| 【発明の名称】 |
電子部品供給装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平本 幸治
【氏名】石井 平
【氏名】今井 聖
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| 【要約】 |
【課題】テーピング部品の幅方向の寸法調整、精度調整を可能とし、電子部品のテーピング幅寸法種類および電子部品のパッケージごとの幅寸法精度のばらつきに対応可能とするとともに、同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきをも吸収し部品供給時の中心ずれの軽減を実現する。
【解決手段】幅方向に無段階に可変させることのできるスライド部3及び4に規正部5及び6を設ける。前記規正部の間隔をテーピング部品の中心に対し均等に可変させるためのクランク機構等のスライド手段を設ける。規正時に所要分開きテープを隙間なく規正する規正爪5(a)及び6(a)を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一定間隔にテーピングされ、軸方向に延出した1対のリード線を有する電子部品の供給装置において、テーピングした電子部品の幅方向に無段階に変位可能な上下1対のスライド部を設け、該スライド部にテーピングした電子部品を規正する規正部と規正部の前面を観音開きするテープ押えを設けたことを特徴とする電子部品供給装置。 【請求項2】 スライド部はベースプレートに設けられたスライド溝に装着され、電子部品の中心線を軸に幅方向に上下に移動するスライド手段により、テーピングの幅方向に無段階に変位することを特徴とする請求項1記載の電子部品供給装置。 【請求項3】 部品規正部はテーピングした電子部品を間欠的に送るための規正爪を備え、各規正爪はテーピングの方向に傾斜した軸を中心に可動することを特徴とする請求項1に記載の電子部品供給装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、軸方向にリード線を有するアキシャル型電子部品をプリント基板に実装する電子部品挿入機の電子部品供給装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下図面を参照しながら、従来のアキシャル型電子部品挿入機の部品供給カセットの一例について説明する。図5は従来の部品供給カセットの立体外観図、図6は従来の部品供給カセットの立体構成図である。図6において、51はベース部、52は規正爪支持部、53は規正爪、54はばね、55はピン、56は上部テープ押さえ、57は下部テープ押さえである。爪53はピン55に軸支され、ばね54によって電子部品のリード方向(図中上下方向)を軸に回転するように取りつけられており、上下の爪間隔は精度維持のため規正爪支持部52の形状によって固定されている。 【0003】次に、図7は従来の部品供給カセットの部品装填図を示す。図7において、60は部品供給カセットにセットされた電子部品であり、矢印61及び62は電子部品の供給方向を示す。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の部品供給カセットでは、爪53の間隔が規正爪支持部52の形状によって固定されるため下記の問題点を有する。まず、電子部品のテーピング幅が大幅に異なる場合、各テーピング幅に合わせて規正爪支持部を製作し、各々専用の電子部品供給カセットを使用しなければならない。 【0005】次に、同一種類の電子部品でもテーピング幅の寸法精度により、図8に示すような問題点が発生する。図8(a)は、電子部品のテーピング幅71が爪の幅70より広い場合を示す。このとき、電子部品は一方の規正爪支持部側に片寄り、その結果図8(a)で示すように、他方の規正爪支持部との間に隙間72が生じ、爪の中心73と電子部品の中心74にずれが生じ、電子部品の挿入精度に悪影響を及ぼす。 【0006】図8(b)は逆に、電子部品のテーピング幅71が爪の幅70より狹い場合を示す。このとき、テーピング部分75が爪53に乗り上げ、電子部品60と爪53との間に隙間76が生じ、次工程への電子部品の受け渡しにおいてエラーが発生する。これら2つの現象はパッケージごとの幅寸法精度のばらつき、同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきにより発生する。 【0007】上記問題点に鑑み、本発明は電子部品のテーピング幅寸法および電子部品のパッケージごとの幅寸法精度のばらつきに対応可能とし、さらに、同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきを吸収し、部品供給時の中心ずれを軽減するための手段を有する電子部品供給装置を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために本発明の電子部品供給装置は、一定間隔にテーピングされ、軸方向に延出した1対のリード線を有する電子部品の供給装置において、テーピングした電子部品の幅方向に無段階に変位可能な上下1対のスライド部を設け、該スライド部にテーピングした電子部品を規正する規正部と規正部の前面を観音開きするテープ押えを設けたものである。 【0009】本発明によれば、電子部品の幅方向の寸法調整、精度調整を可能とし、電子部品のテーピング幅寸法種類および電子部品のパッケージごとの幅寸法精度のばらつきに対し対応可能な電子部品供給装置を提供することができる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、一定間隔にテーピングされ、軸方向に延出した1対のリード線を有する電子部品の供給装置において、テーピングした電子部品の幅方向に無段階に変位可能な上下1対のスライド部を設け、該スライド部にテーピングした電子部品を規正する規正部と規正部の前面を観音開きするテープ押えを設けたことを特徴とするものであり、電子部品の幅方向の寸法調整、精度調整を可能とし、電子部品のテーピング幅寸法種類および電子部品のパッケージごとの幅寸法精度のばらつきに対し対応できる作用を有する。 