| 【発明の名称】 |
ワイヤークランパー |
| 【発明者】 |
【氏名】竹田 雅晴
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| 【要約】 |
【課題】ワイヤーコネクターの線材を束線する専用部品を必要とせず、製品の資材コストを低減する。ワイヤーコネクターの線径及び線量の変動に対して、信頼性の高い最適な枠形状を実現する。
【解決手段】プリント基板10において電子機器の動作を担う電子回路構成部11と、電気機内部のワイヤーコネクターを束線するワイヤーコネクター部12a〜12nと、廃板部13とを分割孔17a〜17nで連接し、プリント基板と同一素材にて一体成形する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電子部品を挿入搭載する挿入孔が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部と複数の分割孔により連接されて1枚のプリント基板を構成するワイヤークランパーであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠及びこのワイヤー包囲枠の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔を備え、前記複数の分割孔により前記電子回路構成部及び前記廃板部から分割されることを特徴とするワイヤークランパー。 【請求項2】 電子部品を挿入搭載する挿入孔が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部とV溝により連接されて1枚のプリント基板を構成するワイヤークランパーであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠及びこのワイヤー包囲枠の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔を備え、前記V溝により前記電子回路構成部及び前記廃板部から分割されることを特徴とするワイヤークランパー。 【請求項3】 電子機器内の被固定物に挿入される突出片を前記ワイヤー包囲枠から延長して設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤークランパー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤークランパーに関し、特に、プリント基板を内部に配して構成される電子機器内のワイヤーの束線技術に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、電子機器製品全般においては、その内部が複数個の電気部品並びにプリント基板により構成され、それぞれ電気的相互接続を得るためのワイヤーコネクターが併用されている。このワイヤーコネクターは、機器本体の有する性能において電気的相互干渉の問題を回避するため、また、機器本体の信頼性の観点から、熱問題並びに各種認証制度取得に際し指定部位より一定距離の確保を義務づけられており、機器内部において特定の配置を行い、ワイヤーコネクター自体の遊動を防止しなければならない。この様な問題を解決するために、ワイヤーコネクターを機器内部構造上の特定箇所に対し、固定又は安定配置する目的でワイヤークランパーが幅広く使用されている。 【0003】次にこの様な従来のワイヤークランパーの動作を図面を参照して説明する。図5(a)及び図5(b)はそれぞれ従来のワイヤークランパーの平面図、図6は図5(a)及び図5(b)の従来のワイヤークランパーの装着状態を説明するための斜視図である。従来のワイヤークランパーは、図5(a)及び図5(b)に示すとおり、別体の分離した単一部品1a、1bの構成において、図6に示すワイヤー19を挿通孔2a、2bから挿通し、包囲枠3a、3bにより囲むことにより、ワイヤーが包囲され、電子機器内部に造作なく配されたワイヤーを整然と配することができる。さらに、図5(b)に示すようなワイヤークランパー1b自体の外形に形成された突出片4を製品内部の諸構成物に挿入することにより包囲されたワイヤー群の遊動を防ぐ役割を果たすことになる。この様に従来のワイヤークランパー1a、1bは、前述の作用を果たす目的を持った、別体の専用部品として存在していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来のワイヤークランパーは、次に列挙するような課題があった。すなわち第1点として、製品内部のワイヤーコネクターを束ね保持するワイヤークランパーは、ワイヤーコネクターの線材19を挿通する形状を備えた、一般的にはビニール素材からなる、束線の専用部品1a、1bを必要とし、製品の原価における資材コストの上昇を引き起こすという課題があった。 【0005】第2点として、従来のワイヤークランパーは別体の束線専用部品1a、1bであることから、既成の種類は限られており、ワイヤークランパー自体の形状並びに包囲枠の形状や内径は限定され、挿通されるワイヤーコネクターの線径及び線量の変動に対して、束線されるワイヤーコネクターに最適な枠形状を実現することはできないので、製品内部配線の安定保持において、信頼性を損ねてしまうという課題があった。 【0006】したがって、本発明の目的は、別体の専用部品を使用することなく、ワイヤーコネクターの安定保持を実現するワイヤークランパーを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は次に列挙する新規な特徴的構成手段を採用する。本発明の第1のワイヤークランパーは、電子部品を挿入搭載する挿入孔が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部と複数の分割孔により連接されて1枚のプリント基板を構成するワイヤークランパーであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠及びこのワイヤー包囲枠の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔を備え、上記複数の分割孔により上記電子回路構成部及び上記廃板部から分割されることを特徴としている。本発明の第2のワイヤークランパーは、電子部品を挿入搭載する挿入孔が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部とV溝により連接されて1枚のプリント基板を構成するワイヤークランパーであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠及びこのワイヤー包囲枠の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔を備え、上記V溝により上記電子回路構成部及び上記廃板部から分割されることを特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施の形態によるプリント基板上のワイヤークランパーを説明するための全体構成平面図であり、図2はこの第1実施の形態のワイヤーコネクターの連設形状を示す拡大斜視図であり、図3は第2実施の形態のワイヤーコネクターの連設形状を示す拡大斜視図であり、図4は第1及び第2実施の形態のワイヤーコネクターの装着概念図である。 