| 【発明の名称】 |
ドアを有する装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】江沢 朗
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| 【要約】 |
【課題】ドアとその駆動機構を共通の部材に支持する構成でも最大限の目隠し効果を発揮できるようにする。
【解決手段】外郭部材3と、この外郭部材3の内側で外郭部材3に取付けられるドア支持部材11,13と、外郭部材3の開口3aを埋める閉位置と開放する開位置との間で回動可能にドア支持部材11,13に軸支されるドア9と、閉位置にあるドア9の両端部と外郭部材3との隙間を覆うために開口3aの両縁部に設けられる目隠し部とを備える。目隠し部は、開口両縁部の第1の部分にドア9の回動軸延在方向の幅よりも狭い間隔で配置される第1の目隠し部3q,3sと、開口両縁部の第2の部分にドア9の幅よりも広い間隔で配置される第2の目隠し部3r,3tとを含み、ドア9が軸支されたドア支持部材11,13を外郭部材3に取付ける際、開位置にあるドア9が第2の目隠し部3r,3tの間を通って開口3aを通過できるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口が設けられる外郭部材と、この外郭部材の内側で該外郭部材に取付けられるドア支持部材と、前記開口を埋める閉位置と、前記外郭部材の外側に傾いて前記開口を開放する開位置との間で回動可能に前記ドア支持部材に軸支されるドアと、閉位置にある前記ドアの回動軸延在方向における両端部と前記外郭部材との隙間を覆うために前記開口の両縁部にそれぞれ設けられる目隠し部とを備えたドアを有する装置において、前記目隠し部は、前記開口両縁部の第1の部分に前記ドアの前記回動軸延在方向の幅よりも狭い間隔で配置される第1の目隠し部と、前記開口両縁部の第2の部分に前記ドアの前記幅よりも広い間隔で配置される第2の目隠し部とを含み、前記ドアが軸支されたドア支持部材を前記外郭部材に取付ける際、開位置にあるドアが前記第2の目隠し部の間を通って前記開口を通過できるよう前記第2の目隠し部の配置位置を定めたことを特徴とするドアを有する装置。 【請求項2】 前記ドア支持部材には、駆動源の動力を前記ドアに伝達するための動力伝達機構が支持されていることを特徴とする請求項1に記載のドアを有する装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は外郭部材に設けられた開口を開閉するためのドアを有する装置、特にドアと外郭部材との隙間から装置内部が見えないように目隠し部を設けたものに関する。 【0002】 【従来の技術】フィルム画像表示装置は、装填されたカートリッジのフィルム画像をテレビ画面等に映像として映し出すものであり、装置本体の前部にはカートリッジ装填機構が設けられている。図7はそのカートリッジ装填機構の正面図、図8は同断面図を示し、装置の前パネル3には開口3aが設けられ、この開口3aを開閉可能にドア9が設けられる。ドア9の回動軸9b,9cは装置の底板7に取付けられた軸受け11,13に回動可能に軸支され、一方の軸受け11にはモータ15の出力軸に連結されたピニオンギア17および減速ギア19が支持されている。モータ15の回転は、ピニオンギア17,減速ギア19を介してドア9の切欠きギア9dに伝達され、これによりドア9が開閉駆動される。ドア9にはカートリッジ保持部(不図示)が設けられ、ここにカートリッジを保持させてからドア9を閉じるとカートリッジが装置内に装填され、その後にドア9が開かれるとカートリッジが取り出し可能となる。9aはカートリッジ301が装填されているか否かを外部から確認するための確認窓である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような画像表示装置を組立てる際には、モータ15,減速ギア19およびドア9を予め軸受け11上に組み付けて1つのブロックとし、このブロックを底板7に固定する。その後、パネル3を前方から上カバー5,底板7に対して嵌め込む。この前パネル3の嵌め込みを確実にし、またドア9がパネル3に対して擦れることなく開閉できるように開口3aはドア9の外形よりもやや大きく形成される。ドア9の下部には目隠し部9eが設けられ、ドア9とパネル3の下部隙間から装置内部が見えないようにしている。ドア9の下部(回動軸9b,9cから下の部分)はドア開放時に前パネル3の内側に入り込むため目隠し部を設けるのに何ら支障はないが、ドア上部は開放時に前パネル3の外側に出るため、上部および左右部の隙間を覆うための目隠し部をドア9に設けると組立不能となってしまう。 【0004】そこで、ドア9を軸受け11とブロック化するのをやめ、例えば図9,図10に示すようにドア9の回動軸9b,9cを前パネル3に設けた軸受け3cで支持して前パネル3とブロック化することが考えられる。この方法によれば、予め前パネル3の開口上部および左右部に目隠し部3bを設け、これにて上方と左右の大部分の隙間を隠すことができ、前パネル3の嵌め込みも何ら支障なく行える。しかし、この場合はモータ15,減速ギア19とドア9とが別の部分で支持されることになるので、関係部品の寸法誤差の重なりにより組み立て状態で切欠きギア9dと減速ギア19の位置関係に誤差がでやすく、両者の噛み合いがずれてドア9の駆動に支障を来すおそれがある。 【0005】本発明の目的は、ドアとその駆動機構を共通の部材に支持する構成でも最大限の目隠し効果を発揮できるドアを有する装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1に対応づけて説明すると、本発明は、開口3aが設けられる外郭部材3と、この外郭部材3の内側で外郭部材3に取付けられるドア支持部材11,13と、開口3aを埋める閉位置と、外郭部材3の外側に傾いて開口3aを開放する開位置との間で回動可能にドア支持部材11,13に軸支されるドア9と、閉位置にあるドア9の回動軸延在方向における両端部と外郭部材3との隙間を覆うために開口3aの両縁部にそれぞれ設けられる目隠し部とを備えたドアを有する装置に適用される。