【0011】請求項2に記載の発明は、スライド部はベースプレートに設けられたスライド溝に装着され、電子部品の中心線を軸に幅方向の上下に移動するスライド手段により、テーピングの幅方向に無段階に変位することを特徴とするものであり、請求項1記載の発明が有する作用に加えて、簡単な手段により正確にスライド部を変位できる作用を有する。 【0012】請求項3に記載の発明は、部品規正部はテーピングした電子部品を間欠的に送るための規正爪を備え、各規正爪はテーピングの方向に傾斜した軸を中心に可動することを特徴とするものであり、請求項1記載の発明が有する作用に加えて、同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきに対して対応できる作用を有する。 【0013】以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の部品供給カセットの立体構成図である。図1において、1はベースプレート、2はベースプレート1に設けられたスライド溝、3及び4はスライド溝2に沿って上下に独立してスライド可能なスライド部で、3は上部スライド部、4は下部スライド部である。5及び6は上部スライド部3及び下部スライド部4に取りつけられ、テーピングされた電子部品を規正する上部規正部及び下部規正部、5(a)及び6(a)は図4(b)にて後述する規正爪の軌跡を実現するためのバネ材折り曲げ部を示す。また、7及び8は観音開きするテープ押さえで、シャフト9によりそれぞれ上部スライド部3及び下部スライド部4に開閉可能に取り付けられている。10はベースプレート1に設けられたスライド部位置決め用の目盛りである。 【0014】図2は図1の実施例における上部スライド部3及び下部スライド部4をスライド溝2に沿ってスライドさせる手段で、電子部品の中心を軸として上下対称に移動可能にした実施例である。例えば、図2(a)は、スライド手段としてリンク機構を用いたもので、リンク15を電子部品の中心位置に軸支し、リンク15の端部に、上部スライド部3及び下部スライド部4に軸支されたリンク15a、15bを設け、リンク15を回動することにより、リンク15a、15bを介して、上部スライド部3及び下部スライド4を上下にスライドさせる。 【0015】図2(b)は、スライド手段として板カム16を用いたもので、板カム16は電子部品の中心位置に軸支され、スライド溝16a、16bを備えている。スライド溝16a、16bには上部スライド部3及び下部スライド部4に植設されたスライドピン16cが挿着されており、板カム16を回動することにより、スライド溝16a、16b及びスライドピン16cを介して、上部スライド部3及び下部スライド部4を上下にスライドさせる。 【0016】図2(c)は、スライド手段として上下逆ねじ17を用いたもので、ねじ17には長さ方向の中心から上下方向に逆方向のねじが設けられており、各ねじに上部スライド部3及び下部スライド部4が螺合され、ねじ17の両端部は両スライド部3、4の外側に設けられた側板17a及び17bに螺着され、ねじ17を一方向に回転することにより、上部スライド部3及び下部スライド部4を上下にスライドさせる。 【0017】図3は部品供給カセット機構の断面図であり、11は上部スライド部3と上部規正部5と上部テープ押さえ7を備えたカセット機構で、12は下部スライド部4と下部規正部6と下部テープ押さえ8を備えたカセット機構であり、各々独立してまたは連動してテーピングの幅方向に移動可能で、13及び14に示すように幅の異なるテーピング部品やパッケージごとのテーピング幅のばらつきにも対応可能である。 【0018】また、図4は同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきに対する対応方法を説明する部品カセット機構の概略図である。図4(a)は、従来のカセットの規正方法であり、爪53は電子部品のリードに平行な軸18で回転し、電子部品のリードに対して直角方向に可動となっている。これに対し本発明のパーツカセットは、図4(b)に示すように、規正爪22、23の軸19がテープの方向に傾けて設けられており、下降時の幅20に対し上昇時の幅21を広くすることができる。さらに、幅20から幅21までのテープ幅精度に任意に対応するために、爪22、23にバネ性を持たせると有効である。これらを同時に実現するための一実施例が図1の板バネ折り曲げ部5(a)及び6(a)である。板バネによりバネ性が付与されるとともに、先端部を斜めに折ることにより、図4(b)に示す規正爪22、23の軸19をテープの方向に傾けて設けたものと同じ効果が得られる。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明は、梯子状のテーピングの中心線を軸に幅方向に無段階に可変させることのできる規正部を有し、さらに規正時に所要分開きテープを隙間なく規正する数対の規正爪を有することで、電子部品の幅方向の寸法調整、精度調整を可能とし、電子部品のテーピング幅寸法種類および電子部品のパッケージごとの幅寸法精度のばらつき及び同一パッケージ内でのテーピング幅精度のばらつきに対し対応可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)8月19日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】岡崎 謙秀 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開平11−68381 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)3月9日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−222803 |
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