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【発明の名称】 |
携帯電話用の表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】長谷川 祥典 【氏名】青井 正司 |
【課題】他人の携帯式電話機に対する着呼で表示動作が行われることを未然に防止しながら、自己の保有する携帯式の電話機10における動作状態を離間した位置で的確に把握することを可能とする。
【解決手段】携帯式電話機10に内蔵する親機28と携帯型の子機32とから構成され、電話機10から有線状態で送られる各種信号を親機28が検出すると、その検出内容に対応した信号S3を無線状態で送出する一方、子機24側でその信号S3を検出すると、その検出内容に対応した表示を子機24側に内蔵した表示手段で行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯式の電話機(10)上に配設される親機(28)と、該親機(28)から離間して配設される子機(32)とから構成され、上記した電話機(10)は、所定の検知動作と連動して第1の信号を出力可能とする端子を備え、上記した親機(28)は、電話機(10)に対して着脱自在に取り付けられるとともに、上記した電話機(10)側の出力端子に接続可能な信号の入力端子を備え、電話機(10)側から送られる第1の信号の入力と連動して第2の信号を無線状態で送出可能とする一方、上記した子機(32)は、親機(28)から出力される第2の信号を検出すると所定の表示動作を行うことを特徴とする携帯電話用の表示装置。 【請求項2】 上記した電話機(10)側の出力端子が電池室(18)内にあって、親機(28)が、電池室(18)を閉じる蓋体(26)と一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の表示装置。 【請求項3】 上記した電話機(10)から親機(28)に送られる第1の信号は複数種類あって、上記した親機(28)から送出される第2の信号は、電話機(10)側から送られる第1の信号の種類に対応したコードにより特定されるものであり、上記した子機(32)は、コードの違いに対応した第3の信号を出力可能とするとともに、第3の信号に対応した内容の表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載の表示装置。 【請求項4】 上記した電話機(10)から親機(28)に送られる第1の信号で特定される表示内容は、着信時の表示と、受信強度の表示と、スケジュールの表示と、電池の状態表示と、特定相手の表示の内から1または複数選択される請求項3記載の表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、携帯式の電話機における表示をその電話機から離間した位置で表示する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、携帯式の電話機の呼出音は、機種の違いに拘らず類似した音色の単一周波数による電子音を使用しているため、複数人が同時に携帯電話機を保有している場合、どの電話機に着信したのか判別することが難しい。 【0003】かかる不都合に対し、着信時に電話機から基地局に向けて送出される着信応答信号の出力電力が大きいことを利用し、この信号を検知して別に備えたバイブレータを作動させることにより、着呼時期を振動で知らせるものも提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した応答信号を利用したバイブレータは、鞄の中などに収納した電話機への着呼時期をそれから離間した位置で認識できる様にしたものであるから、その検出感度はある程度高くする必要があり、ともすると周囲に存在する他人の電話機の着呼時においても誤って反応してしまう問題があった。 【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであって、他人が所有する携帯式の電話機に対する着呼で表示動作が行われることを未然に防止しながら、携帯式電話機における各種の表示状態を離間した位置から的確に把握可能な表示装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明にかかる表示装置は、図1に示す如く、携帯式の電話機10上に配設される親機28と、その親機28から離間して配設される子機32とを備え、上記した電話機10は更に、所定の検知動作と連動して第1の信号を出力可能とする端子を備える。 【0007】上記した親機28は、電話機10に対して着脱自在に取り付けられるとともに、上記した電話機10側の出力端子に接続可能な信号の入力端子を備え、電話機10側から送られる第1の信号の入力と連動して第2の信号を無線状態で送出可能とする一方、上記した子機32は、親機28から出力される第2の信号を検出すると所定の表示動作を行うことを特徴とする。 【0008】上記した電話機10側の出力端子38が図3の様に電池室18内にあって、親機28が、電池室18を閉じる蓋体26と一体に形成することが好ましい。また上記した電話機10から親機28に送られる第1の信号を複数種類とし、上記した親機28から送出される第2の信号は、電話機10側から送られる第1の信号の種類に対応したコードにより特定されるものであり、上記した子機32は、コードの違いに対応した第3の信号を出力可能とするとともに、第3の信号に対応した内容の表示を行うことができる。 