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【発明の名称】 シールドケースの基板収納構造
【発明者】 【氏名】高原 照幸

【要約】 【課題】回路基板を嵌め入れ易く、且つ回路基板を取替えするときに取り外し易くて嵌め入れと取り外しの作業を簡素化することができるシールドケースの基板収納構造を提供する。

【解決手段】シールドケース1のケース本体2の一側面を開放して、三方の側面2a,2b,2cと底面2dとでケース本体2を形成し、対面する二側面2b,2cに、回路基板20を開放側から挿入して支持するための一対のレール部4,4を形成し、ケース本体2に被せる蓋3の一側に、ケース本体2の開放部分を覆うための側蓋部3aを垂下状に形成し、ケース本体2の対面する二側面2b,2cの一対のレール部4,4に回路基板20を挿入して、ケース本体2内に回路基板20を収納し、その後、側蓋部3aをケース本体2の開放部分に位置させて、蓋3をケース本体2に被せるように構成したq
【特許請求の範囲】
【請求項1】ケース本体内に回路基板を収納するようにしたシールドケースの基板収納構造において、ケース本体の一側面を開放して、三方の側面と底面とでケース本体を形成し、対面する二側面に、回路基板を開放側から挿入して支持するための一対のレール部を形成し、上記ケース本体に被せる蓋の一側に、上記ケース本体の開放部分を覆うための側蓋部を垂下状に形成し、上記ケース本体の対面する二側面の一対のレール部に回路基板を挿入して、ケース本体内に回路基板を収納し、その後、上記側蓋部をケース本体の開放部分に位置させて、上記蓋をケース本体に被せるように構成したことを特徴とするシールドケースの基板収納構造。
【請求項2】上記レール部は、上記ケース本体の対面する二側面に内向きに突設され、回路基板の挿入時に、この回路基板が載置される水平向き凸条部と、この水平向き凸条部の上側に所定寸法隔てて内向きに突設され、回路基板が上方へ抜け外れることを阻止するための複数の係止凸部とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシールドケースの基板収納構造。
【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ等の電子機器、電気機器の機器本体内に配設され、ケース本体内に回路基板を収納するようにしたシールドケースの基板収納構造に関する。
【従来の技術】ビテオ等の電子機器、電気機器の機器本体内に配置される機器本体内に配設される従来のシールドケースとして、例えば、図4に示すシールドケース10がある。この従来のシールドケース10は、そのケース本体11が前後左右の4つの側面11a,11b,11c,11dと底面(図示略)と構成され、このケース本体11に回路基本20を嵌め入れた後に蓋12を被せるようにしてある。ケース本体11の左右の二側面11c,11dには、回路基板20を嵌め入れたときに、その底面を支持する複数の突出部(図示略)が設けられ、その上側に回路基板20の上方への抜けを阻止する突起部13が突設されていて、回路基板20を上側から突起部13を押し抜けて複数の突出部(図示略)に支持させた後、突起部13で上側から押さえ、この突起部13と回路基板20の上面とを半田付けによって固定していた。
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のシールドケース10においては、回路基板20を取替え取り外しするときに、突起部13が邪魔になるために、シールドケース10の左右の二側面11c,11dもしくは一側面を矢印a、aに示すように、外向きに広げてから矢印bに示すように上向きに取り出していたので、この取り外し作業が困難であり、作業能率が悪いという問題があった。また、回路基板20を取り外すときに、左右の二側面11c,11dもしくは一側面を外向きに広げなければならないために、これらの側面が変形してしまい、シールドケース10の外形が損なわれるという問題があった。本発明は、上記従来の問題を解消し、回路基板を嵌め入れ易く、且つ回路基板を取替えするときに取り外し易くて嵌め入れと取り外しの作業を簡素化することができるシールドケースの基板収納構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、ケース本体内に回路基板を収納するようにしたシールドケースの基板収納構造において、ケース本体の一側面を開放して、三方の側面と底面とでケース本体を形成し、対面する二側面に、回路基板を開放側から挿入して支持するための一対のレール部を形成し、上記ケース本体に被せる蓋の一側に、上記ケース本体の開放部分を覆うための側蓋部を垂下状に形成し、上記ケース本体の対面する二側面の一対のレール部に回路基板を挿入して、ケース本体内に回路基板を収納し、その後、上記側蓋部をケース本体の開放部分に位置させて、上記蓋をケース本体に被せるように構成したことを特徴としている。請求項2に記載の発明は、上記レール部は、上記ケース本体の対面する二側面に内向きに突設され、回路基板の挿入時に、この回路基板が載置される水平向き凸条部と、この水平向き凸条部の上側に所定寸法隔てて内向きに突設され、回路基板が上方へ抜け外れることを阻止するための複数の係止凸部とで構成されていることを特徴としている。
