成されるため、放熱ユニットの底部側に沿って、対流誘導板を水平にして、光ケーブルの余長処理を行う際に、対流誘導板が僅かに傾斜状態に保持され、下方の収納ユニットに収納される装置から発生する熱を対流誘導板の傾斜に沿って、外部に逃がすことが可能にされる。 【0040】このため、下方の収納ユニットに熱がこもることが防止され、光ケーブルの余長処理を、従来に比べ、長時間行うことが可能になる。請求項19記載の通信機器用装置架では、案内部材の周囲に、案内溝内を自在に回転する回転部が形成されるため、より円滑に、案内部材が案内溝内に移動され、対流誘導板を水平状態または傾斜状態にする際に、放熱誘導板が、円滑に回動される。 【0041】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明の通信機器用装置架の第1の実施形態(請求項1,請求項2,請求項5ないし請求項7に対応する)を示している。図において、装置架本体21には、光通信機器等の通信機器23を収納する収納ユニット25と、放熱ユニット27とが、上下方向に交互に積層して配置されている。 【0042】放熱ユニット27内には、例えば、板金を折曲加工した対流誘導板29が、水平状態で配置されている。この対流誘導板29の前部29aは、蝶番31により、放熱ユニット27の底部27aに蝶着され、対流誘導板29は、前部29aを中心にして、上下方向R1に回動自在にされている。 【0043】対流誘導板29の上面29bには、光ケーブル33の余長処理を行うための複数の光ケーブル余長処理具35が取り付けられている。対流誘導板29の後部29cには、所定間隔を置いて、光ケーブル33を導入するための切欠部29dが、複数形成されている。この切欠部29dに隣接した位置には、光ケーブル余長処理具35が配置されている。 【0044】放熱ユニット27の上部27bには、この放熱ユニット27を補強し、対流誘導板29の後部29cが当接される補強板36が取り付けられている。放熱ユニット27内の両側には、例えば、板金を折曲加工した長尺状の回動部材37,37が、放熱ユニット27の側壁27cに沿って配置されている。この回動部材37の略中央には、係止穴37aが形成され、この係止穴37aが、放熱ユニット27の側壁27cに固定されている支持軸39に固定され、回動部材37が、上下方向R2に回動自在に固定されている。 【0045】回動部材37の後端部37bには、図4に示すように、例えば、樹脂からなる可動ローラ41が取り付けられている。この可動ローラ41は、対流誘導板29に形成される断面コ字形状の折曲係止板43に、滑動自在に係止され、回動部材37の後端部37bと対流誘導板29とが回動自在に係止されている。 【0046】回動部材37の前端部37cには、この前端部37cを、放熱ユニット27の底部27aに固定するための脱落防止構造を備えた首付ねじ45が取り付けられている。回動部材37,37の各前端部37cには、これ等前端部37cを相互に接続する断面円形形状の接続棒47が固定されている。 【0047】図5は、放熱ユニット27内での回動部材37および対流誘導板29の回動動作を示している。対流誘導板29は、蝶番31による蝶着部分を中心として、後部29cが円軌跡C1を描いて回動される。回動部材37は、係止穴37aを中心として、後端部37bおよび前端部37cが、円軌跡C2を描いて回動される。 【0048】この実施形態では、相互に異なる円軌跡C1および円軌跡C2の軌跡の差を吸収するために、回動部材37の可動ローラ41を、対流誘導板29の折曲係止板43内で滑動させて、回動部材37と対流誘導板29とが、円滑に回動動作するようにしている。そして、回動部材37を操作しないときには、対流誘導板29が自重により水平状態にされ、回動部材37の前端部37cを下側に向けて押し下げることで、対流誘導板29が傾斜状態にされる。 【0049】図6ないし図8は、回動部材37の首付ねじ45が、放熱ユニット27の底部27aに固定され、対流誘導板29が傾斜状態に位置する状態を示している。この状態では、図8に示すように、接続棒47と対流誘導板29との間に、光ケーブル33が挟持されないように、間隔Sが形成されている。上述した通信機器用装置架では、以下示すようにして、収納ユニット25に収納される通信機器23に、外部から導入される光ケーブル33が接続される。 【0050】すなわち、先ず、図1に示したように、対流誘導板29が水平状態のときに、装置架本体21の後側から、放熱ユニット27内に光ケーブル33が導入される。導入された光ケーブル33は、対流誘導板29の切欠部29dに導入され、この切欠部29dに隣接する光ケーブル余長処理具35に係止される。そして、対流誘導板29上の光ケーブル余長処理具35により、光ケーブル33の余長処理が行われ、光ケーブル33の先端側は、接続棒47と対流誘導板29との間を通り、放熱ユニット27の前方に導出される。 【0051】さらに、導出された光ケーブル33は、放熱ユニット27の上方または下方の収納ユニット25内の収納されている通信機器23に接続される。