【0009】 【発明の効果】本発明は上記の如く、電話機10側から表示に必要な信号を取り出すとともに、親機28から無線状態で子機32に信号を送り、子機32側で所定の表示を行う様にしたので、他人が所有する携帯式の電話機に対する着呼で不要な表示動作が行われることを未然に防止しながら、電話機10における各種の表示状態を離間した位置から的確に把握できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる表示装置をPHSに実施した一例を示すがこれに限らず、デジタル式やアナログ式の携帯電話機を始めとする、各種形式の携帯可能な電話機に対しても略同様に適用できることは勿論である。 【0011】ここでPHSタイプの電話機10は、基本的には図1で示す様な構成を共通に有する従来と略同様な構成のものであって、内部に図4に例示する所定の電子回路12を内蔵した扁平な矩形状の本体ケース14を備え、その前面側には図示しない受話用のスピーカ、表示器、操作キー部、および送話用のマイクを設け、上面側で一方の側面に寄った位置にアンテナ16を配設するとともに、裏面下側には電池室18を形成している。 【0012】電池室18は、図2および図3に示す如く、内部に充電池20を備えた電池パック22が着脱自在に収納できる大きさの空間を本体ケース14の内部に備え、更に電池室18の開口24を蓋体26で開閉自在に閉じている。 【0013】本発明を実施する電話機10は、上記した構成に加えて、電池室18内に各種表示信号の出力手段を設ける一方、蓋体26の内部に親機28の電子回路30を一体に収納するとともに、外部に子機32を備えたことを特徴とする。 【0014】電池室18の内部に設ける信号の出力手段は、電池室18の底面34から端子台36を伸ばし、その端子台36の上に3つの電極端子38を所定の間隔を設けて直線状に配設したものである。なお本実施例にあっては、図4に示す如く、充電池20から出力される電源電圧を出力するための2つの端子38a・38bと、着信時にリンガやバイブレータ等の着信表示手段を駆動するために制御部40から出力される着信信号を出力するための1つの端子38cとを備えている。 【0015】蓋体26は、下縁に電池室18側の係止溝42に嵌まる係止爪44を突設する一方、上縁に電池室18内へ向けて出没可能に伸びる爪体46が嵌まる取付溝48を設け、電池室18の開口24を電池パック22を収納した状態で着脱自在に閉じる。 【0016】蓋体26は更に、その内面側に隔壁50を設けて外周壁52との間に親機28の収納室54を設ける一方、電池室18側に設けた端子台36との当接位置に、その端子台36が嵌まるソケット56を備え、ソケット56内で端子台36上の電極端子38との対応位置に備えた入力端子58を介して親機28と電話機10とを電気的に接続する。 【0017】親機28は、図4に示す如く、IDエンコーダ60と送信機62とから構成され、電話機10側から出力される制御信号S1でIDエンコーダ60を始動し、更にIDエンコーダ60から出力されるIDコード信号S2で送信機62の作動時期を規制するものである。 【0018】IDエンコーダ60はTX1〜4の4つのチャンネル選択端子を備え、その選択端子に対する入力信号が「H」の場合はスタンバイモードとなって低消費電流状態を維持するが、任意の端子を接地して「L」レベルにすると、その端子に対応するID番号を特定するシリアル状のIDコード信号S2が出力側から取り出される。 【0019】本実施例にあっては1種類の表示動作のみを行うことを想定し、第1チャンネルの選択端子TX1にスイッチング素子64を備え、上記した電話機10の制御部40から出力される制御信号S1の入力と連動してそのスイッチング素子64をオンすることによってIDエンコーダ60を始動させ、送信機62に第1チャンネルを特定するIDコード信号S2を送る。 【0020】送信機62は、電源電圧の印加と連動して例えば300MHz帯のキャリア信号を発生する水晶発振器であって、更に電源との間にスイッチング回路66を備え、前記したIDエンコーダ60から送られるIDコード信号S2でスイッチング回路66をオンオフ制御することにより、送信機62から出力されるキャリア信号をIDコード信号S2で断続する。この出力信号S3は、回路基板上にプリント配線で形成された送信アンテナ68によって、電話機10とは離間して配設した子機32に向けて無線状態で送られる。 【0021】子機32は、例えば胸ポケットに収納可能な小型のケース70内に、図5に例示する如く、親機28の送信機62によって無線状態で送られる信号S3からIDコード信号S4を取り出す受信機72と、IDコード信号S4のデコーダ74と、そのデコーダ74から出力される表示信号S5の入力時期と連動して動作するバイブレータ76とから構成される電子回路78を収納している。 【0022】受信機72は、受信アンテナ80を介して同調回路82において、送信機62におけるキャリア信号の周波数である300MHz帯の信号S3を選択的に取り込み、高周波増幅回路84で増幅したあと、その信号を検波回路86に入力する。 【0023】検波回路86は、外部に接続した局部発振回路88によって周波数を逓減したあと、ベースバンド状態のIDコード信号S4を出力端子から取り出す。取り出されたIDコード信号S4は波形整形回路90に入力して矩形波状に波形整形したあと、IDデコーダ74に入力される。 【0024】IDデコーダ74は、親機28側で設定されるチャンネルTX1〜4に対応し、選択されたチャンネルを特定するIDコード信号S4が入力されると対応する出力端子RX1〜4から取り出される表示信号S5を「H」レベルから「L」レベルに変化させるとともに、ケース70の上面に備えた発光素子92を点灯処理することにより、親機28側からの信号S3を受信したことを表示するものである。 