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシールドケースの基板収納構造の実施の形態について、図とともに説明する。図1は本発明に係るシールドケースの基板収納構造の一例を示す分解斜視図、図2はシールドケースのケース本体に回路基板を収納した状態を示す分解斜視図、図3は回路基板を収納したシールドケースのケース本体に蓋を被せた状態を示す斜視図である。本実施形態のシールドケースの基板収納構造は、図1に示すように、シールドケース1はケース本体2とケース本体2に被せられる蓋3とから構成され、ケース本体2の一側面を開放して、三方の側面2a,2b,2cと底面2dとでケース本体2が形成されている。そして、ケース本体2の対面する二側面2b,2cに、回路基板20を開放側から挿入して支持するための一対のレール部4が形成され、このレール部4は長手方向中央部で所定間隔隔てて形成され、この部分に回路基板20を半田付けして固定するための固定用突起部5が突設されている。また、ケース本体2に被せる蓋3の一側に、ケース本体2の開放部分を覆うための側蓋部3aを垂下状に形成している。更に、レール部4は、ケース本体2の対面する二側面2b,2cに内向きに突設され、回路基板20の挿入時に、この回路基板20が載置される水平向き凸条部4aと、この水平向き凸条部4aの上側に所定寸法隔てて内向きに突設され、回路基板20が上方へ抜け外れることを阻止するための複数の係止凸部4bとで構成されている。尚、レール部4の形状は、これに限定されず、水平向き凸条部4aを所定間隔隔てて上下二列設けて、この上下二列の水平向き凸条部4aの間に回路基板20を挿入するようにしてもよい。このとき、上下二列の水平向き凸条部4aは、長手方向中央部で所定間隔隔てて形成され、この部分に回路基板20を半田付けして固定するための固定用突起部5が突設される。また、ケース本体2の三方の側面2a,2b,2cの外面には、複数の凸条部2dが形成され、蓋3には、これらの複数の凸条部2dに外側から係止され、内向きに折曲された略く字形の係止片3bが複数個垂下状に延設されている。上記のように構成されたシールドケース1は、図1に示すように、ケース本体2の対面する二側面2b,2cの一対のレール部4,4の水平向き凸条部4aと複数の係止凸部4bとの間に、回路基板20を挿入して、ケース本体2内に回路基板20を収納し、その後、図2に示すように、側蓋部3aをケース本体2の開放部分に位置させて、蓋3をケース本体2に被せる。このとき、図3に示すように、ケース本体2の三方の側面2a,2b,2cの外面の複数の凸条部2dに、蓋3の複数の略く字形の係止片3bを係止して、蓋3が外れないようにする。尚、ケース本体2のレール部4,4に回路基板20を挿入して収納した後、必要に応じて回路基板20の上面と固定用突起部5とを半田付けして回路基板20を固定することもできる。また、回路基板20を取替え時に取り外すには、蓋3を上向きに引っ張って複数の略く字形の係止片3bと複数の凸条部2dとの係止状態を解除して、蓋3を取り外した後に、回路基板20と固定用突起部5との半田付け状態を取り除いてから、回路基板20をケース本体2の開放部分から手前に引き、回路基板20をケース本体2のレール部4,4に沿って取り外す。このように、回路基板20をケース本体2のレール部4,4に挿入するだけで回路基板20をケース本体2に収納できるので、回路基板20をケース本体2に嵌め入れ易い。また回路基板20の取替え時にケース本体2の側面を広げる必要がないので、ケース本体2に変形が生じることなく、回路基板20をケース本体2のレール部4,4から引き出すだけで取り外しできるので、回路基板20をケース本体2から簡単に取り外すことができ、回路基板20の取り外し作業を簡素化できる。
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、ケース本体の対面する二側面に形成された一対のレール部に開放側から回路基板を挿入するだけでケース本体内に回路基板を収納できるので、回路基板をケース本体に嵌め入れ易い。しかも、ケース本体から回路基板を取り出すときには、ケース本体の二側面の一対のレール部に沿って回路基板を引き出すことができるので、ケース本体から回路基板を取り出し易くて取り出し作業を簡素化でき、且つ回路基板を取り出すときにケース本体の側面を広げる必要がないので、ケース本体が変形することがなくてケース本体の外形を崩すことがない。請求項2に記載の発明によれば、レール部は、ケース本体の対面する二側面に内向きに突設された水平向き凸条部と、この水平向き凸条部の上側に所定寸法隔てて内向きに突設された複数の係止凸部とで構成されているので、レール部の構造が簡単であり、且つ回路基板を安定した状態で収納でき、しかもレール部を最小限の材料で形成できるので、安価に提供することができる。
【出願人】 【識別番号】000201113
【氏名又は名称】船井電機株式会社
【出願日】 平成9年(1997)6月12日
【代理人】
【公開番号】 特開平11−4092
【公開日】 平成11年(1999)1月6日
【出願番号】 特願平9−154959