次に、接続棒47が放熱ユニット27の底部27aに向けて押し下げられ、これに連動して、回動部材37が、係止穴37aを中心にして回動される。回動部材37の回動に伴い、対流誘導板29が回動され、図6に示したように、対流誘導板29が傾斜状態にされる。 【0052】この際、図8に示したように、接続棒47と対流誘導板29との間には、所定間隔Sが形成されるため、接続棒47と対流誘導板29とにより、光ケーブル33が挟み込まれ、損傷することが防止される。また、装置架本体21の後側の光ケーブル33は、対流誘導板29の切欠部29d内に位置され、対流誘導板29と補強板36とにより、光ケーブル33が挟み込まれ、損傷することが防止される。 【0053】この後、回動部材37の首付ねじ45が、放熱ユニット27の底部27aに固定され、対流誘導板29が、傾斜状態で保持される。そして、放熱ユニット27の下方に位置する通信機器23から発生する熱が、対流誘導板29の傾斜に沿って装置架本体21の後側に排出され、上方に位置する通信機器23を冷却するための空気が、放熱ユニット27の前方から取り込まれる。 【0054】さらに、放熱ユニット27内に、光ケーブル33が導入される場合には、先ず、回動部材37の首付ねじ45と、放熱ユニット27の底部27aとの固定が解除される。この解除により、対流誘導板29が自らの重量により、蝶番31を中心にして回動し、水平状態にされる。 【0055】同時に、可動ローラ41が滑動され、回動部材37が係止穴37aを中心に回動し、図1に示した状態にされる。そして、放熱ユニット27内の対流誘導板29の上方に、光ケーブル33の余長処理を行うための空間が形成される。以上のように構成された通信機器用装置架では、回動部材37の係止穴37aを中心にして、回動部材37を上下方向に回動自在に配置し、この回動部材37の後端部37bを、対流誘導板29の後部29cに回動自在に係止したので、回動部材37の回動操作により、簡易な機構で、容易に、対流誘導板29を傾斜状態,または水平状態にすることができる。 【0056】また、回動部材37の前端部37cに、首付ねじ45を取り付け、前端部37cと放熱ユニット27の底部27aとを着脱自在に固定できる構造としたので、対流誘導板29の傾斜状態の保持を、容易に行うことができる。そして、回動部材37の後端部37bと対流誘導板29の後部29cとを、可動ローラ41と折曲係止板43とにより、滑動自在に係止したので、回動部材37と対流誘導板29とを、無理な力が掛かることなく、容易に回動することができる。 【0057】さらに、放熱ユニット27の両側に回動部材37を配置し、この回動部材37の各前端部37cを、長尺状の接続棒47により接続したので、接続棒47を上下に操作することで、容易に回動部材37を回動することができる。また、回動部材37により、対流誘導板29を両側から支持したので、対流誘導板29を左右に傾けることなく、安定して水平状態,または傾斜状態にすることができる。 【0058】そして、回動部材37の前端部37cを、断面円形形状の接続棒47により、相互に接続したので、放熱ユニット27の前面開口を広く形成することができ、光ケーブル33の余長処理を容易に行うことができる。さらに、対流放熱板29を傾斜状態にしているときに、接続棒47と対流誘導板29との間に、所定間隔が形成されるようにしたので、光ケーブル33が接続棒47と対流誘導板29との間に挟まれて損傷することを防止することができる。 【0059】そして、放熱ユニット27の上部27bに、対流誘導板29の後部29cが当接される補強板36を取り付けたので、対流誘導板29を傾斜状態にする際に、対流誘導板29の後部29cが、上方の収納ユニット25に衝突することを確実に防止することができる。また、対流誘導板29の後部29cに光ケーブル33を導入するための切欠部29dを形成したので、光ケーブル33が、対流誘導板29と補強板36との間に挟み込まれ、損傷することを確実に防止することができる。 【0060】図9は、本発明の通信機器用装置架の第2の実施形態(請求項3に対応する)を示している。この実施形態では、回動部材37の係止穴37aが、長円形状に形成され、この係止穴37aが、支持軸39に対して、回動自在かつ滑動自在に固定されている。 【0061】また、回動部材37の後端部37bと、対流誘導板29とが、蝶番51により、蝶着されている。この実施形態の通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。図10は、本発明の通信機器用装置架の第3の実施形態(請求項4に対応する)を示している。 【0062】この実施形態では、対流誘導板29の前部29aが、放熱ユニット27の底部27aに固定されることなく、滑動自在に配置されている。また、回動部材37の後端部37bと、対流誘導板29の後部29cとが、蝶番51により、蝶着されている。