【0025】本実施例にあっては、親機28側で第1チャンネルTX1を固定的に選択しているので、第1チャンネルRX1の出力側にスイッチング回路94を備え、そのスイッチング回路94を表示信号S5でオンさせることによりバイブレータ76のモータ96に通電し、モータ96を回転して振動により着信時期を知らせるのである。この振動による表示状態は、ケース70の上面に備えたリセットスイッチ98を押すことにより解消され、次の信号入力があるまで間欠的な受信状態を維持するのである。 【0026】なお、バイブレータ76のモータ96に印加する電圧Vsを、印加開始から直線的あるいは段階的に徐々に増大させる制御を行うことにより、強い振動が急激に発生することによる心理的な衝撃を和らげることができる。 【0027】ところで子機32は常時携帯するものであるから、できるだけ小型化する必要があるために使用電池の個数も1つに限定することが好ましいが、IC化された各回路の駆動電圧は複数本の電池を要求するものが多い。そこで本実施例における電源回路100にあっては、電源として1.5Vの電池102を1本のみ使用するとともに、昇圧回路104を備え、例えば4.5V程度のIC駆動用の電圧Vsを確保している。 【0028】更に、電池102と昇圧回路104の間に、手動の電源スイッチ106と、発振回路108による間欠的なオンオフ動作をする自動スイッチ110とを備え、操作者が電源スイッチ106をオンして駆動時期を選択し、更に発振回路108の周波数で規定される時間間隔で間欠的にIC駆動用電圧Vsが出力される様にしている。 【0029】また、IDデコーダ74の出力端子から自動スイッチ110の入力側に表示信号S5が印加され、特定のIDコード信号S4が受信されるまでは出力端子からの表示信号S5が「H」レベルのため、発振回路108で規定される間欠的な駆動による節電状態にあるが、IDコード信号S4の受信と連動して自動スイッチ110への入力レベルが「L」となり、自動スイッチ110を強制的にオンして昇圧回路104に常時に電池電圧を印加することにより、受信機72を継続して動作させる。 【0030】なお、電話機10側の表示手段において区別して表示できる内容であれば、上記した端子台36に電極端子38を増やし、その端子から必要な信号を制御部40から取り出して利用することも可能である。電話機10の制御部40から取り出し可能な信号として、その箇所における電界強度が電話通信に適するか否かの表示、時計機能を使用したスケジュール管理の表示、使用中における電池切れ表示および充電中における満充電表示、予め設定した特定の電話番号で着呼したことの表示をするための信号があげられるが、それらに限定されるものではなく任意に選択できることは勿論である。 【0031】また前記の場合は、各内容の表示毎に電話機10側に信号の出力端子を個別に備える一方、親機28側では各出力端子に対応させて入力端子58を備えるとともに、各入力端子58をIDエンコーダ60におけるTX1〜4のチャンネル選択端子に分離して接続することにより、電話機10の表示内容に対応して異なったIDで変調された信号が親機28から出力される。一方子機32側では、IDコードの違いに対応してIDデコーダ74におけるRX1〜4の対応する出力端子から分離して表示信号が出力されるので、それに対応させて異なった表示を行わせることも可能である。 【0032】また上記した実施例では、蓋体26と電池パック22とが分離した形式のものに実施した一例を示したがそれに限らず、蓋体26が電池パック22と一体になった形式のものであってもよい。また親機28を蓋体26と一体に形成するのではなく、薄板状の別体として形成するとともに、電池室18の底面34と電池パック22間に介装するなど、親機28の電子回路30を収納するケースの形状および配設位置は任意に変更できる。 【0033】更にまた子機32側の表示方法も、バイブレータ76による振動表示に代えて、あるいはそれに加えて音響あるいは光により表示させるなど、その表示方法は適宜変更して実施できる。液晶により図形やグラフで表示することもできる。更に、親機28および子機32に備える各種の機能を専用の電子回路で実現するのに代えて、あるいは加えて、1チップマイコンによりソフトウェアで実現することも可能である。 【0034】また子機32側のケース70の形状も、ペン形状、カード形状、ペンダント形状、キーホルダ形状あるいは腕時計形状など、任意に変更できる。更に子機を携帯電話用の表示手段として単独で構成するばかりでなく、ゲーム機や時計など、他の機能部品と一体に構成してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005049 【氏名又は名称】シャープ株式会社 【識別番号】000164461 【氏名又は名称】九州日立マクセル株式会社
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| 【出願日】 |
平成9年(1997)11月25日 |
| 【代理人】 |
【弁理士】 【氏名又は名称】折寄 武士
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| 【公開番号】 |
特開平11−164370 |
| 【公開日】 |
平成11年(1999)6月18日 |
| 【出願番号】 |
特願平9−340761 |
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