そして、開口両縁部の第1の部分にドア9の回動軸延在方向の幅よりも狭い間隔で配置される第1の目隠し部3q,3sと、開口両縁部の第2の部分にドア9の幅よりも広い間隔で配置される第2の目隠し部3r,3tとを設け、ドア9が軸支されたドア支持部材11,13を外郭部材3に取付ける際、開位置にあるドア9が第2の目隠し部3r,3tの間を通って開口3aを通過できるよう第2の目隠し部3r,3tの配置位置を定め、これにより上記問題点を解決する。請求項2の発明は、駆動源15の動力をドア9に伝達するための動力伝達機構17,19をドア支持部材11に支持させたものである。 【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。 【0008】 【発明の実施の形態】図1〜図6により本発明をフィルム画像表示装置に適用した場合の一実施の形態を説明する。図6にフィルム画像表示装置の概略構成を示す。画像表示装置の前面にはカートリッジ装填ドア9が回動式に開閉可能に設けられ、このドア9にフィルムカートリッジ301を納めてから所定操作を行うと、ドア9が回動してカートリッジ301が装置内に装填される。装填されたカートリッジ内のフィルム画像が不図示の撮像装置で撮像され、画像信号がケーブルを介してテレビ等のモニタ装置501に送られ、モニタ装置501の画面に映像として映し出される。また画像信号は装置に装填される保存ディスク401にも記録される。51は装置を操作するためのリモコンである。 【0009】図1〜図5は上記画像表示装置のカートリッジ装填機構を示し、図7,図8と同様の構成要素には同一の符号を付してある。図2に示すように、前パネル3の開口3aの上縁部に目隠し部3pを、左右縁部上側に目隠し部3q,3sを、左右縁部下側に目隠し部3r,3tをそれぞれ一体的に形成する。これらの目隠し部は前パネル3の前面よりもやや奥まった位置に設ける。図1および図3に示すように、ドア9が閉じたとき目隠し部3pの下部はドア上端の内側に位置するので、ドア9の上端と前パネル3との上部隙間を完全に塞いで目隠しすることができる。左右目隠し部3q,3sは、その間隔がドアの幅Wdより狭くなるように形成されており、したがってドア9の左右端部と前パネル3との隙間上部を完全に塞いで目隠しすることができる。 【0010】左右目隠し部3r,3tは、その間隔がドア9の幅(回動軸延在方向の幅)Wdよりごく僅かに広い幅Woで形成されており、したがってドア9の左右端部と前パネル3との隙間下部をかなり有効に目隠しすることができる。図4はドア9が開いた状態を示す。なお、ドア9の下端部には従来と同様の目隠し部9eが設けられている。 【0011】上述のように構成された装置を組立てる際には、モータ15および減速ギア19を予め軸受け11上に組み付けるとともに、この軸受け11と他方の軸受け13にドア9の回動軸9b,9cをそれぞれ軸支させた後、軸受け11,13を底板7に固定する。このようにモータ15,減速ギア19およびドア9を1つの部材11に支持するようにすれば、モータ15のピニオンギア17,減速ギア19およびドア9の切欠きギア9dを予め正確に噛み合わせることができ、組立後にドア9を支障なく駆動することができる。 【0012】その後、パネル3を前方から上カバー5および底板7に対して嵌め込むが、このとき図5に示すようにドア9を予め開状態にしておいてから作業を行えば、ドア9は目隠し部3r,3tの間を通過することになる。目隠し部3r,3tの間隔Woはドアの幅Wdよりも若干広いので、何ら支障なく通過させることができる。そして、一度組み立ててしまえば、ドア9は目隠し部3r,3tより外側で開閉動作することになり、上述のような目隠し機能が実現できる。また関係部品の誤差の重なりによって最終的な組立状態でドア9が開口の中心に位置せず多少左右いずれかに寄ってしまっても、組立時に前パネル3を嵌めるときだけドア9が目隠し部3r,3tの間を辛うじて通ればよく、幅Woの寸法は幅Wdに限りなく近づけて設定でき、目隠し効果を最大限に向上できる。 【0013】以上の実施の形態の構成において、前パネル3が外郭部材を、軸受け11,13がドア支持部材を、目隠し部3q,3sが第1の目隠し部を、目隠し部3r,3tが第2の目隠し部を、モータ15が駆動源を、ピニオンギア17および減速ギア19が動力伝達機構をそれぞれ構成する。 【0014】なお、以上はフィルム画像表示装置にて説明したが、同様なドアを有するあらゆる装置に本発明を適用できる。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、ドアの幅方向の間隔が異なる2種類の目隠し部を設け、開状態にあるドアを間隔が広い方の目隠し部の間を通してドア保持部材と外郭部材との連結を行うようにしたので、ドアとその駆動機構とを共通の部材(ドア支持部材)に支持できるとともに、間隔が狭い方の目隠し部により完全な目隠し効果が図れ、また間隔が広い方の目隠し部によってもその間隔をドアの幅に十分近づけることにより最大限の目隠し効果が図れる。したがって、製品の内蔵物が隙間から見えることがなく、商品としての品位が損なわれることがない。また目隠し部の寸法を特に高い精度で製造する必要もなく簡単な構成で達成できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004112 【氏名又は名称】株式会社ニコン
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月26日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】永井 冬紀
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| 【公開番号】 |
特開平11−17360 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月22日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−170165 |
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