この実施形態の通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0063】図11ないし図13は、本発明の通信機器用装置架の第4の実施形態(請求項8に対応する)を示している。この実施形態では、接続棒47に、凹形状の折曲部47aが形成され、また、接続棒47の両端と回動部材37とが、回動自在に接続されている。そして、図11に示すように、対流誘導板29が、水平状態にされているときには、接続棒47の折曲部47aが、接続棒47の自重により、下方に向けて垂下され、接続棒47が、対流誘導板29の後部29cに向けて傾斜した状態で、折曲部47aと対流誘導板29とが接触されている。 【0064】また、図12に示すように、対流誘導板29が、水平状態にされているときには、接続棒47の折曲部47aが対流誘導板29の後部29c側に向けて突出した状態で、折曲部47aと対流誘導板29とが接触されている。この実施形態の通信機器用装置架では、図13に示すように、対流誘導板29が、傾斜状態から水平状態,あるいは、水平状態から傾斜状態に回動されるときには、接続棒47が、折曲部47aを対流誘導板29に接触した状態で、円滑に回動される。 【0065】そして、対流誘導板29の水平状態または傾斜状態に係わらず、接続棒47が、常に、対流誘導板29に接した状態にされ、光ケーブル33が、常に、接続棒47の上方に位置されている。この実施形態の通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、接続棒47に凹形状の折曲部47aを形成し、この接続棒47を、回動部材37に回動自在に接続したので、対流放熱板29の水平状態,傾斜状態に拘わりなく、接続棒47の折曲部47aを、常に自重により対流放熱板29に接触させておくことができ、光ケーブル33が接続棒47と対流誘導板29との間に挟まれて損傷することを、確実に防止することができる。 【0066】図14は、本発明の通信機器用装置架の第5の実施形態(請求項9に対応する)を示しており、対流誘導板29の前部29aには、例えば、樹脂板からなる光ケーブルガイド53が取り付けられている。この光ケーブルガイド53には、下方に向けて曲率半径Rが30mmの湾曲部53aが形成されている。 【0067】この実施形態では、光ケーブル33が、光ケーブルガイド53の湾曲部53aの曲面に沿って、放熱ユニット27から導出され、下方の収納ユニット25に収納される通信機器23側に接続される。この実施形態の通信機器用装置架においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、対流誘導板29の前部29aに、所定の曲率半径Rの湾曲部53aを形成した光ケーブルガイド53を取り付けたので、この湾曲部53aにより、放熱ユニット27から収納ユニット25に向けて導出される光ケーブル33を、所定の曲率半径Rに保持することができる。 【0068】図15は、本発明の通信機器用装置架の第6の実施形態(請求項10に対応する)を示しており、対流誘導板29の前部29aには、前述した第4の実施形態と同一形状の光ケーブルガイド53が取り付けられている。また、放熱ユニット27の前方には、例えば、板金からなる前面板55が、着脱自在に固定されている。 【0069】この前面板55の放熱ユニット27側には、例えば、樹脂からなり、光ケーブルガイド53の曲面に対応する形状を備えたガイドカバー57が取り付けられている。この実施形態では、光ケーブル33が、光ケーブルガイド53の曲面に沿って導出された後に、前面板55が放熱ユニット27に固定される。 【0070】そして、光ケーブル33が、光ケーブルガイド53とガイドカバー57との間に、緩やかに挟持され、所定の曲率半径Rに保持される。この実施形態の通信機器用装置架においても、第5の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、光ケーブルガイド53の湾曲部53aの前方に、湾曲部53aの形状に対応するガイドカバー57を、着脱自在に配置したので、このガイドカバー57と湾曲部53aとにより、放熱ユニット27から収納ユニット25に向けて導出される光ケーブル33を、より確実に所定の曲率半径Rに保持することができる。 【0071】図16は、本発明の通信機器用装置架の第7の実施形態(請求項11に対応する)を示しており、対流誘導板29の前部29aと放熱ユニット27の底部27aとの間には、例えば、コイルばね59が取り付けられている。このコイルばね59のばね力は、対流誘導板が傾斜状態から水平状態にされるときに、対流誘導板の自重による急激な回動が防止される程度にされている。 【0072】この実施形態の通信機器用装置架においても、上述した実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、対流誘導板29の前部29aと放熱ユニット27の底部27aとの間に、コイルばね59を配置したので、対流誘導板27を放熱ユニット27の底部27a側に回動する際に、対流誘導板29の急激な回動を防止することができ、対流誘導板29上で余長処理されている光ケーブル33に急激な力が加わり、光ケーブル33が損傷することを防止することができる。 