【0009】本発明の第1実施の形態のワイヤークランパーは、電子部品を挿入搭載する挿入孔14が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部11及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部13と複数の分割孔17a〜17nにより連接されて1枚のプリント基板10を構成するワイヤークランパー12a〜12nであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠15及びこのワイヤー包囲枠15の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔16を備え、上記複数の分割孔17a〜17nにより上記電子回路構成部11及び上記廃板部13から分割されることを特徴としている。 【0010】すなわち、本発明の第1実施の形態によるワイヤークランパーは、図1及び図2に示すように、電子機器内部を構成するプリント基板10において電子機器の動作を担う電子回路が、銅箔により結線されている電子回路構成部11と、電子機器内部のワイヤーコネクターを束線するワイヤークランパー部12a〜12nと、電子機器内部にプリント基板を取り付ける際の外形規制により不要となる廃板部13とから構成される。また、電子回路構成部11は、複数の電気部品を挿入搭載する挿入孔14により構成される。さらに、ワイヤークランパー部12a〜12nは、ワイヤーを保持する包囲枠15と、この包囲枠15の一部を切り欠くことにより設けられたワイヤーを挿通する挿通孔16とから構成されている。加えて、プリント基板10においては、それぞれの電子回路構成部11と、ワイヤーコネクター部12a〜12nと廃板部13とは分割孔17a〜17nにより連接されており、一枚のプリント基板10として構成されている。 【0011】次に本実施の形態のワイヤークランパーの使用方法について説明する。本実施の形態によるワイヤークランパー部12a〜12nは、プリント基板10の一部として設計され、プレス金型によるプリント基板作成の工程にてプリント基板10と同一素材にて成形される。このプリント基板10は、電子機器の製造工程では、プリント基板組立工程において、電子回路構成部11にはその電気部品挿入孔14に対して各電気部品が搭載され、さらに、電子機器の筐体組立工程において電気部品が搭載されたプリント基板10は、電子機器の内部取付において分割孔17a〜17nにより電子回路構成部11とワイヤークランパー部12a〜12nとに分割される。 【0012】さらに、図4に示すとおり、電気の内部配線工程において電子機器内部のワイヤー群19は分離されたワイヤークランパー部12a〜12nのワイヤー挿通孔16に挿入され、包囲枠15により囲まれることにより配線作業が行われる。また、ワイヤーコネクター部12a〜12nの外形状に任意の突出片20を設け、この突出片20を電子機器内部の被固定物に挿入することでワイヤー群19は機器内部の特定の位置に固定される。 【0013】本発明の本実施の形態によれば、ワイヤーコネクター19を束ね保持するワイヤークランパー12a〜12n自体を、機器内部の構成部品となるプリント基板10自体に具備したので、専用の束線部品を必要とせず、プリント基板10を分割することでプリント基板10自体から得られるワイヤークランパー12a〜12nを使用可能であるので、製品の原価における資材コストを低減することができる。さらに、使用する電子機器に対し、個別に、プリント基板10の作図毎に形状を決定できるので、ワイヤークランパー部12a〜12nに収納するワイヤーコネクター19の線径及び線量に左右されず、束線されるワイヤーコネクター19に最適なワイヤー包囲枠15を形成可能であるので、製品内部配線において、信頼性を向上させることができる。 【0014】次に本発明の第2実施の形態について図面を参照しながら説明する。図3は、本発明の第2実施の形態を示す斜視図である。本発明の本実施の形態のワイヤークランパーは、電子部品を挿入搭載する挿入孔14が形成され電子機器の動作を担う電子回路が形成される電子回路構成部11及び電気部品を取り付ける際に不要となる廃板部13とV溝18a〜18nにより連接されて1枚のプリント基板10を構成するワイヤークランパー12a〜12nであって、ワイヤーを保持するワイヤー包囲枠15及びこのワイヤー包囲枠15の一部を切り欠くことにより設けられワイヤーを挿通するためのワイヤー挿通孔16を備え、上記V溝18a〜18nにより上記電子回路構成部11及び上記廃板部13から分割されることを特徴としている。すなわち、第1の実施の形態では電子回路構成部11とワイヤーコネクター部12a〜12nとの連結を分割孔17a〜17nで構成していたのに対し、この第2実施の形態ではプリント基板の表裏面から与えた貫通しないV字溝18a〜18nにより分割線を形成しているものである。 【0015】なお、第1及び第2の実施の形態では、電子回路構成部11とワイヤークランパー部12a〜12nとをプリント基板10の端部に配したが、これらの位置関係は電子回路部11以外の廃板部13部分の如何なる位置にも形成して構わない。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のワイヤークランパーによれば、第1点として、ワイヤーコネクターを束ね保持するワイヤークランパー自体を、機器内部の構成部品となるプリント基板自体に具備したので、専用の束線部品を必要とせず、プリント基板を分割することでプリント基板自体から得られるワイヤークランパーを使用可能であるので、製品の原価における資材コストを低減することができる。 【0017】第2点として、本発明のワイヤークランパーは、使用する電子機器に対し、個別に、プリント基板の作図毎に形状を決定できるので、ワイヤークランパー部に収納するワイヤーコネクターの線径及び線量に左右されず、束線されるワイヤーコネクターに最適なワイヤー包囲枠を形成可能であるので、製品内部配線において、信頼性を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001937 【氏名又は名称】日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)6月12日 |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開平11−4087 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)1月6日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−155168 |
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