【0073】なお、上述した第1の実施形態では、回動部材37の後端部37bに可動ローラ41を取り付け、回動部材37の後端部37bと対流誘導板29の後部29cとを、回動自在かつ滑動自在に係止した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図17,図18,あるいは図19に示すように、回動部材37と対流誘導板29とを回動自在かつ滑動自在に係止しても良い。 【0074】すなわち、図17では、回動部材37の後端部37bに、長円穴37dが形成され、この長円穴37dに、対流誘導板29に固定された係止軸61が係止されている。また、図18では、回動部材37の後端部37bに、上方に折曲する折曲端37eが形成され、また、対流誘導板29に、回動部材37の後端部37bの周囲を覆う形状の係止板63が固定されている。 【0075】そして、図19では、回動部材37の後端部37bに、斜め上方に折曲する折曲端37fが形成され、対流誘導板29に、回動部材37の後端部37bを挿入する係止穴29eが形成されている。さらに、上述した第1の実施形態では、回動部材37の前端部37cと放熱ユニット27の底部27aとの固定を、回動部材37に取り付けた首付ねじ45を用いて行った例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図20,図21,図22,あるいは図23に示すように、回動部材37の前端部37cを対流誘導板29の前部29aに固定しても良い。 【0076】すなわち、図20では、回動部材37の前端部37cに、長方形形状の係止穴37gが形成され、対流誘導板29に、係止穴37gの形状に対応し回動自在に回動する係止具65が取り付けられている。そして、係止具65を回動することで、回動部材37と対流誘導板29とが、係止または解除される。 【0077】また、図21では、回動部材37の前端部37cに、断面L字形状に形成され、対流誘導板29の前部29aに係止される上下方向に回動自在な係止板67が取り付けられている。そして、図22では、回動部材37の前端部37cに、断面L字形状の係止板69が形成され、対流誘導板29の前部29aに、係止板69に対応した形状の切欠部29fが形成されている。 【0078】この切欠部29fには、例えば、合成ゴム71が貼付されており、この合成ゴム71により、係止板69が圧接状態で切欠部29fに係止される。さらに、図23では、回動部材37の前端部37cに、一般に、ボールキャッチと称される係止部材73の係止突起73aが取り付けられ、対流誘導板29の前部29aには、係止部材73の係止受け73bが取り付けられている。 【0079】また、上述した第5の実施形態では、対流誘導板29の前部29aに、下方に向けて湾曲する光ケーブルガイド53を取り付けて、光ケーブル33を下方の通信機器23に接続した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図24に示すように、対流誘導板29に、上方に向けて湾曲する光ケーブルガイド53を取り付け、光ケーブル33を上方の通信機器23に接続しても良い。 【0080】さらに、上述した第5の実施形態では、光ケーブルガイド53の曲率半径Rを30mmにして湾曲した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、光ケーブル33の伝送損失が、所定値以下になる曲率半径Rに湾曲されていれば良い。また、上述した第6の実施形態では、下方へ向けて湾曲する光ケーブルガイド53の形状に対応したガイドカバー57を、前面板55に形成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、図23に示した上方に向けて湾曲する光ケーブルガイド53の形状に対応したガイドカバー57を、前面板55に形成しても良い。 【0081】そして、上述した第7の実施形態では、対流誘導板29の前部29aと放熱ユニット27の底部27aとの間に、コイルばね59を配置した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、発泡ゴム,あるいはスポンジ等の緩衝材を配置しても良く、対流誘導板29の自重による急激な回動が防止できるものであれば良い。 【0082】図25および図26は、本発明の通信機器用装置架の第8の実施形態(請求項1,請求項13ないし請求項16に対応する)を示している。図において、装置架本体81には、光通信機器等の通信機器23を収納する収納ユニット25と、放熱ユニット83とが、上下方向に交互に積層して配置されている。 【0083】放熱ユニット83内には、例えば、板金を折曲加工して形成した対流誘導板85が、傾斜状態で配置されている。この対流誘導板85の前部85aは、蝶番31により、放熱ユニット83の底部83aに蝶着され、対流誘導板85は、前部85aを中心にして、上下方向に回動自在にされている。 【0084】放熱ユニット83の上部83bには、この放熱ユニット83を補強し、対流誘導板85の後部85bが当接される補強板84が取り付けられている。対流誘導板85の後部85bには、後部85bから前部85aに向けて延在する複数のスリット85cが形成されている。対流誘導板85の後部85bのうち、スリット85cの間の部分は、放熱ユニット83の底部83aに向けて折曲され、ケーブル導入部85dが形成されている。 【0085】ケーブル導入部85dには、装置架本体81の後方から導入される光ケーブル33を保持するための複数の光ケーブル保持具87が取り付けられている。また、対流誘導板85の略中央には、放熱ユニット83の底部83a側に突出する凹部85eが形成されている。凹部85eの周辺には、内側に向けて傾斜する傾斜部85fが形成されている。 【0086】凹部85eの底面85gには、光ケーブル33の余長処理を行うための複数の光ケーブル余長処理具89が取り付けられている。光ケーブル余長処理具89は、十字状の板材を折曲して形成されており、光ケーブル33を巻回するケーブル巻回部89aと、このケーブル巻回部89aの上端から凹部85eの周囲に向けて延在するケーブル保持部89bとを有している。 【0087】光ケーブル余長処理具89の高さは、凹部85eの深さと略同一にされており、光ケーブル余長処理具89のケーブル保持部89bは、対流誘導板85の板面85hと略同一面上に位置している。また、ケーブル保持部89bの先端と、凹部85eの周囲との間には、光ケーブル33を余裕をもって挿通できる程度の間隙が形成されている。 【0088】対流誘導板85の後部85bには、放熱ユニット83の側面83c側に、この対流誘導板85を、放熱ユニット83内に傾斜した状態で支持するためのストッパー91が固定されている。また、対流誘導板85の側面83cには、ストッパー91を係止するための係止穴83dが形成されている。ストッパー91は、図27に示すように、このストッパー91を対流誘導板85に固定する固定部93を有している。 【0089】固定部93の両側には、相互に対向する折曲部93a,93bが形成されている。折曲部93a,93bの間には、ボックス部93cが形成されており、ボックス部93cの内部には、空洞93dが形成されている。固定部93には、空洞93d内から突出し、折曲部93aを貫通する突出部95が移動自在に固定されている。 【0090】また、固定部93には、空洞93d内から突出し、折曲部93bを貫通する操作レバー97が移動自在に固定されている。また、図28に示すように、突出部95と操作レバー97とは、空洞93d内で相互に連結されている。空洞93d内には、コイルばね99が配置されており、このコイルばね99は、操作レバー97に挿通されている。 【0091】そして、コイルばね99は、一端を突出部95に当接し、多端を空洞93dの内壁に当接している。コイルばね99は、突出部95を放熱ユニット83の側面83cに向けて押圧している。突出部95は、操作レバー97を操作しない状態では、放熱ユニット83の側面83cの係止穴83dに係止され、あるいは側面83cに押圧状態で当接されている。 【0092】また、図29に示すように、操作レバー97を放熱ユニット83の側面83cと反対側に向けて引き込むことにより、突出部95が空洞93d側に移動し、突出部95と、側面83cの係止穴83dとの係止が解除される。上述した通信機器用装置架では、以下示すように、放熱ユニット83内で光ケーブル33の余長処理が行われる。 【0093】すなわち、先ず、操作レバー97を操作することにより、対流誘導板85の突出部95と放熱ユニット83の係止穴83dとの係止が解除され、図30に示すように、対流誘導板85が水平状態にされる。次に、装置架の後方から放熱ユニット83内に光ケーブル33が導入される。導入された光ケーブル33は、対流誘導板85のケーブル導入部85dに導入され、光ケーブル保持具87に挿通される。 【0094】次に、光ケーブル33は、凹部85eの傾斜部85fに沿って、凹部85e内に入り込み、光ケーブル余長処理具89に巻回される。この際、光ケーブル余長処理具89のケーブル保持部89bが、対流誘導板85の板面85hと、略同一面上に位置しているため、対流誘導板85の上方の光ケーブル33を巻回する空間には、光ケーブル33の余長処理を妨げるものがない。 【0095】このため、余長処理を行う作業者が特に意識しなくても、光ケーブル33が傾斜部85fに沿って、自重で凹部85e内に入り込み、容易に余長処理が行われる。そして、余長処理を行った光ケーブル33の先端側が、放熱ユニット83の後方から引き出され、収納ユニット25内の通信機器23に接続される。 【0096】この後に、対流誘導板85の後部85bが手で持ち上げられ、対流誘導板85が上方に向けて回動される。回動により、突出部95が、放熱ユニット83の側面83cの係止穴83dの位置まで移動すると、コイルばね99のばね作用により、突出部95の先端が係止穴83dに挿入され、係止される。 【0097】そして、図25に示したように、対流誘導板85が、放熱ユニット83内で傾斜状態を保持して、係止される。一方、通信機器23の増設等により、新たな光ケーブル33を、放熱ユニット83に導入する場合には、先ず、操作レバー97を放熱ユニット83の内側に向けて引き込むことにより、突出部95と係止穴83dとの係止が解除される。 【0098】突出部95と係止穴83dとの係止が解除されると、対流誘導板85は、水平状態になるまで、下方に向けて自重で回動する。そして、新たな光ケーブル33が放熱ユニット83内に導入され、前述したように、光ケーブル余長処理具89により余長処理された後、通信機器23に接続される。 【0099】光ケーブル33の余長処理作業の後、再び、対流誘導板85の後部85bが持ち上げられ、突出部95と係止穴83dとが係止され、対流誘導板85が傾斜状態で、放熱ユニット83内に係止される。以上のように構成された通信機器用装置架では、放熱ユニット83の側面83a側に、対流誘導板85を傾斜状態で保持するストッパー91を固定したので、光ケーブル33を導入する放熱ユニット83の前部または後部に、対流誘導板85を保持するための部材を配置する必要がなくなり、放熱ユニット83の前部または後部の開口部分を大きくすることができる。 【0100】このため、放熱ユニット83内に導入される光ケーブル33の余長処理作業を、従来に比べ容易に行うことができる。また、対流誘導板85の後部85bの両側に、固定部93に移動自在に固定され、放熱ユニット83の側面83c方向にばね性を有して突出する突出部95を配置し、放熱ユニット83の側面83cに、突出部95を係止する係止穴83dを形成したので、対流誘導板85を、水平状態から傾斜状態にする際には、対流誘導板85の後部85bを持ち上げるだけで、突出部95の先端93aを係止穴83dに係止することができ、対流誘導板85を、放熱ユニット83の側面83cに係止し、容易に、傾斜状態に保持することができる。 【0101】そして、係止穴83dとの係止を解除する操作レバー97を、突出部95に連結したので、操作レバー97を放熱ユニット83の側面83cと反対側に引き込むことにより、容易に、突出部95と係止穴83dとの係止を解除することができ、傾斜状態にある対流誘導板85を水平状態まで回動することができる。また、対流誘導板85に、周囲に傾斜部85fを有する凹部85eを形成し、この凹部85eに光ケーブル余長処理具89を配置したので、光ケーブル33を光ケーブル余長処理具89に巻回する際に、光ケーブル33が凹部85eの傾斜部85fに沿って、自重で凹部85e内に入り込むことができ、狭い放熱ユニット83内においても、容易に、光ケーブル33の余長処理を行うことができる。 【0102】さらに、対流誘導板85の凹部85eに配置される光ケーブル余長処理具89に、光ケーブル33を巻回するケーブル巻回部87aと、このケーブル巻回部87aから周囲に向けて延在し、対流誘導板85の板面85hと略同一面上に形成される板状のケーブル保持部89bとを形成したので、このケーブル保持部89bにより、凹部85e内に入り込んだ光ケーブル33が、光ケーブル余長処理具89から外れることを防止することができる。 【0103】また、対流誘導板85の後部85bに、スリット85cを形成し、後部85bの一部を下方に折曲してケーブル導入部85dを形成したので、光ケーブル33が、対流誘導板85の後部85bと補強板84との間に挟まれて損傷することを防止することができる。そして、ケーブル導入部85dを、対流誘導板85の後部85bを切り欠かずに折曲することで形成したので、下方の通信機器23から発生し、対流誘導板85に沿って移動する熱を、上方の収納ユニット25に逃がすことなく、確実に、放熱ユニット83の後方へ導くことができる。 【0104】さらに、光ケーブル33が導入される対流誘導板85の後部85bを、手で持ち上げることにより、対流誘導板85を放熱ユニット83内に傾斜状態で係止したので、全ての余長処理作業を、放熱ユニット83の後方から行うことができる。図31は、本発明の通信機器用装置架の第9の実施形態(請求項17ないし請求項19に対応する)を示している。 【0105】この実施形態では、放熱ユニット83の側面83cに、対流誘導板85の前部85aを中心とする円弧状の案内溝83eが形成されている。この案内溝83eには、対流誘導板85の側部85jに固定される樹脂等からなる回動ローラー101が摺動自在に係止されている。回動ローラー101は、図32および図33に示すように、案内溝83eに挿通される横断面円形形状の挿通部101aと、挿通部101aの一端側に形成され、放熱ユニット83の側面83aに接する鍔部101bとを有している。 【0106】また、回動ローラー101には、軸長方向に貫通する貫通穴101cが形成されている。回動ローラー101は、貫通穴101cに挿通されるねじ部材103を介して、対流誘導板85に回動自在に固定される。そして、回動ローラー101の挿通部が、案内溝83eに回動自在に挿通されている。 【0107】案内溝83eの下端83fは、図34に示すように、対流誘導板85の前部85aより高い位置に形成されている。そして、対流誘導板85の回動ローラー101が、案内溝83eの下端83fに位置し、対流誘導板85が水平状態にあるときに、対流誘導板85は、僅かに後部85bが上方に傾斜する傾斜状態をしている。 【0108】このため、光ケーブル33の余長処理を行っている際にも、下方の装置ユニットの通信機器23から発生する熱を、対流誘導板85の傾斜に沿って、放熱ユニット83の後方に逃がすことが可能になる。この実施形態の通信機器用装置架でも上述した第8の実施形態と同様の効果を得ることができるが、この実施形態では、案内溝83e内に自在に回転する回動ローラー101を挿通したので、案内溝83e内に回動ローラー101を、より円滑に移動することができ、対流誘導板85の水平状態または傾斜状態にされる際に、対流誘導板85を、円滑に回動することができる。 【0109】また、案内溝83eの下端83fを、対流誘導板85の前部85aより高い位置に形成したので、対流誘導板85を水平にした状態で、光ケーブル33の余長処理を行う際に、対流誘導板85を僅かに傾斜状態に保持することができ、下方の収納ユニット25に収納される通信機器23から発生する熱を対流誘導板85の傾斜に沿って、外部に逃がすことができる。 【0110】このため、下方の収納ユニット25に熱がこもることを防止することができ、光ケーブル33の余長処理を、従来に比べ、長時間行うことができる。なお、上述した第8の実施形態では、光ケーブル余長処理具89を板材を折曲加工して形成した例について述べたが、本発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、樹脂等により一体形成しても良い。 【0111】 【発明の効果】請求項1記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの側面側に、対流誘導板を傾斜状態で保持する傾斜保持機構を形成したので、光ケーブルを導入する放熱ユニットの前部または後部に、対流誘導板を保持するための部材を配置する必要がなくなるため、放熱ユニットの前部または後部の開口部分を大きくすることができる。 【0112】このため、放熱ユニット内に導入される光ケーブルの余長処理を、容易に行うことができる。請求項2記載の通信機器用装置架では、回動部材の支点部を中心にして、回動部材を上下方向に回動自在に配置し、この回動部材の後端部を、対流誘導板の後部に回動自在に係止したので、回動部材の回動操作により、簡易な機構で、容易に、対流誘導板を傾斜状態,または水平状態にすることができる。 【0113】また、回動部材の前端部に、前端部と放熱ユニットの底部とを着脱自在に固定する固定機構を備えたので、この固定機構により、対流誘導板の傾斜状態の保持を容易に行うことができる。請求項3記載の通信機器用装置架では、回動部材の後端部と対流誘導板の後部とを、滑動自在に係止したので、回動部材と対流誘導板とを、無理な力が掛かることなく、容易に回動することができる。 【0114】請求項4記載の通信機器用装置架では、回動部材の支点部と放熱ユニットの支持部材とを、滑動自在に係止したので、回動部材と対流誘導板とを、無理な力が掛かることなく、容易に回動することができる。請求項5記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部とを、滑動自在に係止したので、回動部材と対流誘導板とを、無理な力が掛かることなく、容易に回動することができる。 【0115】請求項6記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの両側に回動部材を配置し、この回動部材の各前端部を、長尺状の接続部材により接続したので、接続部材を上下に操作することで、容易に回動部材を回動することができる。また、回動部材により、対流誘導板を両側から支持したので、対流誘導板を左右に傾けることなく、安定して水平状態,または傾斜状態にすることができる。 【0116】請求項7記載の通信機器用装置架では、接続部材を断面円形形状の棒部材により形成したので、放熱ユニットの前面開口を広く形成することができ、光ケーブルの余長処理を容易に行うことができる。請求項8記載の通信機器用装置架では、対流放熱板を傾斜状態にしているときに、接続部材と対流誘導板との間に、所定間隔が形成されるようにしたので、光ケーブルが接続部材と対流誘導板との間に挟まれて損傷することを防止することができる。 【0117】請求項9記載の通信機器用装置架では、棒部材に凹形状の折曲部を形成し、この棒部材を、回動部材に回動自在に接続したので、対流放熱板の水平状態,傾斜状態に拘わりなく、棒部材の折曲部を、常に自重により対流放熱板に接触させておくことができ、光ケーブルが棒部材と対流誘導板との間に挟まれて損傷することを、確実に防止することができる。 【0118】請求項10記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部に、所定の曲率半径の湾曲部を形成したので、この湾曲部により、放熱ユニットから収納ユニットに向けて導出される光ケーブルを、所定の曲率半径に保持することができる。請求項11記載の通信機器用装置架では、湾曲部の前方に、湾曲部の形状に対応するカバー部材を、着脱自在に配置したので、このカバー部材と湾曲部とにより、放熱ユニットから収納ユニットに向けて導出される光ケーブルを、より確実に所定の曲率半径に保持することができる。 【0119】請求項12記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の前部と放熱ユニットの底部との間に、緩衝部材を配置したので、対流誘導板を放熱ユニットの底部側に回動する際に、対流誘導板の急激な回動を防止することができ、対流誘導板上で余長処理されている光ケーブルに急激な力が加わり、光ケーブルが損傷することを防止することができる。 【0120】請求項13記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の後部の両側に配置される固定部材と、固定部材に固定され放熱ユニットの側面方向にばね性を有して突出する突出部材と、この突出部材を、放熱ユニットの側面に係止する係止部とにより、傾斜保持機構を構成にしたので、対流誘導板を、水平状態から傾斜状態にする際には、対流誘導板の後部を持ち上げるだけで、突出部材の先端を係止部に係止することができ、対流誘導板を、放熱ユニットの側面に係止し、容易に、傾斜状態に保持することができる。 【0121】請求項14記載の通信機器用装置架では、係止穴との係止を解除する操作部材を、突出部材に固定したので、操作部材を放熱ユニットの側面と反対側に引き込むことにより、容易に、突出部材と係止穴との係止を解除することができ、傾斜状態にある対流誘導板を水平状態まで回動することができる。請求項15記載の通信機器用装置架では、対流誘導板に、周囲に傾斜を有する凹部を形成し、この凹部に光ケーブル余長処理具を配置したので、光ケーブルを光ケーブル余長処理具に巻回する際に、光ケーブルが凹部の傾斜に沿って、自重で凹部内に入り込むため、狭い放熱ユニット内においても、容易に、光ケーブルの余長処理を行うことができる。 【0122】請求項16記載の通信機器用装置架では、対流誘導板の凹部に配置される光ケーブル余長処理具に、光ケーブルを巻回するケーブル巻回部と、このケーブル巻回部から周囲に向けて延在し、対流誘導板の板面と略同一面上に形成される板状のケーブル保持部とを形成したので、ケーブル保持部により、ケーブル巻回部に巻回した光ケーブルが、光ケーブル余長処理具から外れることを防止することができる。 【0123】請求項17記載の通信機器用装置架では、放熱ユニットの側面の後部側に、円弧状の溝部を形成し、この溝部に摺動自在に挿通される案内部材を、対流誘導板の側部に固定したので、放熱誘導板を、水平状態または傾斜状態に回動する際に、放熱誘導板が両側方向に傾くことを防止することができ、常に均等に回動することができる。 【0124】このため、放熱誘導板を回動する際に、放熱誘導板が放熱ユニットの側面に引っ掛かることを防止することができる。請求項18記載の通信機器用装置架では、案内溝の下端を、対流誘導板の前部より高い位置に形成したので、対流誘導板を水平にした状態で、光ケーブルの余長処理を行う際に、放熱ユニットの底部側に沿って、対流誘導板を僅かに傾斜状態に保持することができ、下方の収納ユニットに収納される装置から発生する熱を対流誘導板の傾斜に沿って、外部に逃がすことができる。 【0125】このため、下方の収納ユニットに熱がこもることを防止することができ、光ケーブルの余長処理を、従来に比べ、長時間行うことができる。請求項19記載の通信機器用装置架では、案内部材の周囲に、案内溝内を自在に回転する回転部を形成したので、より円滑に、案内部材を案内溝内に移動することができ、対流誘導板の水平状態または傾斜状態にされる際に、放熱誘導板を、円滑に回動することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000237662 【氏名又は名称】富士通電装株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年(1998)3月17日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−121960 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)4月30日 |
| 【出願番号】 |
特願平10−67211 |
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